❾一世紀に一人の天才メジャーリーガー大谷翔平(1994年7月5日 生まれ)、こんな野球選手、みたことがない!2021年~2023年12月12日の軌跡:

メジャーリーガー大谷翔平、こんな野球選手、みたことがない!

   デコピン


1994年7月5日 生まれ(2022年現在、年齢 28歳)



大谷曼荼羅




デコピン君と大谷翔平






スポーツ:メジャーリーガーの世界

ヤンキースのジャッジと大谷翔平



今季のメジャーリーグで大フィーバーを巻き起こし続けてきた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。多くのファンや識者を虜にしてきたサムライには、往年の天才スラッガーも夢中になっている。

 周知の通りだが、今季の大谷は凄まじい。打っては両リーグトップの40本塁打だけでなく、打点(88)やOPS(1.003)もハイアベレージを記録。投げても18先発で8勝を挙げ、防御率も2.79。安定感は日増しに良くなっている印象すらある。

 今夏に行なわれたMLBオールスターでは、史上初となる“二刀流”選出を受けた。そんな当代屈指のタレント性を見せつける27歳の天才には、米球界の“超一流”も熱い視線を送る。元ニューヨーク・ヤンキースの主砲アレックス・ロドリゲスは、現地時間8月22日のクリーブランド・インディアンス戦で、米放送局『ESPN』のゲスト解説として出演し、大谷の活躍に「彼に疑いの余地はない」と絶賛。さらに現球界のスターたちを引き合いに出し、こう続けた。

「オオタニはあらゆるユニークな才能をたったひとりの人間で合成させた存在なんだ。パワーはブライス・ハーパーで、ピッチングのスキルはマックス・シャーザー。スピードはトレイ・ターナーだ。彼らの能力が完璧に一体化しているんだ」

かく言うロドリゲスも、かつては「天才」と称されたレジェンドである。キャリア22年での主な通算成績は、3115安打、696本塁打、329盗塁、2086打点。これらを積み重ねる間に数々のメジャー記録も残してきた。

 そんなロドリゲスにとっても、やはり大谷は異次元である。46歳の元スーパースターは、次のように評した。

「いいかい? この若者(大谷)が成し遂げていることは、今を生きるほとんどの人が誰もみたことがないんだ。それくらい貴重な才能の持ち主だよ。間違いなくテレビで必見の存在だね」

 いまや、一世紀に一人の天才と称されることも少なくなくなった。大谷の一挙手一投足には、シーズンが熾烈さを増すなかで、より注目度が上がっていきそうだ。


大谷翔平とミゲル・カブレラ

大谷がいかに前人未到の領域にいるかを力説した同氏は、その言動にもクローズアップ。今月18日(現地時間)、メジャー通算500号本塁打が掛かっていた三冠王打者ミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)に投手として対峙した。その試合後のコメントを引き合いに出し、その人間性も褒めちぎったのである。

「あの試合で、我々はオオタニ相手にミゲル・カブレラが500本塁打が実現するかに注目していた。そんな試合後の彼は、『早く(カブレラが500号を放つところを)見たい』と話したんだ。本当に頭が下がる思いだった。彼のやることなすことすべてが超一流なんだ。彼のすべてがだ! こんな人間を他に見ることはない。

 走っても良し、守備も良し、打っても良し。そしてマイクの前でもファーストクラスの品格を持っている。私は彼が球界の顔であることに感謝したい。もちろん、唯一の顔ではないかもしれないけどね」

 フィールド内外で人びとに感動を運ぶ男。いまや球界のアイコンとも言うべき存在となった大谷から、ますます目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
     ヤンキースのジャッジ、スタントンと大谷翔平。


大谷翔平、マウンド上しゃがみこんだ“心配の仕草”に米ファン虜「彼の全てが好き」
2022/7/8(金) 6:13配信

投打躍動のマーリンズ戦、マウンド上の仕草とは

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地マーリンズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。投手としては7回2安打1失点(自責点0)、10奪三振と好投し、打っては5回の第3打席で勝ち越しの2点タイムリーを放った。5-2の勝利に貢献し、今季8勝目をマーク。試合中にはマウンド上でビックリ仰天する出来事があったが、米ファンからも「ただ彼の全てが好き」「彼を愛さずにいられるか?」などと注目されていた。








大谷も思わず驚いた。3回のマウンドだ。相手の3番打者クーパーを外角低めに鋭く落ちるスプリットで空振り三振に仕留めたが、クーパーの手からバットが滑って三塁側ベンチ方向へ。勢いよく防球ネットに直撃し、誰にも当たることはなかったが、マウンドの大谷は少ししゃがみこむようなリアクション。肩をすくめていた。米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が、相手ベンチを気遣った咄嗟の行動が話題になっている。リアル二刀流で出場した9日(日本時間10日)、本拠地レッドソックス戦。打っては決勝12号2ランを放ち、投げても7回4安打1失点の力投で今季4勝目を挙げた。注目されたのが、登板中に相手ベンチを襲ったファウルに“注意喚起”する気遣い。このシーンに「なんて礼儀正しい」「良い人すぎる」などの称賛が集まっている。

 実際の映像を米地元放送局「バリー・スポーツ・フロリダ」公式ツイッターが公開。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリストのベン・バーランダー氏は「ショウヘイ・オオタニ以上にファンと選手の安全を心配する人はいない」と大谷の優しさが垣間見えた仕草に注目したほか、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」公式ツイッターも「ショウヘイは今夜、全てを出し尽くした」とリアクションに注目していた。

 これらの投稿には米ファンも反応。コメント欄に「ただただ彼の全てが好き」「この男は全てやる! 真のMVPだ」「偉大なプロ選手なだけでなく、大衆の味方でもある(笑)」「彼を愛さずにいられるか?」「彼は毎日全力よね」「ショウヘイがMVP受賞しなかったら野球をボイコットする」などとコメントが集まっていた。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる米投球分析家ロブ・フリードマン氏がこのシーンに脚光を浴びせた。自身のツイッターに「レッドソックスベンチにファウルが飛んで、大声を出して警告するショウヘイ」とつづって、実際の映像を公開。米ファンからは「みんなが怪我なく野球を楽しむことを考えている」「ボストンのみんなもショウヘイが大好き」「彼はなんて礼儀正しいんだ」「ショウヘイはクール」「地球上でショウヘイが1番好きだ」などのコメントが寄せられた。投打の躍動でチームの連敗を4で止めた大谷。表情や反応にも注目が集まるのも、スターならではだった。


大谷翔平、大乱闘で興奮の相手を鎮めた行動 海外女性ファン虜「嫉妬しちゃうわ」
2022.06.27

米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が出場した2022年6月26日(日本時間27日)の本拠地マリナーズ戦で大乱闘が起きた。両軍入り乱れる殴り合いで計8人が退場。米メディアが動画を公開している中、大谷の取った行動が脚光を浴びた。海外女性ファンは「嫉妬しちゃうわ(笑)」と虜になっている。
両軍総出の大乱闘、大谷翔平が取った行動とは


エンゼルス時代の大谷

 米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が出場した26日(日本時間27日)の本拠地マリナーズ戦で大乱闘が起きた。両軍入り乱れる殴り合いで計8人が退場。米メディアが動画を公開している中、大谷の取った行動が脚光を浴びた。海外女性ファンは「嫉妬しちゃうわ(笑)」と虜になっている。

 大乱闘の中で大谷が思わぬ脚光を浴びた。2回先頭、エンゼルスの先発ワンツがウィンカーに死球。ここから殴り合いの大乱闘に発展した。両軍総出で体当たりにグーパンチ。大谷もベンチを飛び出し、乱闘に加わろうとする相手のピート・ウッドワース投手コーチを後ろから抱きかかえた。後方まで引きずり出されたウッドワースコーチは、大谷の顔を確認。ポンポンと胸を叩かれ、諦めた様子だった。

 米メディアが続々と動画を公開する中、米スポーツベッティングサイト「ドラフトキングス」公式ツイッターは「オオタニにハグをされたら自分も笑顔になるだろうね」と注目。ツイッター上の海外ファンからも「ショウヘイは両腕でハグをして乱闘を止めようとしていた」とコメントが上がったほか、女性ファンと思われるアカウントからも「彼は誰かを両腕でハグしていたみたいね」「嫉妬しちゃうわ(笑)。アメージングなハグをするでしょうね」と歓喜の声が相次いだ。

「3番・DH」で出場した大谷は2打数無安打2四球。チームは2-1の勝利を収めた。

(THE ANSWER編集部)


MVP受賞 二刀流生みの親・栗山英樹さんが語る「大谷翔平のすべて」
注目の連載 
野球
毎日新聞 2021/11/19 08:59(最終更新 12/10 15:55)



米大リーグで2021ア・リーグ最優秀選手(MVP)を受賞したエンゼルスの大谷翔平選手(27)には、投打二刀流の「生みの親」がいる。古巣のプロ野球・日本ハムで今季まで監督を務めた栗山英樹さん(60)がいなければ、世界を熱狂させる「SHO―TIME」は生まれなかっただろう。ユニホームを脱いだ栗山さんが、二刀流誕生から今までの「翔平のすべて」を語った。

「もう翔平とは野球をやりたくない」
 大谷選手がMVPを獲得したという事実一つで、栗山さんの「千里眼」の証しとなるはずだ。だが、栗山さんは日本ハムで大谷選手と共にした5年間を誇らしげに語ろうとはしなかった。「もう、翔平とは二度と野球をやりたくない。僕がもし決断を間違えると、野球界の大切な宝を壊してしまうといつも思っていました。でも大事にしすぎると、みんなが驚くような成長は遂げられない。壊れないか、ただただ怖かった」

 メジャー4年目の今季、大谷選手は初めて投打で本格出場。「打者」として本塁打46本で100打点、26盗塁をマーク。「投手」としては9勝2敗と上々の成績を残した。「ベーブ・ルース以来」と言われる活躍に日米は沸いたが、大谷選手は今季の成績を「最低ライン」とだけ表現した。栗山さんも、ここが出発点と意識する。「大リーグに送り出す時、打者だけなら本塁打王、投手だけならサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を取れると信じて送り出した。でも投打両方やってこの結果ですから、まだまだいけますよ。これからどう数字を伸ばすか計り知れないのに、今季の活躍ぐらいで『すごい』と褒められたら、僕は納得できない

 1年目は右肘、2年目は左膝にメスを入れた。「二刀流」が彼の代名詞となるまで4年の歳月がかかった。15日に東京都内の日本記者クラブで記者会見した大谷選手は、けがとの闘いについて「不安はあったが、焦りはなかった」と語った。本音とは受け取りがたい発言だが、栗山さんはこれに共感したという。「もし投手しかしていなかったら、1年以上ゲームから離れることになる。でも、翔平は手術して間もなく打者として試合に出られた。それが投打の両方をやる意義で、間違いなく精神的に落ち着いたはずです」と推察する。

 今季、二刀流ながら本塁打王争いを演じる姿に日米が熱狂したが、栗山さんはあえて辛口だ。「口には出さなかったけど、誰よりも僕が翔平に取らせてあげたかった。異国の地でタイトルを取る難しさも、四球で勝負してくれない悔しさも分かります。それでも、最後の2カ月間でホームランにできる球が100球はあった。それを捉えられなかったのが現実で、さらに違うレベルの努力をすべきだということです」

 一方でシーズン後はタイトルの受賞ラッシュが続き、MVPにも輝いた。「お祝いなんてする必要があるの? 翔平にとっては終わったシーズンに対する評価に過ぎない。来季に向け、過去にとらわれている暇などありませんから」。世間の祝福ムードに思わず苦笑する。

 15日の記者会見。米より日本の方が二刀流の受け入れ幅が狭かった、と大谷選手は漏らした。入団当初、二刀流の挑戦に懐疑的な意見が目立ったことを思い返しての発言なのだろう。栗山さんは「あの言葉が一番、胸に刺さりました」と漏らす。栗山さんには「批判は想定内」と気丈にふるまっていた大谷選手の本音を初めて知った。一方で栗山さんにとってジムで体を鍛える当時の姿が印象深かった。「『トレーニングの目標は今じゃない』と言うんです。今の筋力では理想の動きができなくても、5年後にはできるようになる、ということでしょう。彼には見えないはずの未来のビジョンが描けていたのかもしれません」と述懐する。


                       幻想的…日没を迎える中、投球する天才メジャーリーガー、大谷翔平





「あいつ、俺たちと同じ投手だよな!?」大谷翔平、痛烈&快走の三塁打にベンチの投手陣まで大興奮
2022年7/14(木) 13:21

【MLB】エンゼルス-アストロズ(7月13日・日本時間14日/アナハイム)


事件1:【ロサンゼルス阿部太郎】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(27)が4日(日本時間5日)、同日先発のスアレスにいたずらを仕掛けられた。試合前練習のために、ベンチから出た大谷の後ろから、24歳の左腕スアレスがボールを転がした。大谷は少しびっくりして後ろを振り返っていた。

投手スアレスのいたずらはただのいたずらっ子のレベルではない。試合の最中でも笑って投げているくらいだから、大谷の活躍にいたずらをしてでも、自分自身が成績を上げようとしているのだろう。その程度のエンジェルス・チームであって、実にベンチの雰囲気も「危ない」「暗い」「元気がない」「監督も首にして、代行ばかり出てくる」「トラウトはベンチにじっとしているだけ」。

事件2:マウンドを降りて三塁ベンチに戻る前に粘着物室検査を受ける大谷。審判に右手を見せながら笑顔で声をかけ、グラブで相手の右腕をポンとタッチした。さらに検査を終える前に歩き出し、右手を引っ張られるようなアクションも見せている。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は「ショウヘイ、審判はあなたの友達ではありません」、大谷を“溺愛”するアナリストとして知られるベン・バーランダー氏は「ショウヘイ・オオタニは、審判が粘着物質検査をしようとした時、彼がただ握手したいと思った」と添えて自身のSNSに動画を投稿すると、多くのコメントが寄せられた。

「魅力的だ」「地球上で最もクールな人間だろう」「本当に面白い」「オオタニは本当に素敵な人」「みんな大好きオオタニサン」とフレンドリーな対応を称賛。また、「そんなに引っ張って右腕に何かあったらどうしてくれるんだ」「利き手を引っ張らないでください」「なんとしてもオオタニを守って」と心配する声もあがった。






日本では腕や耳を引っ張る行為が暴行罪(刑法208条)に問われる、という事件がありました。

そこで、今回は、罪に問われる「暴行」というものについて考えてみたいと思います。
■刑法上の「暴行」とは?

実は、日本の刑法には「暴行」が犯罪成立の要件になっている罪名がいくつかあります。

代表的なものでは、先ほど挙げた暴行罪の他、強盗罪(246条)、強姦罪(178条)、公務執行妨害罪(95条)があげられます。

これらの犯罪が成立するために必要とされる「暴行」の程度は異なります。

例えば

・暴行罪が成立するための「暴行」:人の身体に対する不法な有形力の行使

・公務執行妨害罪が成立するための「暴行」:人に向けられた不法な有形力の行使

と定義されており、前者よりも後者の方が広い意味となります。

公務執行妨害罪が成立する暴行の例としてよく挙げられるのは、逮捕現場で警察官が押収した覚せい剤注射液入りのアンプルを踏みつけて破壊した行為です。

このような行為は、「人の身体」に向けられたものではないため、暴行罪は成立しません。逆に、冒頭に挙げた行為は、「人の身体に向けられた」ものといえるため、暴行罪が成立すると言えます。

公務執行妨害罪の「暴行」が広くとらえられているのは、警察官による取締などを円滑に行うことができるようにするためと考えられています。

一方、強盗罪や強姦罪が成立するためには、暴行罪の暴行よりも強度の暴行が必要であるとされています。

例えば、強盗罪では「相手の犯行を抑圧しうる程度の不法の有形力の行使」、強姦罪では「相手の犯行を著しく困難にする程度の不法な有形力の行使」とされています。強盗よりも強姦のほうが厳しくなっています。

これは、強盗や強姦を犯すにあたっては被害者側も必死で抵抗することが予想されるためと考えられます。

腕や耳を引っ張る程度の暴行では、どちらの犯罪も成立しません。典型的な例を挙げると、被害者を縛り上げて現金などを盗んだ場合には強盗罪の、被害者を姦淫するために押し倒した場合には強姦罪の、それぞれ暴行があったと考えられます。


■傷害罪と暴行罪の関係

なお、「傷害罪」(刑法204条)は、通常、暴行によって生じるものです(法律上、これだけに限られませんが)。

この場合に必要とされる暴行は、暴行罪でいうところの「暴行」です。つまり「人の身体」に向けられた有形力の行使があって、その結果、被害者が怪我を負った場合に、傷害罪が成立します。

冒頭の例で、例えば、高校生が小学生のランドセルを引っ張った結果、その小学生が転倒して腕をすりむいたりしたような場合には、傷害罪が成立することとなります。


*著者:弁護士 寺林智栄(琥珀法律事務所。2007年弁護士登録。法テラスのスタッフ弁護士を経て、2013年4月より、琥珀法律事務所にて執務。)



大谷フィーバーに沸く裏で…エンゼルスが抱える「深い闇」
公開日:2021/07/20 


2019年7月1日、エンゼルスの先発左腕タイラー・スキャッグス(享年27)が遠征先のホテルで突然死した。

 それから2年が経過した今年2021年6月29日、スキャッグスの遺族がエンゼルス球団と元広報部長エリック・ケイを相手取って損害賠償訴訟を起こした。スキャッグスの死因は司法当局の捜査によって、モルヒネ系の合成麻薬を過剰摂取したことで激しい嘔吐が起き、吐瀉物が喉に詰まって窒息死したもの、と判明している。

 スキャッグスは、その2年前からモルヒネ系合成麻薬を違法に入手して使用するようになり、事件当夜は一人でやっていて過剰摂取して死に至ったのだから自業自得ともいえる。それでも、遺族が損害賠償訴訟に踏み切ったのは、ケイ元広報部長がかなり前からモルヒネ系合成麻薬のジャンキーで、スキャッグスを乱用者にしたのは、元部長という思いがあるからだ。実際、スキャッグスが使用した合成麻薬はすべて元部長が違法に調達したもの。元部長とスキャッグスは、遠征先でよく一緒に部屋にこもって違法薬物を楽しんでいた。
左腕が死亡した夜も元部長はスキャッグスから「一緒にやろうぜ」と誘われたが、量が多すぎることに恐れをなしてその場を立ち去った。1人取り残されたスキャッグスは落命したのである。本来なら元部長のような幹部職員は選手の薬物乱用を止める立場にあるのに、逆に乱用を助長し、結果的に球団の準エース級の投手を死なせてしまったのだから、その罪の重さはA級戦犯レベルだ。エンゼルスは、この損失をいまだに埋められずにいる。
 エンゼルスをダメにしたトンデモ職員はもう1人いる。昨年3月に解雇されるまでビジター用クラブハウス・マネジャーをしていたブライアン・ハーキンスである。この人物は「粘着物作りのエキスパート」として知られ、各種の物質を調合して作った「ゴーゴー・ジュース」は粘着効果が高いのに使用した痕跡が残らないと評判に。ビジターチームの投手たちは現金でブライアン・ハーキンスから直接購入し、早速ゲームで使って成果をあげていた。エンゼルスの球団職員が秘伝の粘着物を自軍ではなく、ライバルチームの投手たちに売って好投を支えていたのだから、これ以上の利敵行為はないと言ってよい。ところが、のんびり体質の球団はそのことに気付いておらず、2019年のシーズン終了後、粘着物汚染の実態を調査していたMLBから通報が来て初めてブライアン・ハーキンスの利敵行為を知り、事の重大さに青くなった。



大谷翔平を「愛さずにはいられない」理由 審判に疑われた時の行動を米識者が独自表彰
 THE ANSWER 2022/11/14 
再脚光を浴びた大谷と審判のやり取りとは
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手がユニークな賞を“受賞”した。米投球分析家のロブ・フリードマン氏はオフに様々な独自表彰を行っている中、シーズン中の動画付きで「最もフレンドリーな異物検査賞」に大谷を選出。米ファンから「オオタニはいいヤツだ」「ショウヘイは最高!」と反響が集まった。

6月16日の敵地マリナーズ戦。マウンドからベンチに向かう大谷が審判に引き留められた。昨季から始まった粘着物質チェックだ。審判も疑いを持って確認するのが仕事。大谷は右手を軽く見せ、グラブで審判の肩をポンポンと叩いて戻ろうした。しかし、十分でなかったようで審判に軽く引っ張られる。それでも、親しげなやり取りが見られた。当時も話題となった光景だ。

このシーンに再び脚光を浴びせたのは「ピッチングニンジャ」の愛称で知られるフリードマン氏。「2022年最もフレンドリーな異物検査賞」と題して大谷を選出し、動画をツイッターに公開した。米ファンも「オオタニはいいヤツだ」「この男を愛さずにはいられないだろ?」「凄く面白い! ショウヘイは最もフレンドリー」「ショウヘイは去年もこの賞を受賞していたよね」「ショウヘイは最高!」と笑撃を受けた様子だ。

大谷は昨季もフリードマン氏の「年間ベスト粘着物質検査」に選出されていた。今季のア・リーグMVPは17日(日本時間18日)に発表される。

THE ANSWER編集部










日本人最長の32回連続無自責点、4試合連続2桁Kは日本人&球団2人目の快挙
アストロズ戦に先発し9勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

■エンゼルス 7ー1 アストロズ(日本時間14日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は2022年7月13日(日本時間14日)、本拠地・アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季9勝目を挙げた。6回12奪三振4安打1失点と好投。バットでは右翼線2点三塁打を放つなど4打数2安打2打点1四球。投打に渡る活躍でチームの連敗を5で止めた。
 エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・投手」で先発出場した試合で、2回2死一、二塁から2点タイムリースリーベースを放った。投手としても個人6連勝、チームの連敗を「5」で止める期待を背負ってマウンドで力投を続ける中、打者として自らを援護する貴重な一打。球場中のファンが総立ちになっての大歓声を送る中、ベンチ内では同僚である投手陣が驚きながら喜びまくる様子が中継で映し出された。快記録を連発した。4回無死一塁でブレグマンを左飛に打ち取り、32回連続無自責点。直後の同1死二塁からグリエルに右前適時打を許したものの、2013年に岩隈久志(マリナーズ)がマークした31回2/3を抜いて日本人最長記録とした。また、1972年以降では2006年ジョン・ラッキーが記録した30回2/3の“球団記録”も更新した。

 スライダーを軸に毎回12奪三振をマークした。4試合連続2桁奪三振は1995年野茂英雄に次いで日本人2人目の快挙。また、球団では1977年ノーラン・ライアン以来45年ぶり2人目だ。
大谷翔平とノーラン・ライアン


 バットでは1点リードの2回2死一、二塁で右翼線へ2点三塁打を放った。球団によると、エンゼルス先発投手で三塁打を放つのは1972年6月27日のノーラン・ライアン以来50年ぶりの珍事だ。6回1死一塁では痛烈な左前打を放ち、4試合ぶり、今季22度目のマルチ安打をマークした。

 前半戦ラスト登板。2022年6月9日(同10日)の本拠地・レッドソックス戦から自身6戦6勝とし、今季5度目の連敗ストッパーとなった。1918年ベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打の偉業へ王手をかけた。
「あいつ、投手だったよな!?」。これまで何度も見てきたようなシーンだが、改めて投打二刀流の日に見せつけられると、その興奮はさらに増す。大谷は初回から2三振を奪うなど好調な立ち上がり。いきなり100マイル(161キロ)に達するストレートと曲がり幅の大きなスライダーを軸に、三振の山を築いていった。


 すると3試合、当たりが止まっていた「打者・大谷」にも点火。2回のチャンスでは内角の難しいストレートをうまく捌きながら強振すると、ライト線へと一直線に飛んでいく2点タイムリーの三塁打に。颯爽としたベースランニングで悠々と三塁に到達すると、球場のファンも総立ちとなった。

 これに負けじと喜んでいたのがベンチ内の投手陣だ。打って投げてと活躍するチームのエースを称えるように、ベンチの手すりをバシバシと称えて大喜び。


大谷翔平に1460日間密着 アメリカ人が驚愕したパフォーマンスの秘密に迫る「ショウヘイはとにかく負けたくないのだ」
7/12(火) 




ロサンゼルス・エンゼルスで活躍するメジャーリーガーの大谷翔平に密着した著書『SHO-TIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男』(徳間書店)が7月12日に日米同時発売。本書の著者ジェフ・フレッチャーのコメント動画、巻頭カラーページ、そしてエンゼルス前監督のジョー・マドン氏が本書に寄せた序文が公開された。
同作は、ロサンゼルス・エンゼルスの番記者であるジェフ・フレッチャーが、大谷に1460日間密着して書き綴った初の著書。ジェフが4年間にわたり大谷に密着し捉えた、大谷のアメリカでの活躍の秘密を、ジャーナリストの視点で記している。
 
 日本時代から現在に至るまでの大谷を、メジャーの歴史と照らし合わせながら、アメリカ人が驚愕したパフォーマンスの秘密に迫った本作。MVPという光の部分だけでなく、トミー・ジョン手術によるリハビリなど、日本ではあまり報道されていない一面が余すところなく記されている。
 
 本作の日本での発売にあたり、ジェフが日本のファンに向けてコメントを公開。ジェフは「取材をしてきたわたしにとって1番衝撃的だったのは大谷選手がメジャー入りをして数年間は才能の片鱗(へんりん)を見せていましたが、2021年に見事にすべて組み合わさり野球史上最高のシーズンになるまでの過程でした」とし、「ついに(大谷は)完全に最高の形で才能を開花させた」「その1番の大きな要素は、エンゼルスが彼に対して余計な制限をかけなかったからでしょう」と、番記者独自の視点で見た大谷の活躍につながる秘話を明かしている。また、エンゼルス前監督のジョー・マドンが寄せた序文にも、2021年のシーズンでの出来事などがつづられている。そこには、「われわれはショウヘイに一切の制限をかけないと決めた」、と大谷の大躍進につながった監督としての当時の決断を告白。「ショウヘイはとにかく負けたくないのだ」、と試合に出ようとすることが大谷の原動力になり、さらなる躍進につながるヒントになっていたことを語った。
 
 『SHO-TIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男』(ジェフ・フレッチャー著)は、徳間書店より7月12日発売。価格は1980円(税込)。

 エンゼルス前監督、ジョー・マドンの序文全文は下記の通り。

<エンゼルス前監督、ジョー・マドンの序文全文>

 2021年シーズン最終盤、われわれはオークランド・アスレチックスと対戦していたが、ショウヘイが登板したのは、うだるような暑い午後だった。

 私はアスレチックスの一塁手、強打者のマット・オルソンを歩かせるよう捕手にサインを出した。ショウヘイはこの指令を受けたが、私に笑顔を見せつつ指を前後に振った。つまり、敬遠なんてしたくないのだ。そんな必要はないのだと訴えているのだった。私はこの意図を受け入れ、笑顔を返した。

 試合終盤になり、再びオルソンが打席に立ち、カウントが2ボールノーストライクになった。再び私は敬遠を命じたが、ショウヘイはまたも同じ反応を見せた。あいつはオルソンとの対戦で、どうしたいのかが明確だった。絶対に打ち取れると確信していたのだ。周囲の雑音など求めていなかった。

オルソンの対大谷の数字は、まあ、ひどいものだった。ショウヘイに対して手こずっていたし、ショウヘイもそれをよくわかっていた。私は笑いながら、指を振り返した。私は監督として、ショウヘイの意図を却下したが、それでもショウヘイの自信は大したものだと感心した。
 
 当然のことだが、ショウヘイは今までに誰も見たことのない孤高の存在だ。あいつの日々の戦績は、あまりにも突出している。だが、あいつの本質はあの日の午後に集約されていると私は思う。つまりそれは、野球そのものと試合を可能な限り楽しもうとする姿勢だ。負けたくない思いは誰よりも強い。同時に、謙虚で、礼儀正しく、優しい男だ。ある意味で古風な気質を備えているともいえよう。
 
 対戦投手のことについて、打撃コーチに助言をあおぐこともある。投手として対戦打者への配球をどうするか、スカウティングレポートに耳を傾けることもある。しかし、いざ球場の中に入ると、この男は腕を思い切り振って大胆な絵を描いて見せるのだ。何をしたいのか、何をすべきかを自分でもよく理解している。だから、毎回の状況に対しても独自に対処できる。周囲は何も言う必要はないのだ。ほかのどんな選手よりも優れているから。そして、試合の中で対戦相手を負かすには何が必要なのかを見極め、実践することができるということだ。

 私のエンゼルスでの監督1年目は、2020年になるわけだが、全世界を新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が襲った1年でもあった。そしてまだ、ショウヘイのことはよく知らなかった。私はただ目と耳を大きく開き、口を閉じて周囲の全員の反応を追っていただけだ。

 だが、2021年に入り、私はショウヘイに対してどのような制限をかけるか、新任のペリー・ミナシアンGM(ゼネラルマネージャー)と協議する必要性を痛感した。その結果、われわれはショウヘイに一切の制限をかけないと決めた。あいつを無理に縛ろうとしなかった点において、ペリーは高く評価されるべきだと私は思う。休養を取り払ったことが、ショウヘイの大躍進につながった。あのような大成功が実現したのは、誰も横槍を入れて邪魔しなかったからだ。

 私がもっとも驚かされるのは、投手としてのショウヘイの耐久力だ。打撃のほうでは大きな飛球を打ってくれると信じていたが、あれだけのイニングを投げてくれるとは思わなかった。見事に長いイニングを投げてくれて、さらに長く投げられそうな勢いだった。シーズンが進むにつれ、あいつは試合中ずっと出ていたいのだと、われわれも認識するようになった。試合に出ていさえすれば、試合展開に大きな影響をもたらし、勝ちに貢献できるという確信が、あいつの中にはあるからだ。

 登板の際には、もっと勝利に貢献したいからと打撃も志願する。攻撃の際には、打つだけでなく盗塁もしてわれわれに勝ちをもたらそうとする。平凡なセカンドゴロを打ったときでも、内野安打の可能性を信じてトップギアで全力疾走する。見ていて実に気持ちのよい光景だ。まるで大型のワイドレシーバーを見ているようだ。大柄で、手足が長く、映え、強靱で、しかも俊敏だ。本当に俊足なのだ。
 
 繰り返すが、ショウヘイが野球を楽しむ姿勢はどれほど強調してもまだ足りない。あれだけの大成功を収めながら、今もまだ野球を楽しんでいる。似たような存在として思い出すのは、カル・リプケンJr.だ。体格がどうこうの話ではない。遠くから見ていて、野球を楽しめること自体がカルの最大の資質だとつねづね私は感じていた。プレーすることを楽しんでいて、試合が楽しくて仕方ないのだ。ショウヘイもまったく同じだと私は見ている。

 同じく、ショウヘイの闘争本能の強さもカルを彷彿させるところである。ショウヘイはとにかく負けたくないのだ。つねに試合に出ようとすることが、カルを突き動かし続ける原動力だった。ショウヘイもまったく同じだ。われわれのロッカールームには小型のビリヤード台があり、試合終了1時間後に私が球場を出ようとすると、ショウヘイはまだ勝負していたりする。これぞ、ショウヘイだ。いつも競い合い、しかも、楽しんでいるのだ。





2022年8月10日

大谷翔平が25号ソロ&6回無失点好投!MLB公式が仰天「これは非現実的だ」
8/10(水) 13:33配信

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は現地時間2022年8月9日(日本時間2022年8月10日)、敵地オークランド・アスレチックス戦で「2番・投手」として投打同時出場を果たし、5戦ぶりの25号ソロ本塁打を放った。投打二刀流の活躍に米公式サイト『MLB.com』が仰天している。打者・大谷は初回の第1打席でアスレチックスのジェームズ・カプリーリアン投手と対戦。この回は四球で出塁するが、後が続かず得点には繋がらなかった。3回の第2打席は一ゴロに倒れるが、5回の第3打席は内野安打を放つ。

 そして、7回の第4打席で右越えへ25号ソロ本塁打を放ち、イチロー氏を超えるメジャー通算118本塁打で日本人歴代単独2位に躍り出た。一方で投手としては6回無失点の好投。この活躍に同メディアは「大谷翔平は今夜、6回投げて無失点。さらに、こんなこともやってのけた。非現実的だ」とのコメントと共に、大谷のホームランの動画を投稿している。





今年も予想超えた大谷翔平 それでもMVP争い劣勢の根拠
2022年10月13日



ピッツバーグ・ポスト・ガゼット紙のコラムニスト、ジョー・スターキーは、『大谷翔平が満票でア・リーグMVPを受賞するべき』と題する記事で次のように述べた。

 「ほとんどの年であれば、ジャッジが満票でMVPを受賞するし、そうであるべきだ。実際、ジャッジが満票で選ばれるだろうけど、それは投票者が大谷による野球史上最高のシーズンを故意に見過ごすことを意味する」(2022年9月29日配信)
投打にわたる活躍を評価され、チームの最優秀選手と最優秀投手に選ばれ、トロフィーと像を手にした大谷翔平=10月1日、米アナハイム 

 

 大谷がMVPだと考える人々は、WARなど既存の指標では二刀流の真価をとらえきれないとも言う。例えば、大谷が投手と野手の二人分の役割を担うことで登録枠が空くことにも価値があるはずだと。

 しかし、シーズン終盤くらいから、アメリカの野球界には、「ジャッジ有利」の空気が流れていた。筆者の印象でも、8:2くらいでジャッジ推しの記者が多い。MLB.comやCBSなどが、自社の記者たちで行った模擬投票でも、ジャッジが圧倒差で1位に選ばれている。スポーツ賭博のオッズも、ジャッジが楽勝との予想ばかりだ。

 正直言って、人気球団ヤンキースで、本塁打を量産するという分かりやすい活躍をするジャッジの方が話題にはなりやすい。なので、WARで上回っていて、ヤンキースをポストシーズンに導き、ストーリー的にも2022年を「象徴」するジャッジがMVPだ、と結論づける記者が多いのも無理はない。

 それでも、ほとんどの記者は、「どちらもMVPにふさわしいだけの活躍だった」と口をそろえる。どちらかがナショナル・リーグでプレーしていたら、2人とも受賞しているだろう。

 「ジャッジが投票では勝つと思うが、これには間違った答えなどない」とMLB.comのマイク・ペトリエロ記者は記事で述べた。(2022年9月14日配信)

 「両選手ともに、メジャー史に残る偉大な活躍をした。MVPは重要だけど、どうでもいいとも言える。誰が投票で1位になろうと、今年の2人の活躍はこれから何十年も語り継がれるのだから

うなずかずにはいられない。

(2022年10月13日公開)




大谷翔平を「全員見習うべき」 MVP争いジャッジへの“発言”が「S級の人間性」
 大谷翔平、米老舗メディアの「MLB年間最優秀選手」受賞ならず
2022.10.31
まず相手への敬意を忘れず…ファン「翔平さんは本当に素晴らしい」
 エンゼルス・大谷翔平投手の懐の深さを象徴するような“発言”に、称賛が相次いでいる。15勝目を挙げた9月29日(日本時間30日)のアスレチックス戦後、MVPを争うヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手について「1ファンとして楽しみにしています」とコメント。相手へのリスペクトを忘れない姿勢に、ファンは「全員オオタニを見習うべきだ」「S級の人間性」との声を寄せた。8回2死まで無安打に抑えていた快投を受け、MLB公式サイトでエンゼルス番を務めるレット・ボリンジャー記者は、大谷の発言に注目。MVP争いについて「去年MVPを取りましたけど、それよりいいシーズンを送れているのは自信にしていいんじゃないかなと思います」と言い切ったことをツイートで紹介した。

 さらにライバルについても「ジャッジ選手に関しても楽しみに見ているので。61本目も見ましたし、1ファンとして楽しみにしています」と敬意を示した点を特筆。まずは己のことより、相手に気持ちを寄せる真摯な姿勢に、ファンも「どんなに活躍しても、エゴイストにはならない。なんというアスリートなんだ」「敬意を忘れない翔平さんは本当に素晴らしい」と虜になっていた。

(Full-Count編集部)









「野球の神様」ベーブルース







エンゼルス、トラウトに10年392億円のオファー検討 ハーパー、マチャド超えの超大型契約か    2019/03/04
 ロサンゼルス・エンゼルスがメジャー史上最高選手と称されるマイク・トラウト外野手に、米スポーツ史上最高額となる10年総額3億5000万ドル(約392億円)の巨大オファーを検討しているようだ。米スポーツメディア『ジ・アスレチック』が報じている。
 
 今オフ、マニー・マチャド内野手が、サンディエゴ・パドレスと10年総額3億ドル(約336億円)の契約でFA市場史上最高額を更新。また、ブライス・ハーパー外野手が、フィラデルフィア・フィリーズと13年総額3億3000万ドル(約369億5000万円)で契約合意した。今回報じられている契約は、米スポーツ史上最高額となり、これらの記録を塗り替えることになる。
 
 27歳(2019年)のトラウトは、2011年にメジャーデビューして以降、計8年間で通算240本塁打、648打点、189盗塁、打率.307をマークしている5ツールプレーヤー。シーズン最優秀選手(MVP)にもすでに2度輝いており、未受賞の年も候補に挙がっている。
 
 2014年に6年総額1億4450万ドル(約162億円)の大型契約を結んでおり、2020年までは契約が残っている。2021年(30歳)から10年総額3億5000万ドル(約392億円)の契約が現実となれば、38歳シーズンまでの契約が保証される。エンゼルスは、すでに米国野球殿堂入りも確実とされている“球界の至宝”マイク・トラウト外野手を引き留めることができるか。



「オオタニには申し訳ない」 “MLBベストナイン”、大谷翔平は投打とも選ばれず
大谷翔平
2022.05.26
 
 DH部門がハーパー、先発投手部門は39歳でTJ手術(トミー・ジョン手術)から復活のバーランダーMLB公式サイトは2022年5月25日(日本時間2022年5月26日)、今季ここまでの「オールMLBチーム」を発表。シーズンの1/4が終了した段階での各ポジションのベストプレーヤーをそれぞれ1人ずつピックアップしている。エンゼルスからは2選手が入ったが、大谷翔平投手は投打ともに選出されなかった。
エンゼルスからはマイク・トラウトとテイラー・ウォードが外野手部門で選ばれた。もうひとりの外野手には17本塁打でランキングトップを独走するアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が入った。記事では「この3人は最も楽な選択だった」と評している。

 DH部門は、昨季のナ・リーグMVPも受賞したブライス・ハーパー(フィリーズ)。本来は外野手だが今季は右肘の故障でDHに限定されており、「ヨルダン・アルバレス、JD・マルティネス、ジャンカルロ・スタントン、そしてショウヘイ・オオタニには申し訳ないが、今年の層が厚いメンバーの中でもハーパーが際立っている」としている。

 その他の部門では、39歳にしてトミー・ジョン手術から鮮やかに復活したジャスティン・バーランダー(アストロズ)が先発投手部門で文句なし。メジャー2冠の6勝&防御率1.22の好成績が光る。三塁手部門のマニー・マチャド(パドレス)は打率.361、60安打でシーズン200安打を超えるハイペースを維持している。






【MLB】大谷翔平、2部門受賞ならずも「もっと評価されるべき」 選手間投票ではジャッジに栄冠
2022年11/5(土)
投打で「ダブル規定」の快挙も受賞逃しファンからは賛否


 メジャーリーグ選手会は2022年11月4日(日本時間5日)、選手間投票による各タイトルの受賞者を発表した。エンゼルスの大谷翔平投手は、年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」と「ア・リーグ最優秀野手」で最優秀候補入りしていたが、いずれもヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が受賞。大谷の“落選”にファンから「やっぱジャッジやったか」「ジャッジが凄いのは認めるけど大谷の投打同時規定達成はもっと評価されるべき」と賛否の声が上がった。
今季の大谷は投手として15勝9敗、防御率2.33、リーグ3位の219奪三振をマークした。打者では打率.273、34本塁打、95打点。ワールドシリーズが始まった1903年以降では初となる、投打の「ダブル規定」到達を果たしたが、ア・リーグ新記録の62本塁打を放ったジャッジの壁は分厚かった。

 2部門で受賞を逃したことに、ファンも「ショウヘイの活躍に皆慣れてしまっている」「残念」「昨年以上の衝撃を求められてたんだと思うけど、あのベーブの記録抜いたのに獲れないんじゃ…」「2年連続の活躍だからやってる事のインパクトが薄まってしまったのかな」「大谷さんが無冠?」「2年連続でノミネートされるだけでも凄いことやで」「例え今年無冠でも大谷サンの価値は1ミリも変わらない」と様々な意見が飛んだ。

アルダヤ記者
――100マイルを投げ、特大ホームランと最高のスタートを切った
「ここ最近彼がしていることが、まさに球団が彼を獲った時に思い描いていた景色なんだろうね。2018年にその片鱗を少し見せたが、今はとても状態がよく見える。万全にプレーできる限り、エンゼルスは彼に二刀流のチャンスを与え続けるだろうね」

――去年と今年の違いは?
「2018年の絶好調だったときに戻った感じがするね。去年は調子がいい時の彼とは明らかに違った。エネルギーのようなものや、身体的なものが根本的に欠けているように見えた。今は完全復活したように見えるね」

――体格も以前とは違って見える。アメリカの野球に順応したと思うか?
「下半身にも筋肉がついてきたのが大きいだろうね。膝の怪我もあり、なかなか下半身の強化に踏み切れなかったが、今は体ができてきている。それが、投球時の勢いに顕著に表れていると思う。打つ方にしても、下半身に筋肉がついてバランスが良くなった。彼がインパクトを残している理由はそこだと思う」


【I like to hit a homerun.】=大谷は「ホームランを打つほうが好きだ」と答えた
公開日:2022/11/10 
 大谷翔平の英語力はどの程度なのか?

 2022年9月27日の試合前にダグアウトで収録したインタビュー内容が放映されている。インタビューは地元放送局「Bally Sports West」の解説者、マーク・グビザ氏との1分半のやりとり。珍しく通訳の水原一平氏を挟まずに行われて話題を呼んだ。

 最初の質問は全米で話題になっているNetflix配信のSFホラードラマシリーズ「STRANGER THINGS」(邦題:未知の世界)の中で「好きな登場人物は?」。

 大谷の答えは「ダスティン」。失踪した12歳の少年ウィルの親友でオタク的な部分が目立つ役柄だ。グビザ氏に「Why that?(なぜ?)」と聞かれた大谷はすぐに「He is funny(彼は面白い)」と即答していた。

 次の質問は「今好きなビデオゲームは何?」。大谷はこれまたすぐに、「CLASH ROYALE(クラッシュ・ロワイヤル)」と回答。続けて「誰が対戦相手か?」と聞かれて、チームメートのデビッド・フレッチャー内野手の名を挙げた。フレッチャーとは同じ28歳で、バンパープール(ミニビリヤード)を一緒に遊ぶ仲間でもある。ホームランを放った後、ダグアウトでカウボーイハットをかぶる大谷にWATER SPLASH(水かけセレモニー)をする役割もフレッチャーが多い。

 2018年にはフレッチャーと共に地元オレンジ郡の子供病院を慰労訪問した記録もある。

 インタビューの最後は「400フィート(約122メートル)の特大ホームランを打つのと、100マイル(約161キロ)のボールを投げるのとどちらが好きか?」と聞かれた。

 大谷は即座に「(I like to)Hit a homerun.」と答えていた。



大谷翔平は来季どころか“生涯エンゼルス”! 指導者や環境整えるフロント思惑と皮算用
公開日:2022/11/09 


「とても特別な選手。このオフシーズンに動かすつもりはない。我々と一緒に来季開幕を迎える」──。

 エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは日本時間2022年11月8日、翌日に控えたGMミーティング(ラスベガス)開幕を前に報道陣に対応し、今オフ、大谷翔平(28)を放出することはないと断言した。同GMは「素晴らしい選手だから、誰も動かしたいとは思わないだろう。彼の人間性、日々のパフォーマンス、勤勉さ、全てを気に入っている」と改めて大谷を高く評価し、「我々の目標は彼が長い間、エンゼルスでプレーすることだ」と、来季終了後のFAを見据えた長期契約も示唆した。
大谷を来季以降も投打の主力と位置付けるミナシアンGMは二刀流をバックアップすべく、早々とコーチ人事に着手。投手コーチ補佐として多くのメジャーリーガーがオフの間に通うことで知られるトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」(シアトル)でピッチングディレクターを務めていたビル・ヘゼル氏を招聘した。同施設は大谷もオフに利用しており、肩や肘への負担を軽減する投球フォームの見直しを行ったり、飛距離を伸ばす打撃フォーム改造に取り組んでいる。
米放送関係者がこう言った。

ミナシアンGMビル・ヘゼル氏を招いたのは大谷のパフォーマンス向上を狙ってのものです。同氏は動作解析などを駆使したフォーム改良に長けており、これまでも故障や不調でパフォーマンスが低下した投手を再生してきた。有名どころでは昨季、ア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したマリナーズの左腕レイ(当時ブルージェイズ)で、ヘゼル氏によって制球難を克服して栄誉を手にした。大谷が信頼する施設の元スタッフを招聘したのは、二刀流に気分よくプレーさせて契約延長につなげたいフロントの思惑もあるのでしょう」
エ軍は現在、球団売却に向けて交渉を進めている。ミナシアンGMは大谷との長期契約について「自分は提案したが、最終決定はオーナーが下す」と歯切れが悪かった。身売りを控えているだけに、アーティ・モレノ現オーナーとしては補強費用を極力、抑えたい。大谷との大型契約に二の足を踏むのは仕方のないこととはいえ、球団売買が成立すれば、大谷を取り巻く環境は激変する。エ軍を巡っては、複数の投資家が買収に関心を寄せているとされる。中でも有力候補とみられているのが、移植手術の権威で富豪医師のパトリック・スーンショング氏米プロバスケットボールNBAウォリアーズのジョー・レイコブ・オーナーの2人。特にエンゼルスの地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のオーナーでもあるスーンショング氏は1兆円を超す資産を保有しており、エ軍買収に成功すればチーム強化に資金を惜しまないだろう。

「大谷に総額400億円から500億円をつぎ込んでも十分、投資効果は得られる。米マーケティング会社の調査によれば、チームは弱くても二刀流効果でエ軍のスポンサー企業は増加しており、今季エンゼルスタジアムに広告を出したのは日本企業だけで22社に上った。来季以降もスポンサーの増加を見込めるだけに、投資家でもあるスーンショング氏が大谷の品定めを誤るはずがない。レイコブ氏にしても資金を惜しまずにウォリアーズを強化してきた。この2人だけでなく、誰がエ軍の新オーナーに就任しても、大谷を中心とした編成で、ぜいたく税を払ってでもポストシーズン進出を狙えるチームづくりをするはずです」(前出の放送関係者)

■二刀流継続なら残留がベスト

 昨季終盤に「ヒリヒリする9月を過ごしたい」と話すなど、ポストシーズン進出を熱望する大谷にとっても球団の身売りは願ったりかなったりだ。居心地のいい球団と長期契約を結んだうえに充実した戦力で世界一に向けて邁進できる可能性が高いからだ。

投打の二刀流継続を望んでいる大谷にとってはエ軍残留がベストな選択とも言えます。仮に他球団に移籍すれば、大谷の加入で6人ローテを導入すると、他の投手のコストパフォーマンスが低下する。ヤンキース、メッツといった高給取りの投手が多いチームは費用対効果を考慮して大谷に二刀流を認めないのではないか。リアル二刀流を貫くにはエ軍に残るのが得策と言えるでしょう」(大リーグに詳しいスポーツライター・友成那智氏)

大谷が他球団のユニホームに袖を通すことはなさそうだ。




大谷がエ軍オーナーに潰される! 外野起用“三刀流”プランで球団売り値上積みへソロバン
2022年11/11(金)
エンゼルス・大谷翔平(28)に三刀流をこなす可能性が浮上した。

 ペリー・ミナシアンGMは日本時間2022年11月10日、GMミーティングが行われているラスベガスで会見。来季先発ローテ5人制の採用と、大谷の外野起用について慎重な姿勢を見せながらも「選択肢の一つとしてはあり得る」と話した。同GMは身体能力の高い大谷が外野を守れば「ゴールドグラブに選ばれるだろう」と評価。ローテに関しては「基本的に6人で回す」としながらも、「5人でも可能だ。これについてはオフシーズンに話し合うだろう」と先発5人制に含みを持たせた。

 これまで大谷は中4日での登板は一度もなく、今季は中5日で12試合に投げて6勝4敗、防御率1.61(中6日は16試合で9勝5敗、防御率2.89)。先発5人制なら中4日登板を強いられ、リアル二刀流をこなす大谷の負担はさらに増える。そのうえ外野守備にも就くことになれば、フィジカルへの影響は計り知れない。オーバーワークによる故障リスクは高まる。

 これ以上、大谷に負担をかけられないのはエンジェルス軍も百も承知のはずだが、GMが二刀流の新たな起用法を模索するのは、アーティ・モレノ・オーナーの方針ともいわれている。

 球団の身売りを進めているエ軍の売却額は大リーグ史上最高額の30億ドル(約4384億円)以上と予想されている。大谷の起用法の選択肢が増えれば、買い手の購買意欲を刺激してチームの市場価値は高騰。オーナーは売却額の上積みが期待できるとソロバンをはじいているともっぱらだ。

 アリゾナ州在住のモレノ・オーナーは同州フェニックスが本拠地で、今年9月に身売りを発表したプロバスケットボールNBAサンズの買収に意欲を見せているとされる。サンズの売却額はNBA史上最高額を記録した2019年のブルックリン・ネッツの23億5000万ドル(当時のレートで約2490億円)に匹敵するという。

 モレノ・オーナーとしては買収資金を確保するためにも、エ軍をできるだけ高値で売りたいのだろう。「中4日登板」に「外野守備」までこなせば選手としての価値も上がるかもしれないが、オーナーの私利私欲で大谷翔平の体が悲鳴を上げることになれば浮かばれない。

■「シルバースラッガー賞」2部門落選

 米大リーグは日本時間11日、打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞を発表。ア・リーグDHと、新設されたユーティリティー選手の2部門にノミネートされていたエンゼルス・大谷翔平は、いずれも選出されなかった。

大谷が米メディアMVP投票で大差落選…米国に「人種差別」の壁はまだあるのか
公開日:2022/11/03 



ア・リーグMVP(日本時間18日発表)の前哨戦で黒星が続いている。
 これまで「ベースボール・ダイジェスト」「スポーティング・ニュース」の米老舗専門誌が今季の最優秀選手賞を発表したが、エンゼルス・大谷翔平(28)は、いずれもヤンキースのアーロン・ジャッジ(30)の後塵を拝しているのだ。

■2年目のリアル二刀流よりマリス超えのインパクト

「スポーティング・ニュース」が実施した選手360人による投票ではジャッジが約66%の支持を集めたのに対し、大谷の得票率は約18%。ジャッジは今季62本塁打を放ってロジャー・マリスのリーグシーズン最多本塁打記録(61本)を更新し、大谷はベーブ・ルース以来となる「2ケタ勝利と2ケタ本塁打」に加え、史上初となる「投打の規定到達」を達成した。どちらも歴史的な快挙であることに間違いはなく、選手間で支持が割れるのは当然とはいえ、大谷の得票率はライバルの足元にも及ばなかったのだ。
4日には大リーグ選手会(MLBPA)による各賞受賞者の発表を控えているが、大谷は18日発表のア・リーグMVPも含めて今季の主役をジャッジに譲ることになりかねない。大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「大谷とジャッジのインパクトの違いが大差となって表れたのでしょう。ジャッジはア・リーグのシーズン最多本塁打記録を塗り替えたうえに、打点王(131)と合わせて2冠を獲得してチームを地区優勝に導いた。ジャッジは米野球データサイト『FANGRAPHS』による選手の貢献度を示すWAR(11.4)でも大谷(9.4)を圧倒している。最近、WARを重視するのはメディアに限らず選手も『FANGRAPHS』や『ベースボール・リファレンス』をチェックしています。メジャーリーガーの多くは投打の二刀流をこなす大谷の実力を認めていても、ジャッジの貢献度とインパクトを評価した選手が多かったのではないか」

 インパクトといえば、2001年のイチロー(マリナーズ)だ。デビューイヤーで両リーグ最多の242安打を放ち、首位打者(打率.350)と盗塁王(55)のタイトルを獲得。リードオフマンとして地区優勝に貢献し、史上2人目のMVPと新人王を同時受賞した。当時は筋肉増強剤全盛で、カージナルス・マグワイア、カブス・ソーサらによる一発に頼った大味な野球が主流だった。そこに機動力を駆使するスピードとスモールベースボールを持ち込んだことが球界やファンに衝撃を与えた。しかし、04年にジョージ・シスラーの257安打を抜く262安打のシーズン最多安打記録を更新しながら、MVP投票では7位に終わり、2度目の栄誉を手にできなかった。

 大谷にしても、かつてのイチロー同様、ルース以来のリアル二刀流として全米に衝撃を与えたが、実質2年目の今季は昨季ほどの新鮮さがなくなったこともあり、記者や選手からの支持が得られなくなったようなのだ。
「ジャッジがナンバーワン打者なら、大谷はオンリーワンの存在です。2年連続でリアル二刀流をこなしただけに米国では『やって当然』と見られています。年々、評価基準のハードルが上がっていることも支持率を下げた原因のひとつでしょう」(野球文化学会会長で、名城大准教授の鈴村裕輔氏)

 とはいえ、大谷の支持率急落の理由は、印象度の問題だけか。

ジャッジは全米屈指の人気球団で、大都市ニューヨークを本拠地とするヤンキースでプレー。しかも、米国出身の白人選手だけに、西海岸の弱小球団に所属する大谷と比較すると、国籍や人種の違いが投票行動に影響を与えているのではないか。

■投票権を持つ記者が多いのは…
「選手はともかく、記者投票はジャッジが有利に働く可能性は否定できないでしょう。全米野球記者協会会員で、投票権を持つ記者は中西部と比べて東海岸に多いからです。仮に大谷が東海岸を本拠地とするレッドソックス(ボストン)やメッツ(ニューヨーク)でプレーしていれば、票差は多少、縮まっていた可能性もあります。ただ、過去10年間でMVPに、去年の大谷のほか、17年のアストロズ・アルトゥーベ(ベネズエラ)、20年のホワイトソックス・アブレイユ(キューバ)ら中南米出身者に加え、13年には黒人のパイレーツ・マカッチェン(米)が選出されているだけに、人種や国籍が投票に影響することはないでしょう」(鈴村裕輔氏)

 MVP発表は大リーグ専門チャンネル「MLBネットワーク」に最終候補3人が出演し、全世界に生配信される。昨季は「ショウヘイ・オオタニ」の名前が読み上げられたが、今年はかなり厳しそうだ。


なぜアーロン・ジャッジと大谷翔平にこれだけの大差が生じてしまったのか?その背景にあるものとは?

菊地慶剛スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師
2022年11/18(金) 11:31
ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手


【ア・リーグMVPはジャッジ選手が大差で受賞】
 全米野球記者協会(BBWAA)は現地時間の2022年11月17日、同協会の記者投票による個人タイトルの最後を飾る両リーグの MVPを発表し、ナ・リーグはカージナルスのポール・ゴールドシュミット選手、ア・リーグがヤンキースのアーロン・ジャッジ選手がそれぞれ受賞した。

 得票上位3人のファイナリストに入り、2年連続受賞が期待された大谷翔平選手は2位に入った。とはいえ投票者30人中28人がジャッジ選手に1位票を投じており、ジャッジ選手に130ポイント差つけられてしまった。

 ただ1位票、2位票はすべて大谷選手とジャッジ選手に集中しており、大方の予想通り、今年のMVPレースは2選手によるデッドヒートだったことが改めて浮き彫りになった。

【日本の報道では僅差予想が主流だったが…】
 ジャッジ選手、大谷選手によるデッドヒートだったとはいえ、今回の投票結果に驚かれた人も多いのではないだろうか。日本では投票もかなりの接戦になり、僅差を予想する報道が続いていたように感じるからだ。

 だが実際の投票結果を見ると、大谷選手に1位票を投じたのはLAを本拠地とするエンジェルス担当の記者2人だけで、残り28人の記者たちはすべてジャッジ選手を1位にしているのだ。

 実はこのような状況になることは、かなり早い時期に予想できていた。

 まだ日本では大谷選手の報道が最高潮だった2022年9月上旬のことだが、あくまで個人的に有料記事を通じて購読者に向け、米国内(特に米メディアの間で)の空気が明らかにジャッジ選手に傾いており、予想以上に大差がつく可能性を指摘していた。

 その出来上がった空気は結局シーズン最後まで変わることはなく、そのまま今回の投票結果に表れてしまったというところだ。

 簡潔に説明するならば、野球はチームスポーツであり、個人成績で優劣がつけられないのなら、チーム成績を参考にすべきという空気だ。

【ジャッジ選手を推していた重鎮記者の私見】
 改めて経緯を説明しよう。

 2022年9月9日に「殿堂入りベテラン記者が指摘するアーロン・ジャッジにできて大谷翔平にできないこと」という記事を公開させてもらった。その当時は米国でも大谷選手、ジャッジ選手を推す勢力はかなり拮抗していたように思う(それでもジャッジ選手がやや有利だった)。

 そこに球界では重鎮の1人であるESPNのティム・カークジャン記者が、以下のような私見を語ったのだ。

 「ジャッジは毎日出場し続ける主力選手としてキャリア最高のシーズンを過ごし、彼の存在なくしてチームはポストシーズンを争う現在の位置にいなかっただろう。

 自分は古いタイプの人間で、(MVPを獲得するような)偉大な選手はチームをプレーオフに導くものだと考えている。それも重要な評価ポイントになっている」

【シーズン終盤で確実にジャッジ選手に傾いていった米メディア】
 カークジャン記者が私見を明らかにした頃は、最大で15.5ゲーム差をつけてア・リーグ東地区を独走していたヤンキースがかなりの勢いで下降し始め、どんどんゲーム差を縮められる危機的状況にあった。

 その主たる原因が貧打戦による得点力不足で、その中で唯一獅子奮迅の打撃を披露し、チームを救い続けていたのがジャッジ選手だった。結局シーズン後半戦のジャッジ選手は、三冠王奪取こそ逃したものの、ア・リーグの年間最多本塁打記録を塗り替える活躍をみせ、見事ヤンキースを地区優勝に導いている。

 長いMLB取材経験の中でも、ここまで1人の選手の力がチームの勝利に影響を及ぼしたケースはなかなかなかったような気がする。

 その一方で、大谷選手もチーム内での影響力はジャッジ選手に勝るとも劣らないものだったが、エンジェルスはすでにポストシーズン争いから撤退している状況で、帰国後に本人が話しているように、「去年よりも特に8月、9月は長く感じた」というシーズン終盤を過ごしていた。

 そうした2選手の個人成績とは別に歴然とした両チームの差があったことで、米メディアの間でカークジャン記者と同様の考え方をする人たちが確実に増えていった。その中には、長年MLBのポストシーズンの実況中継を担当していたジョー・バック氏も含まれている。それを肌で感じとることができていたので、有料記事でジャッジ選手の圧勝を予想したわけだ。

 MVPの受賞資格についても様々な考え方があるし、むしろチーム成績を加味するのは適当ではないのかもしれない。だが裏を返せば、今回判断を下すには両選手の個人成績だけでは差をつけることができなかったからではないだろうか。

 むしろ今回の大差は、個人成績ではなくチームの差が反映されてしまったのかもしれない。












大谷翔平への無責任な「差別発言」から学べること
黒人コメンテーターが犯してしまった間違い

バイエ・マクニール : 作家 
著者フォロー
2021/07/22


「通訳(水原一平さん)を利用しているので、野球の顔とは言えない」。



2022年7月13日、アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNの人気コメンテーターのスティーブン・A・スミスはアメリカ大リーグ(MLB)でセンセーションを巻き起こしている大谷翔平について、朝の番組「ファーストテイク」でベーブ・ルースと比較してこう言い放った。
Stephen Anthony Smith
スティーブン・A・スミス
Stephen A. Smith (34462554722) (cropped).jpg
生誕1967年10月24日(55歳)
ニューヨーク州
ニューヨーク市ブロンクス区
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身校ウィンストン・セーラム州立大学
職業スポーツジャーナリスト司会者コメンテーター
「興行収入の面から害を及ぼしている」
「リアル二刀流」として先のオールスターにも出場し、アメリカでも高評価を得ているロサンゼルス・エンゼルスの大谷の功績については多くを語る必要はないだろう。だが、その大谷ついてスポーツジャーナリストでもあるスミスはこう続けた。

野球は、参加という観点では国際的なスポーツだと思う。だが、テレビや球場に引き寄せられる観客について言えば、ナンバーワンの男がこの国で何を言っているのか理解するのに通訳が必要というのは、実際に(野球を)見てみたいと思わせるのに役に立たないのではないか

スミスはさらにこうも言った。

英語を話さない、通訳が必要な外国人選手がいるという事実は、興行収入の面から、試合にある程度の害を及ぼしていると思う

スミスは日本では馴染みのない名前かもしれないが、アメリカのスポーツ分析に関して、彼ほど広く知られ、評判のいい黒人のスポーツ解説者はいない。人種に関係なく業界のトップに名を連ねる1人なのだ。私は、長い間彼のファンだし、「ファーストテイク」の番組のファンでもある。情報量が多く、スポーツ分析も面白いのでこの番組に注目をしていたのだ。

しかも、スミスは私の故郷であるニューヨーク市の出身で、私と同じ環境と世代の影響を受けた人物である。だからこそ、彼の「オオタニサン」に対する発言が、どこにでもいる黒人男性ではなく、私の尊敬する黒人の男性の口から出たのを聞いた時、とてもショックで残念だった。
そして、スクリーンの中にいるスミスに向かって思わず、黙るように叫んでしまった。彼がトランプ支持の「MAGA(アメリカを再び偉大に)」と書かれた赤い帽子をかぶり、アメリカ連合国の旗を振って、メキシコ人がアメリカ人から「仕事を奪った」と解釈してわめき散らしながら自警行為をしているかのように見えたからだ。

だが、その後のスミスの謝罪は徹底していた。

「アフリカ系アメリカ人として、型にはめることがこの国の多くの人に悪影響を及ぼしてきたことを敏感に意識していたのだから、もっと深く感じとるべきだった。私の言葉に基づくなら、その点で私は失敗したし、それは私のせいであって、私だけのせいだ!」

「カメラを見つめて心からの謝罪をしたいだけだ。私は間違えていた。ただそれだけ。言い訳はできない」と彼は続けた。「……事実はこうだ。私はこのことがアジア人、およびアジア系アメリカ人のコミュニティにこのような衝撃を及ぼすとは全く思いもよらなかった。これはまったく私の意図ではなかった。アジア系コミュニティに対してこれほどの暴力が行われているという事実を踏まえれば、意図的ではないとは言え、私のコメントは明らかに無神経なものであり、残念なものだった」

アジア人差別がある中で無責任な発言
実際、今アメリカのいたるところでアジア系の人々が、人種差別や外国人排斥者の手による最悪の種類の人間の卑劣な行為の標的になっている。この危険な時期に、MLBで野球をしている日本人が英語を話さないことでアメリカに害をもたらしているというスミスの発言は無謀で無責任だったと言わざるをえない。

スミスが白人のコメンテーターだったら、彼自身も含めて誰もが彼の解雇を要求するだろう。しかし、スミスは黒人であり、すなわち抑圧されたマイノリティ、そしてアメリカメディアにおけるマイノリティであるため、ESPNは彼のことを大目に見るだろう。
私自身もスミスがESPNをクビになる必要はないと思うが、これでこの問題が片付けられてしまうのは非常にもったいない。ここで必要なのは、今回の件を受けて私たちが何を学べるか、である。

まず私たちが学べることは、言葉には「毒」があるということだ。言論の自由は民主主義にとって重要であり、破ってはならないが、目的にかかわらず、言論はいい結果となることもあれば、酷(ひど)い結果となることもあると認識しておかなければならない。

話し手が、自分が望むように話すのは自由だが、節度ある範囲内で、話した内容に毒があるかどうか、責任を持つべきである。言葉は公民権付与の前提条件であるべきだと提案することは、問題があるとしか言いようがない。アメリカでは、黒人や貧しい白人に対してさえ、投票権を与えないために言葉が利用された時代があった。差別を助長することは、遠回しであっても、危険である。

母国語が話せない外国人が害を及ぼす?
ヘイトスピーチは、乱暴かつ明白に伝わってしまう可能性があり、こうした発言は頭蓋骨を殴る野球用バットのような鈍器に等しい。発言が夏のそよ風のように穏やかに伝えられても、事態を悪化させるだけで、その後に来る台風のように害になることがある。どのような形であれ、私たちは毒のある言葉に気を付けなければならない。

今回のように「外国人が母国語を話さないから害を及ぼす」と示唆することは、外国人に恐怖を植え付ける、あるいは外国人の権利を奪い軽んじる明らかな試みだ。移民であり、日本語が母国語ではない私自身、この問題は厄介なレトリックであることがわかった。

もう1つ学べることがあるとすれば、この地球上のすべての人と同じように、黒人の信念は私たちの肌の色と同じくらい多様だということだ。だが、黒人の経験を持つ私たちには、どれだけ成功しようと、社会的な地位を獲得しようと、安全な場所に身を置けるようになろうと、アメリカにおける従来の考え方や価値観を共有できる贅沢はない。なぜならアメリカには人種差別的な構造に基づいた「カースト制度」が残っており、従来の価値観はどうしても人種差別的な偏りがあるからだ。
つまり、従来のアメリカは白人至上主義的で非白人を差別する価値観や考え方に偏っている傾向がある。そのため人々は意識的に、または無意識的に、この思考に陥らないよう注意を払わなければならない。従来の価値観を持った人たちはより注意深く自分たちの習慣を見直す必要がある。

疎外された集団は、他集団に対抗しがち
そして最後に、これが最も重要な点かもしれないが、私たちはつねに嫉妬心が、人種差別的な愚かな行いにつながっていないか注意しなければいけない。スミスの見当違いの言葉が嫉妬心によるものだったかは断言できないが、もしそうだったとしても不思議ではない。

疎外された集団(今回の件で言えばアメリカにおける黒人)は、知らずにほかの疎外された集団(今回の件で言えば大谷というアジア人選手)に対抗しようとする。黒人はアジア人に対抗する。黒人女性は白人女性に対抗する。すべての争いは関連性を持ち続け、彼らが達成した利益に縋り付き、前進し続ける。

しかし、こうしたマイノリティかつ疎外された集団に属する人々は、自ら疎外する行為が結果的にそのマイノリティを弾圧したり、その人たちの権利を剥奪しようとしている人々に加担しているということを認識しなければならない。
私たちを1つにするものは分断するものより多く、力強いものであり、羨望で目がくらんだときに見えるものよりも私たちは多くのことを共有している。そして、このことを認識するとき、私たちは最高の力を発揮できる。だから、どうか気をつけよう!そう、あなたも、スティーブン・A!






×××××××××××××××××××××××××
第5回WBC2023大会
×××××××××××××××××××××××××

大谷翔平選手が“リスペクト” 大絶賛したチェコ代表って何モノ? 野球×仕事 “リアル二刀流”の素顔に迫る【まるっと!サタデー】
ワールドベースボールクラシック・準決勝に進出した侍ジャパン。チェコ共和国代表の帽子をかぶってマイアミ入りした大谷翔平選手の姿は、「チェコ・リスペクト」と世界でも話題になりました。大谷選手を魅了したチェコ代表は、どんなチームだったのでしょうか?

スポーツマンシップ溢れるWBC・チェコ代表
試合に敗れても笑顔で相手チームにエールを送ったり、監督は選手交代の際に帽子を取って選手に一礼したりと、とにかく礼儀正しいチェコ代表。スポーツマンシップ溢れる行動に、日本でも多くの人が虜になりました。

とくに印象的だったのが、3月11日に行われた日本の1次ラウンド第3戦。佐々木朗希投手の剛速球が膝に当たり、デッドボールとなったエスカラ選手はプレーの続行が心配されましたが、足を痛めながらも即座に全力ダッシュ!その姿に日本を応援する観客からは大きな拍手が送られました。

大谷もコメント「対戦相手としてのリスペクトを感じた」
どんなときも、とにかく野球を楽しそうにプレーする姿に大谷選手も会見でコメント。

●侍ジャパン・大谷翔平選手
「一番は野球を好きなんだなというのが一番ですかね。顔つきを見ても分かりますけど、ゲームをやりながら。そこがレベルうんぬん関係なく、やっぱ好きなんだなというのは尊敬できるところでもありますし、野球に関係なくスポーツ選手として試合を一緒に作っていく対戦相手としてのリスペクトを感じましたし、素晴らしい選手たちだったなと思いました」

野球愛に溢れるチェコ代表 選手の素顔は
ファンを大切にし、野球愛に溢れるチェコ代表とはどんな選手たちなのか?番組は帰国したばかりの選手たちを取材しました。

チェコで野球といえば競技人口8000人程度といわれ、まだまだマイナーなスポーツ。そのため野球以外の仕事と掛け持ちしながら「リアル二刀流」として大会に臨んだ選手がほとんどです。

サードを守ったスモラ選手は、試合中に大谷選手にユニフォームを「おねだり」したのではないかと話題になりました。帰国後の生活について話を聞いてみると。


●チェコ代表 フィリップ・スモラ選手
「帰国した次の日には出社しました」

なんと、帰国した翌日から仕事だったといいます。普段は「監査役」の仕事をしていて、WBCは2週間の有給休暇を使って参加したそうです。

だからこそ、野球をとにかく楽しもうとプレーに臨んだと話します。

●スモラ選手
「日本と対戦した時の満員の東京ドームの光景は、私だけではなく全員が忘れられない経験でした。」

チェコで行われる試合で観客は多くても200人程度。だからこそ大切にしていることもあるそうです。

●スモラ選手
「私たちにとって、それでも大切なファンなんです。だから試合の後には必ず会いに来てくれたことに感謝して、すべてのファンに拍手をするんです。私たちにとっては普通のことです」

スモラ選手の「おねだり」実は・・・
あの「おねだり」のシーンについても聞いてみました。

●スモラ選手
「『私も大谷選手と同じ背番号16番です』と言ったんです。大谷選手のような素晴らしい選手と話すのに緊張してしまって、それしか思い浮かばなかったけど」

実は「おねだり」していたのではなく、あこがれの選手に緊張していただけだったそうです。その後、大谷選手のサインボールをゲットしたのですが。

●スモラ選手
「サインボールはチームメイトのジェークにあげたんだ」

なんと!息子が大谷選手の大ファンだというチームメイトに、プレゼントしていたんです。

デッドボールのエスカラ選手 お菓子はチームメイトにお裾分け
一方、デッドボールのお詫びにと、佐々木朗希投手からお菓子をもらったエスカラ選手。膝にはまだ、ボールの痕がくっきりと残っていました。もらったお菓子については。

●チェコ代表 ウィリー・エスカラ選手
「オーストラリア戦の前にロッカールームに出して、みんなで食べたんだ!!」

もらったお菓子の半分はチームメイトにお裾分けし、残りは家に持ち帰ったそうです。

大注目のチェコ代表 国内でも野球人気に変化が
今回、大注目となったチェコ代表。母国では野球ファンが急増し、マイナースポーツから脱却の兆しが見えてきたそうです。

●チェコ共和国大使館 ルカーシュ・ズィーハさん
「毎日何十通もの電子メールやメッセージが届き、ファンからの電話もきています」

●チェコ共和国大使館 ルカーシュ・ズィーハさん
「私たちのデータによると、日本戦は(チェコ国内で)25万人が生中継を見ていました。人口1000万人の国としてはかなりの数字です」

中継以外も含めると合わせて85万人が視聴したといい、チェコの野球放送の中でも史上最高の視聴者数だったそうです。
実際に選手たちが帰国した際にはメディアが殺到!国内での期待も高まっています。

●チェコ市民
「驚きました。チェコ代表の成功をニュースで知って興味を持ってます」
●居酒屋店主
「今回の大会はチェコにとって歴史的な功績だったと思います。なのでこれからもっと大きくなっていくと思います。」

国内に2店舗しかないという野球用品店も大きな期待を寄せています。

●野球用品店の店員 アリスさん
「試合後は多くの方からWBCグッズ、特にユニフォームに関する問い合わせが増えました。チェコではアイスホッケーやサッカーが人気ですが、これからすぐ野球やソフトボールも人気になると思います」

(まるっと!サタデー 2023年3月18日放送より)


侍ジャパンが決戦の地・マイアミに到着!大谷翔平はチェコ代表のキャップ姿で現る 【準決勝は日本時間2023年3月21日】【決勝は日本時間2023年3月22日】
2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™準々決勝のイタリア戦(2023年3月16日)に勝利し、5大会連続の準決勝進出を決めた侍ジャパンが、日本時間の17日午後4時頃(現地時間午前2時頃)、アメリカのフロリダ州マイアミに到着した。大谷翔平(28)は1次ラウンドで戦ったチェコ代表の帽子をかぶり、ヘッドホンを首からかけた姿でロビーに現れた。

東京ドームでの試合を終えた侍ジャパンはそのままバスで羽田空港に移動するハードスケジュール。試合終了から約4時間後にチャーター機で日本を発った。マイアミの空港にはエンゼルスのユニフォームを着たファンなどが選手たちを出迎えた。2023年3月16日の準々決勝前の円陣でラーズ・ヌートバー(25)は「今日の試合が僕たちをマイアミに連れていきます。格好よく自分たちのプレーをして、勝って飛行機でパーティーしましょう!」とチームを鼓舞。機内でパーティーを本当に行ったかどうかは不明だが、約13時間に及ぶ長時間のフライトを終え、迎えのバスに乗り込んだ。選手は、数時間の休憩をはさみ、現地時間の昼頃から練習を行う予定となっている。


準決勝は2023年3月20日と21日に行われ、日本は2023年3月21日にメキシコと戦う。
【WBC侍ジャパン結果と日程】
◆カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール
(1次ラウンドプールB、東京ドーム)
3月9日 日本 8ー1 中国
3月10日 日本 13ー4 韓国
3月11日 日本 10ー2 チェコ共和国
3月12日 日本 7ー1 オーストラリア
※4連勝で1位通過 

◆準々決勝
3月16日 日本 9ー3 イタリア(東京ドーム) 

◆準決勝
3月21日 日本 7ー4 メキシコ(マイアミ ローンデポ・パーク)



【侍ジャパン ハイライト】14年ぶりWBC制覇!悲願の世界一奪還【決勝 日本 vs アメリカ】WBC2023

×××××××××××××××××××××××××

【第5回WBCベストナイン】
捕手:サルバドール・ペレス(32・ベネズエラ)
一塁手:張育成(27・チャイニーズ・タイペイ)台湾
二塁手:ハビエル・バエズ(30・プエルトリコ)
三塁手:ジョアン・モンカダ(27・キューバ)
遊撃手:トレイ・ターナー(29・アメリカ)
外野手:ランディ・アロザレーナ(28・メキシコ)
外野手:マイク・トラウト(31・アメリカ)
外野手:吉田正尚(29・日本)
指名打者:大谷翔平(28・日本)

投手:大谷翔平(28・日本)
投手:ミゲル・ロメロ(28・キューバ)
投手:パトリック・サンドバル(26・メキシコ)


×××××××××××××××××××××××××
【WBC】韓国メディアが並べる日本の課題「幸運続き」
侍ジャパンの劇的サヨナラ勝利は、韓国でも大々的に報じられた。「大谷がヘルメット取って全力で走り二塁に着くと咆哮し、村上の適時打でホームを踏んだ」(マイデイリー)、「本塁打記録の主人公である若き巨砲が日本を脱落危機から救った」(イーデイリー)、「WBC創設以来、最も劇的な試合といっても過言ではない」(オマイニュース)と決勝進出を好意的に取り上げている。

 しかし、中には米国との決勝を前に不安要素を並べるメディアも…。スポーツ韓国は「日本は予選で韓国を除き、1位を争う相手もいない〝蜂蜜〟で4連勝で8強に進出し、A組で2勝2敗の乱戦で弱体していたイタリアと対戦する幸運まで続いた。メキシコ戦は事実上、初めてきちんとしたチームとの対戦だった」と日本は〝ラッキー4強〟だったとし、
厳しい論調で締めくくっている。
×××××××××××××××××××××××××
×××××××××××××××××××××××××
張本勲氏、大谷翔平の打撃に「今のままでは、必ず打てなくなります」
野球評論家の張本勲氏が4日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)にリモート生出演し、言葉による黒魔術で暗示をかけようと・・・。しかしWBCでMVPをつかみ取った!!!!!

 番組では、メジャーリーグでエンゼルスの大谷翔平投手(26)が2日(日本時間3日)、ホワイトソックス戦で1号2ランを放ち、今季初安打をマークしたことを伝えた。本拠地のホワイトソックス戦に「2番・DH」で出場すると、9回にWソックスの守護神、L・ヘンドリックス投手(32)の157キロ直球を捉え、右中間席に運んだ。開幕2戦目の1号は自己最速となった。

 張本氏は大谷の打撃に「オープン戦から調子がいいから、このまま調子を続けてもらいたいんだけど」とした上で「バッティングを毎年コロコロ変えているからね。去年まで右足を上げていたのが、今年は上げないで先にステップ、これをダブルステップというんだけど、ノーステップで打っているわけなんです。ノーステップで一流で成功したのは、日本ではいないし、アメリカでもヤンキースのジョー・ディマジオぐらいしかいない。先にステップすると止まりがあるから。スポーツは止まりがあっちゃダメなのよ。動きの中に止まり、止まりの中に動きがないとね。止まったら、そっからもう1回やり直さないといけないから、そんな時間なんかないのよ」と解説した。

 その上で「ただ体調は調子がいいから、このまま行ってもらいたいわね」と願ったが、司会の関口宏から「あまりにも専門的過ぎてよく分からないんですが、今のままじゃよくないんですか?いいんですか?どっちなんですか」と聞かれ「いや、必ず打てなくなります、今のままでは。だからまた変える。しょっちゅう、この4、5年で変えているから心配は心配」と張本氏は答え、「あとはケガがないように祈っています」と願っていた。
×××××××××××××××××××××××××

エンゼルス、メジャー最弱アスレチックスに“3タテ”食らう 米メディアも酷評「大谷翔平、赤っ恥」「8月は全くむごかったが…」
2023年9月4日

◇2023年9月3日(日本時間4日) 大リーグ アスレチックス10―6エンゼルス(オークランド)
エンゼルスの大谷翔平は3日、「2番・指名打者」で3打数無安打、2四球2三振。5回の二盗成功で今季20盗塁とし、2021年以来自身2度目の「40本塁打&20盗塁」を達成した。複数回の達成はメジャー史上8人目。だが、試合は打ち負けて3連敗。試合前までメジャー30球団で最低の勝率だったアスレチックスに3連戦カード3連敗となった。アスレチックスは今季2度目の3連勝で、同一カード3連勝はこれが今季2度目。エンゼルスにとってはこれ以上ない屈辱に、米メディアも憤激した。
 「大谷翔平のまばゆい輝き。エンゼルスのどんよりとした無能ぶり。これは野球ファンの頭にいやというほど刻み込まれた組み合わせだ」とは、クラッチポインツ。さらに直近1カ月強のチームの迷走ぶりを酷評した。
 「エンゼルスがプレーオフ進出に全力を注入したのはそれほど昔ではない。大谷の来季以降の残留へも望みを懸け、トレード期限までに補強。だが、待っていたのは腐臭を放つ8月で、8勝19敗。プレーオフがほぼ消滅すると即座に方針転換。ぜいたく税の発生を阻止すべく、選手たちをウエーバーにかけて年俸総額を削る恥知らずな策略を用いた」
 エッセンシャリースポーツは「大谷翔平、赤っ恥。屈辱的な敗戦で、またも『メジャー最弱チーム』がエンゼルスを上回る」の見出しで報道。「大谷も疑いの目でチームを見ていることだろう。大谷の素晴らしさが、失望すべき試合結果の陰に隠れてしまっている。エンゼルスにとって8月は全くむごかったが、カレンダーがめくられた9月も状況は全く変わっていない」と失望感を伝えた。


エンゼルスのミナシアンGMは2023年8月23日(日本時間24日)、レッズとのダブルヘッダーに連敗後、緊急会見。この日の第1試合の2回に降板した大谷翔平選手は、右肘の内側側副靱帯(じんたい)の損傷が判明したと発表した。

「第2試合の前に検査した結果、間違いなく断裂はある。今季はもう投げさせない。現時点で手術を受けるかどうかは不透明だ」。大谷は2018年10月も同じ故障により靱帯を修復する通称トミー・ジョン手術を受け、投手としての復帰は20年7月まで待たなければらなかった。
 これを受け、米SNSのファンの反応は阿鼻(あび)叫喚だった。「これで大谷は大金を失うことになる」「大谷は壊れた。トラウトも壊れた。これから何のために生きていけばいいんだ?」「球界全体にとって、本当に心が痛むニュースだ」「エンゼルスファンではないが、彼らと同じくらい野球の神様を呪う。これで今後20カ月、むくれっぱなしだ」 「大谷翔平のまばゆい輝き。エンゼルスのどんよりとした無能ぶり。これは野球ファンの頭にいやというほど刻み込まれた組み合わせだ」とは、クラッチポインツ。
 また、エンゼルスへの恨み節もとどまることを知らなかった。「間違いなく、このゴミのようなチームをあまりにも長く先頭で引っ張ったせいだ! エンゼルスは終わった!!またもプレーオフに行けないシーズンをありがとう(放送禁止用語を叫ぶ絵文字)」「エンゼルスは大谷を優勝を争うチームにトレードせず、FAになる最後までこき使う道を選んだ。何とひどい球団だ」 「エンゼルスがプレーオフ進出に全力を注入したのはそれほど昔ではない。大谷の来季以降の残留へも望みを懸け、トレード期限までに補強。だが、待っていたのは腐臭を放つ8月で、8勝19敗。プレーオフがほぼ消滅すると即座に方針転換。ぜいたく税の発生を阻止すべく、選手たちをウエーバーにかけて年俸総額を削る恥知らずな策略を用いた」
 エッセンシャリースポーツは「大谷翔平、赤っ恥。屈辱的な敗戦で、またも『メジャー最弱チーム』がエンゼルスを上回る」の見出しで報道。「大谷も疑いの目でチームを見ていることだろう。大谷の素晴らしさが、失望すべき試合結果の陰に隠れてしまっている。エンゼルスにとって8月は全くむごかったが、カレンダーがめくられた9月も状況は全く変わっていない」と失望感を伝えた。
 ファンにとっては、これからやり切れない思いに歯ぎしりする日々となりそうだ。





大谷翔平の不適切動画使用で厳罰の韓国メディア、問題動画を削除して番組を再編集
2024年2月16日
 「ドジャース春季キャンプ」(15日、グレンデール)

 一部の韓国メディアが大谷翔平投手に関する不適切な動画をユーチューブで公開し、ドジャースから無期限の取材活動禁止の処分を受けた問題で、韓国の同メディアが問題となった二つの動画を削除し、番組を再編集したことが分かった。

 問題となったのは、韓国の同メディアのスタッフが2024年2月12日にスマートフォンでキャンプ施設のクラブハウスでくつろいでいる大谷を撮影した行為だ。米大リーグ機構(MLB)の取材規則ではクラブハウスの中では選手のインタビュー以外の撮影は許されていないため、ドジャース広報部はその場で撮影者に口頭で注意。映像の使用を禁ずるだけでなく、韓国の同映像の消去を求めた。ところが、韓国の同メディアは2024年2月13日に自社のユーチューブのアカウントにドジャースのキャンプ特集番組をアップ。その中で消去を命じられたはずの映像を13秒間にわたって使用。さらに、撮影禁止エリアとなっているキャンプ施設内選手用駐車場でも大谷と水原通訳が歩いている5秒間の映像を韓国の番組の一部として使っていたことも判明した。

 メジャー関係者によると、球団はこれら悪質な行為に同メディアの『出禁』を決定。MLBは2024年3月20日に韓国・ソウルでドジャースとパドレスの開幕戦2試合を開催することが決まっているため、韓国の処分解除の時期についてはドジャースとMLBが協議していく考えを示しているという。












大谷のありえない親孝行に全米が感動の渦に!大谷「お母さんあのね・・・」【MLB/海外の反応】



【大谷翔平】トラウトが実際に目にした大谷の金銭感覚!米国メディアで大暴露!?トラウト「倹約家?ほっとくといつも同じシャツだったよw」【海外の反応...





【大谷翔平】年棒43億円の大谷翔平の車・洋服・腕時計の値段がまさかの●●円!?野球星人と揶揄される大谷の金銭感覚を暴露【海外の反応】




米メディア「大谷はあきらかに異常だ」質素な私生活を送る大谷の異常すぎる金銭感覚とは?


【大谷翔平】世界トップ超一流の意識が高すぎる食事トレーニング。衝撃「食事はただの〇〇…」WBCでも見せたその徹底ぶりにダル「誰も大谷に追い...


【衝撃】ダルビッシュら全日本人選手がドン引き!大谷翔平の異常すぎる食生活エピソード50選


【大谷翔平】世界トップ超一流の食事トレーニング。衝撃発言「味は関係なくて...」ストイックな食事にダル「彼がすごいのは裏の部分」

【大谷翔平】中田翔らを一喝した”あの事件”から数年、中田が語った衝撃の本音。


【大谷翔平】大谷のルーツが明らかに!運動能力の高さ、そして大谷の“人間力”は●●に起因していた!?


【大谷翔平】姉夫婦の結婚式で贈った”ある一言”に感動の嵐…「最高の家族だ」MLB最高選手を育んだ”家庭環境”に驚きを隠せない【海外の反応】


【大谷翔平】これぞ日本人!「敵味方なく喜び称える姿に驚愕!「素晴らしき日本文化!だから日本人が好きだ」海外から見た日本人の人間性の凄さ!【海外の反応】


【大谷翔平】水原一平通訳が語る裏側大谷翔平の思いと驚愕の心境、一番の理解者が感じる大谷の優勝への拘り【大谷水原】


【大谷も人間だった...】大谷翔平の失敗エピソード50選



【大谷翔平物語】「大谷にはあの時、 本当に申し訳ないことをしてしまいました」花巻東高校・佐々木洋監督が語る高校時代の大谷翔平の 『深いい話』【大...


【ノーカット】 エンゼルス 大谷翔平選手 記者会見



ドーピング疑惑に大谷翔平が言い放った”満点回答”に米衝撃!【海外の反応/MLB】



トラウトが暴露した大谷翔平の”ある本性”がヤバかった…「あれは次元が違う」【海外の反応】


大谷が”サイン盗み”に激怒!大谷「ずっと知ってましたよ」【海外の反応/MLB/野球】


【MLB】エンゼルスの開幕スタメンは全員怪我 ついに大谷翔平も…IL入りは大量28人、求められる“体質改善”
2023年9月9日


レンヒーフォが左上腕二頭筋の負傷で打席に立たず交代
今季のエンゼルスの低迷の要因の1つは、間違いなく怪我人の多さだろう。2023年9月7日(日本時間8日)の本拠地・ガーディアンズ戦ではルイス・レンヒーフォ内野手が左上腕二頭筋を負傷し、一度も打席に立たずに途中交代した。これで開幕スタメンのうち、移籍したハンター・レンフロー外野手を除いて“フル稼働”の選手がゼロになった。

試合前にはここまで先発、中継ぎと様々な役割をこなしていたハイメ・バリア投手が右脚ハムストリングの張りで15日間の負傷者リスト(IL)入り。さらに、「6番・中堅」で出場予定だったミッキー・モニアック外野手が腰の張りで急遽スタメンを外れた。9月は週間MVPに選ばれるなど好調だったレンヒーフォは、ネクストバッターズサークルで負傷し苦悶の表情。フィル・ネビン監督は「(見たところ)芳しくないように思える」と明日8日(同9日)以降の離脱も示唆した。
この日のスタメンのうち、開幕のラインナップに名を連ねていたのはレンヒーフォのほかに、ブランドン・ドルーリー内野手とローガン・オハッピー捕手の3人のみ。オハッピーは4月に左肩関節唇損傷の手術を受け復帰したのは8月後半。ドルーリーも左肩痛で7月にIL入りしている。

大谷翔平投手も2023年9月4日(同5日)のオリオールズ戦前に行った屋外フリー打撃で右脇腹を負傷してから4試合欠場している。開幕スタメンのうち、テイラー・ウォード外野手アンソニー・レンドン内野手ジオ・ウルシェラ内野手は60日間のILに入っていて今季中の復帰は不透明だ。

2023年今季、ILに入ったエンジェルスの選手達は実に28人と入れ替わりが激しい。初出場から16試合連続出塁の球団記録を更新したノーラン・シャヌエル内野手ら、若手が台頭しているのは希望だが、2014年以来のプレーオフ進出へ、まずは怪我をしないチーム作りが欠かせない。(川村虎大 / Kodai Kawamura)





×××××××××××××××××××××××××

×××××××××××××××××××××××××


大谷翔平は「常に例外」 唯一の2年連続ベストチーム選出「この世のものと思えない」

2023年10月28日




米記者が選出するベストチーム14人の一員に大谷翔平が連続選出
今オフにエンゼルスからFAとなる大谷翔平投手が、“2年連続の栄誉”を手にした。米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボウデン記者が選ぶ「オールMLBチーム」の指名打者(DH)部門に、昨年に続いて選ばれた。「今年もまた、この世のものとは思えないシーズンを送った」と最高級の言葉で称賛が送られている。

レッズなどでGMを務めたジム・ボウデン記者が独自に選ぶシーズンのベストチーム。野手8人とDH、先発投手、クローザー、さらにはオーナー、フロント幹部、監督も選出するもので、2023年の14人の中で、大谷は唯一の2年連続選出となった。

「彼は野球史上最高のオールラウンド選手。怪我はあったものの、今年もまたこの世のものとは思えないシーズンを送った」と高評価。打者としては打率.304、出塁率.412、長打率.654、44HR、95打点、20盗塁。投手としては10勝5敗、防御率3.14、167奪三振、被安打はわずか85本。3年連続でオールスターに選ばれ、2度目のア・リーグMVPの有力候補に挙がることにも言及。唯一の2年連続選出についても、「大谷は常に例外だが、球界の一流選手でも、特定のポジションで2年続けて最高のシーズンを送るのはあまりに難しい」と、高いハードルを越えての選出だったと綴った。
そして、FAとなる今オフには「少なくとも4億ドル(約601億円)が保証される契約を手に入れると見られる」と、史上最大規模の契約を得る見込みであることにも言及。まさに歴史的な大谷の2023年を象徴する“ベストチーム入り”となった。(Full-Count編集部)



大谷のありえない親孝行に全米が感動の渦に!大谷「お母さん・・・」【MLB/海外の反応】



【大谷翔平】トラウトが実際に目にした大谷の金銭感覚!米国メディアで大暴露!?トラウト「倹約家?ほっとくといつも同じシャツだったよw」【海外の反応...





【大谷翔平】年棒43億円の大谷翔平の車・洋服・腕時計の値段がまさかの●●円!?野球星人と揶揄される大谷の金銭感覚を暴露【海外の反応】




米メディア「大谷はあきらかに異常だ」質素な私生活を送る大谷の異常すぎる金銭感覚とは?





【衝撃】ダルビッシュら全日本人選手がドン引き!大谷翔平の異常すぎる食生活エピソード50選


【大谷翔平】世界トップ超一流の食事トレーニング。衝撃発言「味は関係なくて...」ストイックな食事にダル「彼がすごいのは裏の部分」

【大谷翔平】中田翔らを一喝した”あの事件”から数年、中田が語った衝撃の本音。


【大谷翔平】大谷のルーツが明らかに!運動能力の高さ、そして大谷の“人間力”は●●に起因していた!?




大谷曼荼羅



【大谷翔平】姉夫婦の結婚式で贈った”ある一言”に感動の嵐…「最高の家族だ」MLB最高選手を育んだ”家庭環境”に驚きを隠せない【海外の反応】


【大谷翔平】これぞ日本人!「敵味方なく喜び称える姿に驚愕!「素晴らしき日本文化!だから日本人が好きだ」海外から見た日本人の人間性の凄さ!【海外の反応】


【大谷翔平】水原一平通訳が語る裏側大谷翔平の思いと驚愕の心境、一番の理解者が感じる大谷の優勝への拘り【大谷水原】


【大谷も人間だった...】大谷翔平の失敗エピソード50選





【ノーカット】 エンゼルス 大谷翔平選手 記者会見



ドーピング疑惑に大谷翔平が言い放った”満点回答”に米衝撃!【海外の反応/MLB】



トラウトが暴露した大谷翔平の”ある本性”がヤバかった…「あれは次元が違う」【海外の反応】


大谷が”サイン盗み”に激怒!大谷「ずっと知ってましたよ」【海外の反応/MLB/野球】



「一瞬にして一生の宝物」大谷翔平がみせた“ふたりの少年”への神対応に日米で反響止まず!「当たり前のことではないよね」【2023名場面・珍場面】
「一瞬にして一生の宝物」大谷翔平がみせた“ふたりの少年”への神対応に日米で反響止まず!「当たり前のことではないよね」【2023名場面・珍場面】 © THE DIGEST

2023年のスポーツ界で印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は大谷翔平(当時ロサンゼルス・エンジェルス)が見せた超一流の立ち振る舞いを取り上げる。試合前、少年との微笑ましい交流は大きな話題を呼んだ。

記事初掲載:2023年6月2日

――◆――◆――

大谷翔平にとっては日常的な、当然の振る舞いなのだろう。

誰もがほっこりするシーンは現地5月31日、ロサンゼルス・エンジェルス対シカゴ・ホワイトソックス戦の試合前に生まれた。地元放送局『Bally Sports West』が映し出したのは、大谷がスタジアムに駆けつけたふたりの少年と交流する様子だ。

まずはダグアウトにいた大谷に向かって、エンジェルスの赤いTシャツを着た男の子が「ショウヘイ!」と大きな声で呼びかける。微笑を浮かべながらベンチ脇に足を運んだ大谷は、少年が差し出したボールにペンを走らせて返す。まさかのチャレンジ成功に、チビッ子の笑顔が弾けた。

さらにその流れで、今度はホワイトソックスのファンと思しき親子が接近。今度はダグアウト前で息子である少年との記念撮影に笑顔で応じ、お父さんがスマホでパシャリ。大谷は優しく男の子の肩に手を掛けている。

一連の映像や画像が拡散すると、ネット上では24時間以上が経過しても続々と日米のファンから賛辞が寄せられている。「少年のお手手と高揚した顔が愛おしすぎる」「ショウヘイは超ナイスガイ!」「一瞬にして一生の宝物」「まさに神の手だな」「本当に素敵な写真」「少年たち可愛いね」「こういう人物がいてくれるだけで嬉しくなります」「決して当たり前のことではないよね」などなど、好意的な声が溢れている。

どんな状況でも、チビッ子ファンをもっとも大切にしている印象の二刀流スター。その情熱は地元ファンでも敵地ファンでも変わらず、彼らにとっての英雄であり続けている。

構成●THE DIGEST編集部







注目集める「大谷選手の代理人」 “歴史的契約”のキーマン
2023年12月4日

注目集める「大谷選手の代理人」 “歴史的契約”のキーマン   ネズ・バレロ氏。

メジャーリーグ史上最高額の契約金になるのではとされる、大谷翔平選手。

その移籍の鍵を握る代理人にも、注目が集まっている。

選手に代わって、球団との契約交渉やさまざまなサポートを行う代理人。

大谷選手の代理人、ネズ・バレロ氏は、2017年に二刀流でのエンゼルス移籍をまとめあげ、その後も会見などで、大谷選手の思いを代弁するなど、裏方として支えてきた。
史上最高額の6億ドル、日本円でおよそ880億円にもなるといわれる大谷選手の契約金。

代理人の報酬は契約金の5%、およそ44億円に及ぶとされ、その手腕が試される。

連日、大谷選手の移籍報道が飛び交う中、交渉の状況を漏らさず、沈黙を徹底しているバレロ氏。

日本時間2023年12月5日からのウィンターミーティングで移籍が決まるのか。

代理人の動きも注目される。






大谷翔平 ドジャースと契約発表 “年俸一部後払いの異例契約”
2023年12月10日


大リーグ、エンジェルスからFA=フリーエージェントとなっていた大谷翔平選手がドジャースと契約することを決めたと自身のインスタグラムで発表しました。大谷選手の代理人事務所によりますと契約は10年で総額7億ドル、日本円でおよそ1015億円だということで、アメリカのメディアはこれは総額でプロスポーツ史上最高額での契約になるとしています。

今回の契約についてアメリカのメディアは年俸の一部を繰り越して後払いにする異例の契約だと伝えています。今週中にも開かれるとみられる記者会見で契約に至った経緯や内容について具体的な説明があるのか注目されます。
大谷選手は大リーグ6年目の今シーズン、バッターとしてホームラン44本を打ってホームラン王のタイトルを獲得。ピッチャーとしても10勝をあげて大リーグ史上初となる2年連続での「2桁勝利、2桁ホームラン」を達成しました。

11月にはシーズンMVP=最優秀選手を史上初となる2回目の満票で受賞するなど、名実ともに大リーグトップのスター選手となりました。

FAとなったこのオフは去就が大きく注目されていましたが、大谷選手は6シーズンを過ごしたエンジェルスを去り、悲願のワールドチャンピオンを目指してドジャースに新たな活躍の場を求めることになりました。

大谷選手の去就が明らかになったことで、今後はプロ野球のオリックスからポスティングシステムを使って大リーグ移籍を目指す山本由伸投手を含め、大リーグの移籍市場全体が大きく動き始めると見られます。

アメリカのメディアによると、今回の契約は「年俸の一部を繰り越して後払いにする」もので、単純計算でおよそ7000万ドルとなる年棒を抑えられるようになっているとしています。

ドジャースの年俸総額はぜいたく税の支払いを課せられる基準額の2億3700万ドルを超えると予想されていますが、大谷選手の年俸をある程度抑えることで選手補強などに資金をまわすことが出来るということです。

また、1年ごとに契約を見直すことや破棄することができる「オプトアウト」という権利が含まれていないと見られています。今後のスケジュールについては現在、ドジャースは支配下の40人枠が埋まっているため、大谷選手の獲得にはこの枠を空けなければならないことなどからアメリカのメディアは今週半ばに正式な契約を結び、記者会見が開かれる見込みだとしています。

大谷選手の代理人事務所も「ほかに類を見ない、歴史的な契約だ」と発表している異例の契約について記者会見で具体的な説明があるのか注目されます。


大谷選手が自身のインスタグラムに英語で投稿したコメントを和訳した全文です。

「世界中の野球ファンのみなさま、決断に至るまで長く時間がかかったことをお詫びします。次のチームにドジャースを選ぶことにしました。まずはじめに、これまでの6年間私を支えてくれたエンジェルスのみなさまと、応援してくれたファンの方々、交渉に関わった各球団の方々に感謝します。特にエンジェルスファンの方々はいい時も悪いときも私を支えてくれて、その応援は私の心の支えでした。エンジェルスで過ごした6年間は私の心の中に残り続けます。そしてすべてのドジャースファンの方々、常にチームのために最善を尽くし、最高の状態でいられるように全力を尽くすことを誓います。現役生活最後の日まで、ドジャースのためだけではなく野球界全体のためにまい進したいと思っています。文章では伝えきれないこともあるので、後日、記者会見で詳しいことをお話します。どうもありがとうございます」。


アメリカのメディアは大谷選手の契約が10年総額で7億ドル、日本円でおよそ1015億円にのぼると伝えていて、これはプロスポーツ史上最大の契約になるということです。

これまで大リーグでは、エンジェルスのマイク・トラウト選手が2019年に結んだ12年総額4億2650万ドルが史上最高額でした。

また、大リーグのほかに
▽NFL=アメリカプロフットボールリーグ
▽NBA=アメリカプロバスケットボール
▽NHL=北米プロアイスホッケーリーグ
の、3つを加えた北米の4大プロスポーツ全体ではNFLのチーフスのクオーターバック、パトリック・マホームズ選手が2020年に結んだ10年総額4億5000万ドルが史上最高とされています。

サッカー界では、アルゼンチン代表のフォワード、リオネル・メッシ選手がバルセロナ時代に4年で6億7400万ドルの契約を結びましたが、これも年俸ではメッシ選手のほうが高いものの契約の総額では大谷選手の契約が上回り、プロスポーツ史上最大の契約になったと伝えています。

大谷の来季の年俸 アスレティックスの年俸総額を1人で上回る
大谷選手の来シーズンからの年俸7000万ドル(およそ101億円)は、今シーズン終了時の年俸総額が30球団中最も低かったアスレティックスのおよそ6200万ドルを1人で上回っています。

また、アスレティックスの次に年俸総額が低いオリオールズのおよそ7100万ドルにはわずかに及びませんでしたが、大リーグのこれまでの年俸最高額はレンジャーズのシャーザー投手とアストロズのバーランダー投手の今シーズンの年俸4333万ドルだっただけに、大谷選手の年俸がいかに異次元のものかがわかります。

大谷選手の加入によって、来シーズンのドジャースの年俸総額はぜいたく税の支払いが科せられる基準額となる2億3700万ドルを超えることが予想されますが、ドジャースは豊富な資金力を背景にこれまでたびたび大リーグでトップの年俸総額を記録してきただけに、去就が不透明なエース左腕のカーショー投手の残留交渉を含め、ワールドシリーズ優勝に向けて投手陣を中心に今後さらなる補強を進めるものと見られます。

大谷選手のプロ入り後の年俸推移
大谷選手のプロ入り後の年俸推移です。

プロ野球、日本ハム時代の金額はすべて推定で1年目の2013年は1500万円。3年目の2015年に1億円の大台にのせました。日本ハムでの最終年の2017年には2億7000万円まで上がり、前例のない投打の二刀流での活躍が高く評価されました。

一方、大リーグでは労使協定によってアメリカとカナダ、プエルトルコ以外の25歳未満の選手ははじめはマイナー契約となり、大リーグへの昇格後も年俸は最低保障額での契約となります。そのため23歳でエンジェルスと契約した大谷選手の年俸も、大リーグ1年目の2018年は54万5000ドル、当時のレートでおよそ6100万円となり、日本ハムでの最終年から2億円以上、下がりました。

また大リーグ3年目までは球団が年俸を決められるため、新人王に輝いた翌年の2019年も65万ドル、2020年も70万ドルと大幅なアップはありませんでした。

さらに2020年は新型コロナウイルスの影響でレギュラーシーズンが162試合から60試合に大幅に減ったため、年俸も試合数に応じて減額され、実際にはおよそ26万ドル(2700万円)ほどとなりました。
日本ハム時代の金額を超えたのは年俸調停の権利を得てからで、2021年2月に2年契約を結びこの年は300万ドル(およそ3億1000万円)、昨シーズンは550万ドル(およそ5億7000万円)でプレーしました。

大リーグ6年目となる今シーズンの契約では、ここ2シーズンの投打の二刀流での歴史的な活躍が反映され、昨シーズンの5倍以上の年俸3000万ドル(およそ43億円)に大幅アップとなりました。

そして、このオフ自身初めてのFA=フリーエージェントとなり、各球団の激しい争奪戦の結果、ドジャースがプロスポーツ史上最高額の年俸7000万ドル(およそ101億円)の歴史的な金額で10年契約を結びました。

ドジャースとは


 ロサンゼルスに本拠地を置くドジャースは1884年から140年近くの歴史がある屈指の人気球団です。

ワールドシリーズ優勝7回を誇りアフリカ系アメリカ人初の大リーガー、ジャッキー・ロビンソンがデビューしたチームで、野茂英雄さんや黒田博樹さん、さらに2019年までプレーした前田健太投手など多くの日本選手が所属し日本のファンにとってもなじみのある球団です。

11年連続でプレーオフに進出し、ここ2シーズンはナショナルリーグ西部地区で優勝したものの、今シーズンはプレーオフの地区シリーズでは1勝も出来ずに敗れました。

WBCのアメリカ代表で今シーズンのMVPの最終候補にも選ばれたベッツ選手や、カナダ代表のフリーマン選手などが中心選手で、投手陣ではサイ・ヤング賞を3回受賞し、通算210勝をマークしているカーショー投手がオフにFA=フリーエージェントとなっています。

強力打線のドジャースにさらに大谷が加入

大谷選手が加入するドジャースは今シーズン、チームのホームラン数や得点数がブレーブスに次いで30球団中2番目に多く、強力打線が持ち味です。

そこに、アメリカンリーグでホームラン王を獲得した大谷選手が加わることで、来シーズンはさらに強力なラインナップとなります。

特に、ベッツ選手、大谷選手、フリーマン選手が並ぶと見られる上位打線は相手ピッチャーにとって脅威となります。

ドジャース2024年の打線予想
ムーキー・ベッツ選手

1(二)ムーキー・ベッツ
打率.307 39本 107打点 14盗塁
大谷翔平選手とベッツ選手


               フレディ・フリーマン
             フレディ・フリーマン



1(二)ムーキー・ベッツ
打率.307 39本 107打点 14盗塁

2(指)大谷翔平
打率.304 44本 95打点 20盗塁

3(一)フレディ・フリーマン
打率.331 29本 102打点 23盗塁

4(捕)ウィル・スミス
打率.261 19本 76打点

5(三)マックス・マンシー
打率.212 36本 105打点

6(中)ジェームズ・アウトマン
打率.248 23本 70打点 16盗塁

7(右)ジェイソン・ヘイワード
打率.269 15本 40打点

8(遊)ミゲル・ロハス
打率.236 5本 31打点

9(左)デビッド・ペラルタ
打率.259 7本 55打点


カーショー投手

一方で、投手陣には課題も残っています。今シーズンのチーム防御率は4.06と30球団中13位で、規定投球回に到達した投手がチームに1人もいませんでした。さらに来シーズンに向けては大リーグ通算210勝をあげているエース左腕のカーショー投手の去就が決まっていないほか、大谷選手も右ひじの手術の影響で復帰は2025年になる見込みです。

先発ローテーションの中心となるのは、おととし16勝をあげたゴンソリン投手や、ことし新人ながら11勝をあげたミラー投手で、このほかにおととし16勝をあげ、2回目のトミー・ジョン手術からの復帰を目指すビューラー投手などがいます。ただ、仮にカーショー投手が残留したとしても、ワールドシリーズ優勝を目指すうえでは先発、リリーフともに投手陣のさらなる補強や若手の台頭が必要な状況です。

FAから決断までの経緯
大谷選手が先月、FA=フリーエージェントとなってから移籍を決断するまでの経緯をまとめました。

11月2日 自身初めてのFA


 大谷選手はことしのワールドシリーズが終了後の11月2日に自身初めてのFAとなりました。

最初の5日間は元の所属球団であるエンジェルスの独占交渉期間でしたが、期限後の6日にはアメリカ国内外のすべてのチームと交渉が可能になりました。

エンジェルスは期限の終了後すぐに大谷選手に「クオリファイング・オファー」と呼ばれる1年契約を提示したと発表し、規定額の年俸の2032万5000ドル(当時のレートの日本円でおよそ30億4700万円)でオファーしましたが、大谷選手を含め、ことしこのオファーを受けたFA選手7人全員が11月14日の回答期限までに拒否しました。

12月4日 ウインターミーティング開催
12月4日からは移籍交渉の山場となるウインターミーティングがテネシー州ナッシュビルで4日間にわたって開かれ、アメリカのメディアは大谷選手の契約総額が5億ドルから6億ドル(およそ720億円から870億円)にものぼるのではないかと伝え、ドジャース、カブス、ブルージェイズ、ジャイアンツ、そしてエンジェルスの5球団が「ファイナリスト」として獲得を争っているとしました。

このオフ最大の注目となっている大谷選手の去就について、アメリカのメディアの間では連日、「フロリダ州にあるブルージェイズのキャンプ地を大谷選手が訪れた」とか、「ジャイアンツの本拠地のサンフランシスコを大谷選手が訪れたといううわさがある」といった報道合戦が過熱しましたが、各球団の幹部はいずれも否定も肯定もせず、沈黙を続けました。

2023年12月5日 ドジャース ロバーツ監督 大谷との面談明かす

ドジャースのロバーツ監督


そうした中、ウインターミーティング2日目の2023年12月5日には、ドジャースのロバーツ監督が数日前に大谷選手とロサンゼルスで面談して交渉したことを突如明かしました。

大谷選手がFAになって以降、公式の場で大谷選手との交渉を認めたのはこの時が初めてで、会場にいた報道陣が騒然とする中、ロバーツ監督は「正直でありたかった。面談はいい感触だったと思う。翔平の獲得は最優先事項だ」と堂々と話しました。

2023年12月7日 米メディア報道「3球団に絞られた」
そして、ウインターミーティングが終了した12月7日にはアメリカのメディアは「ドジャース、ブルージェイズ、エンジェルスの3球団に絞られた」などとしてドジャースとブルージェイズが獲得を激しく争っていると伝えていました。
来季2024年3月開幕戦は韓国で ダルビッシュ所属のパドレスと
ダルビッシュ有投手

ドジャースは来シーズンの開幕シリーズをダルビッシュ有投手が所属するパドレスと韓国のソウルで対戦する予定です。韓国で大リーグの公式戦が行われるのは初めてです。

大リーグ機構は近年、野球人気の拡大を狙ってアメリカ国外での公式戦の開催を積極的に進めていて、ドジャースとパドレスは来シーズンの開幕シリーズを来年3月20日と21日にソウルで行うと発表していました。

パドレスには韓国出身で、ことしアジア出身の内野手として初めてゴールドグラブ賞を受賞したキム・ハソン選手が所属しています。

大谷選手がドジャースに移籍したことによって、この開幕シリーズでいきなり大谷選手とダルビッシュ投手の対戦が実現する可能性も出てきました。


ドジャースに決めた5つの理由

 〈1〉常勝軍団 エ軍6年間でMVPに2度輝くなど実績を残したが、PS進出はなし。21年には「ヒリヒリするような9月を過ごしたい」と訴え、WBC優勝直後にも「ポストシーズン、ワールドシリーズ、そこで勝っていくのが次のステップ」と話した。最近の20年をはじめ7度の世界一に輝いているド軍は13年から11年連続でPSに進出。直近7年で5度100勝以上を挙げている。

 〈2〉環境面 ドジャースタジアムとエンゼルスタジアムは車で40分程の距離。キャンプ地もエ軍時代と同じアリゾナ州内だ。西海岸の南部はシーズン中の気候が比較的温暖で雨天中止もほとんどない。慣れ親しんだ環境でプレーを続けられることは大きなメリットだ。

 〈3〉右肘手術からの復帰 9月に受けた右肘手術を執刀したのが、18年10月のトミー・ジョン手術に続いてニール・エラトロッシュ医師で、ド軍のチームドクターを務めている。当時のリハビリをエ軍でサポートした理学療法士も所属。サポート体制は整っている。

 〈4〉DH枠 近年はDH枠を日替わりでさまざまな選手を起用するチームも多いが、今季はマルティネスを110試合で起用。33本塁打を放ったが再契約はしておらず、枠は空いている。マルティネスは今季の1年契約で、来季は打撃に専念する大谷のために空けていたといっても過言ではない。ベッツ、フリーマンと並ぶ打線は破壊力抜群だ。

 〈5〉大谷愛 ド軍は花巻東時代から熱心に調査。12年9月にプロ志望届を出した際には日米一番乗りで訪問した。17年オフの争奪戦は当時DH制がなかったが最終7球団に残り、交渉にはカーショーら選手も参加した。大谷も当時の目標の一つに「2020年ドジャース ワールドシリーズ制覇」と記したことがある。

 長期契約に盛り込まれることが多いオプトアウト(契約破棄条項)は含まれていないもようで、10年を終えると39歳。事実上の生涯契約だ。当初は4~7日のウィンターミーティング中に結論が出るとみられていたが少し延び、悩みに悩んで出した答えだろう。チームでも歓喜の瞬間を迎えるために大谷は、新天地に歩を進める。(安藤 宏太)



本拠地はロサンゼルスで、近郊のカリフォルニア州アナハイムにあるエンゼルスでプレーしていた大谷にとっては、慣れ親しんだ生活環境にある。右肘手術の執刀医がチームドクターを務めており、リハビリも進めやすい。

 大谷はインスタグラムで「エンゼルスで過ごした6年間は、私の心にずっと残り続けるでしょう。すべてのドジャースファンの皆様には、チームのために最善を尽くし、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、常に全力を尽くし続けることを誓います。現役生活最後の日まで、ドジャースのためだけでなく、野球界のために努力し続けたいと思います」と英語で記した。





栗山英樹さん、大谷翔平ドジャース移籍に「野球界のためにまた何か見せてくれるでしょう」
2023/12/11 11:31


大谷選手とともに今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に輝いた日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹・前監督は「翔平が、これだけの評価を受けたということは本当にうれしかった」と喜んだ。今後に向けて「またここからが勝負。新しいステージでも、野球界のためにまた何かを見せてくれることでしょう。楽しみにしています」と期待を寄せた。エンゼルスなどで活躍した元投手の長谷川滋利さん(55)は「投手と打者の2人分と考えれば安い金額。ドジャースは良い打者が多いので、大谷選手の四球が減り、打者としての成績は上がるだろう」と予想した。


ドジャース、3度目のオファーで大谷翔平獲得…花巻東高時代から評価し続けた思い実る
2023/12/11 
 【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグの大谷翔平選手(29)が9日(日本時間10日)、移籍先として発表したドジャースは、岩手・花巻東高時代から大谷選手を追い続けてきたチームだった。獲得のオファーは今回が3度目とも言え、ドジャースにとっては長年の思いが実った形だ。 「米国でもトップ選手の一人だ」。大谷選手が高校3年だった11年前の2012年9月、花巻東高を訪問したドジャースの幹部は高く評価した。日本担当のスカウトが追いかけ、プロ志望届の提出後は日米プロ球団で最も早い訪問と、熱意は並々ならぬものがあった。


[PR]
 大谷選手もメジャー挑戦を表明していたが、ドラフト(新人選手選択)会議で日本ハムが1位指名。投打の二刀流での育成を掲げた当時の栗山英樹監督(62)が「誰も歩いたことのない道を歩いてほしい」と説得し、心が変わった。

 2度目はその5年後だ。成長を遂げた大谷選手が17年にポスティングシステムでの大リーグ移籍を目指した際にも、獲得を目指した。面談した7球団の一つに残ったものの、所属するナショナル・リーグが当時は指名打者(DH)制ではなかったことが影響した。パ・リーグと同様にDH制を採用し、二刀流を実現しやすいアメリカン・リーグのエンゼルスが選ばれた。

 その後、リーグは異なっても同じ西地区にあるドジャースは、その強さを見せつけてきた。今年6月、大谷選手が登板した際は2―0で勝利。負け投手となった大谷選手は「強いチームはゲームプランを立て、全員で同じ目的意識を持ってくる」と脱帽した。11年連続でプレーオフに進出中の強豪は常に優勝争いに絡み、大谷選手が渇望する「ひりひりするような9月」を過ごせる名門球団だ。

米スポーツ専門局ESPNによると、10年総額7億ドル(約1015億円)という大型契約に、選手自ら契約を破棄できる権利はついていないといい、39歳を迎えるシーズンまでドジャースのユニホームを着る可能性はある。さらに、年俸の大半を契約期間後に支払うようにして、球団がチームの補強に資金を回せる仕組みになっている。この勝利への配慮は、大谷選手から提案したものだという。





エンゼルスファン、大谷翔平を慰留できなかったオーナーへの怒り爆発「チームを売却しろ!」
2023年12月11日
 エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平選手は9日(日本時間10日)、ドジャースとプロスポーツ史上最高額の10年総額7億ドル(約1015億円)で契約に合意したと発表。身体検査などを経て近日中に入団会見が行われる。 エンゼルスとドジャースの本拠地球場は、わずか50キロしか離れておらず、古巣エンゼルスファンの怒りは、大谷を慰留できなかったアート・モレノ・オーナーにも向けられている。

 10日のジ・アスレチックによれば、一報後に本拠地エンゼルスタジアムに姿を現したあるファンは「SELL THE TEAM ARTE(チームを売却しろ、アート)!」と記したボードを掲げ、「朝食も食べていないし、飲んでもいない。朝起きて大谷ドジャースのニュースを見てから、ひとしきり泣いた」と語った。
 米メディアも同調した。同サイトのブラム記者も「今回の失敗は、完全にアート・モレノ・オーナーの失敗だ」と断言。FOXスポーツ・ラジオ局のリー・ホストも「恨むべきはオーナーだ。プレーオフもパア、何年間も大谷とトラウトを同時に抱えていたのにだ」と同オーナーを非難した。
 モレノ・オーナーは昨年8月に球団売却の方針を発表したが、今年1月になって「やり残した仕事がある」「ファンにワールドシリーズ優勝を再びもたらす」と翻意し、オーナー継続を公言。一部の米メディアは「大谷でもう少し金もうけできるじゃないかと思い直したわけだ」と酷評した。
 2010年以降、エンゼルスのポストシーズン進出は14年の1度(地区シリーズで3連敗)しかない。




大谷翔平「今回は左から(腱を)取ってます」2度目の手術に言及 3度目なら「おそらく配置転換」二刀流引退の覚悟にも触れる

けがの一因といえる疲労の蓄積についても分析。「今年に関してはピッチクロックがあってそこが慣れないなと。出続けるうえで疲労が溜まりやすくなると感じていた」

2023年12月24日




ドジャースの大谷翔平投手が2023年12月24日、NHKで放送された「NHKスペシャル、メジャーリーガー大谷翔平~2023伝説と代償そして新たな章へ」で、二刀流引退の可能性について言及した。

 NHKでは大谷のドジャース移籍が決定後、1時間にわたり取材。ナレーターの「インタビューの中盤、気になる発言があった」との紹介で、大谷の今後に向けた覚悟を語る場面があった。

 大谷は「ピッチャーとしては2度目の手術なので。まあ、おそらくもう一度同じ症状になったら配置転換。他の例えば野手、どこのポジションか分からないがそういう風になる」と、3度目の手術が必要な状況になった場合について言及。「配置転換」という言葉を使い、“二刀流引退”の可能性にサラリと触れた。

大谷はメジャー挑戦1年目の18年にも右肘のトミー・ジョン手術を行い、その後、復活。この時は右手首の腱(けん)を取ったというが、「今回は左から(腱)とってます。ブレースと生体組織みたいなのを。よく分からないです、僕も」と明かした。

 けがの一因といえる疲労の蓄積についても分析。「今年に関してはピッチクロックがあってそこが慣れないなと。出続けるうえで疲労が溜まりやすくなると感じていた」という。それでも、ルールそのもののせいにすることはなく、「そこはもうちょっと改善する余地があった。リズムだったり、リズムを作りやすい投げ方だったり、入り方とかによって多少、削れる部分もあったかな。それもやらなきゃ分からない。今後の課題のひとつかなと思います」と語った。





×××××××××××××××××××××××××
×××××××××××××××××××××××××

×××××××××××××××××××××××××
×××××××××××××××××××××××××
記者のテリー・フライ氏は翌日、「メモリアルデーの週末に日本人ドライバーがインディ500で勝つのは非常に不愉快だ」とツイート
×××××××××××××××××××××××××
×××××××××××××××××××××××××
米紙記者、「日本人の優勝は不愉快」のツイートで解雇に
2017.05.30 


ニューヨーク(CNNMoney) 米国伝統の自動車レース、インディアナポリス500マイル(インディ500)佐藤琢磨選手が日本人初の優勝を果たしたことについて、米紙デンバー・ポストの記者がツイッターに「非常に不愉快」と投稿して物議を醸し、解雇された。

レースが開催された28日は、メモリアルデー(戦没者追悼記念日)の連休中だった。同紙記者のテリー・フライ氏は翌日、「メモリアルデーの週末に日本人ドライバーがインディ500で勝つのは非常に不愉快だ」とツイートした。

デンバー・ポストのマック・タリー社長兼最高経営責任者(CEO)らは29日、「無礼なツイートで容認できない」「本紙の思想信条を反映するものではない」とする短い謝罪声明を発表。フライ氏はもはや同紙で働いていないと述べた。

フライ氏は同紙で20年以上記者を務め、過去にコロラドで4回、オレゴンで3回の計7回、州の最優秀スポーツ記者に選ばれた実績を持つ。

同氏は批判を浴びて問題のツイートを削除し、デンバー・ポストと佐藤選手に謝罪した。さらに、日本は第2次世界大戦で米国が戦った相手国のひとつだと指摘し、メモリアルデーの週末で「感情的になってしまった」「私の父もまさにこの国と戦った」と書き込んだ。

フライ氏にはフィクション、ノンフィクション合わせて数冊の著書があり、その中には第2次大戦中の父の体験について書いた作品も含まれている。







×××××××××××××××××××××××××
「マスターズ史上もっとも無謀」韓国ゴルファー
×××××××××××××××××××××××××









「マスターズ史上もっとも無謀」韓国ゴルファーによる“怒りのパター破壊”に米メディアも苦言!
THE DIGEST編集部

2021.04.10

パターを破壊したキム・シウー。これが韓国のスポーツマンシップなのか。(C)Getty Images
THE DIGEST
専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

 世界最高峰の檜舞台で、目を疑う光景が映し出された。

 米ジョージア州のオーガスタナショナルGCで開催中の『マスターズ』は現地金曜日に大会2日目を消化。日本の松山英樹は通算4アンダーで首位と3打差で終え、6位タイに付けて決勝ラウンドに進んだ。
【関連ムービー】怒り心頭のキム・シウーがパターを破壊する決定的瞬間はこちら! そして3ウッドを手に…

 そんな伝統あるオーガスタで、信じられない行動に出たのが、韓国のキム・シウーだ。この日はスタートから好調を維持していたキムだが、14番で3パットを叩いて初のボギーを記録し、スコアを落としてしまう。すると続くパー5の15番では、ウェッジでのアプローチがカップを通り過ぎて逆側のエッジにまで到達。これで「イライラした」と振り返るキムは、なんと握っていたパターを地面に垂直に強く打ち付け、ぐにゃりと曲げてしまったのだ。

 ルール上、替えのパターは使えないため、3ウッドでパッティングに臨んだ。なんとか15番をパーで切り抜けたものの、拾い上げたボールを池に投げ捨てるなど、マナーを逸脱した行為が続いた。結局残る3ホールもグリーン上でウッドを使用する羽目になり、いずれも2パットを余儀なくされてバーディは獲れず。それでも松山と同じ通算4アンダーで、6位タイで2日目を終えた。

 ラウンド後のインタビューで「わざと壊そうとしたわけじゃなく、壊れてしまったんだ」と弁明し、「その後もパーを獲れたのはラッキーだった」と前向きに捉えたキム。だが、日本のテレビ中継局である『TBS』で解説を担当した中嶋常幸プロが怒りを滲ませたように、批判の声が渦巻くのは至極当然だ。
米専門メディア『Golf Digest』は「マスターズで勝利を収めるためには、感情を露にすることなく72ホールすべてで集中しなければならない。それがセオリーだ」と諭したうえで、「キム・シンウーはそれを試されたが、怒りに身を任せてしまった」と断じた。そして次のように続けている。

「あの時点で、彼はトップのジャスティン・ローズと3打差だった。そんななかで、マスターズ史上、もっとも無謀で問題視されるべき行動のひとつに及んでしまったのだ。究極の戦いにおいて、パターを失なうことがなにを意味するのか。3ウッドで代替したものの、パターだったなら残る3ホールすべてをパーで終えることもなかっただろう」

 マスターズという、とりわけ格式が重んじられる舞台での失態。土日の決勝ラウンドで優勝争いをし、もし初優勝を遂げたとしても、今回の軽率な行動が帳消しになるわけではない。
松山英樹の初優勝で幕を閉じた2021年の『マスターズ』。世界中のメディアが日本人選手として初、アジア出身選手として初の快挙達成をこぞって報じ、称えている。

【関連ムービー】怒り心頭のキム・シウーがパターを破壊する決定的瞬間はこちら! そして3ウッドを手に…

 そんななか、大会2日目に同じアジア出身で話題をさらったのが、韓国のキム・シウーだ。初日を1アンダーで切り抜けて8位タイの好スタートを飾り、2日目もマスターズでの自身最高となる「69」をマークしたが、その15番ホールでの振る舞いが物議を醸したのだ。

 思い通りにならないショットに苛立ち、持っていたパターをグリーン周辺の地面に激しく叩きつけて破壊。さらにカップイン後に拾い上げたボールを、池に投げ捨てる愚行までもが映像に映し出された。パターはみずから壊した場合は代替が許可されていないため、キムは3ウッドを使って残る3ホールを耐え凌いだ。しかし、海外メジャーのなかでも突出した伝統と格式を誇るマスターズだけに、その軽率な一連の行為はメディアからもファンからも著しいマナー違反と糾弾された。

 一方で、母国・韓国のメディアは大っぴらに批判することがなかった。むしろ3ウッドを使ったにも関わらず、すべて2パットで終わらせた点を評価し、バックアップのスタンスを崩さなかったのだ。
 
構成●THE DIGEST編集部
韓国のキム・シウー

 最終的にキムは3日目が74、最終日が72で通算2アンダー、12位タイで全日程を終えた。韓国メディア『news1』は「感情をコントロールできなかったものの、来季のマスターズ出場権を得て満足だろう」と銘打ち、次のようにプレーヤーを称えている。

「選手本人は感情を爆発させて、コントロールできなかったことを悔やんだが、3度目のマスターズでは大いに見せ場を作った。2日目を終えて6位タイで初のトップ10はおろか、十分に優勝も狙えたが、ショットが安定せずに涙を呑んだ。とはいえ、自身のベストスコアを更新し、なんとか12位タイに滑り込んでみせた。幸いにも来季の出場権を得られたのだからOKとしよう。彼にとっては、過去のメジャー大会におけるベストパフォーマンスでもあった」

 PGAツアー通算3勝の25歳。前年のマスターズで12位以内に入れば、たしかに翌年の出場権を得られるレギュレーションながら、このまますんなり行くだろうか。あの“パター破壊”を大会事務局がどう捉えて、ジャッジするのかに注目が集まる。



「卑劣だ」「何の競技なんだ!」女子柔道で韓国選手が“張り手”食らわせ一本負け、その後は畳に居座り… ネット上で批判殺到【アジア大会】
THE DIGEST によるストーリー •
2023年9月26日




現地9月24日、中国・杭州で開催されている第19回アジア競技大会の柔道女子48キロ級で、日本の角田夏実が金メダルを獲得。今大会の日本人選手金メダル第1号となったが、決勝に先んじて行なわれた試合では、思わぬアクシデントが発生していた。韓国のイ・ヘギョンとカザフスタンのアビバ・アブジャキノワが準決勝で対戦。前者が非スポーツマン行為を繰り返し、一本負けを喫するという展開となったのだが、この結果に納得のいかない選手は、試合後も畳に居座り不満の態度を見せた。

試合は1分30秒過ぎに組み手を争う中でイの右手がアブジャキノワの顎に入ってしまい一時中断。痛がるアブジャキノワにイが謝罪の意を示した。その後、試合は続行されたものの、ゴールデンスコア(延長戦)にもつれ込むと、再び激しい組み手争いの中で、イが再び同様の行為でアブジャキノワの左頬に張り手を食らわせてしまう。しばしの中断の後、イには非スポーツマン行為によって、3つめの指導が与えられ、一本負けとなった。

左目の下に痛々しい出血が見られたアブジャキノワだが、試合後に対戦相手のイに握手を求めると、イは納得のいかない様子で立ち尽くした。コーチも大声で不満を表明する中、最後は座り込んで抗議の姿勢を見せたイだが、審判に促されてようやく畳を下りることとなった。
この一連の出来事は、開催地・中国のメディア『新浪ニュース』や香港の英字メディア『South China MorningPost』など複数のメディアが「スポーツマンらしくない行為でカザフスタンの選手が完勝した」「韓国の柔道選手が相手を平手打ちして敗れた」などと伝えている。現地中国のネットユーザーからは、「これはとても卑劣だ」「いったい何の競技なんだ?」「汚い、とても汚い!」「韓国ではそれが普通なのか?」などと批判が殺到している。



「なんて不可解な判定だ!」女子柔道で“張り手”を食らわせて一本負けの韓国選手に母国メディアは徹底擁護!「故意じゃないのに…」【アジア大会】


韓国メディアは選手を擁護する姿勢を貫いている。

現地9月24日、中国・杭州で開催されているアジア大会の柔道競技がスタート。その先陣を切って女子48キロ級が行なわれ、日本の角田夏実が金メダルを獲得し、今大会の日本人選手金メダル第1号となっている。

問題のシーンが起きたのは、その前に実施された準決勝だ。対戦したのは韓国のイ・ヘギョンとカザフスタンのアビバ・アブジャキノワ。前者が再三に渡って非スポーツマン行為に及び、3度の指導を受けて一本負けを喫した試合だ。判定に納得がいかないイ・ヘギョンは試合後も畳の上に居座って抗議を続けた。
2度の指導対象となったのがイ・ヘギョンによる“張り手”だ。開始1分30秒過ぎにまずは組み手の際に右手でアブジャキノワの顎に一発食らわせてしまう。さらにゴールデンスコア(延長戦)でも激しい組み手からアブジャキノワの左頬にビンタを放ち、審議の結果、3度目の指導が言い渡された。

イ・ヘギョンは張り手のたびにアブジャキノワに謝罪したものの、殴られたほうがたまったものではない。傷口がぱっくりと開き、血が流れる始末だった。それでも試合後に畳に座って不満を露にし、コーチ陣も猛然と審判団に異議を唱えたこともあり、地元・中国のファンやメディアからは「卑劣だ!」「いったい何の競技?」「韓国ではそれが普通なのか?」といった批判が殺到している。

そんななか、韓国メディアはメダルを逃したイ・ヘギョンに同情的だ。スポーツメディア『MKスポーツ』は「故意じゃなかったにも関わらず、判定は覆らなかった」と強く主張。「韓国側はビデオ判定を求めたが受け入れられず、ペナルティのため銅メダル獲得マッチにも出場できなかった。イ・ヘギョンにとっては、とても涙に暮れる、すごく残念な一日だ」と伝えている。

さらに『フィナンシャルニュース』は「なんて不可解な判定だろうか。激しい争いのなかで偶発的に指が相手の顔に当たってしまったのだろうか。」と非難。全国紙『朝鮮日報』も「納得できない裁定だった。なぜイ・ヘギョンは涙を流して会場を去らねばならなかったのか」と疑問を呈した。




×××××××××××××××××××××××××


🔟大谷翔平は「常に例外」 唯一の2年連続ベストチーム選出「この世のものと思えない」

2023年10月28日




米記者が選出するベストチーム14人の一員に大谷翔平が連続選出
今オフにエンゼルスからFAとなる大谷翔平投手が、“2年連続の栄誉”を手にした。米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボウデン記者が選ぶ「オールMLBチーム」の指名打者(DH)部門に、昨年に続いて選ばれた。「今年もまた、この世のものとは思えないシーズンを送った」と最高級の言葉で称賛が送られている。

レッズなどでGMを務めたジム・ボウデン記者が独自に選ぶシーズンのベストチーム。野手8人とDH、先発投手、クローザー、さらにはオーナー、フロント幹部、監督も選出するもので、2023年の14人の中で、大谷は唯一の2年連続選出となった。

「彼は野球史上最高のオールラウンド選手。怪我はあったものの、今年もまたこの世のものとは思えないシーズンを送った」と高評価。打者としては打率.304、出塁率.412、長打率.654、44HR、95打点、20盗塁。投手としては10勝5敗、防御率3.14、167奪三振、被安打はわずか85本。3年連続でオールスターに選ばれ、2度目のア・リーグMVPの有力候補に挙がることにも言及。唯一の2年連続選出についても、「大谷は常に例外だが、球界の一流選手でも、特定のポジションで2年続けて最高のシーズンを送るのはあまりに難しい」と、高いハードルを越えての選出だったと綴った。
そして、FAとなる今オフには「少なくとも4億ドル(約601億円)が保証される契約を手に入れると見られる」と、史上最大規模の契約を得る見込みであることにも言及。まさに歴史的な大谷の2023年を象徴する“ベストチーム入り”となった。(Full-Count編集部)



大谷のありえない親孝行に全米が感動の渦に!大谷「お母さん・・・」【MLB/海外の反応】



【大谷翔平】トラウトが実際に目にした大谷の金銭感覚!米国メディアで大暴露!?トラウト「倹約家?ほっとくといつも同じシャツだったよw」【海外の反応...





【大谷翔平】年棒43億円の大谷翔平の車・洋服・腕時計の値段がまさかの●●円!?野球星人と揶揄される大谷の金銭感覚を暴露【海外の反応】




米メディア「大谷はあきらかに異常だ」質素な私生活を送る大谷の異常すぎる金銭感覚とは?



【衝撃】ダルビッシュら全日本人選手がドン引き!大谷翔平の異常すぎる食生活エピソード50選


【大谷翔平】世界トップ超一流の食事トレーニング。衝撃発言「味は関係なくて...」ストイックな食事にダル「彼がすごいのは裏の部分」

【大谷翔平】中田翔らを一喝した”あの事件”から数年、中田が語った衝撃の本音。


【大谷翔平】大谷のルーツが明らかに!運動能力の高さ、そして大谷の“人間力”は●●に起因していた!?







【大谷翔平】姉夫婦の結婚式で贈った”ある一言”に感動の嵐…「最高の家族だ」MLB最高選手を育んだ”家庭環境”に驚きを隠せない【海外の反応】


【大谷翔平】これぞ日本人!「敵味方なく喜び称える姿に驚愕!「素晴らしき日本文化!だから日本人が好きだ」海外から見た日本人の人間性の凄さ!【海外の反応】


【大谷翔平】水原一平通訳が語る裏側大谷翔平の思いと驚愕の心境、一番の理解者が感じる大谷の優勝への拘り【大谷水原】


【大谷も人間だった...】大谷翔平の失敗エピソード50選






【ノーカット】 エンゼルス 大谷翔平選手 記者会見



ドーピング疑惑に大谷翔平が言い放った”満点回答”に米衝撃!【海外の反応/MLB】



トラウトが暴露した大谷翔平の”ある本性”がヤバかった…「あれは次元が違う」【海外の反応】


大谷が”サイン盗み”に激怒!大谷「ずっと知ってましたよ」【海外の反応/MLB/野球】




注目集める「大谷選手の代理人」 “歴史的契約”のキーマン
2023年12月4日

注目集める「大谷選手の代理人」 “歴史的契約”のキーマン   ネズ・バレロ氏。

メジャーリーグ史上最高額の契約金になるのではとされる、大谷翔平選手。

その移籍の鍵を握る代理人にも、注目が集まっている。

選手に代わって、球団との契約交渉やさまざまなサポートを行う代理人。

大谷選手の代理人、ネズ・バレロ氏は、2017年に二刀流でのエンゼルス移籍をまとめあげ、その後も会見などで、大谷選手の思いを代弁するなど、裏方として支えてきた。
史上最高額の6億ドル、日本円でおよそ880億円にもなるといわれる大谷選手の契約金。

代理人の報酬は契約金の5%、およそ44億円に及ぶとされ、その手腕が試される。

連日、大谷選手の移籍報道が飛び交う中、交渉の状況を漏らさず、沈黙を徹底しているバレロ氏。

日本時間2023年12月5日からのウィンターミーティングで移籍が決まるのか。

代理人の動きも注目される。



「“愛する存在”への配慮か」大谷翔平がなかなか帰国しない“3つの理由”
2024年1月6日

 WBCでの世界一に始まり、メジャーリーグでは自身2度目のMVPを獲得するなど、

'23年も大活躍した大谷翔平。

「シーズン後にフリーエージェントとなり、スポーツ界史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)でロサンゼルス・ドジャースに移籍しました。昨年9月に右肘の手術を受けた影響で、今年は二刀流を封印し、打者に専念。チーム成績が低迷していたエンゼルスとは異なり、2年連続で地区優勝に輝いている強豪のドジャースでさらなる活躍が期待されています」(スポーツ紙記者、以下同)
 オフシーズンにもかかわらず、注目度は高まるばかり。

「昨年の大みそかにTBS系『WBC2023 ザ・ファイナル』が放送。先発投手の大谷選手と捕手の甲斐拓也選手との試合前のブルペンでのやりとりなど、初出し映像が公開されました。また、同時間帯のテレビ朝日系『ザワつく! 大晦日』では、侍ジャパンの監督を務めた栗山英樹さんが出演して大谷選手の裏話を語ったため、SNSでは《どっちを見たらいいんだ》という声が上がっていました」
凱旋帰国を楽しみにしているファンも多いが、なかなか知らせは届かない。

「遅くても毎年11月中には帰国していました。ですが、このオフは日本に戻らず、新しい本拠地のドジャー・スタジアムなどで練習をしています」

 例年とは違う過ごし方をするのは、どんな理由があるのだろうか─。

アメリカに残ってリハビリをするのが最善策
「1つは使命感でしょう。ケガのため、今年は二刀流での出場が難しいですが、ドジャースは大谷選手が望む環境や多額の契約金を用意しました。3月20日の開幕戦に打者として万全の状態で臨み、移籍1年目から超大型契約に見合った結果を出すには、アメリカに残ってリハビリをするのが最善策と考えたのでしょう」

 日本の“虎の穴”が閉鎖することも理由のひとつかも。

「大谷選手は帰国すると、都内にあるアシックスのトレーニング施設で練習していました。ところが、この施設が'24年3月で営業終了予定。また、アシックスとも'22年で契約が終了しています。そうした事情や術後のリハビリ、移籍ということも重なり、オフシーズンもアメリカを拠点に生活していると思われます」

 “愛する存在”も帰ってこない要因のようで……。

「愛犬“デコピン”の存在です。MVP受賞発表時に大谷選手と一緒にリモートでの中継に登場して注目を集め、ドジャースの入団会見で名前を明かしていました。大谷選手が帰国する場合は、愛犬も連れて帰ると思われますが、そのためにはマイクロチップの装着や狂犬病の予防接種、動物検疫所への届け出など、多くの手続きが必要。また、シーズン終了後に飼い始めたようで、まだ一緒に生活して3か月ほど。長時間のフライトや日本での生活など、愛犬の環境の変化を考慮したのかもしれません」

 新天地に移り、30歳を迎える節目の年。'24年はどんな“SHOW TIME”を見せてくれるか。




×××××××××××××××××××××××××
2024年 大谷劇場始まる!!!!!!!!
×××××××××××××××××××××××××
×××××××××××××××××××××××××
大谷翔平勧誘“3部作”、ついに1000万回再生の大台突破


ケリーの妻アシュリーさんの大谷勧誘動画“3部作”が合計で1000万回再生突破
ドジャースのジョー・ケリー投手の妻アシュリーさんは、大谷翔平投手のドジャース入りを“熱烈歓迎”した動画で話題となった。「勧誘」「獲得」「ポルシェ贈呈」の“3部作”となっているが合計でついに1000万回再生の大台突破。日米で注目を集めている。

ケリーは昨季まで大谷と同じ「17」を背負っていたが、大谷の入団が決まる前に「Ohtake17」と題し、自身のインスタグラムで勧誘キャンペーンを開始。大谷の入団が決まると、夫の背番号「17」のドジャースユニホームを庭に投げ捨て、ケリーの背中に「99」と書き込む動画で喜びを表現した。すると、その後大谷から背番号譲渡のお礼として新車のポルシェがプレゼントされた。

2024年1月3日(日本時間4日)の時点で勧誘動画が123万回再生、獲得動画が610万回再生、ポルシェ贈呈動画が288万回再生の人気ぶり。計1021万回以上再生されている。次はどんな動画を出すのだろうか。(Full-Count編集部)









中国企業が「大谷翔平」を勝手に商標申請! 
「大谷翔平」の人気ぶりに目を付けた中国の全く無関係の企業が「大谷翔平」の名前を商標申請した!

これを中国政府が認めたら日米中で大問題に!
日米中で次に起きることが想像されます・・
2024年2月26日










中国で野球はマイナースポーツだったがこの数年、人気が上昇し、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平(29)の活躍なども中国メディアが大きく報じるようになっている。その人気ぶりに目を付けた中国の全く無関係の企業が「大谷翔平」の名前を商標申請したという。

以前から、中国で日本のブランド名やキャラクター名が無関係の企業に勝手に商標登録され問題となることがあった。

ウルトラマンの中国語「奥徳曼」が中国国内で商標登録され、円谷プロダクションに無断で映画が製作されたことがあった。

日本の「無印良品」を展開している株式会社良品計画が中国に進出する際、「無印良品」というブランド名を先に商標登録していた中国企業に提訴され、本家であるはずの良品計画が敗訴するという事件も起きた。さらに良品計画が敗訴のことをリリースで公表すると、中国企業が名誉毀損で訴えるという事態にもなった。



大谷翔平の電撃結婚に世界が騒然「大谷ロス」「デコピン」など続々トレンド入り「世界中大興奮」
[2024年2月29日17時25分]


ドジャース大谷翔平投手(29)が2024年2月29日、自身のインスタグラムで結婚を発表した。「お相手は日本人女性です」と紹介し、「2人(1匹も)で力を合わせ支え合い、ファンの皆さんと共に歩んでいけたらと思っております」と報告した。

SNSでは「大谷結婚」「日本人女性」「結婚報告」「デコピン」「大谷ロス」などが続々とトレンド入り。

「奥さんと幸せな家庭を築いてください」「デコピンも大喜び!」「2024年2月29日という日を選んだのも大谷選手らしい」「世界中大興奮!」「おめでとうございます! 大谷ロスが始まりそうですね」などのコメントが集まった。







×××××××××××××××××××××××××

MLB ドジャース・ロバーツ監督、韓国到着時に卵投げつけられる 韓国メディア「バカ者が卵を投げた」
2024年3月15日

韓国で開幕戦を行う米大リーグ、ドジャースが2024年3月15日、仁川国際空港に到着した。米アリゾナ州のキャンプ地から12時間のフライトで移動してきたドジャース軍を多くのファンが出迎えたが、ハプニングに見舞われた。
聯合通信によると空港で待ち構えていた群衆の中のひとりがデーブ・ロバーツ監督(51)に向かって卵を投げつけたという。「バカ者が卵を投げた。目撃者もいる。警察と空港当局は詳しい状況を調査する」と伝えた。






水原一平通訳の契約解除 大谷への影響は? 公私で支えた「右腕」
違法賭博の胴元ボーヤー氏のポーカーゲーム(マフィアのような人物)に借金し、水原一平通訳は大谷の大金に眼がくらむ!?
大谷の知らないところで大谷の口座で借金を重ねる!?
アメリカでは違法賭博が流行し社会問題化していたところだった。
ドジャースの選手の前で水原一平は、「自分はギャンブル依存症だ。もし分けないことをしてしまった。」と謝罪した。
2024年3月21日

 
 米大リーグ・ドジャースは2024年3月21日、大谷翔平選手(29)の通訳を務めてきた水原一平氏(39)との契約を解除したと発表した。米ロサンゼルス・タイムズ紙などによると、水原氏は「違法賭博」に関与し、大谷選手の資金を盗んだ疑いがもたれている。大谷選手にとって水原氏は2018年の大リーグ挑戦1年目から公私ともにサポートを受けてきた、まさに「通常の通訳」を超える存在。開幕したばかりの今季のプレーへの影響も懸念される。

 水原氏は2013年から日本ハムの通訳を務めて、2018年にエンゼルスに加入した大谷選手とともに渡米した。米国では大谷選手の練習相手から球場への行き帰りの車の運転手、普段の生活での身の回りのサポートまでいくつもの役割をこなした。大谷選手の意をくんだ的確な通訳で現地メディアへの情報発信を行い、チームメートとのつなぎ役にもなるなど、米球界に順応するために大谷選手にとってはかけがえのない存在だった。
 2人の関係の深さはこれまでも多くの場面で、にじみ出ていた。昨年2023年まで3年連続で出場したオールスターゲーム恒例の「レッドカーペットショー」には多くの選手が家族やパートナーと一緒に登場する中で、大谷選手は水原氏と歩いた。野球日本代表「侍ジャパン」が優勝した2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも水原氏はスタッフとして同行。練習中、試合中のベンチと多くの場面で2人は並び、時間を共にしてきた。
 そろって移ったドジャースは、ムーキー・ベッツ選手やフレディ・フリーマン選手といった最優秀選手(MVP)受賞者ら多くのスター選手を擁し、メジャー屈指の人気を誇るチームだ。昨年秋に右肘を手術したばかりで、今季は打者に専念する大谷選手にとっては、新天地で気を使う部分も多いシーズンとなる。それだけに、これまで二人三脚でメジャー挑戦を支えてきた「右腕」を失うことへのショックは大きい。【角田直哉】
水原一平氏が大谷翔平の関与発言を撤回 当初は自分の借金を大谷が返済していたと米メディアに回答

 ドジャース大谷翔平投手(29)の通訳を務めてきた水原一平氏(39)が違法なスポーツ賭博で借金を抱え大谷の銀行口座から返済した問題で、水原氏が球団を解雇されたことが21日、明らかになった。大谷の弁護士は「ショウヘイは巨額の窃盗の犠牲者だ」と声明を出している。スポーツ賭博による借金は450万ドル(約6億7500万円)にふくらんでいたという。

ESPN電子版によると、水原氏は同メディアの19日の取材で、当初は大谷が同氏の借金返済を行ったと話していた。大谷は昨年、数カ月の間に自分のコンピューターにログインし、水原氏の見ている前で送金を行った。大谷が水原氏にお金を渡さず自分で送金した理由について「彼はお金に関して、私を信用していなかった。賭博に使ってしまうことを危惧していた」と説明したという。

しかし、同メディアが大谷の代理人に話を聞くためコンタクトを取った後、大谷の弁護士が声明を発表。水原氏も20日に前日の発言を撤回し、大谷は賭博のことも借金のことも何も知らなかったと話したという。

20日付の米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は、MLBは捜査当局からは接触を受けていないと伝えた。また選手会は取材に対してコメントを拒否し、大谷の代理人ネズ・バレロ氏も複数回の取材の求めに応答しなかったという。





大リーグ、パドレスの選手を野球賭博で永久追放 他4選手も出場停止

2023年5月、パドレスのトゥクピタ・マルカノ選手=AP




 米大リーグ機構(MLB)は2023年5月4日、野球賭博に関わって規約に違反したとして、サンディエゴ・パドレスのトゥクピタ・マルカノ選手を永久追放とし、ほかの4人の選手を1年間の出場停止にすると発表した。

 発表によると、MLBは今年2023年5月3月、合法のスポーツ賭博の運営元から、複数の大リーグ選手らと関連するアカウントから野球賭博の賭けが行われているとの情報を得て、調査してきた。どの選手も自分が出場した試合に賭けたことはなかったという。MLBの規約では、選手が自身のチームが関わる試合に賭けた場合、金額にかかわらず永久追放処分になると明記されている。

 コミッショナーのロバート・マンフレッド氏は「野球選手の特権は、他の人々には合法な一部の行動への関わりを控えるという責任を伴う。MLBは引き続き、規律の監督や教育プログラムへの多くの投資を続けていく」とコメントした。
 MLBによると、パドレスのマルカノ選手は2022年10月以降、野球賭博を387回行った。総額で15万ドル(約2300万円)以上を賭け、そのうち約8万7千ドルが大リーグ関連の賭けだったという。25回は自身が所属していたパイレーツの試合に賭けていたが、けがで離脱した後だったため、試合には出ていなかった。

 マルカノ選手はパイレーツの試合の賭けではすべて負け、大リーグの試合への賭けでは4.3%しか勝てなかったという。

 また、ESPNは先月、昨季まで大谷選手と共にエンゼルスに所属していたデービッド・フレッチャー選手が、水原被告と同じ違法賭博の胴元を通じて賭けを行った疑いがあるとして、MLBが調査を始めたと報じた。(サンタアナ=五十嵐大介)







日本は「ギャンブル大国」になりつつある!大阪を破滅させるカジノIR区域。
大阪湾の人工島「夢洲」に国が初期投資として1兆円余りを投じてカジノIR区域などを整備

プレジデントオンライン2023/05/11
              松野官房長官
カジノを含むIR=統合型リゾート施設について、日本政府は2023年5月14日、2029年の開業を目指すとした大阪府と大阪市の整備計画を認定しました。IRの整備計画が政府の認定を受けたのは初めてで施設などの整備が進められる見通しとなりました。

有識者による委員会 “認定の条件を満たしていると判断”
IRは、カジノのほか国際会議場やホテルなどを備えた統合型の大規模なリゾート施設で、政府は2023年5月14日、IR推進本部の会合を開きました。

このなかで岸田総理大臣は、2029年の開業を目指すとした大阪府と大阪市の整備計画について「2025年の大阪・関西万博の開催後の関西圏の発展や、わが国の成長に寄与するとともに、日本の魅力を世界に発信する観光拠点となることが期待されている」と述べました。
会合では、観光庁が設置した有識者による委員会が大阪府と大阪市の整備計画について、事業者の財務の安定性や、地域経済への効果、ギャンブル依存症への対策などを審査した結果、認定の条件を満たしていると判断したことが報告され、了承されました。

これを受けて、斉藤国土交通大臣が整備計画を正式に認定しました。

IRの整備計画が政府の認定を受けたのは初めてで、施設などの整備が進められる見通しとなりました。

計画では、大阪湾の人工島「夢洲」に初期投資として1兆円余りを投じてカジノや国際会議場などを整備し、2029年の秋から冬ごろの開業を目指すとしています。

今後、内閣府の外局として設置された「カジノ管理委員会」がカジノ施設の運営などの審査を行い、免許の付与などが行われると国内で初めてとなるカジノ開業が決まります。
斉藤国交相「依存症防止対策 確実に実施されるよう連携」

斉藤国土交通大臣は「審査委員会でおよそ1年にわたる十分かつ丁寧な審査を行った。日本最大規模の国際会議場施設の整備が計画されている点や、経済波及効果などについて肯定的な評価が得られていることなどを踏まえて認定した。日本の魅力を世界に発信する観光拠点となることを期待している」と述べました。

そのうえで、斉藤大臣はカジノについてギャンブル依存症などへの不安の声が出ていることについて、「カジノについてはカジノ事業の免許などを受けることが必要でその際には十分な依存症防止対策が措置されるかが確認されることになっていてカジノ管理委員会で今後、検討されると思う。国土交通省としては大阪の計画に盛り込まれている依存症防止対策が確実に実施されるよう関係機関ともよく連携しつつ、今後の計画の実施状況を十分に確認していきたい」と述べました。
松野官房長官「観光立国推進へ重要な取り組み」
松野官房長官は閣議のあとの記者会見で、「IRは国内外から多くの観光客を呼び込むものとして、わが国が観光立国を推進する上で重要な取り組みであり、2025年の大阪・関西万博の開催後の発展に寄与することが期待されている」と述べました。
大阪のIR計画とは
大阪府と大阪市などがまとめたIRの計画では、大阪湾の「夢洲」にカジノのほか、国際会議場や展示場、ホテル、シアターなどを整備するとしています。

延べ床面積は、あわせて77万平方メートル。

運営する事業者は「大阪IR株式会社」で、アメリカのIR運営会社、「MGMリゾーツ・インターナショナル」の日本法人や「オリックス」のほか、地元企業など20社が出資しています。

初期投資額はおよそ1兆800億円で、年間の来場者は2000万人、IR全体の売り上げはおよそ5200億円を見込んでいます。

売り上げのおよそ8割をカジノが占める見通しです。

開業は当初の予定よりも4年遅い、2029年の秋から冬ごろとしています。
計画では、IRの建設で11万6000人、運営で9万3000人ほどの雇用が生まれるとしていて、運営に伴う経済への波及効果は年間1兆1000億円余りにのぼるとしています。

地元経済の低迷を避けたい大阪府と大阪市としては、成長の起爆剤としたい考えです。

カジノをめぐって懸念の声が上がっている「ギャンブル依存症」について、大阪府は去年11月に条例を施行し、対策を進める方針を掲げているほか、開業までに依存症の人や家族からの相談を受け付けたり、治療や社会復帰の支援を行ったりする拠点を整備するなどとしています。

また、大阪のIRは民間の資金で建設・運営されますが、会場となる「夢洲」で土壌汚染などの問題が明らかとなったことを受けて、所有者の大阪市が788億円をかけて対策を進めることになっていて、こうした公費負担に批判の声も上がっています。
有識者委員会の審査の内容は
大阪府と大阪市のIRの整備計画を認定されたことを受けて、観光庁は有識者による委員会が行った審査の内容を公表しました。

それによりますと、審査では「財務の安定性」「地域経済への効果」「施設の規模」「ギャンブル依存症対策」などあわせて25の項目があり、1000点を満点として大学教授や医師から選ばれた7人の審査員が採点を行いました。

その結果、採点の平均は657.9点でした。

600点以上を認定の条件だとしていたため、「認定しうる計画」だと評価したということです。

また、審査員からそれぞれの項目ごとに出された意見も公表されました。

このうち、「ギャンブル依存症への対策」の項目では、
▽若者への啓発・教育が構想されているが、早期発見・早期介入のための取り組みの記載があまりみられず、今後の具体化が必要だという意見や、
▽計画のなかでは海外のIR施設と比べて電子ゲーム型の機器が多く、それに特化した対策の具体的な検討が必要だという意見が出されました。

また、「地域との良好な関係の構築」の項目では、大阪府・大阪市による地域住民への対面での説明の場を設けるといった取り組みの計画が乏しいように見受けられるなどという意見もありました。

こうした意見を踏まえ、日本政府は2023年5月14日、IRの整備計画を認定した一方で、
▽実効性のある依存症防止対策を行い、定期的に検証することや、
▽地域との対話の場を設け、良好な関係構築に継続的に努めること、
それに、
▽予定地で懸念されている、災害時の液状化への対策などが不十分なものとならないよう検討することなどを求めています。
IR整備法とは 今後の流れは?
カジノを含むIR=統合型リゾート施設の整備法は2018年に成立しました。

IR整備法では、事業者の運営を監視するため、免許制の導入や、ギャンブル依存症の対策としてカジノ施設への入場回数に制限を設けることなどが盛り込まれました。

IRの整備をめぐっては地元への経済効果やインバウンド需要の拡大などを期待する声が多く誘致を目指す動きが相次ぎました。

ただ、横浜市ではIR誘致に反対を訴えた市長が当選して計画を撤回したほか、和歌山県では整備計画を国に申請するための議案を議会が否決するなどの動きも出ました。

その結果、去年2022年4月に大阪府と大阪市、それに長崎県の整備計画が国に申請され、有識者による委員会で内容の審査を続けてきました。

大阪府と大阪市の整備計画の認定を受けて、内閣府の外局として設置された「カジノ管理委員会」がカジノ施設の運営などに関して財務の状況や暴力団とのつながりがないかなどを審査した上で、免許を付与します。

そしてカジノ施設が完成したあと、機器などの検査が行われた後、IRが開業することになります。

「カジノ管理委員会」は、カジノ施設の運営の監視を行う役割を担っていて立ち入り検査を行い違反が見つかれば、免許を取り消すことができます。
大阪府 吉村知事「カジノ実現に向け、大きな一歩を踏み出した」
大阪府の吉村知事はコメントを出し、「厳正な審査を経て、日本で初めてIRを整備していくエリアとして国に認められたものであり、いよいよその実現に向け、大きな一歩を踏み出したものと認識している」などとしています。

そのうえで、「夢洲を、万博開催の弾みに続いてカジノIRの実現を契機とし、ベイエリアの新たなにぎわいの拠点という有効な資産につくり変えていく。今後、ポストコロナにおける大阪の再生・成長を確かなものとするため、圧倒的な魅力を備えた世界最高水準の成長型IRを実現し、府市一体で、大阪・関西の持続的な成長につなげていく」としています。
大阪市 横山市長「待ちに待った認可」

大阪市の横山市長は記者団に対し、「大阪としては、待ちに待った認可だ。夢洲が万博やIRを通して大きく発展していくことは、大阪の転換点になる。明るい大阪を描けるような方向性を作っていきたい」と述べました。

そのうえで、「依存症対策については、専門的な知見を持つ組織が対策にあたるとともに、カジノをしっかりとしたルールで運営することで対応したい。心配している住民には丁寧に説明していきたい」と述べました。
府と市でつくるIR推進局推進課 開業時期「精査が必要」
大阪府と大阪市でつくるカジノIR推進局推進課の長野康宏課長は、開業時期については、認定が当初の想定より半年程度、遅れたため、「精査が必要だ」と話しました。
関西の経済界は期待
関西の経済界からは観光客の増加や地元での雇用の創出などへの期待が出ています。

関経連=関西経済連合会の松本正義会長は「夢洲が観光、ビジネスなどの魅力ある拠点として発展し、関西および日本観光のゲートウエーとなることを期待している。また、地元の雇用創出効果や観光ルート開拓などにより、関西広域に経済効果が波及していくことを望んでいる」とするコメントを発表しました。

大阪商工会議所の鳥井信吾会頭は「着実な計画推進により『世界最高水準の成長型IR』を実現し、大阪の国際競争力強化と持続的成長につなげてほしい。文化や食など大阪の魅力の発信強化や、地元への経済波及効果の向上に向けて協力してまいりたい」とコメントしました。

関西経済同友会の角元敬治代表幹事は、「カジノIRの実現により西日本や全国への周遊が促進され、大阪・関西との関係人口が増加していくことを期待する。大阪・関西万博の開催実績をいかし、国際会議や展示会などの『MICE』の誘致・創出、そして継続的な開催が重要だ。カジノIRをトリガーとして発展を遂げる夢洲をはじめ、関西全体の都市競争力の向上と国内外への情報発信に取り組んでいく」としています。
運営事業者の中核株主オリックス「経済成長と発展に貢献したい」
大阪のIRの運営事業者である「大阪IR株式会社」は、オリックスと、アメリカのIR運営会社「MGMリゾーツ・インターナショナル」の日本法人が中核株主となっているほか、地元企業など20社から出資を受けています。

このうち、オリックスが14日午後、コメントを発表しました。

この中では、「『オリックス』と『MGM』は、本事業を通して、大阪・関西地域、ひいては国の観光および経済の持続的成長と発展に貢献していきたいと考えています。『MGM』とのパートナーシップのもと、官民連携し事業実現に向け推進してまいります」とコメントしています。

今後、運営事業者と大阪府、大阪市の3者が開業までのスケジュールなど詳細な運営計画を話し合った上で、実施協定を結ぶことにしています。
大阪のカジノスクールでは

大阪市内にあるカジノのディーラーを養成するスクールでは期待の声が聞かれました。

大阪・中央区にある「日本カジノスクール大阪校」では、3か月から1年ほどかけてチップの計算方法やルーレットの回し方など、ディーラーとしての技能や客をもてなす作法などを学べます。

このスクールには現在、大学生や主婦などおよそ15人が通っているということです。

カジノを含むIR=統合型リゾート施設の整備計画が認定されたことについて、スクールに通う大学3年生の男子学生は「ディーラーとして働く機会が得られることと、客としての期待と、二重の喜びがあります。今後は海外のカジノで働き、大阪でカジノが開業したらディーラーとして実力を発揮できるように準備したいです」と話していました。

スクールの大岩根成悦校長は「カジノができれば国内でもディーラーという職業が生まれることになるので期待しています。ホスピタリティーあふれるディーラーを育成することで、世界から愛されるカジノにできるよう貢献したいです」と話していました。
反対の市民団体「断固抗議の意志 問題が一切解決しておらず」
計画を認定しないよう国に求める署名活動などを行ってきた市民団体「カジノに反対する大阪連絡会」は、「大阪を破滅させるカジノ計画の認定に対して断固抗議の意志を表明します。ギャンブル依存症の増加による社会的損失が検証されていないなど問題点が一切解決しておらず、計画の中止が実現するまで粘り強くたたかうことを改めて表明します」などとするコメントを発表しました。
カジノの位置づけ ギャンブル依存症対策は
IRは「IntegratedResort」の頭文字で「統合型のリゾート」という意味です。

カジノのほかに大型の国際会議場やホテル、それに劇場などさまざまなエンターテインメント施設を兼ね備える施設です。

日本政府はカジノIRの整備について、競争力の高い観光施設を設けて訪日外国人を呼び込むことなどを目的としています。
カジノは施設を維持・管理するための財源にするという位置づけです。

カジノの運営には、2018年に制定されたIR整備法に基づき、規制が定められています。

1つのIRのなかでカジノ施設は1か所に限られ、面積も施設全体の3%以内とされています。

また、ギャンブル依存症への対策として、カジノIR区域外でのカジノ広告は原則禁止され、カジノ施設内ではATMの設置はできません。

カジノ施設の入場規制が設けられ、7日間で3回、28日間で10回に制限されます。

さらに、家族などからの申し出で利用を制限することができるとしています。

また、日本人や国内に居住する外国人がカジノ施設を利用するためには、1回もしくは24時間当たり6000円の入場料が必要になります。

カジノ施設への入場料収入と事業者がカジノから得られる収益の30%は、国と都道府県に納付されます。

大阪府と大阪市への年間の納付額はあわせて1060億円と見込まれています。

大阪に整備されるIRについては、年間の売り上げは5200億円と推計され、このうち、8割がカジノ事業による売り上げだとしています。

IRの整備をめぐってはギャンブル依存症や治安の悪化などへの根強い不安があります。

このため自治体や運営事業者などには、ギャンブル依存症への対策だけでなく、犯罪を防ぐ対策など健全な運営を行うことが求められています。
ギャンブル依存症治療の医師「予防のために必要な体制作りを」
「ギャンブル依存症」の治療にあたっている大阪精神医療センターの入來晃久医師は依存症への対策の強化が必要だと指摘しています。

入來医師はIRの影響について、「新たにカジノができることで既存のギャンブルとは違う層が依存症になるおそれもある。ギャンブル依存症の人はこれまで十分な治療が受けられなかったという歴史がある。カジノIRの開業によってどんな影響があるかきちんと見ていく必要がある」と話しました。

また、ギャンブル依存症の特徴については、「日常生活のストレスを発散させようとした結果、依存症になってしまうのはアルコールや薬物の依存症と同じだ。依存症になると脳の理性をつかさどる部分の働きが弱まり、家庭や仕事よりギャンブルを優先するようになって次第に家族や社会から孤立していってしまう」と深刻さを説明しました。

そして、対策については「依存症にならないためには、周囲の人が声をかけて早めに医療機関を受診するなど予防をすることが最も大切だ。大阪府や大阪市はこれを機に賭け金がエスカレートしないよう使った金額を把握した上でアドバイスを受けられる仕組みを作るなど、必要な支援を行うための体制作りを進めてほしい」と指摘しました。
【各党の反応は】
立民 泉代表「依存症増えるのではという問題ありカジノ反対」
立憲民主党の泉代表は、記者会見で「カジノは、世界各国を見ると、成功事例だけでなく失敗事例も多々あり、果たして大阪が活性化するのか。ギャンブル依存症で生活破綻に至る日本人が増えてしまうのではないかという問題点もあり、カジノには反対だと明確に訴えていきたい」と述べました。
維新 遠藤国対委員長「カジノIRはすべてカジノではない 説明が大事」
日本維新の会の遠藤国会対策委員長は記者団に「認定までに、う余曲折があり、いろいろな思惑や政治的な背景があるのかもしれないが、大阪のためにやるものではなく国策なので、決まったことは決まったこととして一緒になってやっていきたい。IRは、すべてカジノではないので、改めて国民に説明を尽くすことが大事だ」と述べました。
公明 石井幹事長「感慨深い 住民理解が進むよう努力してほしい」
公明党の石井幹事長は、記者会見で「国土交通大臣時代に、法律の成立に尽力したので、非常に感慨深い。ただ、報道機関のアンケートによると、まだ、大阪の府民や市民の賛成は、必ずしも多いわけではないと承知しているので、大阪府や大阪市は、住民の理解が進むように努力してもらいたい」と述べました。
共産 田村政策委員長「認可と計画の撤回 改めて求める」
共産党の田村政策委員長は記者会見で、「認可と計画の撤回を改めて求める。カジノを解禁し、実際につくることになれば、ギャンブル依存症が増えることは避けられない問題だ。カジノは人の不幸の上に成り立つ経済で、それのどこが日本の魅力なのか厳しく批判したい」と述べました。
申請が出されている長崎県の整備計画は審査継続
一方で、有識者の委員会は申請が出されている長崎県の整備計画については今後も審査を続けることにしています。

これについて、斉藤国土交通大臣は閣議の後の会見で「審査を継続している具体的な理由については、審査中のため、お答えを差し控えさせていただきたい」と述べました。

また、長崎県の整備計画では2027年度の開業を目指すとしていて、開業が遅れる公算が大きくなったのではないかと質問されたのに対して、「整備計画の審査については期限を設けることなく丁寧かつ十分な審査をすることとしている。現時点で認定時期について申し上げられるものではない」と述べました。
長崎 大石知事「認定されるチャンスはまだ十分ある」
長崎県の大石知事は14日の記者会見で「継続審査ということ自体は『不認定』ということではなく、認定されるチャンスはまだ十分にあると理解をしている」と述べました。

その上で「カジノIR誘致の成功というのは長崎県政の重要課題だと思っているので引き続き早期に区域認定をいただけるよう、県として取り組みを進めていきたい」と述べました。
佐世保 朝長市長「カジノIRの実現を切望」
佐世保市の朝長則男市長は「九州・長崎IRは、訪日観光客の地方への新たな流れを創出し、九州観光をけん引する起爆剤となるものだ。佐世保市は官民一体で長年にわたってカジノIRの誘致推進活動を行うなど、IRの実現を切望している。継続審査ということなので、できるだけ早く審査が行われることに期待し、引き続き長崎県と一体となり、IRの実現に向けて取り組んでいく」というコメントを出しました。
長崎県の事業者「認定を信じて待ちたい」
長崎県のカジノIR事業の運営主体となる特定目的会社「KYUSHUリゾーツジャパン」の大屋高志社長は「大阪の計画に認定が出たということは現実に日本にカジノIRができるということなので、むしろ『ほっ』とした気持ちがある。今回、長崎のカジノ計画は審査に落ちたということではなく、長崎も大阪と同様にしっかりとしたカジノ計画を申請しているので、認定を信じて待ちたい」と述べました。

その上で、「認定を受けることができれば2027年の開業に向けて一刻も早く、スケジュールを守れるよう取り組んでいく」と述べました。

大阪カジノより問題なのは…ギャンブル先進国のイギリスで賭博場が減っているワケ

 日本政府が大阪の万博会場で進めるカジノを含む統合型リゾート(カジノIR)について、政府は2029年の開業を目指す大阪府・市の整備計画を認定した。ロンドン在住ジャーナリストの木村正人さんは「何でも賭け事の対象にするイギリスでは、ギャンブルスポットの数は減っている。代わりに猛威を振るっているのはオンラインカジノだ」という――。

日本初のカジノは大阪観光の目玉になるか
カジノを含む統合型リゾート(カジノIR)について、斉藤鉄夫国土交通相は14日、「IR整備法に基づき外部有識者の審査委員会で約1年に及ぶ審査が重ねられ、認定し得る計画との審査結果が得られた」と大阪府・市の整備計画を認定し、「IRが日本の魅力を世界に発信する観光拠点となることを期待する」と強調した。2029年に日本初のカジノ開業を目指す。

「日本最大規模の国際会議場施設の整備が計画されている点や経済波及効果について肯定的な評価が得られている。今後、大阪のIRは開業に向け、計画の実施状況評価で進捗状況を確認していく。カジノについてはカジノ事業の免許を受ける必要がある。その際、カジノ管理委員会で十分な依存防止対策が措置されるかが確認される」と斉藤氏は説明した。
世界経済フォーラムが昨年5月に発表した「旅行・観光競争力レポート」で日本は堂々の1位(21年ランキング)に輝いた。コロナ前の19年、大阪を訪れた訪日外国人は東京の1410万人に次ぐ1152万人。経済の地盤沈下が著しい大阪にとってIRを観光の目玉にという声は大きい。しかし、かつて「暴力団とお笑いの街」と揶揄された大阪にカジノは必要なのか。

大阪の有権者の中ではカジノ賛成派が多数派
2023年4月9日の大阪府知事・大阪市長ダブル選ではカジノIRを推進する大阪維新の会が圧勝。朝日新聞が同日行った出口調査でもIR誘致賛成が知事選で53%、市長選で55%といずれも反対を上回った。民意の追い風を受け、岸田文雄首相も14日「大阪のIRについては25年の大阪・関西万博開催後の関西圏の発展やわが国の成長に寄与する」と期待を寄せた。
日本は既に「ギャンブル大国」
日本のギャンブル産業の規模はどれくらいか。

2022年のパチンコ・パチスロの売り上げは14兆6000億円。公営競技では、同年度の中央競馬で3兆2500億円、地方競馬1兆700億円、競艇2兆4100億円、競輪1兆900億円、オートレース1000億円――。すべて合わせると計22兆円超にも上る。

筆者が暮らす英国の街角にはスポーツ、政治、英王室まで賭けの対象にしてしまうブックメーカー(賭け屋)や小さなカジノがある。日本と単純に比較はできないものの、ギャンブルから犯罪を排除し、弱者を保護することを目的とした英「ギャンブル委員会」によると、宝くじを除くギャンブル収益(21年4月~22年3月)は総額99億ポンド(1兆6800億円)で前年より16.5%も拡大した。日本では18年にギャンブル等依存症対策基本法が施行されているが、パチンコ・パチスロや公営競技にカジノも加われば日本は押しも押されもせぬ「ギャンブル大国」になる。

依存症対策で入場制限などが実施される予定
大阪のIRは、大阪・関西万博の会場となる人工島・夢洲(ゆめしま)の約49万平方メートルに、電子ゲーム機約6400台が設置されるカジノ(約6.5万平方メートル)や3つのホテル(計約2500室)、国際会議場をつくる。初期投資額は約1兆800億円。年間約2000万人の来場と開業3年目で売上高約5200億円を見込み、収益の約8割をカジノが占めるとそろばんを弾く。

日本人のカジノ入場については、マイナンバーカードなどによる本人確認のほか、入場回数を7日間で3回、28日間で10回までと制限し、1回につき入場料を6000円徴収する予定。ほかにも、本人・家族の申請による利用制限や、未成年者や暴力団員の入場禁止の措置を講じる。場内のATM設置は禁止され、100万円超の取引はすべてカジノ管理委員会に報告され、チップの譲渡・持ち出しは禁止される。
大阪のIRを巡っては、依存症のほかに夢洲の地盤沈下による公費負担の懸念もある。大阪出身の筆者はカジノ推進派ではないが、日本の左派メディアは改憲派の維新が進める政策にはことごとく反対のように映る。海外のカジノで106億円を使い果たした大王製紙元会長、井川意高氏の例はあるものの、規制が行き届き、従業員が目を光らせるカジノは実は「最悪の賭博場」ではない、という。

イギリスでは既に主流はオンラインへ
話を筆者の暮らす英国のカジノに戻す。

北アイルランドを除くグレートブリテン島のギャンブル施設数は8408カ所(前年比2.5%減)。うちベッティングショップは6219店だが、8年連続で減っている。オンラインのベッティング、ビンゴ、カジノは64億ポンド(約1兆880億円)と実際の店舗における35億ポンド(約5950億円)を凌駕する。
英国のギャンブルの主流は既に実店舗からオンラインへと移行している。中でも人気なのはスロットゲームだという。

英上院ギャンブル産業の社会的・経済的影響に関する特別委員会は20年7月に報告書「ギャンブルの害 行動を起こす時」を発表している。問題を抱えるギャンブラーは約33万人で、平均して毎日1人が自殺している。少年少女が最も危険にさらされ、11~16歳の問題ギャンブラーが5万5000人もいた。少年は成人男性の3倍も問題を抱えていた。

1人の問題ギャンブラーが周辺の6人に不幸を広げ、計200万人が家庭崩壊、犯罪、失業、ホームレス、ひいては死亡や自殺などの被害に遭っていた。方や、ギャンブル産業は年間15億ポンド(約2550億円)を広告に費やし、ギャンブル収益の60%は問題ギャンブラーかリスクを抱える5%の人々からもたらされていた。

新法制定とスマホの普及でギャンブルが自由化した
英国議会はギャンブルの禁止も促進も望まない中立スタンスを歴史的にとってきたが、2001年の「バッド報告書」がギャンブル自由化の青写真を示し、ネオリベラリズム(新自由主義)を推進したトニー・ブレア首相時代の05年に「ギャンブル法」が制定された。これで無防備な消費者は競争原理を強化したギャンブル市場の荒波に放り込まれることになる。
この法律を制定した労働党の担当大臣テッサ・ジョウェル氏(故人)は後に「最大の後悔の一つ」と語っている。ルーレットを含むさまざまなゲームを搭載した賭博電子ゲーム機の賭け金は1回100ポンド(1万7000円)に固定され、「ギャンブルのクラック・コカイン」と呼ばれるようになる。巨万の富を築いたギャンブル業界の経営者は少なくない。

ギャンブル広告の数も激増。13年、規制当局はテレビ広告の数が過去6年間で7倍になったことを明らかにした。最近、サッカーのイングランド・プレミアリーグのクラブはユニフォームの前面からギャンブルのスポンサーシップを26-27年シーズン以降に撤回することで合意した。

第二の激変はスマートフォンやその他の端末の普及だ。24時間365日いつでもどこでも監視されることなくギャンブルにのめり込めるようになった。ギャンブルが自由化されて以来、規制は完全に後手に回った。特別委員会は今こそ政府は行動を起こすべきだとして、3年ごとの賭け金の上限と賞金の見直し、罰則強化など50以上の提言を行った。

スロットが止められず自宅を担保に…
英国でギャンブル被害防止に取り組むアダム・ブラッドフォードさん(30)の父デービッドさん(66)は、ひどいギャンブル依存症だった。「今から9年前のことです。会計士として周囲からも信頼されていた父が帰宅して『明日、裁判所に行く』と告白しました。翌日、父は裁判所から戻らず、弁護士から自宅に電話がかかってきました」と振り返る。

父はオンラインのスロットマシンにのめり込み、こっそり自宅を担保に入れて50万ポンド(8500万円)の借金をつくっていた。勤め先から5万ポンド(850万円)を盗み、罪に問われた。アダムさんは父と一緒にギャンブル依存症の恐ろしさを訴え、19年に賭博電子ゲーム機の賭け金の上限を1回100ポンドから2ポンド(340円)に引き下げることに成功した。

「05年のギャンブル規制緩和の見直しが長い間行われず、被害を広げてしまいました。ギャンブル産業と政界のつながりが背景にあります。約50万人がギャンブル依存症とされ、潜在的なリスクはさらに数百万人に広がるとみられています。英国政府は現在、ギャンブル法をデジタル時代に対応させるために見直しています」(アダムさん)

イギリスはオンラインカジノの法整備に取り組んでいる
アダムさんは続ける。

「ギャンブルには中毒性があり、ゲームのデザインや大量の広告によって、弱い人が自分の賭けをコントロールし続けることが難しくなっています。企業は問題ギャンブルの発生を防ごうとスマートリミット(賭け金の上限)やアフォーダビリティ(支払い能力)チェック、行動分析を使うなど、対策はより洗練されてきています」

11歳の時に自閉症と診断されたアダムさんは父と英領ジブラルタルにあるゲーミングコンプライアンスとテクノロジーの専門会社と共同で、デジタルセラピーツールとして「ベットプロテクト」を開発した。ギャンブラーに小休止と安全な空間を提供し、自分の賭け事をコントロールできるようにするツールだ。ベットプロテクトは現在、ギャンブル業界全体に展開されている。
「テクノロジーを活用すればカジノは問題にならない」
日本のカジノ解禁について、アダムさんの同僚で、ギャンブル業界のエキスパート、ポール・フォスター氏は「規制は、運営の枠組みやルールを作るため、プレイヤー保護の重要な基礎となるものです。これにより、ブラックマーケットのギャンブルを減らし、完全な課税とライセンスによる規制が可能になります」と指摘する。

オーストラリアはマネーロンダリングや依存症対策として「キャッシュレスカジノ」を目指している。「すべてのプレイヤーがサインアップからプレイまで監視されます。カジノ内の安全なギャンブルエリアが確保され、プレイヤーはギャンブルをエンターテイメントとして利用することができ、危険ゾーンから遠ざかることができます」(フォスター氏)

「立法者はプレイヤー保護を確実に実行するためにあらゆる選択肢を検討し、ゴールドスタンダード(絶対基準)を設定するためにテクノロジーを活用することが重要です。これが実行されれば、新しい統合型リゾートの創造は社会にとって有益なものとなり、ギャンブルの歴史的な問題を引き起こすことはないでしょう」とフォスター氏は提言する。

日本でも違法なオンラインカジノや違法なブックメーカーの利用者は増えている
日本のギャンブル依存症患者の現状はどうなのか。

国立病院機構久里浜医療センターが2021年に発表した「ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査」(注)によると、回答者の50%がパチンコ、23%がパチスロ、29%が競馬、7.8%が競艇、5.5%が競輪、2.4%がオートレースを経験。海外のカジノ経験者は7.2%。1カ月当たりギャンブルに使う金額は男性で1万~5万円、女性で2000~5000円が最も多かった。

(注)松下幸生、新田千枝、遠山朋海: 令和2年度 依存症に関する調査研究事業「ギャンブル障害およびギャンブル関連問題の実態調査」2021年

過去1年にギャンブル等依存が疑われた者は2.2%で、男性3.7%、女性0.7%。これを日本人の人口(18~74歳)に当てはめると全体で187万6000人、男性158万1500人、女性29万7800人と推定される。ギャンブル等に使った金額は男性では1カ月当たり5万円(中央値)で、パチスロやパチンコの割合が高かった。

日本では継続的なギャンブル依存症調査と対策が不可欠
17年時点の中間まとめでは、

(1)生涯でギャンブル依存症経験が疑われる人は推計3.6%、国勢調査のデータから推計すると約320万人
(2)最近1年間にギャンブル依存症状態だったと疑われるのは推計0.8%で約70万人
(3)ギャンブルへの賭け金は平均月5.8万円
(4)患者数は外来2929人、入院261人(16年)

という数値を発表している。

14年にはギャンブル依存が疑われる人は全国の20歳以上の男女の約5%に当たる536万人(男性9%、女性2%)という調査結果が公表されている。

日本でもスマートフォンの普及に伴って、国内では違法とされるオンラインカジノにアクセスし、賭博を行う人が増えている。デジタル分析支援会社の調査によると、オンラインカジノへの日本からのアクセス数は18年12月に月約70万回だったが、コロナ危機の巣ごもり需要で21年9月には約8300万回と約118倍に膨らんだ。この事態を重く見た警察庁は政府機関の消費者庁とともに22年10月、「オンラインカジノに接続して賭博を行うことは犯罪です!」と警告を出した。

政府は大坂でカジノ解禁を云々する前に、日本では継続的なギャンブル依存調査と総合的な対策が不可欠だ。違法なオンラインカジノや違法なブックメーカー、賭博場、オンラインカジノにも目を光らせる必要がある。

木村 正人(きむら・まさと)
在ロンドン国際ジャーナリスト
京都大学法学部卒。元産経新聞ロンドン支局長。元慶應大学法科大学院非常勤講師。大阪府警担当キャップ、東京の政治部・外信部デスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。

(木村 正人)

2023/05/10配信


ベッツが衝撃2HR「マジで神すぎる」 8回勝ち越し弾→延長サヨナラ弾で大騒ぎ「真のスター」
MLB総合
 2025.03.29
Twitter Facebook LINEにおくる Bookmark
「2番・遊撃」で先発出場…8回に今季1号勝ち越し弾
【MLB】ドジャース 8ー5 タイガース(日本時間29日・ロサンゼルス)

【実際の動画】衝撃の2打席連発…ベッツの劇的サヨナラ弾! 大谷翔平も大興奮
 ミスタークラッチだ。ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は28日(日本時間29日)、本拠地のタイガース戦に「2番・遊撃」で先発出場。延長10回にサヨナラ3ランを放ち、本拠地は大熱狂。「ベッツエグすぎる」「マンガの主人公だわ」などと衝撃が広がった。

 劇的な決着だ。3-3で延長戦に突入し、2死から2点の勝ち越しを許した。しかしその裏、コンフォートの二塁打で1点を返すと、スミス、大谷翔平がヒットでつなぎ、1死二、三塁で第5打席へ。フルカウントから変化球をすくい上げ、打球は左翼席へ着弾。衝撃のサヨナラ3ランとなった。

 ベッツは2-2の同点で迎えた8回にも一時勝ち越しとなる一発を放っており、文字通りチームの窮地を救う活躍。「マジで神すぎる」「真のスター」「エグいというレベルじゃない」「少し前まで体調不良だったの信じられない……」「ベッツさん、凄すぎん?」「役者が違うよ……!」などと驚きと称賛が広がった。

 ベッツは来日前の11日(日本時間12日)、ガーディアンズとのオープン戦を欠場。来日後も状態は上がらず「体重もだいぶ減らしてしまった」とし、15ポンド(約6.8キロ)も体重が落ちたという。帰国後も体調不良が続き、嘔吐することもあった中、信じがたい活躍を見せつけた。


(Full-Count編集部)
【速報】大谷翔平9回裏劇的サヨナラホームラン!9回勝ち越し弾→サヨナラ弾で大騒ぎ「マジで神すぎる」「真のスター」
ドジャースは5点差ひっくり返し破竹の開幕8連勝

◆ロサンゼルス・ドジャース6ー5アトランタ・ブレーブス 2025年4月2日(日本時間2025年4月3日午前9時38分試合開始、ドジャー・スタジアム)

メジャーリーグ(MLB)、ドジャースの大谷翔平選手(30)が、2025年4月2日(日本時間3日)のブレーブス戦に1番DHで先発出場し、5-5の同点で迎えた9回裏の第5打席でサヨナラ3号ホームランを放った。
スタジアムではこの日、「大谷翔平MVP受賞ボブルヘッド」がファンに配られた。


            ムーキーベッツと大谷翔平