タクシーに乗ると100万円以上ぼっくたれる。旅行や渡航をする場合は覚悟を持って行って下さい!韓国に旅行に行くのは無政府国や内戦国に行くようなもの!釜山に旅行に行く人はノージャパン運動条例可決都市 を理解して行くべき。韓国人に話し掛けようと英語で話そうとしたらその韓国男性が差別的な言葉を叫びながら、いきなり殴りかけてきた。嘘だらけの韓国、中国、ロシアへの旅行は危ない、と思った方が良い。非友好国なので来てほしくないと思っても、彼らは「日本が好き」?と言って観光に来るんだろうな。
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旅行予約サービス「楽天トラベル」( https://travel.rakuten.co.jp/ )は、外国人出入国時の隔離条件の緩和措置や旅行者の受け入れ状況、現地の感染状況などを踏まえて、日本から韓国へのツアーの催行を再開しました。韓国政府は、新型コロナウイルス拡大以降停止していた外国人観光客向けの短期滞在ビザ発給を2022年6月1日より再開することを発表し、日本人も対象となりました。 「楽天トラベル」では、韓国を含む主要国への渡航と帰国時に必要な条件や注意事項に関する最新情報 をわかりやすく記載した「海外旅行応援」特設サイトを公開し、日本人旅行者が海外ツアーを安心・安全に 楽しむためのサポートも開始しています。韓国への日本からのツアー催行は、2020年3月の中止以来、約2年ぶりとなります。 「楽天トラベル」では、「海外旅行応援」特設サイトにおいて、国別の入国時や帰国時の陰性証明書の条件、隔離の条件や日数、ワクチン接種証明に関する最新情報を掲載しています。さらに、特に日本人旅行者に人気の高い韓国への渡航向けに、韓国ツアーページ内に「安全・安心な 韓国旅行ガイド」のコーナーを設け、現地への入国および旅行中にも役立つ情報を公開しています。今後も、「楽天トラベル」はお客様に安心・安全に 海外旅行を楽しんで頂けるよう、最新の情報の発信やツアー商品の充実へ取り組んで参ります。
韓国では、就職の際も企業側が堂々と「容姿端麗」を募集条件に掲げることも珍しくない。コロナ禍には「マギックン」という造語も生まれた。「マスク」と「サギックン(韓国語で「詐欺師」)」を合わせた言葉で、日本では“マスク美人”となるが、“詐欺師”とは辛辣だ。最近では、“マスク詐欺師”の度合いをAI(人工知能)が判定するアプリまで登場し、韓国の若者世代を中心に浸透している。
知人の韓国人女性(30代)は「マスクを外すと裸になるような感じ」だと話す。日本でマスクが“顔パンツ”と表現されていると知り「強く共感した」という。4月末に就職情報サイト(インクルート)が実施した調査では、韓国国民の4分の1以上(26.3%)が「コロナ終息後もマスクを着用し続ける」と回答していて、ノーマスクが当たり前の生活はもう完全には戻らないのかもしれない。日本からの“渡韓整形“もすでに再開している。観光ビザを取得し、早速、韓国で整形手術を受けた日本人女性は「手術代が(航空券代などを含めても)日本より安価で、医師も経験豊富で技術的に優れているから」と理由を明かした。また、美容整形の際の通訳などを行う「江南メディカルツアーセンター」では観光ビザ解禁の前後で、日本からの相談件数が10倍近くに急増した。コロナ前、整形手術のため韓国を訪れた日本人は、年間で約2万4千人。コロナ禍の2020年には韓国NO.1の美容整形情報アプリが日本に上陸し、より手軽にクリニックを調べられるようになったという。ソウル市内のリエンジャン美容外科・皮膚科の担当者は「年齢・性別を問わず『K-ビューティ』に興味を持つ日本人が増え、2022年7月以降の予約が相次いでいる。コロナ前の人気を超える可能性もあるのでは」と期待をにじませる。
韓流ドラマや韓国のポップスが好きな、日本の「BTSファン」の言葉:
~~~1 なぜ着てたのか~~~
あれはマスタニム(ファン)から貰ったもので、撮影時に着てました!(2回も着てましたか?私は1回だと思ってました。2回目やらかしたのはロシア語で良くない意味が書かれたTシャツを着てて、途中で気づき後前反対にしてきてました!これは完全スタイリストが選んだTシャツです 違ってたらすみません。)
~~~2 なんでまだ好きなのか~~~
これは私の個人的な話になりますが答えさせていただきます。(私はジミンのファンです)
まだファンを続ける理由は2つあります。
1つ目はまずこのことを知った時私はすごく悲しかったです。
意図的に着用したのならどうしてそんなことをしたのか、またはその画像を知らないで着用したのなら世界的にも有名な原爆をしらなかったのかとても考えました。
沢山考えた結果ほんとのことを知ることは出来ませんよね?例え表上、僕は日本大好き~~~とか言ってたって日本が嫌いなら嫌いだし、表上謝罪した所でジミンの考えや思いは簡単には知ることができませんよね?
所詮アイドルなんて表上しか見れません。いくらファンと交流が多いいアイドルだって隠してるものはあります。、それの隠してるものは人間だってあります。”裏”です。
では何故ジミンの裏だけをなぜここまでみんなが注目するのかを考えました。
今回のBTSのアルバムの歌詞からいい例えが見つかりました。
光が明るいほど影は濃く大きくできる。
光を目だとして影を裏だとします。ここから分かるのは誰しもにある裏が人気になることによってより濃く大きくなってしまったのです。そして私はジミンを1:1で見ると目(光)がひとつなら影(裏)は普通のままだって言うことです。
そこで私は友達もジミンも同じ人間ということにたどり着きました。友達に裏があったとしてそこを深追いする友達はいい友達ではないと思います。そうするとジミンの裏にファンは深追いするのは良くないなと思いました。
また友達が悪いことをしていたらちゃんと注意して止めることが必要。これは中学の好きな先生の言葉ですが、これをジミンに当てはめると、今回のTシャツも二度と過ちを侵さないように良くないといい、止めることが必要だと思いました。 そのままほっておくのでは無くちゃんと注意することが大切だと思います。
2つ目に私の頭の中に嫌いになるという選択肢がありませんでした。なぜならジミン自身(プライベートや人間性)を好きになったわけじゃなくて、ジミンの作りだす音楽、ダンス、声、努力の仕方を好きになったし、私の憧れでした。
ジミンは中学3年まで両親に釜山芸術学校に行くのを反対されてましたが、親を説得出来るぐらい努力をして釜山芸術学校創立発、主席で入学し、そしてBig Hitにスカウトされて練習生になることができました。しかし、練習生の時も15回もデビューを切られそうになったのに、切られそうになる度にきついノルマを、達成して13ヶ月というとても短い間でデビューすることが出来た努力家です。
ダンスも1日のほとんどを使って練習したり、痩せるために10日に1食ダイエットをしたり。armyのことを1番に思ってステージをしてるってことが伝わってきます。
ジミンの今回の件でダンスの練習をやめたわけじゃないし、歌のトレーニングを怠った訳では無い。なので私は嫌いになる選択肢がありませんでした。BTSがたとえ反日でも日本が大っ嫌いで彼らの曲が大好きなので大好きです。これが私の考えです。
ジミンの世界観やジミンが作る曲、ジミンが歌ってる時の声、ジミンの舞台への思い、ジミンのダンスの完成度、これらが私のジミンが好きになった基準です。
これらを失ってまで嫌いになるのならこのまま好きでいたいです。
私の意見しかハッキリ伝えることは難しいです。
ですが私のように思ってる方はいると思います。特に2つ目は沢山の方が思っていると思います。
最後にジミンは原爆の被害者の方、ナチ被害者の方、ウクライナ戦争被害者の方、日本人に対して気分を害する良くないことをしたと思います。ファンとしてあやまりたいです。
旅行者は気を付けよう
韓国、絶対の安心・安全は無い。
韓国ソウルの雑踏事故、死者149人
「危険な」ハロウィンに集まった
ゴミだらけの「狂気の現場」
2022/10/30
韓国ソウル市の繁華街・梨泰院(イテウォン)で155人が亡くなった転倒・圧死事故は、現地では警備体制に問題があったとして原因究明が進んでいる。
韓国のネット掲示板に「ハロウィン祭りが終わった後の日本を見なさい」というスレッドが立っていた
ソウル雑踏事故「誰かが押した」証言が多数、捜査の焦点は 「誰が押したか、 意図的かどうか」
読売新聞 2022/10/31
【ソウル=溝田拓士】日本人2人を含む大勢の若者らが犠牲になったソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)での雑踏事故で、韓国警察は10月31日、原因究明に向け、防犯カメラの映像や目撃証言を集めるなど捜査を本格化させた。
警察は29日夜の事故発生を受けて475人態勢の捜査本部を設置した。31日午後には、国立科学捜査研究院と合同で、現場となった幅3・2メートル、長さ約40メートルの緩やかな坂道の現場検証を行った。事故状況を立体的に再現できるよう道路を計測し、道路脇の店内を撮影していた。事故の前後や当時の状況を把握するため、現場付近の防犯カメラやSNSに投稿された映像の確保や、目撃者の聴取も進めている。警察は今回の捜査で集めた証拠の分析を他の事件捜査よりも優先しているという。
事故は、梨泰院の目抜き通りと上手の路地を垂直に結ぶ坂道で発生した。満員電車ほど混雑した路地から、同様に混んだ坂道に人が流れ込んでいく中で、誰かが転び、周囲の人も折り重なるように倒れたとみられている。事故当日、梨泰院地区には10万人以上の人出があったとされ、坂道にも1000人以上が集まっていたとの見方もある。
韓国紙・文化日報などは警察関係者の情報として、坂の中間付近のわずか約18平方メートルに300人以上が折り重なり、死傷者が最も集中したと伝えた。この場所では「六~七重に人が折り重なった」という。韓国メディアによれば、「立ったまま周囲から強い圧力を加えられ、そのまま気を失った」との証言も出ている。
今後の捜査の焦点の一つが、意図的に押した者がいたかどうかだ。
インターネット上に公開された事故当時の現場付近の映像では「押せ、押せ」「後ろへ、後ろへ」と叫ぶ複数の声が確認できる。現場にいた人や目撃者からも「誰かが押した」との証言が多数出ている。
しかし、現場の映像では街灯が当たっていない場所も多く、声の主を特定するのは困難との見方もある。
■埼玉出身の18歳 犠牲に…祖父「胸が張り裂けそう」
雑踏事故で犠牲になったもう1人の日本人とみられる小槌(こづち)杏(あん)さん(18)は、埼玉県川口市から韓国へ留学中だった。同市に住む小槌さんの祖父が31日、自宅のインターホンで報道陣の取材に応じ、「ただ悲しい。胸が張り裂けそうだ」と語った。韓国へ小槌さんを送り出したのは今年8月。その後、現地の小槌さんと電話で話した際には「頑張っているよ。おすしが食べたい」と、元気な返事が返ってきたという。「かわいい孫だった。頑張ってねと送り出したのに、こんなことになるなんて」と声を詰まらせた。
新証言「一部の人達がわざと押した」 韓国「梨泰院」事故 死者155人に
FNNプライムオンライン 2022/11/01 11:40
韓国の繁華街で起きた事故の犠牲者は、155人に増えた。
現地メディアは、「一部の人が、わざと押した」などとする証言を伝えている。
ソウルの事故現場から、FNNソウル支局・熱海吉和記者が最新情報をお伝えする。
現場には、至るところに花などが置かれ、中には日本語のメッセージも確認することができ、「防げた事故だった」などと書かれている。
今回の事故では、これまでに155人の死亡が確認され、このうち、北海道出身の冨川芽生さん(26)と、埼玉県出身の小槌杏さん(18)の2人の日本人女性が犠牲となった。
事故の原因究明に向け、警察が捜査を本格化させる中、多くの韓国メディアは、新たに「一部の人が、前の人をわざと押した」などとする証言が出ていると報じた。
生存者「ある男性3~5人くらいが『俺たちの方が力が強い、負けてはいけない! 押せ!』と言って押し続ける状態だった」
実際に意図的に押した人間がいたのかが、今後の捜査における大きな焦点となりそう。
一方、現場を管轄する警察署が、「予想以上の人出が見込まれ、事故につながる可能性がある」との報告を事前に挙げたものの、警備計画には反映されていなかったと、一部メディアが報じた。 警察や行政の安全対策に対する批判は、さらに高まるとみられる。メディアや国民の政府批判を避けるために「原因となった犯人」を探すことが今後の焦点となりそう。また裁判では、犯人たちに責任、そして亡くなった方々、その親たちに「謝罪」をさせなければならない。その後、「精神的苦痛」「悲しみ」に対して賠償金を要求しなければ「真の解決」にはならないだろう。
「押せ押せ、こっちがもっと強いんだ..負けるな...」
いま韓国メディアでは警備態勢の問題点が指摘されている。その一つが「当日の警備、わずか32人」ということだ。梨泰院周辺には10万人が集まると想定されていた。近くの駅を乗り降りした乗客は約13万人といわれている。
しかし、当日、警備を担当していた警察官は32人という。映像では規制線など設置されていたとは確認できなかった。さらにソウル市などは、「ハロウィーンのイベントは主催者のいない自発的な集まりなので安全対策を立てていなかった」という。
韓国メディアによると、道幅約3.2メートル、長さ約5.7メートル、畳10畳ほどの範囲に約300人が倒れ、6重、7重に積み重なったという。「立っている状態で押しつぶされて圧迫死した」「立ったまま気を失っている人がいた」といった証言もあった。
いま取り沙汰されているのは「わざと人を押したひとがいる」という疑惑だ。現地メディアによると、「押せ押せ、こっちがもっと強く押せ、といった言葉が発せられた後、あっという間に列が崩れた」――これが事故と関わっているのか。警察が捜査を進めていると報じられている。「亡くなった人がまた1人増え155人となりました。改めてご冥福をお祈り申し上げます」
梨泰院事故の将に「狂気の現場」!
梨泰院事故有名人俳優やインフルエンサーは誰?芸能人がいた
まずは、韓国で芸人として活動している、キム・ヨンチョルさんです。
事故発生前、動画投稿アプリTikTokで、梨泰院でキム・ヨンチョルさんが人込みの中を歩いている様子が、投稿されていました。キム・ヨンチョルさんが、大勢の人が押し寄せたと言われている飲食店にいたかどうかは不明ですが、当日梨泰院に来ていたことは、確かなようです。AfricaTVとは、韓国で人気の映像配信サービスです。
そして、このAfricaTVの番組で、顔出ししながら配信している人たちのことを、BJ(ブロードキャストジョッキー)と呼びます。
人気のBJも多数いるようで、BJのファンが殺到したのではないかとも、言われています。
さらに、原因となった飲食店ではないようですが、実際に被害にあったBJもいたようです!
韓国のYouTuberも、事故現場に来ていたとの情報がありました。この方が見ていた生配信のYouTuberは、無事だったようですね。
しかし、これだけ多くの人が集まるイベントとなると、他にもたくさんのYouTuberが来ていたのではないでしょうか。韓国のアイドルオーディション「PRODUCE101」に出演していたイ・ジハンさんが、梨泰院の事故に巻き込まれ、亡くなられました。俳優として活躍していたイ・ジハンさんは、ドラマ「コクドゥの季節」の撮影中だったようです。韓国プロ野球のチアリーダーとして活躍していたキム・ユナさんが、梨泰院の事故に巻き込まれ、亡くなられました。現場付近の飲食店にいた有名人を見るために、大勢の人が一気に押し寄せ、事故につながったと一部報道されています。
その飲食店にいた有名人が誰なのかは、分かりません。
しかし、当日の梨泰院では、
芸人キム・ヨンチョル
AfricaTV配信者のBJ
YouTuber
など、若者を中心に人気のある有名人が、多数いた との情報があります。
韓国政府が梨泰院事故被害者に救護金を支給=ネットには「血税を使わないで」と反対の声
Record China 2022/11/01
2022年10月31日、韓国・ニュース1は「梨泰院(イテウォン)で2022年11月29日に起きた圧死事故と関連し、韓国政府が被害者支援策を発表した」と伝えた。
行政安全部の金星鎬(キム・ソンホ)災難(災害)安全管理本部長が同日午前に会見した。同部は2022年11月30日、梨泰院のあるソウル市龍山(ヨンサン)区を特別災難(災害)地域に指定。これにより、死傷者に政府支援が提供されることになった。死亡者の葬儀費用として最大1500万ウォン(約156万円)を支給し、遺体の搬送費用も支援する。31の葬儀場に公務員を派遣し、円滑な葬儀の支援も行う予定だとしている。
負傷者に関しては、健康保険財政から医療費を代納する。犠牲者の遺族、負傷者には救護金を支給するとともに、税金、通信料金などの減免や納付猶予を行う。救護金は死亡者、失踪者は1人当たり2000万ウォン。負傷者は災害等級1~7級が1000万ウォン、8~14級が500万ウォンとなっている。政府は2022年11月5日までを「国家哀悼期間」に指定し、行政機関、公共機関に行事や集会を自粛するよう求めた。全ての官公署と在外公館は半旗を掲げ、公職者は哀悼のリボンをつける。全国17の市、道に合同焼香処が設置されており、2022年11月5日まで弔問客を受け入れる予定だという。
また金本部長は「事故の動画や個人情報などを無分別に流布すれば、故人の名誉を傷つけ新たな被害につながる」として、こうした行為を慎むよう呼び掛けた。この記事に、韓国のネットユーザーからは「故人に哀悼の意を表します。でも、国家行事に参加したわけじゃなく、ただ遊びに行った人たちを税金で支援するなんて、何かおかしいと思う」「遊んでる最中の事故なのに、なぜ税金から支援する?」「葬儀費用は分かるとしても、救護金?。国民の税金をむやみに使ってもらいたくない」「大統領、行政安全部長官、ソウル市長、龍山区庁長の職務放棄の結果 だ。財産をたくさん持ってるあなた方が個人的に補償しなければ良心的とは言えない 」「子を持つ親としてとても胸が痛むけど、国の強制や義務の行事ではなく、大勢の人が集まると分かってて遊びに行ってるのに、なぜ災害地域に指定して国民の税金で支援をするのか、理解できない 」など、「血税を使ってほしくない」という声が殺到している。
その他、「人災のようなものなのに、このくらいの支援で口を封じようというのか?。まずは謝罪をすべきだ 」「賠償金を出せ」「誰も責任を取りますという人はいないのか」「天変地異でもないのに特別災害地域に指定するなんて変じゃない?」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)
ソウル・広蔵市場の「チヂミが高すぎる」と怒り心頭… 外国人観光客を狙う“ぼったくり”に現地の韓国人は言いたいことがある
ソウル・広蔵市場(クァンジャン市場)は“ぼったくり 市 場 ”だ!!!
2023年12月31日
広蔵(クァンジャン)市場はソウルでも最大規模の市場だ。東大門からも近く、観光客も多く訪れる。日本で刊行されるガイドブックにも必ず載る市場で、ここで食事をしたり、キムチを買ってお土産にしたという方も多いはずだ。ところがこの市場がいま、「ぼったくり市場」だと騒がれている。
発端は韓国発の男性ユーチューバーの投稿だった。世界旅行をメインに扱う「ヒーチョリズム」というチャンネルで、2023年11月16日、ある動画がアップされた。ベトナム国籍の知人と広蔵市場を訪ねた彼は、「久しぶりに外国人の友人と広蔵市場に来たので、韓国の伝統的な食べ物であるチヂミを食べる」と思いつき、ある店でチヂミの盛り合わせを注文した。
しかし出されたチヂミは量も少なく、かつどこでも食べることができるレベル。通常なら1万ウォン(約1100円)でも高いと思われる程度のしろものだった。ところがこの店は、1万5000ウォン(約1600円)もしたのだ。耳を疑う金額だが、この程度なら観光地料金と思われるかもしれない。問題をさらに大きくしたのは、その営業方法。チヂミを作った店主は、最初から「量が少ないから追加したほうがいい」と、露骨に追加注文を勧めるのだ。
「だから追加しろといったのに」
ベトナム人の友人も戸惑う量の少なさに、ユーチューバーが「これで1万5000ウォン?」と問うと、店主は「だから最初から追加しろといったのだ」と、客が悪いといわんばかりの言いよう。クレジットカードで支払う旨を告げると、手数料が惜しいのか、現金か銀行振込を行うよう強要した。
チヂミの原価は5000ウォンにも満たないはずだ。ぼったくり価格に加え、追加注文しなかったせいだといい張る厚かましさに反響を受け、この動画はユーチューブだけで95万回以上、再生されている。SNSでも拡散され、多くのマスコミも注目することとなり、広蔵市場のぼったくりの実態がフォーカスされはじめた。
「韓国の恥」 行政も無視できなくなり…
広蔵市場(ぼったくり市場)への韓国世論は冷ややかだ。SNS上は「外国人観光客が頻繁に訪れる場所であるのに自分の儲けばかりを考えてぼったくる行為は韓国の恥」、「ソウルにやってくる外国人観光客に広蔵市場のぼったくりを知らせるべきだ」といったコメントで溢れている。
あるテレビ局が問題の店主にインタビューを行ったところ、店主は「忙しいとときは量が少ないこともあるし、多いこともある」と弁解。この発言も火に油を注ぐ結果となった。
広蔵市場(ぼったくり市場)は問題の店に対し、10日間の営業停止を言い渡した。ソウル市も広蔵市場(ぼったくり市場)全体に悪影響を及ぼしかねないと判断したのだろう、広蔵市場(ぼったくり市場)の出店者たちと協議し、メニューに「定価」と「定量」を必ず表示するよう促した。今後、覆面調査を常時行い、ぼったくりを取り締まる方針を打ち出している。それでもSNS上の反応は厳しい。「まだ定価と定量を表示していない店がある」「どうせ近いうちにまた元に戻る」と否定一色だ……。
現地に足を運んでみると
筆者は2023年12月7日に実際に足を運び、ランチと夕食の間の時間帯の広蔵市場を観察してみた。ぼったくり騒動があっても、市場(ぼったくり市場)は依然として外国人観光客でにぎわっていた。日本人はもちろん、中国や東南アジア、ヨーロッパから来たと思しき幅広い層の人びとがいた。
彼らは広蔵市場(ぼったくり市場)の定番料理ピンデトック(チヂミの一種)と動くタコを混ぜたユッケ、キンパ、トッポッキなどを食べながらマッコリや焼酎を飲んでいた。今回問題になったチヂミの盛り合わせを食べている外国人もいた。広蔵市場(ぼったくり市場)は、脇を通行人が通る狭い席で食事をすることになるが、そこにアジアの熱気を感じるのだろう。多くの外国人観光客はこの雰囲気を楽しんでいる様子だった。
ソウル市の要請どおり、ほとんどの店のメニューには価格が表示されていたものの「定量」が表記されていない店が大半だった。価格表示すらない店もあった。
韓国人が怒る背景
広蔵市場のぼったくり騒動で「今回の問題を、ある店の個人的な話で終わるべきではない」という声がSNSで目立ちはじめている。背景には現地の韓国人たちの「不満」があるようだ。
広蔵市場(ぼったくり市場)はもともと、近隣の会社に勤めるサラリーマンなどが安く食事したり、会食をする場で「庶民フードストリート」と呼ばれてきた。ところが、ソウルを訪れる外国からの観光客が増えると、ソウル市をはじめとする自治体は広蔵市場に目をつけ、「韓食の街」としてPRしだした。結果、外国人観光客が多く訪れる場所となり、Netflixのアジアフードドキュメンタリーでも広蔵市場が取り上げられた。自治体の狙いは当たり、世界の人々の注目を集めたのだ。
同時に、広蔵市場(ぼったくり市場)は韓国人にとって庶民フードストリートではなくなってしまった。地元に目を向けたビジネスではなくなったのだから、ぼったくり騒動は起こるべくして起きたという論調は強い。外国人観光客が増えたことにあぐらをかいているという意見の裏には、隅に追いやられてしまったソウルの人々の鬱屈が潜んでいるわけだ。
しかし、広蔵市場(ぼったくり市場)はそうした声を聞く耳をもっていないようだ。相変わらず韓国人客には不親切で、外国人観光客から高い料金をとろうとする。近くのオフィスで長年働いてきたLさん(64)は、「広蔵市場(ぼったくり市場)は相変わらずソウルを代表する観光地と呼ばれ、年末年始も外国人観光客でにぎわうんでしょうね」と溜め息混じりに語っていた。
ソウル・広蔵市場(クァンジャン市場)は
「韓国人観光客の日本での素行が日増しに悪化」「嫌韓の口実を与えてしまった」韓国教授が懸念示す
2025年3月28日
2025年3月28日、韓国・JIBSは「海外旅行をする一部の韓国人観光客の度を超えたマナー違反行為が国全体のイメージを失墜させるとの指摘する声が上がっている」と伝えた。
記事によると、韓国広報専門家の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)誠信女子大教授は同日、自身のSNSで最近日本のある神社が韓国人観光客の出入りを禁止した事例を紹介し、懸念を示した。
徐教授が言及した神社は、長崎県対馬市にある和多都美神社で、最近SNSの投稿を通じて「氏子・崇敬者以外の人の境内への立ち入りを禁止する」と宣言した。同神社は韓国人観光客による喫煙やポイ捨てに悩まされてきた。2025年3月22日には職員が暴行される事件も発生したという。徐教授は「最近、韓国人観光客の日本での素行が日増しに悪くなっており、非常に懸念すべき状況」とし、「まさに国の恥。こうした状況が日本のSNSで拡散され、嫌韓の口実を与えてしまったのは事実だ」と指摘した。
また「2月には福岡空港内の撮影禁止エリアで韓国のアイドルグループのメンバーをカメラで撮影しようとした韓国人女性が、制止する職員に暴行を加えて逮捕され、1月には大阪を旅行中の10代の韓国人男性が日本の女子高生にわいせつな行為をして逮捕され物議を醸した」と説明し、「これから海外に行く韓国人は、基本的なグローバルエチケットをよく守り、大韓民国のイメージを失墜させないよう注意を徹底しなければならない」と強調した。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「恥ずかしい」「教授の言う通りだ」「こんなんじゃ中国人観光客を批判できない」「韓国で騒ぐ中国人観光客を嫌いながら、他国で同じようなことをする人たちを見るとため息しか出ない」「無知で非常識な韓国人観光客はとても多い。中国人観光客以上に恥ずかしいことをしている」「韓国は短期間で先進国の仲間入りを果たしたが、国民のマナーレベルは全く追いついていない」「国の恥をさらす人間はパスポートを没収し、再発行も禁止するべきだ」の声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)
韓国野球が直面する“12-3” MLBで消える存在感…母国メディア嘆き「広がる日韓の差」
2025年3月28日
メジャーリーグ機構は2025年3月28日(日本時間29日)、今季開幕時の米国外の国・地域の出身選手の人数と割合を発表。全体の27.8%にあたる265人が外国籍の選手で、史上4番目の数字だという。日本人メジャーリーガーはドジャース・大谷翔平投手ら計12人。一方で嘆きの声をあげたのが、韓国メディアだった。
明確な差がついた。韓国メディア「マニアタイムズ」はMLBの発表を受け、「『12対3』広がる日韓の差……2025年MLB登録の日本人選手12人、韓国はわずか3人、ドミニカ共和国は100人でトップ」と題した記事を寄稿。今季の開幕ロースターに名前を連ねたのが、イ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ)、キム・ハソン内野手(レイズ)、ペ・ジファン外野手(パイレーツ)のわずか3人にとどまったことに頭を抱えた。同メディアは「メジャーリーグにおける韓国と日本の差がますます広がっていることが明らかになった」と切り出し、「日本人選手は合計12人で、全体6位となった」「韓国はわずか3人のみ」とその差を強調した。
今季開幕ロースター入りした日本人選手は、ドジャースが大谷、山本由伸、佐々木朗希の3投手、カブスは今永昇太投手、鈴木誠也外野手、パドレスがダルビッシュ有、松井裕樹の両投手、エンゼルス・菊池雄星投手、タイガース・前田健太投手、メッツ・千賀滉大投手、レッドソックス・吉田正尚外野手、オリオールズ・菅野智之の12人。
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2022年4月1日に改正、成人年齢は20歳から18歳に変更?酒も自由?・・・
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追跡 NHK記者のノートから
「初めてのシャンパンはお前に」その言葉の裏で…
2024年2月7日
活況を呈するホストクラブ 客層に変化
東京・新宿で去年までの5年間に新たに開業したホストクラブは200店余りと急増しています。
一方で歌舞伎町で女性の支援にあたるNPOによりますと、ホストクラブに通う女性たちの客層が変わってきているということです。
NPO「ぱっぷす」 金尻カズナ理事長
「昔は一部の人たちが集まる閉ざされた世界というイメージでしたが、SNSで店内の雰囲気やホストの日頃の様子などがたくさん発信されるようになり、それを見た女性たちが『アイドルの推し活』の感覚でホストに会いにいくようになりました。これまでホストクラブに無縁だった女性たちが興味を持つようになっています」
家庭や学校に居場所がなく、孤独を感じ、ホストクラブに通い始める女性も多いといいます。
「ホストクラブを居場所だと思うことで、店に通えば通うほど『自分にはここしかない』と依存の度合いを強めていってしまう。担当のホストができると情がわいて、より通うために性風俗で働くようになるなど、恋愛感情を利用した『ビジネス』に取り込まれていくのです」
ホストと客 「売掛金」めぐる事件相次ぐ
こうしたなかで相次いでいるのが「売掛金」をめぐるホスト側と客とのトラブルです。なかには事件に発展するケースも出ています。
ことし1月、20万円の売掛金の回収のため20代の女性客に歌舞伎町の路上で売春の客待ちをさせていたとして、ホストが強要の疑いで警視庁に逮捕されました。
女性が売春の客待ちを指示されていたのは、歌舞伎町の大久保公園の周辺。
この地区では近年、多くの女性が売春の客待ちをしていることが問題となっていて、去年1年間で140人の女性が検挙されました。
警視庁によりますと、このうちの4割が、ホストクラブなどでの遊興費や「売掛金」の返済が目的だったということです。
また、金の返済を求めて、客の女性の顔を殴るなどしたとしてホストが逮捕される事件もありました。
なぜ激しい「売掛金」の回収が
なぜ、激しい「売掛金」の回収が行われているのでしょうか。
「売掛金」は、ホストが店に対して客の飲食代金を立て替える仕組みです。
ホストなどへの取材によると、期日までに支払われなかった場合、店によっては給料から天引きされるなどホストが負担することになるため、激しい回収につながるのだといいます。
その一方で、多くのホストクラブでは、月間や年間で1人のホストがいかに売り上げを伸ばすかが重要視されていて、その額に応じて「年間1億円プレイヤー」などともてはやされたり、店から表彰されたりすることもあります。
さらに、SNSを利用した集客の際に「肩書き」になるような大きな売り上げ実績があれば、女性へのアピールにもなります。
そのため、たとえ回収できない可能性があっても、売り上げを大きく見せたいという思惑が働くため、「売掛金」が膨らむ傾向にあるというのです。
ホストであることを隠して接触 巧妙な「営業」の実態
若い女性たちをどのようにして店に誘い込むのか。
大手のホストクラブで働いていた男性は、「マッチングアプリ」を使った集客の指導を受けていたといいます。
大手ホストクラブで働いていた男性
「まずプロフィールには絶対にホストとは書かない。客の勧誘を疑われて女性がアプリの運営者に通報してしまい、アカウントが使えなくなってしまう可能性が高いからです。なので最初はホストであることを伏せて、4回ほどやりとりすれば、すぐに別のメッセージアプリに移る」
やりとりを重ねて仲良くなり、「1度、会おう」と持ちかけ、ホストだと明かすのだといいます。そして、ホストの悪いイメージを取り除いたり、「○○ちゃんのことが好きだ。つきあいたい」と好意を持っていることを伝えたりします。営業ではないと信じ込ませるためだといいます。
そして好意を向けられてきたころ、女性が店に行きたいと思わせるような言葉を投げかけ、来店を後押しするよう指導されたといいます。
「ホストで頑張るのが俺の目標なんだ。夢があるから、一緒に頑張れたらうれしいな」
こうして獲得した女性客を性風俗で働かせることを前提に、高額な売掛金を作らせることも常態化していたということです。
大手ホストクラブで働いていた男性
「売掛をさせて、女の子がもうこの金額支払えないと思わせて、『もうそろそろ、そういう仕事をしなきゃいけない』と必然的に思わせる。直接、風俗の仕事の話をすれば違法なあっせんになってしまうのでそれはしませんが、その女の子の容姿や年齢を踏まえて、『この子だったら風俗を始めたらこれくらい稼げる』と想像したうえで、自分のなかでプランを立てて接客すると決めていました」
「日常をどんどん侵食していく」
月に1000万円以上を売り上げるという歌舞伎町の現役のホストは、客の心をコントロールするために、意図的に「孤立」させることもあるといいます。
現役のホスト
「日常をどんどん侵食していく。その子を自分のお客さんにすると決めた時点で、いままで行ったことがあるホストクラブやバーの連絡先を消させたり、家のかぎを預かったり、自分の契約した家に住まわせたりすることもある。自分のために24時間ささげてもらえるように趣味や友達も意図的に削いでいく」
このような生活が続くと、女性が「疲れたから店に通うのを辞めよう」と思ったとしても、さみしさに耐えられずに戻ってくるのだといいます。
こうした実態を当然のように話した現役ホスト。「売掛金」をめぐるトラブルが相次いでいる現状については。
現役のホスト
「昔、遊びに来ていた人たちはホストクラブがどんな場所かちゃんとわかっていた。でもいまは、SNSやインターネットで発信されているキラキラした世界だけを見て、勘違いして来店する若い女性が増えている。
例えば、高級なハイブランド品を身につけている女性は、お金は持ってそうに見えるけれど、結局自分に使っているのであまりホストクラブでは使わない。逆に少し残念というか、ボロボロの服を着ているくらいの女の子で自分にお金を使っていない、若くて社会経験が少ない人が『ど真んなか』。
そうした女性を狙っている側面もありますが『危ない場所だってわかってるでしょ』という気持ちもあります」
急がれる対策
取締りにあたる警視庁も危機感を強めています。
犯罪にあたる行為をされた女性が、ホストと人間関係が切れずに、被害を申告しないケースもあり、実態の把握が難しいからです。
警視庁保安課 大嶺忍課長
「ホストが売掛金の回収に伴って女性客を性風俗店で働かせることは売春防止法や職業安定法に違反しますし、売春の客待ちをさせる行為も売春防止法のそそのかしや教唆に該当します。ホストとの恋愛感情があるということで、そのホストに気が向いている間は被害に気づけない、被害申告が出にくいという課題もありますが、社会経験や知識が乏しい若者が搾取されている深刻な問題だと受け止めています。色々な相談を受けつけたり、事案を掘り起こしたりすることで、違法行為の検挙をさらに強化する必要があります」
行政とホストクラブの団体が自主的な規制をしようという動きも出ています。
去年、新宿区はホストクラブ経営者などとの連絡会を設置し、自主的な規制について協議を重ねました。
ことし1月からは、20歳未満の新規の客は店側が自主的に入店を断ることや、ことし4月以降は売掛金などでの営業の取りやめを目指すとしています。
トラブルを抱える女性たちの相談窓口も設けられました。警視庁の専用窓口では、警察官や心理学の専門知識を持つ心理職員が電話や対面で相談に応じています。
警視庁の電話相談
03-3227-8335 平日 午前8時半~午後5時15分
03-3580-4970 休日・夜間(ヤング・テレホン・コーナー)
取材後記
今回の取材で見えてきたのは、悪質なホストクラブ側が、社会経験が少ない若い女性客に対し、恋愛感情などを利用し、巧みに心をコントロールするという営業の実態です。
また、資金が無いのにホストクラブに通い詰めてしまう女性のなかには、家族関係の問題や孤独感など本人だけでは解決できない事情を抱えている人がいることも見えてきました。
注意を呼びかけるだけではなく、こうした女性を周囲が支援していくことが求められると同時に、何より客である女性の犠牲を前提とするような悪質なホストクラブの営業を社会が許容していてはいけないと強く感じました。
※2月7日クローズアップ現代で放送予定
成年年齢が20歳成人から18歳成人に引き下げられたのは、2022年4月1日からです。 それまでの日本では、明治時代から約140年間、成年年齢は20歳と民法で定められていました。しかし、2022年4月1日に改正され、成年年齢は20歳から18歳に変更されました.
この変更により、2022年4月1日時点で18歳、19歳の方は成人となりました。また、2004年4月2日以降に生まれた方は、18歳の誕生日から成人となります。近年、18歳、19歳の若者にも国政の重要な判断に参加してもらうための政策が進められており、成年年齢の引き下げはその一環として行われました。2023年(令和5年)成人式は18歳、19歳、20歳の同時開催になるところもあるそうです。
18歳成人になると、以下のことが変わります:
ますます高まってきた格言、それは「自分の身は自分で守れ!18歳成人でも」
つまり、初年度となる2023年には、18~20歳の成人式を行うことになります。その実施方法はさまざまありそうですが、例えばある自治体では、20歳は1月、19歳は3月、18歳は5月と、時期を分けて3学年の成人式を行うそう。さらに、2024年以降の成人式をゴールデンウィーク開催に変更することでデメリットを減らし、18歳でも参加しやすい環境づくりに配慮しています。しかーし、
18歳で成人を迎える人の多くが高校3年生のため、1月は受験シーズンの真っ只中。また、就職を希望する人もこの時期はまだ就活中の人が多く、成人式への参加が激減する可能性が考えられます。2020年度の文部科学省の調査では、日本の大学進学率(短大・専門学校を含む)は70%以上に。高校3年生の1月頃は受験費用や入学金、一人暮らしの引っ越し費用の準備など、何かと出費がかさむ時期です。それに加えて成人式の振袖費用を捻出するとなると、参加者の経済的な負担がさらに膨らむことになることのことです。成人式といえば、旧友たちと再会し、楽しい時間を過ごすことも楽しみですよね。しかし、高校3年生で成人式を行うなら、今のクラスメイトたちと一緒に迎えるため、同窓会的な意味合いが失われます。また、集まった仲間と成人の門出を祝して、みんなで「乾杯!」といきたいところですが、18歳の飲酒はもちろんNOですがね・・・。20歳での成人式開催を継続する理由には、こういった法律的制限がなくなる20歳を祝うこともあるそうです。
一人で契約をすることができる年齢が18歳からになりました: 親の同意を得なくても、自分の意思で様々な契約ができるようになります。例えば、携帯電話の契約や課金アプリのスマホゲームや一人暮らしの部屋を借りる際に、親の同意なしにで来ます。
父母の親権に服さなくなる年齢が18歳からになりました: 成年に達すると、自分の住む場所や進学・就職などの進路を自分の意思で決定できるようになります。
親の同意がなくても契約できるものは、携帯電話の契約、消費者金融系のローンを組む、
クレジットカードをつくる、一人暮らしの部屋を借りる などできるようになりました.
結婚が18歳からになりました: 女性の結婚可能年齢が16歳から18歳に引き上げられ、男女ともに18歳以上で結婚できるようになりました.
一方、飲酒や喫煙、競馬などの公営競技に関する年齢制限は、これまでと変わらず非行防止の観点から、20歳からです. 未成年者の場合、いろいろな契約には親の同意が必要でしたが、18歳の成年になると親の同意がなくても契約できるようになります。ただし、契約には契約法があり、その知識を持った上で検討することが重要です。こどもが未成熟であっても経済的に自立することを期待することが期待されます。海外でもほとんどの国々が18歳からになりました。
2022年度 全国の消費生活相談の状況-PIO-NETより-
[2023年8月9日:公表]
2022年度 全国の消費生活相談の状況- 2022年度の相談件数は89.6万件で、2021年度の84.8万件に比べ約5万件増加した。 特に「 定期購入 」に関する相談が約10.2万件(2021年度に比べ約4万件増)
*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。
この資料は、「PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)」によって収集した2022年度の消費生活相談情報をまとめたものです(対象データは、2023年5月末日までにPIO-NETに登録された苦情相談)。
2022年度の傾向と特徴
2022年度の相談件数は89.6万件で、2021年度の84.8万件に比べ約5万件増加した。
特に「定期購入」に関する相談が約10.2万件(2021年度に比べ約4万件増)となり、相談件数全体の約1割を占める。
商品・役務等別でみると、2021年度に比べ、「化粧品」(SNSやインターネット上の広告をきっかけとしたインターネット通販での定期購入トラブルなど)、「エステティックサービス」(解約の電話がつながらないという相談、サロンの破産による相談など)、「商品一般」(身に覚えのない商品が届いたという相談、架空請求の相談など)、「他の行政サービス」(行政機関を名乗り金銭の支払いを求めるメッセージが届いたという相談など)、「その他金融関連サービス」(クレジットカードの入退会や会費等の相談など)の増加が目立った。
販売購入形態別では、「通信販売」の割合が最も高く、全体の4割(40.6%)を占める。
契約購入金額は、合計金額が3,936億円、平均金額が80万円、既支払金額は、合計金額が1,563億円、平均金額が40万円であり、2021年度に比べいずれも増加した。
販売方法・手口別でみると、「インターネット通販」と「定期購入」では化粧品や健康食品の定期購入に関する相談が多い。「家庭訪販」では屋根工事や修理サービスに関する相談が、「電話勧誘販売」ではインターネット接続回線に関する相談が多い。
ますます高まってきた格言、それは「自分の身は自分で守れ!18歳成人でも」
日々のニュースの中に「学び」のきっかけがあります。新聞を読みながら、テレビを見ながら、食卓やリビングでどう話しかけたら、わが子の知的好奇心にスイッチが入るでしょうか。ジャーナリストの一色清さんが毎週、保護者にヒントを教えます。(写真は、「成人の日を祝うつどい」に出席した新成人たち=2022年1月10日、横浜市港北区の横浜アリーナ、瀬戸口翼撮影)
146年ぶりの引き下げ
成人年齢、つまり法律的におとなになる年齢が4月に20歳から18歳に引き下げられます。1876(明治9)年以来、146年ぶりの成人年齢の変更となります。変更後は18歳になれば携帯電話を買ったりアパートを借りたりする契約行為を親の同意なしにすることができるようになります。ただ、おとなを実感する「酒やたばこは20歳から」という決まりは変わりませんし、刑事事件を起こした時などにおとなと違う扱いをすることを決めている少年法の対象年齢も20歳未満で、これまでと変わりません。民法上の成人年齢が引き下げられても、18歳、19歳は完全なおとなではなく、こどもとおとなの間の中ぶらりんな年代となります。そのせいか、世間の関心はもっぱら「来年の成人式はどうなるのだろう」というところにあるようにみえます。
中途半端な感じのする成人年齢の引き下げをなぜ今行うのでしょうか。それには理由が三つあると思います。
一つめは、「シルバー民主主義」に歯止めをかけようとしたためです。シルバー民主主義とは、高齢者が決める民主主義という意味です。日本は高齢化が進んでいます。加えて、若者の投票率は高齢者よりずっと低くなっています。選挙に立候補する議員や首長は、当選するために、票を多く持っている高齢者の喜ぶ政策に力を入れがちになります。それでは日本全体のためにはなりませんし、日本の未来のためにもなりません。若者の意見をもっと取り込まないといけないということから、20歳以上となっている選挙権年齢を引き下げようという考えが強まりました。2007年に成立した国民投票法で投票年齢が18歳以上となり、16年には公職選挙法が適用されるすべての選挙で選挙権が18歳以上に拡大されました。投票年齢が18歳以上になるのであれば、ほかの権利や義務が発生する年齢も18歳にしなければおかしいということになり、民法の成人年齢引き下げの議論は始まりました。きっかけは実は選挙だったのです。
今年4月、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられる。
成人年齢は明治9年の太政官布告で20歳と定められて以来、約140年ぶりの改正となる。
なぜ、成人つまり「大人」は18歳からに決まったのか。そこには意外な法律が関係していた。
(吉岡桜子)
はじまりは憲法改正の手続き
そもそもなぜ、成人年齢が引き下げられることになったのか。きっかけは2007年にさかのぼる。
第1次安倍政権下で成立した国民投票法だ。
憲法96条には、憲法改正には衆議院参議院それぞれで総議員の3分の2以上の賛成で、国会が発議し、国民投票で過半数の賛成を必要とすると規定しているが、国民投票を具体的にどのように行うかは、戦後長い間決まっていなかった。
この法律の成立によって、憲法改正の賛否を問う国民投票にあたっては18歳以上の国民に投票権が与えられることになった。
世界のスタンダードと「落としどころ」の18歳
ここで初めて出てきた「18歳」という年齢。
当初、自民・公明両党と当時の民主党が提出したそれぞれの法案では投票権年齢 に違いがあった。
前者は「20歳以上」、後者は「原則18歳以上、場合によっては16歳以上」だった。
協議の結果、自民・公明両党が民主党案を受け入れる形で、投票権の「18歳以上」が決まった。
当時、国政や地方選挙の選挙権年齢は「20歳以上」。
多くの法律が20歳で大人のラインを引いていた。大人は20歳から、が共通認識だった。
どのような議論を経て、18歳投票権は生まれたのか。そして、なぜそれが18歳成人につながったのか。
与野党協議にあたった自民党の船田元氏、立憲民主党(当時は民主党)の枝野幸男氏に話を聞いた。
「20歳以上」を掲げていた自民党の船田氏 は、もともとは不安を感じていたという。
それは、自らが私立学校(作新学院)の経営者だったことが関係していたと回想する。
「高校3年生はみんな順番に18歳を迎えていくわけで、クラスのなかで投票権を持つ人と持たない人が混在することについて個人的に悩んだ。クラスの結束とか指導上どうなのかという気持ちがあったが、むしろ『投票した』『投票できなかった』という状況を作ることで若い人の政治参加を浮き立たせることができる、関心を持ってもらう上で非常にいいことじゃないかという話を何人かの専門家から聞くことができて、18歳やりましょう と個人的に納得した」
国民投票の18歳案受け入れに舵を切った船田氏だった が、自民党内の反対論は根強かったという。
理由に挙げられたのは、国民投票法が成人年齢の引き下げなどにも波及することによって、新たな社会的不安を招くのではないかという懸念だった。
「18歳案は時期尚早だと結構反対があって、党内の議論で約1か月程度時間がかかってしまった。将来成人年齢が18歳になるんじゃないか、酒やたばこ、ギャンブルといった年齢も将来18歳になるんじゃないか。それは年齢的にも未熟であるし、18歳19歳の青少年を守らなければ、法的にもきちんと守らなければいかん、そういう意見が根強くあった」
一方、18歳案を訴えた枝野氏は、憲法改正という大テーマにあたってはできるだけ多くの国民が参加すべきだと主張したと語る。
「憲法は長く使うものでしょ。日本は硬性憲法(=制度上、改正が容易ではない憲法)だから、1回変えることがあったとしても3年後にまたやりますという世界ではない。それは幅広でいいんじゃないのという理屈を何度も説明した。これだけはやりましょうよ、18歳でと」
そして、超党派の議員団で各国の視察を重ねたことが「18歳以上」の合意形成を後押ししたと振り返る。
「毎年のように海外に行かせてもらったが、世界の常識は18歳、国民投票の投票権と参政権は18歳が世界の標準だよねというのが自然体で入ってきた。だから、日本で新たに国民投票制度をつくるならば18歳だよねというのは自然体だった」
国の最高法規である憲法。
戦後一度も行われてこなかった憲法改正の賛否を問う国民投票のルール作りは、与野党の枠を超えて多くの賛同を得て成立させたいー。
与野党協議に関わるメンバーからは繰り返しこのようなメッセージが発信され、話し合いが重ねられた。
論点は、投票権年齢の問題だけではなかった。
例えば、憲法改正には過半数の賛成が必要だとしているが、その母数は投票総数なのか有効投票数なのか、改正のハードルに直接関わるポイントだけに大きな論点となった。
こうした中、与野党協議の場では18歳案は比較的すんなりと決まったと枝野氏は振り返る。
「船田さんらと話している中で絶対に20歳にすべきで18歳に下げるものかという感じは初めからなかった。18歳が落としどころだよねというあうんの呼吸だった」
「18歳」をどこまで広げるべきか
国民投票の投票権を18歳以上とした場合、先述した自民党内の反対論でも見られたように、それまで20歳でラインを引いてきた他の法律をどうするかという問題が生まれる。
公職選挙法の選挙権を18歳とすることに意見の隔たりはなかったが、民法の成人年齢などもそろえるべきかについては温度差があった。
揃えるべきだとする意見では、国民投票での判断能力と民法上の判断能力は同じで、海外でもそれが主流だと指摘された。
終戦直後の1945年、選挙権年齢が25歳以上から20歳以上に引き下げられた時の根拠は、当時の民法上の成人年齢が20歳以上だったからだとされている。
これに対し、法律にはそれぞれ目的があるので、年齢を一律にする必要はないという異論も出されていた。
当時、国会に呼ばれた有識者の発言から代表的なものを紹介しておこう。
船田氏は、成人年齢の見直しにつながる議論は自然な流れだったと話す。
「18歳に投票権が与えられるなら大人としてみられるべきではないかと強烈ではないが暗黙の了解があった。投票権が18歳に決まったときに次は民法だねとなった」
一方で枝野氏は、公職選挙法以外は必ずしも18歳にあわせる必要はないと考えていたと話す。
「国民投票の投票権年齢を18歳にしたから民法や他の法律まで18歳にしなければならないという立場ではない。強く反対しないけれど積極的でもなかった」
結局、自民・公明両党などの賛成多数で成立した国民投票法の附則には、次のような内容が盛り込まれた。
附則第3条 国は、この法律が施行されるまでの間に・・公職選挙法、成年年齢を定める民法その他の法令の規定について検討を加え、必要な法制上の措置を講ずるものとする。
国民投票法が施行されるまでの3年間に、民法をはじめ関係するあらゆる法律の検討が求められることになった。その本数は196本にのぼった。
船田氏が振り返る。
「すべて18歳にそろえるきっかけをつくることになるだろうということはかなり認識していた。18歳に法律全体を変えていくんだという高揚感、使命感といったものは結構共通してあった」
その後、民法や公職選挙法は改正まで3年以上の時間を要することになった。
多くの法律が絡み、内容的に慎重な議論が必要とされたことに加え、国民投票法が成立した2007年以降、民主党政権の誕生、自民・公明両党の政権奪還と与野党激突の時代が続いたことも影響したとみられる。
成人18歳実現するも懸念は
附則第3条をもとにした検討によって、18歳選挙権が導入され、すでに高校生が選挙で一票を投じる光景は見慣れたものとなったが全体投票数は年々減少傾向になって国政に無関心な若者はますます増えてきており、高校での啓蒙活動が重要だ。
そして、18歳成人も今年4月に実現する。
きっかけとなった国民投票法の議論に関わった2人に感想を尋ねると、そろって懸念の声が聞かれた。
枝野氏が語る。
「社会実態として、大部分の人にとっては中学卒業して3分の1人前くらい。高校卒業して半人前くらい。就職してはじめて1人前だよねというのは日本の家族社会における大方じゃないかなと思っているので家族の中では子供扱いなのに、社会では・・ということに違和感がないことはない」
そして、こう続けた。
「心配なのは、高校生の成人。そこはきちんとフォローしなければいけない。難しいことを教える必要はなくて、親と関係なく、やったこと全部責任負わされますよと一言でいいんです けど。成人というのはそういうことです よと」
自民党の船田氏は、高校や大学のような教育現場の一層の取り組みが重要だと強調した。
「ようやくここまできたなというある意味達成感があるが一方では不安も抱えている。
消費者被害が18歳にまで及んでしまうことをどう乗り切るか。高校や大学のような教育現場の実践を含めた消費者教育をスピードアップしてやっていただきたい。小冊子を高校生に配ってるが、なかなか使われていない点が心配だな と思っている」
そして、このように締めた。
「仏を造って魂入れずではないですけど、魂がまだまだ入ってないかという感じがしています ので今後もフォローしていきたいと思います」
憲法改正のための手続きを定める法律に端を発した18歳成人の議論。
新たに「大人」扱いされる若者を消費者被害などからどう守っていくか。
本人たちの自覚に加え、家庭や学校の支えも大事だと感じている。
旧統一教会の関連団体イベントに祝電 自民・船田氏「よく調べず…」
2022年7月18日
自民党の船田元衆院議員は18日、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の関連団体が開催したイベントに祝電を送ったとの指摘を受けたとして、自身のフェイスブックに「不用意な行動により皆様には大変ご心配をおかけしお詫(わ)び申し上げます」と投稿した。その上で、旧統一教会や関連団体との関係を否定した。 船田氏は投稿で、関連団体が2016年に開催したイベントに「私の名前で祝電が打たれていたとのデータが公表された」と説明。記憶に残っていないとしつつ、「依頼され、よく調べず打電してしまったようです」としておわびした。ただ、関係性については「旧統一教会や関連団体に加盟したこともなくイベントにも参加しておりません」と否定した。
関連団体に対しては、イベントへの参加や祝電を送ったなどとして、船田氏を含む多数の国会議員の名前が一部で報じられていた。
船田氏は朝日新聞の取材に、事実関係についての問い合わせがあったため「誤解されてはいけないと思って投稿した」と説明。「積極的に祝意を示すものではない。記憶は曖昧(あいまい)だ が、私の後援者から依頼があり、最終的に私が判断した」と語った。 旧統一教会をめぐっては、過去に霊感商法へのかかわりが社会問題化した。船田氏は投稿で「私は自民党消費者問題調査会長として、いわゆる霊感商法などの悪質な取引を取り締まる立場にある ことを付言いたします」とも書き込んだ。
18日の投稿によると、2016年に関連団体が主催したイベントに「私の名前で祝電が打たれていたとのデータが公表された。おそらく後援者から依頼され、主催団体をよく調べずに打電してしまった」と説明。
現在、船田氏は自民党消費者問題調査会長を務めており 「若者の消費者問題や霊感商法を取り締まる立場にあることを付言する 」とした。
19日には、かつて所属した議員連盟が統一教会と非常に近い関係にあることが分かり、その後は一切の関わりを断っているとの経緯も補足した。 下野新聞社の取材に、船田氏は「統一教会と関係があると分かっていれば打電しなかった」と釈明。また、イベントの時期を調べたところ、正しくは06年だったと訂正した。
嘘だらけの韓国、中国、ロシアへの旅行は危ない
VIDEO 日本人女性暴行事件で韓国人容疑者 “髪を掴んで押し倒したが暴行はしてない” / 字幕付き
VIDEO 日本人女性暴行事件で韓国人容疑者 “髪を掴んで押し倒したが暴行はしてない”
/ 字幕付き
“女性を暴行”映像が中国で大炎上 「地元警察が後ろ盾に」訴えも(2022年6月13日)
韓国で「文在寅は老害だ」「もう時代が違う」…! 韓国で「反日不買」に“巨大ブーメラン”で、いま韓国で起きている「巨大異変」の中身
2023年12/7(木)
韓国の「老害世代」
写真提供: 現代ビジネス
文在寅
韓国ではいま、文在寅前政権の「反日、不買運動」で味わった窮屈さ、理不尽に心底嫌気が刺した若者たちが、やっとそれらしい事を口に出し始めている。
どの国でも若者が父親に説教されると「今は時代が違う」と反抗するものだが、韓国がいまその流れの様だ。
韓国は目上の人を敬う文化が今も色濃く残り、特に家族、親戚には絶対的だった。それが今では日本で流行る「親ガチャ」なる単語も出てきて、若者が大人の行動に違和感を持ち始めているのだ。
特に、文在寅前政権の裏切り(窮屈、理不尽)は決定的で、反日正義を嫌い、日本文化に憧れた若者たちを一気に目覚めさせてしまった。
彼らは文在寅前政権が唱えた「日本の不必要性」を窮屈と感じ、理不尽を感じたことで、これまでは社会正義とされてきた運動家、活動家たちにも強く疑問を持ち始めている。
そんな若者たちは今、尹政権による「反国家排除の粛清」を歓迎するばかりか、文在寅政権世代、いわゆる586世代(今の50代をさす)を忌み嫌い、「老害世代」と呼び始めているのだ。
韓国「586世代」のリアル
私も韓国で50~60代の活動家を見ると、明らかに青春を運動に費やしてきた雰囲気を感じる。日本は戦後早い時期に「三種の神器」と言っては一般家庭に家電が普及したが、その頃の韓国は日本に住んでいると想像もつかないほど貧しかった。
日本に住んでいた私の世代では、家に家具調ステレオがあり、レコードからカセットテープ、CD、MD、デジタルになり、映像も8ミリカメラ、映写機だったものがビデオからデジタルと国の成長に合わせて変遷してきた。ファッションも同じ様に、VAN、JUNからボートハウス、裏原ブランド、DCブランド、ハイブランドとそれなりに青春の思い出がある。
一方で、韓国の60~70年代は高度成長期というより貧困脱出期にあたり、国民が日本の様な余裕を日常で感じられることは一部の階級のみだった。その一部の階級でさえ日本ほど裕福ではなかったのだ。
韓国の成長期に流行ったモノの多くが日本製品で、その代表格の一つが炊飯器だろう。80年代までも韓国で象印炊飯器は憧れの商品だった。そんな貧困から少し抜け出せそうな時代背景の韓国で生まれたのが「586世代」なのだ。貧困や差別から抜け出す隙間を狙って思想旋風が巻き起こることはしばしばある。
「文在寅バブル」が、ついに弾けた!
私は日本から韓国に移り住んで暮らしてみると、文在寅政権は一種の「思想バブル」で、いま尹政権によってそのバブルが弾けた様にも見える。そもそも初代大統領は韓国の貧困の不満を「反日」へと目を背けさせたのがはじまりだ。それ以降、韓国内で失策による不満や経済不安が出てくると、必ず国民感情を「反日」へと煽動した。
それでも中立、親日的な政治家、役人もいたが、文在寅政権の忖度人事ですべて排除されたのは記憶に新しい。それがいまやっと「正常化」しつつあるということだ。
さらに連載記事『韓国で「文在寅の悲劇」が再びで、韓国国民が「呆れ果てている」…! 「在日3世」の私が驚く「文在寅の置き土産」大問題の“ひどい中身”と、韓国で起きている「ほんとうのこと」』では、いま韓国で起きている“もう一つの異変”についてレポートしよう。
サムスンの半導体洗浄技術、逮捕された弟に代わって兄が中国に流出させていた
2024年1月31日
半導体洗浄装置を製造するサムスン電子の子会社「セメス」の技術を中国に流出させた犯行グループが裁判を受けることになった。グループが不法に流出させた洗浄装置は半導体製造の際に発生する汚染物質を除去するもので、半導体の品質に直接影響する重要技術だ。セメスはこの装置の開発に2188億ウォン(約242億円)を投資してきた。
水原地検防衛事業・産業技術犯罪捜査部(アン・ドンゴン部長)は29日、セメスの半導体洗浄装置関連技術を中国企業に流出させた別会社の経営者ナム某氏、また同社の設計責任者など4人を産業技術保護法と不正競争防止法違反(営業機密漏えい)などの容疑で逮捕・起訴した。また犯行に加担した別の社員3人と2法人を同じ容疑で在宅起訴した。
検察によると、ナム氏はセメスの元研究員だった実の弟が2022年5月にセメスの設計図を中国に流出させ逮捕されたため、弟に代わって犯行を続けたという。ナム氏の弟は2件の技術流出事件で先日控訴審が開かれ懲役10年の実刑が宣告された。ナム氏は中国企業からセメスと全く同じ機械の納品を求められ、セメスの設計図などで製造した機械を販売したという。ナム氏はまた検察の捜査が始まると機械を分解しその部品を合計8回に分けて中国に輸出した。検察の関係者は「分解され輸出された部品は中国で組み立てられた。同じ方法で彼らは総額60億ウォン(約6億6000万円)を荒稼ぎした」と説明した。
捜査が進むと犯行グループは中国企業と協力し、中国現地にセメスと全く同じ工場を建設しようとした。中国企業が現地の工場設立に必要な資金提供を持ちかけ、ナム氏らは中国法人を設立しオフィスも準備したという。
キム・スオン記者
恋愛もセックスも結婚も出産もイヤだ…韓国人の若者が「異性と関わりたくない」と口を揃える理由
なぜ韓国で少子化が急速に進んでいるのか。韓国生まれの作家シンシアリーさんは「韓国の若者を中心に『異性嫌悪』が広がっている。こうした流れが恋愛、性関係、結婚、出産をせず、シングル生活を選ぶ動きにつながっているのではないか」という――。(第2回/全2回)
※本稿は、シンシアリー『韓国の絶望 日本の希望』(扶桑社新書)の一部を再編集したものです。
対立の根を深める「嫌悪(ヒョモ)」
韓国の出生率が急激に低下している。ただ、この事実だけでは、韓国で起こっている「憤怒」が「分断」を呼び「絶望」へと至る悲劇に即座にはつながりません。たしかに、過度な社会問題が社会的分断の現れの一つだと見ることは十分に可能です。しかし、ここで私が提示したいのは、「憤怒が分断になる、分かりやすい具体例としての合計出生率」です。
その点、実は韓国で合計出生率が急降下している背景として、もう一つ、メディアがあまり取り上げない要因を指摘する必要があるでしょう。そう、韓国のネット世論を知っている人なら誰もが認めながらも、あまり表向きにはしない話、したくない話、いつまでも「ネットの一角で一部の人たちがやっているだけのこと」にとどめておきたい話。これぞ自分および自分が所属する集団以外を悪とする“悪魔化”の一つである「異性嫌悪」についてです。男が女を、女が男を敵視し、嫌悪(ヒョモ)する現象のことです。
嫌悪(ヒョモ)は、一時は「○○嫌悪」として、かなり流行った言葉ですが、最近はあまり目立たなくなりました。十数年以上も同じテーマでブログを毎日(サボる日も多いですが)更新しているので分かりますが、数年前までは、異性だけでなくいくつかの分野で、「葛藤(かっとう)」の強化版としてよく記事に載っていました。
「親ガチャ」に通じる「スプーン階級論」
たとえば、韓国では若い世代が前の世代を敵視する風潮が強くなっています。また、日本にも親ガチャという言葉がありますが、韓国ではすでに10年以上前から「スプーン階級論」など、なにがしかの階級付けが流行りました。
主に財産、年収などで人をランク付けするもので、一見、社会的な貧富の格差を皮肉るもののように見えますし、たしかにそんな側面もあります。ですが、実際は単に大金持ちの子で生まれなかったことを嘆くだけの内容です。
スプーン階級論における、「銀のスプーンをくわえて生まれた」とは、貴族など豊かな家に生まれたという意味です。身分の低い乳母(うば)が貴族の赤ちゃんに直接授乳することは許されず、いったん銀のスプーンに乳を出して、それを赤ちゃんに飲ませていたので、こんな表現が生まれました。
「男女嫌悪」の実態はヘイトそのもの
また、左派政権ができた2003年から教育を受けた人たちが、「高齢者は保守しか知らない」とし、ある種の政治的分断が起きたのも一つの原因です。不幸中の幸い、いまのところまだ「高齢者対若者」の物理的衝突は起きていませんが、高齢者の無賃乗車制度を廃止せよとの請願運動が起きたり、どうも雰囲気は重いままです。
そうした際にも「高齢層嫌悪」などの言葉が普通に記事に載っていましたが、最近はそんな表現は目立ちません。「嫌悪」が外国で「ヘイト」と訳されることを気にしたのではないか、と個人的に考えていますが、確証はありません。とにかく、一時よりはあまり目にしなくなりました。
本題の男女嫌悪の場合も、「男女葛藤」「ジェンダー戦争」などの表現が主流ですが、個人的に、嫌悪がもっとも的を射た表現だと思っています。なぜなら、その実態はヘイトそのものですから。たとえば、女性が車に轢(ひ)かれる事故があったとして、それを「女だから避けられなかっただけ」とすると、称賛一色になる空間が存在すると思ってみてください。それを、嫌悪でないとするとなんと言えばいいのでしょうか。
いまは20代中心でも、どんどん広がるはず
合計出生率関連の話題は世界各国でニュースになっており、日本でも耳にタコができるほど聞いた・聞かされましたが、男(女)が女(男)を嫌っているから合計出生率が下がるという話だけは、いまのところ韓国以外では聞いたことがありません。
しかし、これは結構重要な問題です。主に20代を中心に広がっているので、これから「異性嫌悪」をさらに若い人たちが見て聞いて、10年後には20代と30代に及んでいるでしょうし、さらに40代まで広がるのはすぐです。このままでは「異性嫌悪」が、どんどんその影響力を広げていくことでしょう。
私は、これ“だけ”が韓国の合計出生率急低下の原因だとは思えないものの、いまもある程度、確実に影響は及ぼしていて、これからさらに影響力を広げて、文化もどきとして定着して行く可能性すらある、そう見ています。
なにせネットで女性による男性嫌悪、男性による女性嫌悪の流れを見つけるのは、そう難しくないからです。”流れ”と書いたのは、少数派の意見だけでできるものではないという意味です。
「男性嫌悪者」とされた20代女性が自殺
男女嫌悪は大手メディア、外国メディアからも問題視されています。まず、「朝鮮日報」(2022年5月19日)の記事から現状を読み取ってみましょう。ちょうど、インターネット放送をしていた20代の女性が「フェミニストだ」というレッテルを貼られ、「コメント暴力」を受けて自殺する事件が起きました。
フェミニストは、もともとは男女に関する社会の保守的価値観以外にも、多様さをもっと尊重しようという主張をする人たちであり、別に悪いことをしているわけではありません(最近は相手に自分の思想をゴリ押しする人たちも目立つので困ったものですが)。ですが、韓国でフェミニストといえば、女性の場合は男性嫌悪者、男性の場合は女性擁護(ようご)ということになります。
先ほどの「フェミニストだ」というレッテル貼りも、「男性嫌悪者だ」という意味になります。なにかそれっぽいジェスチャーやあいまいな発言だけでも、いったん「そういうこと」にされると、そこですべてが崩れます。
理解しがたい「フェミニスト」の解釈
自殺した女性も、本当に男性嫌悪者なのかどうかはわかりません。「そういうこと」にされて母親が先に自殺し、それでも「お前の母が死んだのはお前が男性嫌悪者だからだ」などのコメントが相次ぎ、結局、本人も母親の後を追いました。ここまで来ると、たとえ本物の男性嫌悪者だったとしても、あまりにもひどい結果です。
外国メディアは、「韓国ではなぜフェミニストが『無条件の攻撃対象』にされるのか」と、この現象を不思議に思っていました。フェミニストという単語が、男性嫌悪者を意味する言葉、すなわち「男性の敵」を意味する社会的雰囲気が、理解できなかったからです。
この話題の冒頭で、「『嫌悪』という言葉は最近あまり目立たなくなった」と書きましたが、その言葉があまり使われなくなっただけで、「男女嫌悪などない」とするのは嘘です。隠しているだけです。
SNSが男女間の葛藤を増幅させている
「朝鮮日報」とソウル大社会発展研究所が16歳以上の男女1786人を対象とした「2022大韓民国ジェンダー意識調査」を見てみると、韓国民は男女葛藤が主に現れる空間として職場(49.4%)とオンラインコミュニティー・ソーシャルメディア(37.8%)を挙げ、「オンラインコミュニティーが男女の間の葛藤を増幅させる」と認めている韓国民は、調査に応じた人の68.9%に達しました。
「男女嫌悪」は悪化する一方というのが私の個人的な認識ですが、実際に大勢の人が問題の存在そのものには気づいている、ということでしょう。言い換えれば、その分、広がっているわけです。
このような男女嫌悪が、実は出生率にも影響を及ぼしていること。いままでこのような見解が韓国側のメディアでちゃんと記事になったのは、2023年3月、一部のメディア(「聯合ニュース」など)だけでした。それも、外国でこの問題が取り上げられたからです。
韓国を分断しているのは「性別」だった?
性別、経済関連を主に扱うジャーナリスト、アンナ・ルイズ・サッスマン(Anna Louie Sussman)氏が、この問題を2023年3月21日、米国時事月刊誌『ジ・アトランティック』に寄稿しました。「韓国人が子供をつくらない本当の理由」をメインテーマにした寄稿文で、韓国メディアの記事がネット公開した部分だけまとめてみますと、一言で、「韓国で起きている社会的『断層』は、他の国のように人種や移民問題ではなく、実は性別である」です。
以下、韓国メディアによって公開された部分だけ整理して、サッスマン氏の主張を引用しながら進めますが、本書での「引用」は、あくまで私が私の持論を展開するにおいて必要だから引用するものであり、その引用元の著者・記者・作家の方々の思想、活動内容などに全面的に同意するという意味ではありません。記事ならともかく、こういう寄稿文だとなおさらです。これはこの寄稿文だけでなく本書全般においてそうですので、その部分もまたご理解の程をお願いいたします。
サッスマン氏を名指ししているわけではありませんが、こういう主張をする人たちには、理屈がおかしい、女性差別をなくす方法を男性差別から見つけようとする人たちもいるので、もしやと思って、改めてお願いいたします。差別で差別を解決できるはずがないのに、悲しいものです。
「男たちとは関わりたくない」と話す女性
さて、寄稿文の中心内容は、男性において女性が、女性において男性が、敵対勢力、さらには敵対感情すら超えた「絶対に関わりたくない対象」になっており、女(男)は男(女)が何を考えているのかまったく気にもしなくなった、というものです。
サッスマン氏が自らインタビューした韓国のある女性は、どんなタイプが好きだとか、または嫌いだとか、そんな内容ではなく、ただただ男たちと何もしたくない、関わりたくないという趣旨の話をしました。サッスマン氏は、この断層、本書で「分断」としているこの現象こそが、韓国の低い出生率の始発点だとします。
本書もそうですがサッスマン氏もまた、これ“だけ”が原因だと安易な主張をしているわけではありません。韓国にも養育費用など育児に関する他国でも問題とされる多くの問題点があるし、特に住居問題などが結婚と出産において大きな障害物であると認めています。
しかし、それよりももっと「基本的な力学関係」が働いている、と。その基本的な関係こそが、女性と男性の間の嫌悪、韓国メディアの言う「ジェンダー戦争」であり、多くのメディアはこの点を見落としている、軽く見過ぎている、と。
「非・恋愛」「非・性関係」「非・婚」「非・出産」
韓国の女性たちは、もともと儒教思想の影響を強く受けた韓国社会で、家父長的な考えに支配され、「我慢すること」を美徳のように教えられてきました。しかし、教育水準が高くなり、女性の社会進出が広がったこと、さらにこれまでの価値観が他国より女性に不利なものだっただけに、余計に強い反感、いわば補償心理を抱き、相応の権利を求めるようになりました。
彼女たちが不満を抱く現状の分かりやすい例として、男女賃金格差があります。韓国は、26年連続でOECD不動の1位(男女賃金格差最悪)です。
サッスマン氏は、韓国の女性たちは、肯定的な意味としてのフェミニズム、すなわち性差別をなくそうなどの主張に触れる一方で、同時に家父長制などの文化・社会的要因による差別被害を経験し、その間で混乱してしまったと指摘しています。
そして、その混乱の中で、急すぎる“覚醒”をして、韓国女性たちが取った道こそが、韓国で流行語のようになっている四つのB(「非」の韓国語読みは「ビ」です)だとします。「非・恋愛」「非・性関係」「非・婚」「非・出産」。すなわち積極的にシングル生活を選択するわけです。「怒り」をも超えた「分断」の正当防衛化が始まったのです。
異性嫌悪が殺人事件を引き起こすことも
似たような現象が、男性からも現れています。敵と一緒に人生を歩む気はない、と。ある人にとっては自己防衛かもしれませんが、残念ながらオンラインという匿名空間を起点にし、この流れは嫌悪へと形を変えました。「もはや異性には何も関心がない」という主張も聞こえてくる今日この頃です。「嫌う」の真の意味は、わざわざ嫌う言動を発するのではなく「無関心」だと聞いたことがありますが、そういったところではないでしょうか。
ネットで適当に愚痴っていればまだかわいいものですが、たまに凶悪事件も起きています。「相手が女性だから」という理由だけで男性が刑事事件を起こしたケースは、パッと思いつくだけでも複数ありますが、その中でも2016年の「江南(カンナム)駅トイレ殺害事件」が特に有名です。
「女どもに無視された」という理由だけで駅のトイレ(男女共用)に待ち伏せして女性を殺害したと、後に加害者は陳述しています。待ち伏せしていたトイレには被害者の女性より先に6人もの男性が入って利用していましたが、犯人は彼らには何もしませんでした。つまり、犯人の陳述は、その行動からも裏付けられるものでした。この人、お母さんが忙しくてお父さんが産んだのでしょうか。
「自分も被害者になりうる」という恐怖
すでにオンラインコミュニティーなどで女性を嫌悪する男性が多い(逆もまた然りですが)ことを知っていた女性たちは、このような極端な事件が「自分にも起こりうる事件」と強く感じ、恐怖しました。そして、「加害者がここまで開き直ることがこの世にあってもいいのか」と、世界観そのものが崩れる、韓国で言う「メンブン(メンタル崩壊)」状態に陥りました。
もちろんこのような殺人事件は恐ろしく、許されないものであり、犯人の性別を超えた、より広い範囲の「社会的問題」として重く認識されるべきです。口では性別がどうとか言っているけど、それはただの「なぜ私が社会でうまくいかないのか」という不満に対する、間違った「犯人探し」の結果かもしれないからです。犯人の成長環境そのものから問題視する必要があるでしょう。
しかし、「虐げられてきたのに、なぜこんなことに」と認識する女性たちは、一件の殺人事件が持つ意味よりも、さらに強い恐怖と闇を感じたことでしょう。
---------- シンシアリー(しんしありー) 著作家 1970年代、韓国生まれ、韓国育ち。歯科医院を休業し、2017年春より日本へ移住。アメリカの行政学者アレイン・アイルランドが1926年に発表した「The New Korea」に書かれた、韓国が声高に叫ぶ「人類史上最悪の植民地支配」とはおよそかけ離れた日韓併合の真実を世に知らしめるために始めた、韓国の反日思想への皮肉を綴った日記「シンシアリーのブログ」は1日10万PVを超え、日本人に愛読されている。著書に『韓国人による恥韓論』、『なぜ日本の「ご飯」は美味しいのか』、『人を楽にしてくれる国・日本』(以上、扶桑社新書)、『朴槿恵と亡国の民』、『今、韓国で起こっていること』(以上、扶桑社)など。 ----------
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恐怖の日韓トンネル事業
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韓国政府、韓国統一教会、日韓海底トンネル推進議員連盟が進める、恐怖の日韓トンネル事業
日韓海底トンネル推進議員連盟(にっかんかいていトンネルすいしんぎいんれんめい)は、日本の超党派の議員連盟。2008年、日韓トンネルの建設を推進する自民党を中心とした 超党派の議員により結成。
【写真】釜山、大邱から視察に訪れた韓国産学界のリーダーの皆さま
「日韓海底トンネル推進議連」の発起人には、九州選出の国会議員を中心に、自民党の衛藤征士郎議員や民主党の鳩山由紀夫幹事長ら日本共産党の議員を除く各党から9人が名を連ねていた。
【写真】展望台から壱岐を正面に見て、またひとしきり話が弾む 【写真】いつしか熱心な発言と会話が生まれ、トンネルがつくる未来が語られる
韓国の大学総長やゼネコン会長が視察-現場だより6月号
■釜山・大邱の大学総長、ゼネコン会長ら10名が唐津トンネル現場視察し「日本は進んでるぞ!」
韓国・釜山と大邱の大学総長や理事、中堅ゼネコンの会長ら10名が、6月3日、唐津の日韓トンネル名護屋斜坑の現場を視察した。韓国からの一般視察者が今年に入って800名近くになり、韓国国内での日韓トンネルへの関心が大きく盛り上がっているが、「日本では600mすでに掘られているぞ!」という口コミが広がり、産学界の有識者が今回、満を持して視察に訪れたものである。一行は大久保義孝所長の経過を聴いたのち、600mの調査坑の先端部分、切羽の壁を直接触ったり、1300mのトロッコのウインチ(巻き上げ機)を見て、30年前の巨済島のボーリングだけで終わっている韓国での進展状況と比べて日本では「本気で取り組んでいる」と認識を新たにしていた。
一通り見終わったあと、倉庫前でいつしかレクチャーが始まり、「活気を感じるが汚れているように見える韓国の街並みに比べ、ごみ一つ落ちていないきれいな日本の街並みは美しい。日韓それぞれ良い所がある。韓国は日本の良さを学び、互いにリスペクトしていくことが大切だ」と一緒に訪れた同僚たちに諭すように語る大学総長の言葉に拍手が上がっていた。韓国南東部にある釜山市は、対馬が遠望できることもあり、日韓トンネルへの関心は大きい。トンネル建設がもたらす経済効果に期待する現実的一面もある。この訪日団一行は翌日4日、福岡市内で行なわれた日韓トンネルの九州大会に出席し、日本側の産学界、政界からの出席者と交流し、意見交換をするとともに親交を深めた。
■日韓トンネル推進広島県民会議一行20名が対馬斜坑現場を視察
リニューアルの事務所で所長が経過を報告:「まず現場を見よう」。県民会議を束ねる三谷積・議長の提案で視察は実現した。「トンネルプロジェクトを進めるには、現状を自分の目で見ることから始まる」。日本と韓国・朝鮮半島を結ぶ国境の島・対馬に、その西海岸に西向きに、斜坑口が完成したことを受けて、議長が決断した。6月27日、日韓トンネル推進広島県民会議の視察団一行20名が、対馬の事務所と斜坑現場を訪れた。当財団の公式DVDビデオを視聴した後、内山勝乃・所長がトンネルプロジェクトの概要と現状を報告した。質問が活発に出て、「地元の皆さんの反応はどうか」「韓国ではどれくらい進んでいるか」など熱心に応答がされた。この後、阿連(あれ)斜坑現場に向かった。小雨の中であったが、岩の崖やトンネルのコンクリート壁を触り所長の解説に頷き、またウインチ設置予定地まで登ってみて現場を確認した。「ここから韓国につながるんだと実感した」と視察者の一人は語った。一行は翌日、壱岐を訪れ、対馬から広島までの古代からの交通のルートを実感しながら帰途についた。広島は世界最初の被爆地で、5月にはオバマ大統領がアメリカ大統領として初めて平和公園・原爆ドームを訪れたこともあり、「世界平和」の実現に先駆けている。江戸時代の朝鮮通信使の宿場もあったことから、日韓関係には関心が高い。トンネルプロジェクトは広島から大きく前進すると期待が高まっています。また、事務所は6月14日にリニューアルが完了し、今回が最初の視察団で受け入れであった。「トンネルの日韓合意はここ対馬で。この事務所から」の思いのもと、視察団の来島をお待ちしております。
設立目的については「対馬海峡にトンネルを通して日韓両国をクルマで結ぼうという大計画であり、膨大な経済効果が望める大プロジェクトである」としている。
メンバー
自民党
代表:衛藤征士郎(大分2区)
谷川弥一(長崎3区)
元メンバー
保利耕輔(2014年に引退)
高木義明(2017年に引退)
保岡興治(2017年に引退)
野田毅(2021年に落選)
日韓トンネル研究会:
日韓トンネル研究会(にっかんトンネルけんきゅうかい)は、日本の特定非営利活動法人。世界基督教統一神霊協会(統一教会・統一協会)系グループ事業 の一環である。
統一教会のサイトによれば、1981年11月、韓国のソウルで開催された統一教会系のイベントである第10回「科学の統一に関する国際会議」に出席し、文鮮明師の希望を聞いた西堀栄三郎が、提唱されていた日韓トンネル構想を日本に持ち帰り、1983年5月に松下正寿、佐々木忠義、西堀、佐々保雄らによって設立された。
過去に公式サイトに「文鮮明師が提唱した日韓トンネルを推進するNPO法人」との記載があった。また統一教会公式サイトの文鮮明のページでは「統一教会系グループ事業」として「日韓トンネル研究会」も挙げられている。
2003年、党外交調査会(会長:中山太郎)が日韓海底トンネル構想について調査。ドーバー海峡トンネルに携わった宇賀克夫、日韓トンネル研究会の高橋彦治・濱建介、の三氏にヒアリングを行う。三氏は日韓海底トンネルは「技術的には実現可能」との見解を示した。
自民党の夢実現21世紀会議 内の「国づくりの夢実現検討委員会(委員長:木村太郎) 」が3月に国民から募集した「夢」を下に日韓トンネルについての政策提言を発表していた 。
それにより同委員会と党外交調査会の連携で今後の検討を重ねることになった。その後の経緯は不明。
2008年、超党派の国会議員による「日韓海底トンネル推進議員連盟(代表:衛藤征士郎)」が発足した。
会長(1992年当時)
佐々保雄(北海道大学名誉教授)
出典:「日韓トンネルプロジェクト—ネオ・シルクロードの起点から」国際ハイウェイ建設事業団著(1993年発行)
副会長(1992年当時)
金山政英(元駐大韓民国日本大使)
瀧山養(元(社)海外鉄道技術協力協会理事長)
出典:「日韓トンネルプロジェクト—ネオ・シルクロードの起点から」国際ハイウェイ建設事業団著(1993年発行)
顧問(1992年当時)
市川正己(元筑波大学副学長)
尾上正男(元神戸学院大学学長)
神山威(世界基督教統一神霊協会会長)
沓掛哲男(参議院議員(元建設省技監))
久保木修己(国際文化財団理事長)
高田源清(九州大学名誉教授)
那須聖(外交評論家)
野沢太三(参議院議員(元日本国有鉄道施設局長))
福田信之(元筑波大学学長)
谷藤正三(元北海道開発庁事務次官 )
山田伴次郎(元宇都宮大学学長)
上田稔((社)日本技術士会会長)
福原福太郎(全日本鉄道労働組合総連合会執行委員長)
参与(1992年当時)
池田肇(横河工事(株)取締役相談役 )
太田慶一(サンコーコンサルタント(株)代表取締役社長)
小山田秀夫( 国際文化財団副理事長 )
京谷好泰((株)テクノバ会長 )
岡本男雄(山岸建設(株)代表取締役社長)
川岸偉志夫( 日本鋼管(株)総合エンジニアリング事業部顧問)
金海坤((財)亜細亜技行協力会専務理事 )
黒田晃(日本工営(株)代表取締役副会長 )
小林直樹(住鉱コンサルタント(株)相談役 )
椎名敏行(朝日航洋(株)取締役 )
平兼武((株)パスコ取締役会長 )
蜷川親治(総合地質調査(株)代表取締役会長)
比留間豊(興和コンクリート(株)取締役 )
藤井宏惇(明治コンサルタント(株)相談役 )
渕野正雄(西松建設(株)監査役 )
松宮貢三(一成綜合建設(株)会長)
宮崎政三(日本物理探鑛(株)技術顧問)
林田隆(昭和炭酸(株)顧問 )
出典:「日韓トンネルプロジェクト—ネオ・シルクロードの起点から」国際ハイウェイ建設事業団著(1993年発行)
理事(1992年当時)
伊吹山四郎(大林道路(株)取締役相談役 )
太田洪量(国際ハイウェイ建設事業団常任理事)
岡部達朗(東亜建設工業(株)副社長 )
折下功(帝京技術大学教授 )
兼重修 (熊本大学名誉教授 )
北村章(東急建設(株)常務取締役)
久保村圭助(芝浦工業大学教授 )
紅林茂夫(国際経済研究センター理事長)
河野博忠(筑波大学教授 )
坂上務(九州大学名誉教授 )
桜井設雄(国際ハイウェイ建設事業団常任理事 )
杉本卓司(日本物理探鑛(株)代表取締役社長 )
濱建介 (前田建設工業(株)専務取締役 )
寺田敏巳((株)ハッピーワールド代表取締役社長)
吉村恒 (佐藤工業(株)専務取締役 )
五味一義(全日本鉄道労働組合総連合会総務財政局長)
周藤健 (世界平和教授アカデミー常任理事 )
藤田雅弘((株)大林組常務取締役 )
松尾昭吾(日本国土開発(株)常務取締役)
柳沢三郎((財)航空公害防止協会研究センター大気汚染部長)
山崎達雄(九州大学名誉教授 )
渡邊偕年((財)鉄道総合技術研究所専務理事)
出典:「日韓トンネルプロジェクト—ネオ・シルクロードの起点から」国際ハイウェイ建設事業団著(1993年発行)
監事(1992年当時)
武田勝彦(早稲田大学教授)
本島信 (弁護士)
出典:「日韓トンネルプロジェクト—ネオ・シルクロードの起点から」国際ハイウェイ建設事業団著(1993年発行)
事務局長 次長(1992年当時)
稲田昭俊
平野敦士
前川和弥
出典:「日韓トンネルプロジェクト—ネオ・シルクロードの起点から」国際ハイウェイ建設事業団著(1993年発行)
九州支部(1992年当時)
●九州支部支部長
高田源清(九州大学名誉教授)
●九州支部副支部長
兼重修(熊本大学名誉教授)
坂上務(九州大学名誉教授)
中冨正義(久光製薬(株)会長)
山崎達雄(九州大学名誉教授)
●九州支部顧問
山崎拓(衆議院議員)
太田誠一(衆議院議員)
古賀誠(衆議院議員)
麻生太郎(衆議院議員)
自見庄三郎(衆議院議員)
三原朝彦(衆議院議員)
古賀一成(衆議院議員)
愛野興一郎(衆議院議員)
坂井隆憲(衆議院議員)
倉成正(衆議院議員)
久間章生(衆議院議員)
金子原二郎(衆議院議員)
虎島和夫(衆議院議員)
光武顕(衆議院議員)
髙木義明(衆議院議員)
初村滝一郎(参議院議員)
合馬敬(参議院議員)
三原朝雄(元衆議院議員)
松田九郎(前衆議院議員)
小渕正義(前衆議院議員)
北橋健治(前衆議院議員)
遠藤政夫(前参議院議員)
宮島滉(前参議院議員)
●九州支部参与
織田喜内(祐徳薬品工業(株)代表取締役 )
黒木一夫((株)寿工務店会長 )
田口昭二(平戸商工会議所会頭 )
田代信雄(元西日本技術開発(株)相談役)
親宮松比古(福岡県議会議員 )
浜中茂足(福岡県議会議員) 原田薫(長崎県議会議員(壱岐分会会長) )古藤恒彦(長崎県議会議員(対馬) )吉見信喜(長崎県議会議員(対馬) )松尾武彦(前長崎県議会議員 )
前間重幸(前長崎県議会議員(対馬))早田俊之助(前長崎県議会議員(対馬) )真崎寅二郎( 元貝島炭鉱(株)管財人 )松尾千秋 (弁護士 )山口正次(元伊万里市市長 )
下條昭五(壱岐・勝本町町長 )大皿川恵(壱岐・芦辺町町長 )山口銀矢(壱岐・石田町町長 )渋村寛( 壱岐・郷ノ浦町町長 )原田保吉(対馬・厳原町町長 )
松村良幸(対馬・美津島町町長 )長郷哲夫(対馬・豊玉町町長 )古里正四(対馬・上対馬町町長 )安藤茂喜(対馬・峰町町町長 )竹森清(対馬・上県町町長 )
●九州支部理事
相原安津夫(九州大学教授)石堂稔(九州産業大学教授)伊東尚美(日本地研(株)社長 )大内和臣(西南学院大学教授)鎌田泰彦(長崎大学教授 )唐木田芳文(西南学院大学教授)
近藤満雄(九州産業大学教授 )白水伊久雄( サニーホワイト(有)代表取締役 )高橋清( 長崎大学教授 )藤橋健次(国際ハイウェイ建設事業団唐津事務所所長)
三山忠(元自由民主党長崎県連総務 )武藤正行(国士舘大学客員教授 )森多三郎(久留米市議会議員 )山内豊聡(九州大学名誉教授 )桧垣松夫(福岡教育大学名誉教授 )
宮原昭二郎(長崎大学教授 )林田秀文(九州東海大学教授 )清崎義春((株)十八測量設計取締役 )樗木武(九州大学教授 )栗須正澄(長崎大学名誉教授 )
国分節雄(福岡市議会議員 )水上信照((株)東亜コンサルタント技師長 )
●九州支部監事
大橋三郎(福岡県民教育協議会会長)
谷本二郎(弁護士)
●九州支部事務局長
末永 真一
出典:「日韓トンネルプロジェクト—ネオ・シルクロードの起点から」国際ハイウェイ建設事業団著(1993年発行)
総工費10兆円「日韓海底トンネル」がSNSで話題に…韓国政権交代で実現の可能性高まる
2022年6/14(火) 11:01配信
日韓トンネルに再び注目が集まっている。きっかけは西日本新聞がネットに掲載した「韓国政権交代で、日韓トンネル実現期待」という記事だ。
2022年6月11日、九州と韓国を結ぶ海底トンネルの建設を目指す「日韓トンネル実現九州連絡協議会」の総会が開かれ、記念講演した研究員が「日韓トンネルは日本をユーラシア大陸と地続きにする効果を生む」と意義を強調した、との内容だ。
「九州と朝鮮半島を結ぶ『日韓海底トンネル』の話題は、以前から出ては消えてを繰り返してきましたが、2021年4月、韓国・釜山市長選を機に再び注目が集まりました。保守系で当時野党だった「国民の力」の金鍾仁氏が、日韓海底トンネルの建設を打ち出したのです。
経済効果は54兆ウォン(5.4兆円)で、45万人の雇用を生むとの期待がありました。文在寅政権は否定的でしたが、政権交代して『国民の力』の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領 が就任したことで、日韓トンネルに再び期待する声が高まっているのです 」(経済記者)
総工費は約100兆ウォン(10兆円)で、日本側が70兆~80兆ウォン(7兆~8兆円)、韓国側が20兆~30兆ウォン(2兆~3兆円)を負担するという案だ。なぜか日本側の負担が大きい。
だが、2021年も今回も、「日韓トンネル」が報道されると、ネット上では否定的な声が相次いだ。
《日本にとって、「百害あって一利なし」》
《現実的に考えて、日韓トンネルって建設されないと思うんだよね。一番の理由は、工事費数兆円をペイ出来ない。格安航空で1万以下で行けるのに、万単位の通行料を払ってまで利用しない》
やはり、日韓トンネルは絵に描いた餅なのか。しかし、朝鮮半島情勢に詳しい「コリア・レポート」編集長の辺真一氏は、「日韓トンネルは戦前日本の夢だったのです」と意外なことを言う。
現在の日韓トンネルは、佐賀県唐津市~壱岐~対馬~釜山で複数のルートが想定されており、海底トンネルで鉄道と道路の両方を通すプロジェクトだ。
だが、日本では、1939年(昭和14年)、JRの前身の国鉄が「弾丸列車」として、下関と釜山をトンネルでつなぎ、中国の北京まで高速列車を走らせる計画を立てている。
「韓国側で、日韓海底トンネルに最初に言及したのは盧泰愚(ノ・テウ)大統領 です。1990年の訪日時に国会演説で言及し、海部俊樹首相に共同建設を持ちかけています。
英国とフランスがユーロトンネルで結ばれたように日本と韓国も友情の「日韓トンネル」で結ばれましょう‼
金大中大統領も2000年に『日韓トンネルが建設されれば、北海道からヨーロッパまで結ばれるので、未来の夢として考えてみる価値はある』と発言しています。
日本側も竹下登元首相から森喜朗元首相までは、真剣に検討していた んです。森元首相は、2000年10月のASEM会議で、日本と韓国をつなぐトンネルを作り『ASEM鉄道』と
名付けようと自ら提案もしています。日本の外務省も21世紀のプロジェクトとして推奨していたのですが、すべて歴史認識問題でストップしてしまいました」(前出・辺氏)
尹大統領(ユン・ソギョル) は、1998年の金大中大統領・小渕恵三首相(当時)による「日韓パートナーシップ宣言」の21世紀版 を実現させると宣言している。当時良好だった日韓関係まで戻ることができれば、「日韓トンネル」の実現は決して夢物語ではない、と辺氏は言う。
「実現のハードルは高いですが、日本と朝鮮半島が海底トンネルでつながれば、竹島問題はなくなるかもしれない。日韓がいがみあうことも、なくなるかもしれない。
日本は世界で初めて北海道と青森を結ぶ青函トンネルを手がけており、世界一の海底トンネル技術を持っている。そのうえ、世界最速のリニアモーターカーを開発中。これを組み合わせれば、決して不可能なプロジェクトではないでしょう。
トンネルができれば、日韓双方にメリットはありますが、経済的なメリットでいえば、大陸と直通する日本のほうが圧倒的に大きい。2002年日韓ワールドカップも一大イベントでしたが、それをはるかに超える大プロジェクトなんです」(同)
2002年の日韓ワールドカップからちょうど20年。「日韓トンネル」プロジェクトが動き出すときは来るだろうか。
岸田文雄首相の後援会長は【統一教会】関連団体の議長で『 崇城大学(熊本市)の中山峰男学長 』‼
この人は日韓トンネル建設を推進【巨額の献金】も集めてきた!萩生田光一政調会長を支援してきた文鮮明氏の親戚…
美辞麗句、百花繚乱、平和家庭、・・簡単明瞭で短くて分かりやすい言葉に我々は騙され続けてきた。論理的で丁寧な説明ができる政治家が必要。倫理的で人道的な政治家が必要。 日韓トンネル事業は「ちょっと荒唐無稽な構想だ」、「かなり荒唐無稽な構想だ」などではなく、2022年現在も着実に推進されている‼英国とフランスがユーロトンネルで結ばれたように日本と韓国も、平和と友情の証である「日韓トンネル」で結ばれましょう‼ 日韓トンネル事業推進派の竹中平蔵氏
日韓トンネル構想は戦前から計画があったそうで、もともとは戦前の日本(大日本帝国 )が立案したものだそうです。構想の原点は大日本帝国の立案した「大東亜縦貫鉄道構想」にある と言います。
<大東亜縦貫鉄道構想>
1930年代 日本からアジア大陸を結ぶ約10,000㎞の路線をつくる計画
<海底日韓トンネル計画>
1940年代 下関~対馬~釜山を結ぶ日韓トンネルをつくる計画
しかし、第二次世界大戦の終戦によりこの計画は無くなってしまったそうです。
1980年代になると、再び日韓トンネル構想が浮上します。
デイリー新潮の記事によると、旧統一協会(現・世界平和統一家庭連合)の文鮮明(ぶんせんめい)氏が、全世界を高速道路で結ぶという「国際ハイウェイ構想」を提唱したそうです。
国際ハイウェイ構想の中のひとつとして、「日韓トンネル構想」があったと言います。
その後も、日韓トンネル構想の話題が浮上しては消える…ということで、現在に至ります。
韓国では、この日韓トンネル構想が政治的にも利用されているそうなんです。
ところで2021年に行われた釜山市長選挙で、韓国の保守系で当時最大野党「国民の力 」のトップが次のような公約を掲げました。
●九州北部と韓国南部を結ぶ「日韓トンネル構想」の実現
●日建設費は最大8割を日本側が負担する
日本円で5.4兆円の経済効果を生み、45万人の雇用が期待されるということでした。
また、2022年5月に「国民の力 」の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領 が就任し、政権交代が行われました。このことでも、日韓トンネル構想の実現に期待の声があがっていたそうなんです。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が就任し、日本の鉄道土木技術の専門家、野澤会長が中心になって立ち上げた「日韓トンネル研究会」
総工費10兆円 “日韓トンネル”と旧統一教会の関係 九州で40年前に着工も行く末は
テレビ西日本
2022年8月2日 火曜 午後9:00
安倍元総理の銃撃事件をきっかけに、宗教法人世界平和統一家庭連合、旧統一教会の様々な問題がまた注目されています。やっとここへきて日韓トンネルにも再び注目があたってきた。
韓国のことわざに「忘れたころに我々に時代が訪れ流行する」があります。今がその時。
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7月26日、福岡市は過去に表彰した九州大学の非公認サークル「九大CARP 」について、旧統一教会と関係する宗教団体と判断したため、表彰を取り消したと発表しました。
◆福岡市・高島市長
「受賞者を選ぶときのチェック体制が甘かったと言わざるを得ない」
現在は閲覧できなくなっている九大CARP のホームページを見ると、“ボランティア活動に取り組んでいる”などとしていて、実際に福岡市は大学周辺の清掃活動を評価し、2020年までに2回表彰していました。
しかし、この団体の目的は別にあるとみられています。
◆九州大学法学部 南野森教授
「学生団体とか学生サークルとか言っているが、旧統一教会、世界平和統一家庭連合の信者たちが新しいメンバーを勧誘するために学生サークルを装っている団体。セミナーに誘ったり、合宿に誘ったりしていくプロセスを経て、最終的には洗脳にいってしまう非常に危険な団体」
CARP と名乗る団体は、全国さまざまな大学にあるとみられ、これらを支援する「ワールド・カープジャパン」は、番組の取材に対し「世界平和統一家庭連合への勧誘は行っていない」としています。
私たちの身の回りで見え隠れする旧統一教会の影。
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九州には壮大な構想がありー。
佐賀県唐津市の山間部を進んでいくとー。
発見したのは「日韓トンネル唐津調査斜坑」の文字。
看板の下には大きな穴も確認できます。
日韓トンネルは、九州と韓国の間を約230キロの海底トンネルで結ぶというものです。
国際ハイウェイ財団という団体が40年近く前に工事を始めました。
この国際ハイウェイ財団は、旧統一教会の関連団体です。
2016年には世界平和統一家庭連合の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が唐津市内のトンネルを視察に訪れています。
国際ハイウェイ財団によると、地質調査を目的に掘られたトンネルの長さは540メートル。
トンネルの先端部分が所有する敷地の境界線に達していることから、2007年からは掘削工事は行われていないといいます。
日韓トンネルの工事現場は、佐賀県唐津市だけではありません。
もうひとつの現場、長崎県対馬市。
空港から車で西に約20分。
◆タクシー乗務員
「ここはツシマジカの保護区だったんですよ、昔は。保護区は解除されましたが対馬にはシカがいますから」
途中、現場とわかる表示も特にないため、地元の人に聞いてみると-。
◆地元の男性
「トンネルの工事現場言うたら、そっちやない?」
Qいや、日韓トンネルです
「日韓トンネルはわからん。そんなことは聞いたことない」
Q工事をしている?
「日韓トンネルが掘げるって?そりゃ聞いたことがない」
最近の大雨の影響で多くの落石がある山あいの道を何回も往復。
ルートが分からず困っていたところ、農作業中の女性から現場へ行くことができる道順を教えてもらいました。
日韓トンネルの現場へ繋がると見られる道路は、舗装が途切れた所で厳重にチェーンで施錠されていてこれ以上、近づくことはできませんでした。
しかし、ヘリコプターで飛んでみると、上空からその場所を見つけることが出来ました。
その場所にあったのはアーチ状の構造物。
トンネルの入り口と見られ、財団によると、2014年に調査用として建設されたもので、現場整備や調査工事を少しずつ行っていると言います。
当初の計画では、この場所に1300メートルのトンネルを掘る予定だったと言います。
2013年3月、対馬市議会で採択された“日韓トンネル”の早期建設を求める意見書があります。
これは当時、長崎市の任意団体「日韓トンネル推進長崎県民会議」から請願を受け、全会一致で可決されました。
質疑や異議はありませんでした。
この翌年には調査用トンネル着工の式典が行われました。
早期建設の意見書を採択した時の対馬市議会議長で、現職の作元義文市議が、TNCの取材に応じてくれました。
◆対馬市議会 作元義文市議
Q.大きなプロジェクトが対馬であれば地域活性化の起爆剤になると?
「そりゃもちろん。みんな思っていたでしょう」
Q作元市議は?
「私もそう思ってたよ。(対馬市の)議員のところに国際ハイウェイ財団のプロジェクトの人たちが回ったり説明をしたりしてたよ。私のところにも何回も来たけどね」
国際ハイウエイ財団の関係者と面会したと明言する作元市議。
当時、財団と旧統一教会とのつながりについてはー。
◆対馬市議会 作元義文市議
Q.旧統一教会とつながりがある財団と知っていたか?
「おそらく知っていない」
Q.作元市議自身は?
「全然、そういうことは知らんもん。いま話が出てきた旧統一教会、財団、あれはつながっとると? へぇ。そう。そりゃ(採択を)せにゃ良かったね」
総工費10兆円ともされる日韓トンネル構想。
作元市議は、規模の大きさからも実現は難しいのではないかとも感じていたと言います。
◆対馬市議会 作元義文市議
「できる問題じゃないもん。現実に。考えてみんね。どこに10兆円お金が使える?」
実現に懐疑的な声もある中、2015年には「日韓トンネル実現九州連絡協議会」が設立されました。
TNCの取材では、2020年に福岡県内で開かれた5回目の総会に、当時の国会議員や福岡県の県議会議員、財界関係者、九州大学など大学関係者らが出席していたことが分かっています。
出席者の1人、福岡5区の前衆院議員・原田義昭氏を直撃しました。
旧統一教会が関連していることは把握していたのでしょうか。
◆前衆院議員(福岡5区)原田義昭氏
「私も子どもではないから、そういうところが一生懸命やっているのは分かっているけれど、入信して文鮮明(旧統一教会教祖)にこだわっているわけではない」
その上で原田氏は、“日韓トンネルが優れた構想だと思ったので支持した”と説明しました。
さらに佐賀・唐津の現場も視察したと言います。
◆前衆院議員(福岡5区)原田義昭氏
「人をかどわかしてそんな生やさしいものではないことは見に行くとみんな分かる」
Q.実現の可能性はどう感じる?
「なかなか時間はかかる。ただ必ず実現する。100年かかるかもしれないけど」
既に100億円以上投じているという空前のプロジェクト。
その行く末は見えないままです。
日韓トンネル構想といういらないプロジェクトを知っていますか?韓国にとってはメリットばかりでも、日本には危険しかない、国家存亡の危機です
2022年6月1日
皆さんは日本と韓国をトンネルで結ぶ
日韓トンネル構想をご存知だろうか?
日韓トンネルに再び注目が集まっている。きっかけは西日本新聞がネットに掲載した「韓国政権交代で、日韓トンネル実現期待」という記事
『国民の力』の尹錫悦(ユン・ソギョル)韓国大統領
『国民の力』の尹錫悦(ユン・ソギョル) 大統領を支えるのはベテランの金鍾仁(キム・ジョンイン)=
2021年4月、韓国・釜山市長選を機に再び注目が集まりました。保守系で当時野党だった「国民の力」の金鍾仁氏(キム・ジョンイン) が、日韓海底トンネルの建設 を打ち出したのです。2022年も、今後も日韓友好、交流会の中心人物になっていくでしょう。
この日韓トンネル構想に関して日本と韓国で賛否両論が起きている。
もし日韓トンネルが建設されたとしたら
どのようなことになるのか?
その辺りの事情を探っていこう
日韓トンネル構想とは?
そもそも日韓トンネル構想というのはどういうものか?
そこから説明したい。
日韓トンネルは文字通り日本と韓国を結ぶのだが
具体的な地名を出すと釜山(ぷさん)から巨済(ごじぇ)から対馬そこから佐賀県唐津までを結ぶ構想だ。
日韓トンネル構想で想定されるトンネルの長さは231kmにも及ぶ。
このうち、海底区間128kmから145kmにも及ぶ
すでに釜山から巨済島までを結ぶ加徳大橋と巨加(こが)大橋は完成している。
巨済島から対馬、対馬から壱岐、壱岐、唐津までの海底トンネル建設が予定される。
海底区間の距離が定まっていないのは巨済島から対馬までのルートが決まっていないからだ。
対馬の北部に接続するプランや対馬の中央部につながるプランがある。
ちなみに対馬から壱岐、壱岐から唐津に関しては1つのルートでほぼ決まっている。
あとは海底断層帯との折り合い次第だ。
もしも日韓トンネルが開通すれば日韓での貨物輸送量は3276万トンになるとされている。
コンテナに置き換えれば655万個にもなるようだ。
日韓トンネルを推進した人物とは?
日韓トンネル構想だが推進してきたのは誰なのだろうか?
最初に日韓トンネル構想の話が浮上したのは統一教会系グループ事業 である。
日韓トンネル研究会 の日韓海底トンネル推進議員連盟 が推進し始めています。
統一教会とは文鮮明によって立ち上げられた偽キリスト系宗教団体だ。
1945年から布教活動が始まり1954年に世界基督教統一神霊協会 が創設された。
信者は信者同士で結婚させられ合同結婚式に参加しないといけない仕組みになっています。
この統一教会(世界基督教統一神霊協会)は日本でも大きな騒動となったほか霊感商法に関する被害が全国的に発生して社会問題にもなった。なので、名称変更を政府にお願いしているところです。
そんな人達が日韓トンネル構想をぶち上げているのだとすれば日本人からすれば穏やかじゃない。
日本の総合建設会社である大林組 も
「ユーラシア・ドライブウェイ構想」をぶち上げその中に日韓トンネル構想もあった。
1980年代に提案されているがこの当時に実現可能だった技術で考えられたため
本当に実現性があるのか?という議論が巻き起こる事になる。
韓国側と日本側それぞれのところから浮上した構想について紹介しよう。
統一教会の構想
統一教会が推進する日韓トンネル構想についてだ。
統一教会のトップ、文鮮明教祖は1981年自ら開催した国際会議において
「国際ハイウェイプロジェクト」というプロジェクトを提唱する。
人類一家族(じんるい、いちかぞく)を実現するために世界を高速道路で結ぶというのがプロジェクトの中身だ。中華思想(海の一帯一路、陸の一帯一路構想に似ている。)と同じ概念だ。
日韓トンネルは全世界を高速道路で結ぶ基点として登場した。
日本の技術者、日本の地質学者が中心になって、まず日本で日韓トンネルの研究が始まった。その中心は野澤氏。
その後、日韓トンネルの推進団体が立ち上がりこの研究会に九州選出の大物保守政治家(麻生太郎 )も賛同しているとか
大林組の構想
次に大林組が考えた日韓トンネル構想について詳しく説明する。
1980年に 「ユーラシア・ドライブウェイ構想」を大林組が統一教会を資金バックにして発表した。統一教会は日本人信者から多額の寄付を頂いている団体です。
九州本島から壱岐までの島々を吊り橋と斜張橋でつなぎ壱岐から対馬までをの部分を海底トンネルで掘削する。
対馬は地上を縦断して対馬から釜山は海底断層帯や軟弱な地盤に配慮しながらトンネルを掘っていく
これが大まかな構想。
ここまで日韓トンネルの構想の中身について説明した。
日韓トンネル構想に対する反応。
現状、日韓トンネルに対する反応は賛否両論 だ。
賛成派の意見をまとめると日韓での物流が活性化する事、日韓文化交流が活性化することが挙げられている。
コンテナ655万個分の物流量があり陸路でやり取りが行われる想定なので物流の活性化はたしかに考えられる。
また、日帰りで行き来ができるようになるエリアが韓国と九州、中国地方となるので便利となる。
このエリアでの観光需要の高まりが予想される。莫大な観光収入が得られる。
そして電気やガスを日韓で融通し合う事ができるようになる。
なのでエネルギー産業にもいい効果が期待できる。
一方で日韓トンネル構想反対派の意見だが
統一教会が主導した構想だからという言い分がある。
統一教会は霊感商法で国内世論から避難を浴びておりそこが主導する構想に警戒心を持っている人が多い
日韓トンネルを完成させるまでに莫大な建設費用と維持費がかかる。
そして海底断層帯があるため災害のリスクを考える必要がある。
他にも国防上の問題もある。
関税の問題もある。
これらの問題が山積みされている中で果たして強行すべきだろうか?
それが反対派の意見だ。
とある学者(大学教授、政治関係者)の考え
別の考え方として両国政府や民間企業から十分な出資や穏やかな条件を設定しての貸付であれば日韓トンネルは建設可能ではないだろうか?
と指摘する学者もいる。
この学者は日韓トンネルの建設費を10兆円程度と想定 している。
このうち、四兆円を出資で賄って日韓トンネル着工から3年後、6年後にそれぞれ3兆円の融資を受けるというものだ。
上手く行けば数十年で完済できるというのがこの学者の見立て年間収入は4000億円、営業利益は2200億円ほど
この金額を想定している。
それ以前に日本と韓国が陸続きになることは国防上いいのだろうか?
という不安を覚える人も多いのも事実
韓国人が日韓トンネルを通って日本に悪さ をしに来るというのはなんら不思議な事じゃない。
これまでも韓国人はマナーの悪さ や品位の低さ がたびたび問題になっているからだ。
日韓トンネル研究会のHPを見ると釜山から唐津までではなくそこから先の事まで想定されているのが分かる。
釜山からソウルにつながり北朝鮮の平壌、中国の瀋陽、天津、北京までつながる。
日本から北京まで陸続きで行けるようになる。
途中で北朝鮮を経由する、これに不安を覚えない人がいるのだろうか?
またそれ以上にシベリア鉄道、シルクロード、中国の一帯一路との連結も1つの可能性として提案されている。
アジアとヨーロッパを結ぶ道と聞けば喜ばしい が現実味はあまりない
韓国側のメリット
韓国側のメリットとして日韓トンネル構想による公共事業を生み出しそれによって経済効果を生み出したい狙いがある。英国とフランスがユーロトンネルで結ばれたように日本と韓国も、平和と友情の証である「日韓トンネル」で結ばれ貿易効果はかなりデカイ
実際に日韓トンネルが完成すれば韓国側の経済効果は凄まじいものになる。
建設業界や建設資材業界、飲食業などのサービス業などなど・・。
日本側の建築技術が韓国に。
他業種の分野で54兆ウォン、日本円でおよそ5兆円ほどとされている。
そこに45万人ほどの雇用拡大効果が出てくる。
失業率の高い韓国には45万人の雇用拡大効果はかなりデカイ
失業率が劇的に改善される。
2022年の時点で大きな利益が出るだろうと期待される事業の1位に日韓トンネルを選んでいる。
朝鮮半島がユーラシア大陸における交通の要衝になるという期待もあるようだ。
日本側は?
その一方で日本は韓国ほどのメリットは出ないとされている。
北朝鮮との関係が悪いなかで韓国に比べると経済効果は限られる可能性がある。
もしも日朝関係が改善されれば日本にとっても大きなチャンス、メリットになるだろうと考える人もいる。
北朝鮮には莫大な石油が眠り経済協力を積極的に行えば石油を得られるのではないか?という見方もある。
※筆者は北朝鮮が崩壊しないと無理だと思っている。
その場合は北朝鮮との国交正常化や拉致問題の解決が求められるが完全な解決には程遠く
状況は進展していない。
日韓トンネルが誰にとって得なのかはこれで明らかになっただろう。
韓国にとっては経済を大きく発展させるチャンスであり政財界が熱心に取り組むのも理解できる。
日本にも恩恵があるのかもしれないが日朝関係の発展が難しくトラブルの引き金なってもおかしくない。
少々のメリットのために大きなリスクを負う必要はない
筆者の意見
日韓トンネル構想、反対か賛成かで言えば反対です。
ごちゃごちゃと書いてきましたが韓国・北朝鮮は反日教育をしているような国です。
職を求めて日本に移住しようとする人や犯罪をしようとする人も入国しやすくなる。
韓国がサツマイモやシャインマスカットやイチゴの苗盗難事件などの作物を勝手に栽培している状況で韓国人が入国しやすくなるというのは危険だろう。
逆に日本の犯罪者が韓国に逃げてしまう可能性だってある。
更に考えれば韓国側と日本側の土木建築技術レベルに差はないか?レールの企画を揃えないといけなくなる。
着工によって両国の技術レベルを揃える必要があるから技術の流出も考えられる。
海底断層帯があり、地震が起きやすいから地震で破損したら大惨事になる事は間違いない。
日本側のトンネルが大丈夫でも韓国側のトンネルから海水が侵入すれば最悪、何千人も死ぬ事故になる。
なので技術を提供しないといけない。
両国で資金を出し合うわけだけど韓国側の資金の出どころは・・統一教会の資金ではないか?。
一方的に日本が資金を出す事になるかもしれない。
もっと言えば北朝鮮の工作員が侵入したり、脱北者が亡命してくる可能性もある。
技術を教えれば日本のシェアを奪うだろうし、北朝鮮の工作員が入りやすい状況を作るべきじゃない。
手間暇がかかる割に日本にとってメリットはかなり少ないと思う。
いろいろな意見があると思うけど、日韓にトンネルを通すのは愚策だと思う。そう思いませんか?自民党議員や事業体の皆様?
長期政権安倍晋三元首相が守ろうとした日本の姿が九州のここにもありました(北方四島だけではない)。安倍さんが、かつてポロリとこぼした独り言が有ります。「韓国、中国、ロシアには騙された感があったな」
日本国民が、中国ロシア連合と第3次世界大戦になったときに、安倍さんから聞くセリフ「韓国、中国、ロシアには騙された感があったな」、こんな言葉は聞きたくありませんね。その時は、みんな巨大なマンモス級の核爆弾で日本もろとも無くなってます。
九州と韓国を結ぶ「日韓海底トンネル」は実現すべきか?
唐津から壱岐島、対馬を経由して釜山に至る全長250kmの衝撃プロジェクト
2022.6.17(金)
(羽田 真代:在韓ビジネスライター)
日本のSNSで、日韓海底トンネルについて言及する投稿が目立つようになった。
きっかけとなった出来事が二つある。
一つめは、政治団体「参政党」の新開裕司福岡支部長が自民党の国会議員時代である2019年に、統一教会(現:世界平和統一家庭連合)の記念行事に参加して祝辞を述べ、日韓海底トンネルを推進する発言をしたことが明らかになったこと。もう一つは、西日本新聞が「韓国政権交代で、日韓トンネル実現期待」という記事をネットに掲載したためである。
参政党に関しては、同党候補者の神谷宗幣氏が「日韓海底トンネルに反対だ」と見解を述べ、事態を収拾させようとしている。神谷氏は「統一教会が自民党を応援しているから、自民党の議員が会に参加する。新開氏の発言はその時のもの」「新開氏は自民党を離党して参政党に入った。彼は統一教会の信者でもなければ、日韓海底トンネル推進の活動など一切していないことを確認した」とも言及した。神谷氏の言を信じれば、一部国民の間で懸念されるトンネル開通を参政党が実現することはなさそうだ。
このトンネル事業は、国際ハイウェイ財団が推進しているプロジェクトで、日本の九州と韓国の釜山を結ぶ構想だ。
国際ハイウェイ財団とは、韓国で創立された統一教会の関連団体である。FNNプライムオンラインの「衝撃計画!日韓トンネルって何?九州には穴…」で、国際ハイウェイ財団が長崎県対馬市に掘り進めた調査用の穴が既に存在すると報道されたことがあった。同団体が35年前に着工したものだ。加えて、佐賀県唐津市にも100億円かけて掘られたトンネルが存在することが、FNNの取材で明らかになった。トンネルは資金不足のために工事が中断された状態で、現在は地上から540メートルのところで行き止まりとなっている。
韓国政権交代で、日韓トンネル実現期待
2022/6/12
九州と韓国を結ぶ海底トンネルの建設を目指す「日韓トンネル実現九州連絡協議会」(会長・梶山千里元九州大学長)の総会が2022年6月11日、福岡市で開かれた=写真。記念講演した
環日本海経済研究所 (新潟市)の三村光弘主任研究員は「日韓トンネルは日本をユーラシア大陸と地続きにする効果を生む」と意義を強調した。
日韓トンネルは、佐賀県と釜山を結び、高速鉄道などを走らせる構想。講演で三村氏は...
「日本と韓国をトンネルでつなごう!」旧統一教会のトンデモ計画に乗った 公益財団法人大阪観光局の溝畑宏理事長(62歳) 2022.08.15
「国民が泣き、家族が破綻に陥っているような団体とは政治集団として、付き合うのはやめるべきだ」
2022年8月10日、地域政党・大阪維新の会の吉村洋文代表(47歳)は、所属議員に対して旧統一教会と関係を断つように指示したと明かした。だが、その足元で、旧統一教会の関連団体と深い関わりを持つ人物がいた。
統一教会の教祖が提唱した「日韓トンネル構想」
佐賀県唐津市の山中に、地下540メートルの深さまで掘られた地下道がある。入口には「日韓トンネル唐津調査斜坑」と看板が掲げられている。
「日韓トンネル構想」は、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の教祖である故・文鮮明氏が1981年に提唱した。九州から、韓国までの200km以上を海底トンネルで結ぶ壮大な計画で、1986年から工事が開始された。
2016年には、旧統一教会の韓鶴子総裁(79歳)が、唐津市内の工事現場を視察。中継地点となる長崎県対馬市でも調査のための坑道を掘っているが、起工式から30年以上が経過した現在、今のところ完成のメドは立っていない。
工事が進まないのは「国の許可が降りないから」「資金難のため」などと説明されているが、理由は他にもあるようだ。『FNNプライムオンライン』は2022年8月9日に日韓トンネル問題を詳報した。その中で、日韓トンネル実現九州連絡協議会の梶山千里会長は日韓トンネル構想の実情をこう語っている。
「(旧統一教会の狙いは)やっぱり寄付でしょう。日韓トンネルを実現するから寄付してくれと(中略)統一教会が本気になって掘るわけではない」
「(トンネルを)掘ったからって、釜山だったら船のほうが早い」
同団体の登記簿によれば、前理事長は、旧統一教会の故・梶栗玄太郎 元会長その人である。現在の評議員にも、旧統一教会の徳野英治 前会長や、政治団体「国際勝共連合」の太田洪量 前会長などが名を連ねている。
統一教会と維新のブレーン・大阪観光局理事長の関係
旧統一教会の中枢幹部が集う国際ハイウェイ財団。そして、そこと深い関わりを持ってきたのが、公益財団法人大阪観光局の溝畑宏 理事長(62歳)だ。
大阪観光局 は、松井一郎 大阪知事や橋下徹 大阪市長(ともに当時)の肝いりで、'13年に発足した。大阪府、大阪市や経済界が出資し、官民一体となった観光戦略の立案や推進を担っている。
元総務官僚の溝畑宏氏は、Jリーグチーム「大分トリニータ」の運営会社社長や観光庁長官などを経て、'15年に大阪観光局理事長に就任。就任にあたっては、松井氏から「大阪で一緒に仕事をしよう」と直々に頼まれたと、過去のインタビューで明かしている。
日本維新の会および大阪維新の会が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致計画 にも深く関与し、大阪府・市の「IR推進会議」の座長も務めている。まさに、維新が進めてきた大阪の観光戦略のブレーンであり、キーマンなのだ。
そんな溝畑宏氏は、理事長就任以後も、国際ハイウェイ財団で、日韓トンネル推進の重要性 を説く講演を繰り返してきた。
たとえば、2017年11月に、国際ハイウェイ財団のホームページに掲載されたのは、溝畑宏氏が、韓国・ソウルで行われた「第22回ピースロード フォーラム」で行ったという講演録だ。それによると、冒頭、韓国の国歌 「愛国歌」を披露した溝畑宏氏は、こう力説している。
〈日韓トンネルこそ両国の最大のビジネスになる ものです。(中略)日韓トンネルが開通することを祈念します。私も日本で微力ではありますが、協力いたします〉
溝畑宏氏が講演したのは、この時だけではない。国際ハイウェイ財団の2016年度および2017年度の事業報告書によれば、溝畑氏は'16年に5回、'17年に9回、関連イベントで講師として参加している。
その中には、現在の旧統一教会の最高実力者の一人とされる勝共連合の梶栗正義 会長や、当時、旧統一教会の会長だった徳野英治 氏と共に講師を務めた回もある。
さらに、国際ハイウェイ財団の公式ホームページには、溝畑宏氏が'19年12月7日に、東京の星稜会館で行われたシンポジウムに参加したと記載されていた(現在は閲覧不能に)。 大阪観光局理事長が受け取っていた講演料
一連の事実関係について、溝畑宏氏宛に質問状を送付すると、文書で次のように回答した。
――登壇の経緯は?
「日韓トンネル推進全国会議の事務局から、日韓交流、とりわけ日韓の観光交流の必要性についての講演依頼があったことから引き受けました」
――講演は合計何回?
「講演は10回前後ではなかったかと思います」
――1回あたりの謝礼は?
「確か5万円前後であったと思います」
講演回数について「10回前後」と説明したが、国際ハイウェイ財団の公式ホームページや資料などで確認できただけでも16回に及ぶ。1回5万円だとすれば、少なくとも合計80万円を受け取っていたことになる。
――旧統一教会幹部と共に講師を務めている時もあったが、普段から交遊がある?
「日韓トンネルの講演で登壇しただけであり、その他の関係は一切ありません」
――日韓トンネルの重要性を説いていたが、今はどのように考えているか?
「私は北海道庁へ出向した折には青函トンネルの開通に、また、大分県に出向した時には、豊子海峡トンネル構想に関わった経験があります。また、ワールドカップ2002の開催を推進したという経緯を踏まえ、日韓トンネルの必要性を認識していました。
日韓トンネルについては、政府・地方自治体・経済界が一体となって取り組むべき問題と考えますが、コストの問題、費用対効果の問題など、様々な課題があります。
日韓トンネルは、観光、食とスポーツ、経済など日韓の交流の推進の上では、大きな起爆剤になると考えています。このような自己の信念があったことから、旧統一教会の講演を引き受けた次第です」
講演により金銭を受け取っていたことを明かしつつも、日韓トンネルの重要性を改めて強調した溝畑氏。旧統一教会問題を取材するジャーナリストはこう指摘する。
「溝畑宏氏が受け取っていた謝礼の原資には、旧統一教会が違法な勧誘活動や霊感商法によって得たお金が含まれている可能性もあるのではないか。道義的に考えて、返金も含めて検討するのが筋ではないでしょうか」
溝畑宏氏の対応が問われている。
「日韓トンネル建設を推進」岸田文雄首相の後援会長は「統一教会」関連団体の議長: 崇城大学(熊本市)の中山峰男学長
「週刊文春」編集部2022/08/23
崇城大学(熊本市)の中山峰男学長
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係性を踏まえ、内閣改造に踏み切った岸田文雄首相(65)。岸田文雄首相自身の後援会長が、統一教会の関連団体「日韓トンネル事業団」で議長を務めていることが「週刊文春」の取材でわかった。首相はこれまで「私個人は教団と関係はない」としていた。
岸田首相の後援会長とは
岸田首相は2022年8月10日の記者会見で、第2次岸田内閣改造にあたり、「国民の疑念を払拭するため、閣僚に対し、当該団体との関係を点検し、その結果を踏まえて厳正に見直すことを言明し、それを了解した者のみを任命した」などと述べていた。
「野田聖子地方創生相をはじめ、統一教会との関係性が指摘された7人の閣僚を退任させました。ただ、以降も教団との関わりがあった閣僚や副大臣の存在が相次いで判明しています」(政治部デスク)
岸田首相の後援会長とは、崇城大学(熊本市)の中山峰男学長。2020年7月31日に発足した「熊本岸田会」会長を務めている。 地方での知名度不足が課題だった岸田氏にとって、総裁選で勝利するには、党員票の掘り起こしは急務だった。中でも熊本は重点県だったという。岸田派議員を複数抱える一方、弱点でもある保守層が強い地域だからだ。中山氏は後援会長として、党員票集めに奔走していたという。「2021年9月の総裁選では、後援会結成の成果が現れました。全国的に党員票をリードしていたのは、“人気者”の河野太郎氏でしたが、熊本では岸田氏が6109票に対し、河野氏は6012票。97票差ながら、岸田氏が上回ったのです。両者の一騎打ちとなった決選投票では、熊本の貴重な『1票』が岸田氏に投じられました。結果、自民党総裁選に就任し、首相の椅子に座ることになりました」(同前) 2016年には韓鶴子総裁が来日 日韓トンネルを視察
一方、中山氏は2011年から、「日韓トンネル推進熊本県民会議」の議長を務めていた。
日韓トンネル構想とは、統一教会の教祖・文鮮明氏が提唱したプロジェクト。統一世界実現のため、日本と韓国をトンネルで結ぶという壮大な計画だ。全長は200キロで、総工費は10兆円に及ぶとされる。実際、佐賀県唐津市では1986年に調査斜坑が起工された。ただ、現在までに500メートル程度の長さのトンネルが掘られたに過ぎない。
「それでも、2009年には『一般財団法人国際ハイウェイ財団』が設立され、徳野英治氏 ら教団の会長経験者が評議員として名を連ねてきた。2016年には韓鶴子総裁が来日し、トンネルを視察するなどしています」(社会部記者)
熊本岸田会 も最初はお断りしていた
県政関係者が言う。
「統一教会の教義は、エバ国の日本がアダム国の韓国に対し、悔い改めなければいけないというもので、“反日”的な面が色濃い。ただ、その教義とは裏腹に、日韓トンネルは表向き、日韓友好を掲げてきました。関係者には政治と近い面々も多い。中山氏はこうした政界人脈を通じ、岸田氏の党員票獲得に動いてきたと見られます」中山氏に話を聞いた。
「日韓トンネルは発起人に入っている市議に会長(議長)になってほしいと言われ、引き受けた。私が出ているのは、年に一度の総会くらい。韓国では日韓トンネルをやっているのは、旧統一教会系と聞いたことがあります。だけど、熊本でそういう人が関わっている印象は全くありません。
熊本岸田会 も最初はお断りしていたけど、どうしてもということで引き受けた。岸田さんと最初に会ったのは、2019年12月。話も聞いてくれる好人物と思った。こっちは、総裁選で岸田さんに入れてくれる党員を増やそうという目的で。目標は達成できましたね」
中山氏に話を聞いた。
「日韓トンネルは発起人に入っている市議に会長(議長)になってほしいと言われ、引き受けた。私が出ているのは、年に一度の総会くらい。韓国では日韓トンネルをやっているのは、旧統一教会系と聞いたことがあります。だけど、熊本でそういう人が関わっている印象は全くありません。
熊本岸田会 も最初はお断りしていたけど、どうしてもということで引き受けた。岸田さんと最初に会ったのは、2019年12月。話も聞いてくれる好人物と思った。こっちは、総裁選で岸田さんに入れてくれる党員を増やそうという目的で。目標は達成できましたね」
自らと統一教会については「関係はない」としてきたが…
岸田首相に事実関係の確認を求めたところ、以下のように回答した。
「ご質問の会議(日韓トンネル推進熊本県民会議)については存じ上げませんし、同会議がご指摘のような関係があること(統一教会の関連団体であること)について知りません。関係について会長に確認したところ、会長もご存じないようでした」
そして、「週刊文春」の取材では、地元広島で選対責任者を務める県議や、強力に推して広島県から国会議員に当選させ岸田派入りさせた前県議も、統一教会の関係団体と親密な関係があることがわかった。
岸田首相は、閣僚に対し、統一教会との関係を厳正に見直し、関係を断つよう求めた。一方、自らと統一教会については「関係はない」としてきた。ただ今回、岸田首相自身も統一教会と関係の深い人物が、後援会長や選対責任者など岸田氏の政治活動を支える中枢幹部だったことが判明したことで、どのような説明を行うのか、注目される。
8月23日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」および8月24日(水)発売の「週刊文春」では、岸田首相と中山氏との詳しい関係や日韓トンネル構想の実態のほか、岸田首相の選対責任者が統一教会系団体の議長を務めている問題、萩生田光一政調会長を支援してきた文鮮明氏の親戚、教団との関係性を否定する秋葉賢也復興相が登場していた教団系新聞など、岸田政権と統一教会の関係を徹底検証している。
安倍元首相の死去に対する韓国人の反応、追悼に対し「正気か」「親日派か」の声も
2022/07/11
安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃され、亡くなったというニュースは、隣国・韓国でもリアルタイムで伝えられ、トップニュースになった。オンラインニュースには多数のコメントが付いており、日韓関係悪化の責任がある人物なので気の毒とは思わないと非難したり、容疑者を安重根になぞらえて美化したりと、驚くような声も多数上がっている。安倍元首相の死に対し、韓国人がどんな反応をしているのか。代表的な声を紹介する。(ビジネスライター 羽田真代)
安倍晋三元首相が死亡、韓国でもトップニュースに
2022年7月8日、安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃され、死亡した。筆者は安倍元首相と直接面識はないが、複数の知人が彼と交友があったことから、勝手ながら親近感を持っていた。そのため、彼の死に強い衝撃を受けている。
聞けば当初は奈良県ではなく、長野県に応援演説に入る予定だったという。予定が変更されていなければ、またご存命だったのでは……と思えてならない。
韓国でも、安倍元首相の銃撃や死亡報道はリアルタイムで伝えられた。
また、オンラインニュースでは安倍元首相に関する記事が多く掲載されており、この日の購読ランキングの上位を占めている。タイトルを見ると「日 安倍前総理、演説中に銃に撃たれ死亡…“容疑者、前職は自衛隊員”(KBS)」「日 保守の象徴安倍、政治テロによって死亡(朝鮮日報)」「亡くなった安倍、日 右翼の求心点で、最長寿の首相…退任後も自民党の実力者(東亜日報)」といった具合だ。
「極右政治家」「日韓関係が悪化したのは安倍のせい」
韓国では多くの人たちが「安倍元首相=極右政治家」という認識である。「日韓関係が悪化したのは、韓国を嫌う安倍のせいだ」と主張する韓国人が圧倒的に多い。
2019年7月から韓国では日本製品不買運動が発生。当初は「NO JAPAN」と日本全体を批判していたが、時が経つにつれて不買運動のターゲットは安倍政権に変わり、「NO安倍」を目にすることの方が多くなった。「日本人が悪いのではなく、極右安倍政権のせいで日韓関係が悪化した」というのが韓国人の言い分だからだ。
安倍元首相の写真が焼かれるデモも度々起こったし、「安倍首相は第2のヒトラーだ」 と言って、旭日旗を掲げてチョビ髭を生やした彼のポスターが国会議員会館に張り出されたこともあった。
母が統一教会信者の山上徹也容疑者を「第二の安重根だ」と山上容疑者を英雄扱い
韓国では、安倍元首相を射殺した山上徹也容疑者を英雄扱いする韓国国民が一定数存在する。「山上は第二の安重根(アン・ジュングン/1909年にハルビンで伊藤博文を殺害した人物)だ」と、容疑者を称える声があちらこちらで上がっているのだ。
それだけではない。安倍元首相の死を喜ぶ声も上がっている。
韓国では、2022年5月に保守派の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が就任した ことによって、日韓関係の修復を求める声が高まっていた。しかし、我々日本人は安倍元首相の死を通して、彼らの生の声をしっかりと見ておく必要があるのではないだろうか。以下、安倍元首相死亡のニュースに書き込まれた韓国人の声を紹介する。
「左派たちが喜ぶだろうな」
「私たちを苦しめた人だったけど、日本と日本国民に対してはとてもよくやった人物だ」
「南無阿弥陀仏~金正恩は? プーチンは? 習近平は? 文在寅は?」
「(銃撃されたという報道のタイミングで)訃報ニュースはまだか?統一教会、してやったり」
「こんな風に死んだら駄目だ。テロの犠牲者になれば、過去の過ちは全て葬り去られる」
「故人の冥福をお祈りいたします」
「あの世で慰安婦のおばあさんたちに会ったら、100倍謝罪しろ」
「死亡という報道を見ても、哀れな気持ちは全くしない。一方で、銃を撃った英雄、その人の方が哀れだ。死人はよく死んだ。我が国にもこんな英雄がいたらいいのに」
「日本で安重根義士が現身したんだ…」
「もうだめだ。安倍は日本極右の永遠の聖人として末永く美化され、この事件で同情票が集まり、日本の極右が権力を握るだろう」
「安倍よ、さらば。これで韓国の左派も消えれば、暮らしやすい大韓民国になる」
韓国国民らは自国のことを「民主主義国家だ、三権分立国家だ、法治国家だ」と声高らかに自慢するが、テロリストを称えて安倍元首相の死を喜ぶ彼らの姿は、果たして民主主義国家に住む国民の姿と言えるだろうか。
大物議員の中にも、故人を批判する声が……
こうした声が一般国民から起こるのはまだしも、韓国の国会議員の間からも上がっているから驚きだ。文在寅(ムン・ジェイン)元大統領は安倍元首相の冥福を祈ったものの、同じ野党・共に民主党の姜炳遠(カン・ビョンウォン)議員は冥福を祈りつつ「韓日両国の確執助長と歴史否定を政治的な滋養分とした。歴史的評価が下されるだろう」と、故人を批判した。
共に民主党所属の李洛淵(イ・ナギョン)氏はFacebookに「安倍元首相の冥福を祈る」「最近の米国でもそうだったが、安倍元首相襲撃でも私は民主主義の危機を感じる」とコメントを出した。文大統領と同じ、当たり障りのない哀悼の意だった。
だが李氏のコメントに対して、民主党権利党員だけが使用可能な権利党員掲示板には「安倍と民主主義がなぜ連結するのか」「我が国を滅ぼすと経済報復をし、我が国に戦争を誘発して戦争難民発生時に皆殺すと発言した安倍を追慕?」「李洛淵は正気なのか」「あなたは親日派か」といった書き込みが多数寄せられている。
政治家や党員のように政治に関与する人物であれば、反日感情は抑えてコメントすべきではないだろうか。共に民主党は与党だった過去5年、強固な反日姿勢を貫いていたから、安倍元首相が亡くなったからといって反日感情を抑えられないのかもしれない。しかし、このような対応は大人気ないと感じるし、それを統制できない同党のレベルも低いと感じざるを得ない。改めてあきれた人たちだ。
安倍元首相の死を喜ぶ人々
安倍元首相の冥福を祈る韓国人も、もちろん多くいる。だが、同じくらい彼の死を喜ぶ国民がいるのが現実だ。
韓国のように民主主義国家は暴力で言論を抑圧してはならない。テロによって政治家が殺されてはいけないのだ。それを「山上容疑者は第2の安重根だ」とテロリストを英雄扱いして称えるなどもってのほかだ。
韓国の反応を、日本人は忘れてはならない
先ほども述べた通り、日本人は今回の韓国の反応を記憶しておかなければならない。多くの韓国人には、日本や日本人のことを心から心配し、労わる気持ちなどない。我々は東日本大震災の時にも同じような経験をしたはずだ。 韓国が日韓関係改善を望むのは、韓国にとってそれが自国の利益になるからだ。日本が困った時、彼らは心の底から心配して手を差し伸べることなどしない。3.11の大地震では、韓国軍は竹島に上陸してヘリポートを作って領土を乗っ取ってしまったのだ。
安倍元首相は今後の隣国との付き合い方を再考するよう、自身の死を通して我々に教えてくれたような気がする。安倍元首相のようにリーダーシップがあって、世界と対等に会話ができる政治家を日本が失ってしまったことが残念だ。彼にはもう少し日本を牽引していただきたかった。中国と台湾が結びつくのを阻止して欲しかった。
少々余談だが、山上徹也容疑者は元海上自衛隊員の41歳の男だと各メディアが報道した。だが、彼は2002年から2005年までの3年間しか海上自衛隊に勤めていないし、辞めたのも17年も前の話だ。元自衛隊員だと強調して報道するのは、間接的に自衛隊に批判が向くことにならないだろうか。もちろん間違っているがマスコミは馬鹿だから仕方ない。
もう一つ問題なのは、素人が武器製造サイトを見て殺傷能力のある銃を簡単に製造できる世の中になってしまったということだ。工業高校レベルの知識や技術があれば、3Dプリンターで銃を簡単に作れるという声もある。今回の“成功”を機に、世界で模倣犯が出なければいいのだが……。
最後になったが、ここで安倍元首相のご冥福をお祈り申し上げる。これまで日本を代表する政治家として多忙を極めていたのだから、天国ではどうか安らかにお過ごしになれますように。
山上徹也容疑者の家族と韓国統一教会との関係? 統一教会の名称変更問題
複数のテレビ局を訴えた旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の田中会長
統一教会は、日本テレビ、TBS、読売テレビの報道内容に関して次々と提訴している。
前川氏「政治的な力が」 下村大臣「圧力ない」旧統一教会 名称変更の真相は(2022年8月5日) 前川氏は、文化庁は名称変更しないという方針を貫いてきたが、ある日突然、山中伸一事務次官が「経緯は知らないが、名称を通過させた」と発言。この名称変更問題 は、旧統一教会と自民党の関係史から見ると理解しやすい。その結果は2014年以降の自民党の一党独裁を見れば「世界平和、家庭連合」のスローガンは「自民党が選挙に勝つ」には自民党の歴史的に画期的な選択だった。日本が仮に「滅亡国家」に向かっても、それを選んだのは日本国民自身だったわけで、自民党を選んだのは国民自身だったわけである。今現在、自民党に代わる豊富な人材が野党の中にいるかと言えば・・・・・。
新たに31人が旧統一教会と関係 進まぬ多様性 政治と宗教の距離【8月4日(木)#報道1930】
42%以上の自民党議員、統一教会と関係していた。統一協会のようなカルト団体と繋がりを断ち切らない議員が多すぎて、日本国民は迷惑している。自民党総裁、岸田文雄さんだけは理解して岸田ノートに記録してほしい。国民の声をノートしてほしい。 VIDEO 旧統一教会トップと国会議員らがアメリカで面会…目的は?開示された名称変更の理由示した文書は黒塗り…政治家の関与は不明のまま|TBS NEWS DIG 2022/07/28
2021年12月14日注目記事
「こども庁」→「こども家庭庁」
で調整 “家庭の役割を重視”
子どもに関する施策の司令塔となる新たな組織について、政府は「こども庁」から「こども家庭庁」に名称を変更する方向で急遽調整を進めることになりました。
子どもに関する施策の司令塔となる「こども庁」の創設に向けて、政府はさきに、総理大臣直属の機関として内閣府の外局に位置づけ、担当大臣とこども庁長官を置くことなどを盛り込んだ基本方針の原案をまとめました。
その後、政府・与党間で協議したところ、与党側から「子育てに対する家庭の役割を重視した名称にするのが望ましい 」「家庭も支援の対象になることを強調する必要がある 」などの意見が出されました。
こうした意見に配慮して、政府は「こども庁」から「こども家庭庁」に名称を変更する方向で調整を進めることになりました。
#2021年12月14日 # こども家庭庁#こども庁
安倍晋三元総理の死によってあきらかになった一部自民党議員と旧統一教会との癒着は、日本国民にとって大きな衝撃と政治不信をもたらしています。
そのひとつが「こども家庭庁がこども庁から名称変更されたのは旧統一教会の影響があったからだ」という陰謀論的なイメージにもとづく言説です。
私自身は、比較的早い時期から、こども庁・こども家庭庁の政府内議論を観察し、関りをもつ研究者の一人です。
当初はこども庁の議論も警戒していましたが、今では、こども家庭庁の役割に期待しています。
国会や関連省庁も含めた真剣なとりくみにも関わっており、与野党の国会議員、官僚や支援団体・専門家とともに、こども政策・こども財源を前に進めようとしているからです。
その私の立場から申し上げると、「こども家庭庁は旧統一教会の陰謀ではない可能性が高い」ということです。
いたずらな陰謀論は、子ども・若者のために必死で頑張る関係者を傷つけるだけでなく、旧統一教会信者への差別にもつながってしまいます。
いま必要なのは冷静な検証です。
この記事では「こども家庭庁は旧統一教会の陰謀ではない可能性が高い」と私が考える2つのポイントを提起し、私の知りうる事実を述べます。
論点整理・こども家庭庁陰謀論が見落としている2つのポイント
―こども基本法は安倍元総理を含む自民党保守派も賛成
―こども家庭庁は複数アクターの影響で決められた名称
こども家庭庁陰謀論が見落としているポイントは2つ、です。
ポイント1:こども基本法は安倍元総理を含む自民党保守派も賛成
ポイント2:こども家庭庁は複数アクターの影響で決められた名称
ポイント1・こども基本法は安倍元総理を含む自民党保守派も賛成
私自身が、こども基本法成立を求める署名活動を行ってきました。
当初、こども家庭基本法になるのではと懸念されていましたが、自民党内の意思決定において、安倍元総理を含む自民党保守派も賛成し、結果として「こども基本法」として成立した事実はゆるぎのないものです。
そのプロセスで、自民党保守派と呼ばれる国会議員とも対話の機会がありました。
もし旧統一教会がほんとうに陰謀をはり巡らしていたのだとすれば、日本の子どもたちを権利の主体とし、日本の子どもたちの最善の利益を実現するための法律である「こども基本法」は成立しなかったのではないでしょうか?
なお私がこども基本法の実現をすすめるプロセスで、面談を申し込んだところ、快く応じていただいた自民党の国会議員もおられました。
報道では、「マルクス主義の中には、個人主義を重視しすぎ、家族を否定するような行き過ぎた思想が一部にある」とこども基本法に異論を唱えたとされる城内実衆議院議員です。
※東京新聞,マルクス主義?左派的?「こども基本法」に自民党保守派が異論を唱えるワケ,東京新聞2022年2月22日
こども基本法を推進する私ですが、研究者として「マルクス主義」とは明確に異なる立場をとっていることもあり、誤解を解くために面談を申し込んだところ、応じていただきました。
端的に申し上げれば、虐待・不登校・自殺など過去最悪の状況に置かれる日本の子ども・若者たちのためにも、子どもの人権・権利は重要だ、という見解を共有いただきました。
また、家族やこどもコミッショナーについても重視される理由や慎重な見解を持たれる理由をお教えいただきました。
外務副大臣もつとめられた城内議員は、移民や難民問題、子どもの権利条約にも詳しく、子どもには家族の存在も重要であるという、子どもの権利条約の規定の重要性、それとともに子ども自身が差別から守られたり安全に生きられる権利の重要性も認識しておられました。
またこどもコミッショナーと言われている子どもの権利・利益の擁護機関については、子どもを利用しかねない大人への懸念や、丁寧な制度設計の重要性などの論点について意見交換をすることもできました。
私は、民主主義とは選挙によってのみ成り立つものではなく、異なる立場の者同士が対話を重ね、合意をつくるプロセスを大切にし、合意できないことについてもお互いがその理由を共有することにもあると思っています。
そのような民主主義を実践され、根拠をもって冷静に見解を示し対話する国会議員に、旧統一教会の影響を見てとることは、私にはできません。
上記の記事に「左派の考え方だ。恣意的運用や暴走の心配があり、誤った子ども中心主義にならないか」、という山谷えり子参議院議員の発言が紹介されています。
私も東京新聞と同様に、面談を申し込みましたが、お返事もいただけず、まだ対話の機会が得られていません。
報道への説明の機会や、対話の機会を大切にしていただくことが、国民の負託に応えることでもあるはずです。
山谷議員が、こども家庭庁名称問題や旧統一教会との関係についても説明や対話の機会を持たれることに期待したいです。
そして山谷議員も、こども基本法に賛成票を投じた事実も私たちは忘れてはなりません。
安倍元総理を頂点とする自民党保守派の同意が得られたからこそ、自民党・公明党の議員立法である「こども基本法」は国会提出されました。
私自身は、研究者として安倍元総理の教育・こども政策の功罪と向き合ってきましたが、安倍元総理がこども基本法に同意いただいたことには深く感謝しています。
ポイント2・こども家庭庁は複数アクターの影響で決められた名称
―「家庭」を強く主張した旧統一教会系国会議員の言動は、国会・ジャーナリズムの検証が必須
さて、こども家庭庁名称問題ですが、自民党内での議論の検証と、自民党の外も視野に入れた広い検証との両方が必要です。
自民党の外も視野に入れると、「こども家庭庁」という名称は複数アクターの影響が大きい、研究者としてはそのように判断しています。
与党・公明党は昨年5月には「子ども家庭庁」の創設を掲げ、首相に提言しています。
またこども家庭庁は、厚生労働省・子ども家庭局再編を基軸とした新省庁設置としての政治的文脈としての意味合いも持っています。
自民党以外の政官主要アクターも、「こども家庭庁」という名称が望ましいと考え、動いていたのです。
この点については、研究者や報道関係者のさらなる検証が比較的容易であり、ドキュメント分析やインタビュー調査をされても同じ結論に至ると判断しています。
なお野党・立憲民主党は今年の第208国会に提出した子ども総合基本法案において、従来、子ども家庭省としていた省庁案を「子ども省」としています。
この点を事実誤認しておられる大人も多いようなので、敢えて追記しておきます。
さて自民党内での議論については、より検証の難易度は上がります。
「こども庁」の議論を精力的にリードされた山田太郎議員、自見英子議員はそれぞれ次のように証言されています。
山田太郎議員:党も政府も『こども庁』で進めてきたのに、突如ひっくり返った。『家庭』を入れたい議員の強い意向があった。手続きを経た決定なので従うが、私は趣旨も経緯も全く納得していない。
※東京新聞「こちら特報部」2022年7月22日記事、インターネット未公開
自見英子議員:自民党の中の様々な議論を経て、そして家庭という言葉が入りましたが、先ほど申し上げたとおり、家庭という言葉は非常に重要です。
ですから、これが正式名称として審議されているということ、私は一つのこれ喜ばしいことだと当然思いますが、同時に、このこども庁という言葉も愛されていたということも感じたわけであります。
※参議院内閣委員会議事録・2022年5月24日
これらの証言をふまえれば、自民党内での議論では、家庭がとても厳しい場所だった虐待被害当事者の意見を尊重し、「こども庁」に賛成した議員もいれば、「家庭」を入れたい強い意向の議員もいたということがわかります。
それらの発言をした議員が誰だったのか、特に「家庭」を入れたい強い意向の議員に対して、旧統一教会が「決定的な影響力を行使したかどうか」を検証する必要があります。
これこそが国会、そして報道の使命ではないでしょうか?
岸田総理のおっしゃるように、自民党議員と旧統一教会との関係については以下のように「丁寧な説明は大事」と繰り返し述べておられます。
旧統一教会との関係が報道されている議員が「こども家庭庁」名称問題についても、「丁寧な説明」をされることが必要でしょう。
御指摘の点については、社会的に問題になっている団体との関係については、政治家の立場からそれぞれ丁寧に説明していくことは大事だと思っています。それぞれ、様々な説明を行っているようですが、国民の皆さんの関心も高いわけですので、こうした丁寧な説明を行っていくことは大事であると思っています。
(首相官邸HP・令和4年7月31日総理会見)
おわりに・陰謀論を払拭するためにも、こども家庭庁は略称「こども庁」で
ここまで述べてきたように、こども家庭庁名称は旧統一教会の陰謀ではありません。
私はそう判断しています。
ただし、こども「家庭」庁を主張した国会議員に、選挙や献金等を通じ旧統一教会がどのように影響していたか、議員本人の説明や検証が必要な状況なのです。
その意味では、旧統一教会と安易な関係を持ってきた自民党議員が、こども家庭庁に汚点を残したことを私は残念に思っています。
しかし、これだけは断言できます。
いま動いている、省庁としての、こども家庭庁に旧統一教会の影響はありません。
子ども・若者自身の権利・利益が守られ、最善の利益が実現されるために、着実に、そして可能な限り迅速に職務を果たしておられます。
私も以下のように、こども家庭庁の実態を評価し、期待を表明してきました。
こども家庭庁への期待が大きいのは「組織は人なり」という言葉のとおり、子どもの権利を基盤とし、こども政策の実現に全力を注ぐ官僚が、そこにいるからです。
※末冨芳,【解説】こども政策のスタートへ!#こども家庭庁 何が良くなる?略称 #こども庁?#子どもの権利,2022年6月15日
官僚だけではありません。
こども家庭庁に関わる与野党の国会議員、支援団体・専門家とともに、こども政策・こども財源確保を本気で前に進めようとしているからです。
だからこそ、あらためて関係者にお願いしたいのは、こども家庭庁の略称は
「こども庁」
にしませんか、ということです。
自見英子議員の参議院内閣委員会発言の続きはこのようになっています。
こども庁という言葉も愛されていたということも感じたわけであります。
これは個人的な希望でありますけれども、仮にこども家庭庁ができたときには、こども家庭庁の略称はこ家庁ではなくこども庁でお願いできたらいいなとは個人的には思っているということだけ申し上げたいと思います。
こどもまんなか、の理念を実現する「こども庁」。
こどもがどこかに消えている「こ家庁」(コカチョウ)という略称では私も残念な思いがします。
「こども庁」は、子どもたちにもわかりやすい、子どもたちのための省庁として、大人からも愛される略称ではないでしょうか?
日本の子どもたちを、ほんとうの意味で大切にしてくださっている日本国民のみなさんは、どのようにお考えでしょうか?
2022年6月16日特集記事
「こども家庭庁」って何?
子どもの権利は?財源は?
野田聖子(こども家庭庁)の夫は反社組織の一味?暴力団員?
子ども政策の司令塔となる、こども家庭庁が来年4月に設置されることが決まった。
日本を取り巻く子どもをめぐる状況は厳しい。
1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」は去年1.30で、6年連続で前の年を下回っている。
少子化に歯止めがかからない中、こども家庭庁は、省庁の縦割りを排し、これまで組織の間でこぼれ落ちていた子どもに関する福祉行政を担うとしている。ただ、重要なのは、組織論にとどまらず、本当に子どものための政策を打ち出すことができるかどうかだ。
今回、文部科学省が所管する「幼」稚園と、厚生労働省が所管する「保」育所を一本化する「幼保一元化」が見送られ、「骨抜きだ」という声もある中、こども家庭庁は、実効的に機能するのか。専門家や関係者の意見から考える。
(今村亜由美、杉山加奈)
子どもを社会の真ん中に
こども家庭庁とはどんな組織なのか。
今回成立したこども家庭庁設置法や、去年12月に閣議決定された基本方針によれば、総理大臣直属の機関として内閣府の外局に設置され、子ども政策担当の内閣府特命担当大臣を置いて、各省庁などに子ども政策の改善を求めることができる「勧告権」を持たせるとしている。
そして担当大臣のもとには、こども家庭庁長官が置かれる。
担当大臣とこども家庭庁長官の関係は、ほかの府省の大臣と事務次官と同じだ。
そこに内閣府の子ども・子育て本部や、厚生労働省の子ども家庭局などが移管され、300人規模の職員が配属される。民間や地方自治体との人材交流も積極的に行うとしている。
庁内には有識者などをメンバーとする「こども家庭審議会」が設置され、子どもや子育てに関する重要事項や、子どもの権利や利益を擁護するための調査や審議が行われる予定だ。子どもの意見を政策に反映させるため、直接意見を聞き取ることも必要に応じて実施することになっている。
また、今回の法律には、5年をめどに組織や体制のあり方を検討し、必要に応じて見直す規定も盛り込まれている。そのときどきの時代の求めに応じて、臨機応変に組織を変えることができるようになっているのだ。
3つの部門とは
こども家庭庁の中は、「企画立案・総合調整部門」、「成育部門」、「支援部門」という3つの部門に分かれる。
「企画立案・総合調整部門」は、全体をとりまとめる部門だ。
これまで各府省庁が別々に行ってきた子ども政策を一元的に集約し、子どもや若者から意見を聴くなどして、子ども政策に関連する大綱を作成するほか、デジタル庁などとも連携して、個々の子どもや家庭の状況や、支援の内容などの情報を集約するデータベースを整備する。
「成育部門」は、子どもの安全・安心な成長のための政策立案を担う。
文部科学省と協議して、幼稚園や保育所、認定こども園の教育や保育の内容の基準を策定するほか、子どもの性被害を防ぐため、子どもと関わる仕事をする人の犯罪歴をチェックする「日本版DBS」の導入を検討する。さらに、子どもが事故などで死亡した際に、その経緯を検証し、再発防止につなげる「CDR=チャイルド・デス・レビュー」の検討も進める。
「支援部門」は、虐待やいじめ、ひとり親家庭など、困難を抱える子どもや家庭の支援にあたる。
重大ないじめがあった場合には、文部科学省に説明や資料の提出を求める勧告などを行うほか、「ヤングケアラー」の早期把握に努め、福祉や介護、医療などの関係者が連携して必要な支援を行う。障害児の支援や施設や里親のもとで育った若者などに対しての支援も担う。
この3部門で、これまで内閣府、厚生労働省、文部科学省など、いくつもの組織の隙間にこぼれ落ちていた子どもに関する施策をあまねくカバーしようというのだ。
現場の受け止めは
こうしたこども家庭庁に対し、直接、子どもや子育て世帯と関わっている自治体からは、さまざまな声が聞かれる。
千葉県松戸市には子ども部という部署がある。
松戸市では、ことし4月時点で、3歳未満の子どもの42%が保育所に入所する一方、残りの家庭では主に母親が子育てをしていて、孤立化が進んでいるという。
このため、市が市内28か所の子育て支援施設をつくって、身近な相談や、育児の悩みを聞いたり、同世代の子どもが利用できたりするような場所を用意して利用を促している。
例年、年間のべ20万人あまりの訪問者があり、相談件数もおよそ7000件にのぼっている。
(千葉県松戸市子ども部・伊原浩樹部長)
「育児の仕方が全く分からないとか、病気のときにどう対応していいかわからないとか基本的なことでも、1人で悩みを抱えてしまうお母様が多いと聞いている」
松戸市ではさらに、重症心身障害児が通っている児童発達支援事業所が、通常の保育所の開設時間と比べて短く、保護者が仕事をやめなければならない状況があったことから、児童発達支援事業所でも預ける時間を延長できるよう、ことしから市が独自に施設に助成を行い、保育所と同じように利用できる体制を敷いた。
市ではさらなる支援をこども家庭庁に期待している。
(松戸市・伊原部長)
「障害児の担当がこども家庭庁にきたのは非常にいいことだと思っています。保育所がだいたい午前7時から午後7時まで開いている一方、児童発達支援事業所は午前10時から午後4時と短いので、保育所と同じぐらいの水準にしてもらうことも含め、こども家庭庁に政策が一元化されたことによって、さまざまなアンバランスを是正してもらえるといいなと思っています」
お金と人が足りない
一方、兵庫県明石市では、18歳までの医療費や、2人目以降の保育料のほか、0歳児のおむつ代、中学校の給食費、それに小学生以下の子どものプールの利用料などを無料にしている。
また、市が養育費を立て替えるなど、幅広い分野で子ども施策に力を入れていて、こうした施策もあって、明石市には、子育て世帯の転入が相次ぎ、人口の増加が続いている。
泉房穂市長は、こども家庭庁には十分な予算や人材をつけるべきだと指摘する。
(明石市・泉市長)
「もったいないですね。やっと子どもにみんなの目が向き出したとは思いますが、お金と人が全然足りない。組織を作ったからといって大きく変わるわけではないので、次年度の予算倍増とか、子どもに寄り添う人材の育成などを並行してこれからも議論していくことが必要だと思います」
子ども政策に関する予算をめぐっては、岸田総理大臣は「将来的に倍増を目指したい」として、来年の骨太の方針で、予算倍増への道筋を明確に示すとしているが、現状では、何をベースにいつまでに倍増させるかは明らかになっていない。
国が子育てにどれだけ支出したかを示す「家族関係社会支出」の2017年度の対GDP比は、日本は1.56%で、スウェーデンが3.40%、イギリスは3.24%など、3%前後の諸外国と比べて低い値となっている。
(明石市・泉市長)
「基本的に子どもを育てるのにお金がかからない社会にすれば、多くの人は子どもを産み育てたいと思います。子どもを欲しいという人生を社会のせいで諦めるのはもったいない。『諦めさせる』政治から、『大丈夫』という政治に変えたらいいと思います」
幼保一元化は見送り
一方、課題の1つが、今回の法案審議でも焦点になった「幼保一元化」だ。
未就学児童が通う施設は、幼稚園は文部科学省、保育所は厚生労働省、認定こども園は内閣府がそれぞれ所管している。
幼稚園と保育所の歴史は明治時代にさかのぼり、この当時から一元化の議論が行われていたという文献もある。幼稚園が未就学児の教育を目的に誕生したのに対し、母親が働いている家庭が、乳幼児を預ける場として「託児所」ができ、戦後、託児所から名称が変更されたのが保育所だという。
幼稚園と保育所が急速に普及した1960年代からは、二元行政の問題点が繰り返し指摘されてきた。
今回は、こども家庭庁が、幅広い子ども政策を担うことから、「幼保一元化」の議論だけに時間を割けなかったことに加えて、幼稚園や保育所を所管する文部科学省と厚生労働省の利害調整などに時間がかかることが予想されたこともあり、まずは「こども家庭庁」を早く設置することを優先させようと見送られた。
こども家庭庁では幼稚園、保育所、それに認定こども園での教育・保育内容の基準の整合性を制度的に担保し、いずれの施設でも共通の教育・保育を受けることを可能にするとしている。
内閣府の担当者は「無理やり『幼保一元化』を実現しようとして、こども家庭庁の議論そのものをなくすより、今できることをやる方がいいと判断した」と説明する。
幼保一元化は求めない
この「幼保一元化」に対しても、反応はさまざまだ。
松戸市では、独自の対策として、駅の近くなど利便性の高い場所に小規模保育施設を作って0歳から2歳の子どもを預かり、3歳から5歳の子どもについては、幼稚園の開園時間を保育所並みに拡大するための補助を行って、共働きの家庭でも、幼稚園で教育を受けることができるようにしている。
一方、保育所では保育士に月額4万5000円から7万8000円の独自の手当を支給して保育士不足の解消や質の高い保育の提供に努めている。
(松戸市・伊原部長)
「さまざまなルールが全く違ったり、省庁の壁によってできないことがあったりするので、こども家庭庁が司令塔になって改善してもらうことを非常に期待しています。ただ、松戸では、もともと建学の精神を大事にしている幼稚園が多いので、そこを無理やり、保育とくっつけるのはちょっと無理があるのかなと現場で思っています。幼稚園の運営も補助しながら、保育所との共存を図っているので、幼保の一元化は求めていません」
子どもの権利を守るために
さまざまな意見があるなか、海外の子ども政策に詳しい日本総研上席研究員の池本美香さんは、5年ごとの見直し既定をうまく活用すべきだと指摘する。
(日本総研・池本美香上席主任研究員)
「子どもの立場に立ったらどうなのかということを考えた場合に、そもそも同じような施設を複数の省庁で所管して、複数の法律を作るのは、その行政事務にかかるコストが、将来、子どもたちの負担になることになるので、それを考えたら、二元体制を改めて、1つの省庁に一元化すべき。この議論は、今回の法律に入っている5年をめどに組織や体制のあり方を必要に応じて見直す規定を生かし、改めて議論してほしい」
さらに池本さんは、今後の見直しの際に、子どもの権利が守られているかを行政から独立した立場で監視し、調査や勧告する権限を持つ「子どもコミッショナー」についても検討すべきだと訴える。
「今回、こども家庭庁の設置にあわせて、子どもの立場に立って政策提言などを行う『子どもコミッショナー』が設置されることは見送られたので、どこまでこども家庭庁が子どもの視点や子育て当事者の視点に立った政策実現ができるのか、若干心配している。これで終わりではなく、『幼保一元化』の実現も含め、積み残したやるべきことを1つ1つスピードアップして解決していってほしい」
子ども政策をめぐっては、安定財源の確保に向けた議論が、参議院選挙後にもまた本格的に始まる見込みだ。
また、子どもの視点の政策とあわせて、子どもを育てる親の働き方の選択肢を増やすなど、子育てと仕事の両立をどう支援していくかという論点も忘れてはならない。
地方自治体や地域社会とともに、こども家庭庁がリーダーシップを発揮して子どもや子育てをする親のための政策を前に進めることができるかどうか。問われるのはこれからだ。
野田聖子氏の夫「元暴力団員」と最高裁が認定で広がる波紋 ひろゆき氏は「夫婦揃っての嘘の主張がマズイ」
2022年8/10(水) 17:33
野田聖子は岸田文雄首相と総理の椅子を巡って戦った4人中の一人。
野田聖子・地方創生相の夫は暴力団員
野田聖子・地方創生相の夫が、過去に暴力団員だったなどと報じた週刊文春と週刊新潮を相手取り、両社に1100万円の損害賠償を求めた2件の訴訟。最高裁は、夫側の上告を退ける決定を出し、波紋が広がっている。
「問題になっていたのは、『週刊文春』『週刊新潮』の2018年8月2日号の内容です。『文春』は『金融庁「圧力」疑惑の張本人 野田聖子〈総務相〉を操る元暴力団員の夫』とタイトルを打ち、野田氏の夫が野田氏に依頼し、仮想通貨関連会社と金融庁の面談を設定させ、金融庁に圧力をかけたと報じました。
東京高裁は、判決のなかで『夫が野田氏の名前を使ってどう喝行為をした』といった記述には名誉毀損と認めましたが、夫が元暴力団員であることや、野田氏に頼んで面談を設定したことについては、『真実と信じる相当の理由がある』としています。結果、文藝春秋に55万円の支払いを命じた高裁判決と、新潮社への請求を棄却した高裁判決が確定しました」(政治部記者)
判決をうけ、野田氏は8月10日にブログを更新し、《最高裁の判断は誠に遺憾》とつづった。野田氏は、報道が出た当初から、夫が元暴力団員とする報道を真っ向から否定。「夫を信じている。歯を食いしばって頑張りたい」などと発言していた。
ブログでは、夫が暴力団に所属していたとされる時期について、当時の知人や勤務会社の関係者に事実関係を確認したとして、《当時、夫がごく普通の会社員として真面目に勤務し、プライベートも含め、暴力団として活動する余地などなかったこと、また、暴力団との関係もなかったことを明らかにしていただきました。》と説明。
加えて、裁判に登場した証人についても言及した。《他方、週刊誌に頼まれて夫が暴力団に所属していたと証言をした人物(元暴力団組長※これが真実性に関する唯一の証人)については、昨年、京都府警が偽証罪の疑いがあるとして捜査を開始し、本年5月に至るまで熱心に捜査を続けてくださいましたが、残念なことに、当該偽証をした人物が死亡し、捜査は打ち切りとなってしまいました。ただ、本年7月、捜査を担当した捜査官の方からは、この人物が偽証をしたものと考えていたとの見解を頂いています。》と主張している。
《最高裁は法律審であり、上記のような事実を踏まえていないものであります。》と猛反論した野田氏だが、結果として、夫が「元暴力団員ではない」と証明し切ることができなかったということになる。ネット上では、最高裁判決に、衝撃を受ける人が続出している。
《最高裁の棄却で、高裁の事実認定が確定しちゃったわけで、相当衝撃的な出来事。女性初の総理としての目は消えたかな。》
《残念ながら過去は清算されないよ。しかも税金をもらってる仕事だからね。こうなったら国民にしっかり説明を。》
《いずれにしても、野田聖子を政治家として選んでよいか、という疑問に立ち入りますね。》
実業家のひろゆき氏も、この話題に言及。「統一教会どころじゃないよね」としたうえで、私見を語っている。
《元暴力団員だと永遠に人権を認めないのもおかしいと思ってます。野田聖子議員の夫が「元暴力団ですが、反省して魚屋やってます」とかならまだ良いです。夫婦揃って「暴力団員では無かった」と嘘を裁判所に主張してるのがマズイと思ってます。》
「2011年にいまの夫と結婚した野田さんですが、元暴力団組員だったとは何度か報じられていました。今回の裁判をめぐり、野田さんは『夫は元暴力団員ではない』と強く否定し続けてきましたが、裁判の結果は伴わなかったようです。
一時は女性初の総理大臣の芽もある、といわれた野田氏ですが、この判決で、さすがに道は遠のいたのでは」(同上)
疑惑を払拭できなかった野田氏に、険しい道が待っている。
最高裁で判決確定 野田聖子大臣の夫が「元暴力団員は真実」
「週刊文春」編集部2022/08/09
野田聖子地方創生相(61)の夫・野田文信氏が、過去に暴力団員だったなどと報じた「週刊文春」の記事は事実無根で名誉を傷つけられたとして、発行元の文藝春秋に1100万円の損害賠償を求めていた訴訟。最高裁判所第一小法廷は8月8日、文信氏の上告を棄却。文信氏が元暴力団員と報じた点について、「真実である」とする東京高等裁判所の判決が確定した。
野田氏は昨年10月に発足した岸田政権で、地方創生相として入閣を果たした。本会議場のひな壇の席次は“ナンバー2”とされる演壇の右側で、首相不在時の臨時代理の順位も松野博一官房長官に次ぐ2位。少子化担当相も兼務する野田氏は、首相の目玉政策の一つ、「こども家庭庁」の設置(来年4月に発足予定)も主導してきた。
「今でも、自身のHPでは、『私は「日本初の女性の内閣総理大臣」を目指しています』と記しています。6月12日放送の「NIKKEI 日曜サロン」(BSテレ東)では、次期自民党総裁選への出馬意欲を問われ、『いつも目指している』と答えていました」(政治部記者)
“元暴力団員だった事実はない”として発行元の文藝春秋を提訴
一方、「週刊文春」は2018年8月2日号で、文信氏が「会津小鉄会」傘下の「昌山組」に所属する暴力団員だったことなどを報道。文信氏は元暴力団員だった事実はないなどとして、東京地方裁判所に発行元の文藝春秋を提訴した。
裁判の過程で、「週刊文春」は、文信氏が昌山組に所属していたことを示す「暴力団個人ファイル」と題された警察庁の内部文書などを証拠として提出。その結果、東京地裁は2021年3月、文信氏が元暴力団員だった点について、真実相当性があるとする判決を下している。文信氏は判決を不服として控訴、「週刊文春」も一部判決を不服として控訴した。
総裁選に出馬した野田氏は昨年9月20日、地方議員とのリモート会議で、夫の訴訟に関して「私は夫を信じている」などと発言。さらに、9月22日には、自身のブログで<「文春」が根拠としている警察庁のデータベースについては、夫が文春を名誉毀損で訴えた裁判の判決において、証拠として全く信用されなかった怪文書>などとし、報道が事実無根であることを強調していた。
高裁の決定に一転、「訴訟の当事者ではない」と回答を拒否
だが、東京高裁は今年2月3日、以下のような判決を下した。
<警察庁幹部への取材結果等を総合すれば、1審原告が過去において京都の指定暴力団「会津小鉄会」傘下の「昌山組」に所属していたことは真実であるというべきである>
1審では、文信氏が元暴力団員という点について「真実相当性がある」とする判決だったが、控訴審では「真実である」とする判決になっている。
野田氏は高裁判決が出た直後、「週刊文春」の取材に、次のように回答していた。
「訴訟の当事者ではないので、回答する立場にありません」
最高裁で確定した「夫・文信氏が元暴力団員」という事実
それまで「夫を信じている」と語り、「週刊文春」が提出した証拠についても「怪文書」と断じていた野田氏。ところが、高裁判決が下ると一転、夫の訴訟に関して「当事者ではない」と回答を拒んでいた。しかし、森友問題における安倍昭恵夫人の例からも明らかなように、最高権力者の配偶者は国政にも影響を与え得る立場。他方で、元暴力団員などへの厳しい監視は、野田氏ら国会議員が可決した暴力団対策法に基づき、政府が強く推し進めてきたものだ。そうした中で、今回、最高裁が文信氏の上告を棄却し、野田氏が否定してきた文信氏が元暴力団員だった事実が確定したことになる。
8月10日に実施される内閣改造・党役員人事を巡っては、内閣ナンバー2の野田氏の続投も焦点の一つだ。岸田政権は統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係を巡り、「社会的に問題が指摘されている団体との関係には、政治家として十分に注意しなければならないのは当然だ」(松野博一官房長官)として、点検を指示している。野田氏の夫が、反社会的集団とされる暴力団の元組員だったことが裁判で認定されたことで、野田氏がどのような説明をするのか、注目される。
野田聖子衆議院議員の夫が、自身が「暴力団に所属していた」などと報じた週刊誌の記事を巡り、警察庁幹部が嘘の情報を漏洩(ろうえい)したとして、国を相手取り1100万円の損害賠償を求める裁判を起こしました。
訴状によりますと、週刊文春は「野田聖子議員の夫が暴力団に所属していた」という記事を2017年から2021年までの間に3回にわたって掲載しました。
野田議員の夫の文信さんは記事の根拠となった嘘の情報は当時の警察庁幹部が週刊文春の編集長に漏洩し、名誉を著しく侵害されたと主張し、国に対して1100万円の損害賠償を求め、東京地裁に裁判を起こしました。
週刊文春の記事を巡っては、文信さん側が暴力団に所属した事実はないとして発行元の「文藝春秋」などに対し、損害賠償を求めていましたが、2022年8月に請求を退ける判決が確定しています。
統一教会はオーム真理教と同じ「犯罪集団だ」。相手を借金漬けにして破産させ、メチャクチャに破壊する。それが分かっていても自民・維新・立民・公明党と統一教会と韓国は「すまし顔」だ!!!。 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長
安倍晋三元首相(67)が奈良市内で参院選の街頭演説中に銃撃されて死亡した事件を受け、世界平和統一家庭連合(旧統一教会) は2022年7月11日午後2時ごろから、東京都内で記者会見を開き、安倍元首相を銃撃したとして逮捕された山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=について在籍の記録はないと明らかにした。一方、山上徹也容疑者の母親については統一教会 法人の協会員で月に1度程度、行事に参加していたことを認めた。 山上徹也容疑者は「母親が宗教団体統一教会 にのめり込んで破産した。安倍晋三氏が団体を国内で広めたと思い恨んでいた」などと供述したと報道されている。
相手を借金漬けにして破産させる汚い手口。
日本国民は、こんな人間に、騙されていいのか?
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長 は、世界平和統一家庭連合の会長なので旧統一教会のことは、よく分からないと言っている。山上徹也容疑者は物故者の岸信介を安倍さんと結び付けて殺害したのだろうか?とにかく、事件を巡っては、安倍元首相を銃撃したとして逮捕された山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が「母親が宗教団体にのめり込んで破産した。安倍氏が団体を国内で広めたと思い恨んでいた」などと供述したと報道されている。山上徹也容疑者には、もっと歴史を調査し理解して正確な判断を して欲しかった。
統一教会にからむ被害「直近5年で54億円」SNSで広がる「宗教法人にも課税せよ」の声
2022年7月 13日(水) 17:15
安倍晋三元首相が銃撃を受けて死亡した事件をめぐり、全国霊感商法対策弁護士連絡会が2022年7月12日、東京都内で記者会見した。
逮捕された山上徹也容疑者が「恨む気持ちがあった」と供述したとされるのが宗教法人「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)だ。
連絡会はこの日公表した声明で、「元信者やその家族の苦悩や葛藤、生活の困窮などの悩みに接してきた当会としては、かねてこのような実情について心から憂えてきた」とし、「こうした問題に対して社会としてどう取り組むべきか改めて問われている」と指摘した。
旧統一教会をめぐっては、不安に陥れて印鑑や壺など、高額な物品を購入させる霊感商法とのかかわりや、高額な献金が社会問題化した。
前日の7月11日、教団が「2009年以降はコンプライアンス強化でトラブルはない」と主張したことに対して、連絡会は、2009年以降の被害で、旧統一教会側の責任を認めた裁判所の判決などを示し、「2009年以降も被害が出ている」と批判した。
連絡会が同日公表した資料では、弁護士や消費生活センターが受けた旧統一教会に関する相談は、2017年から2021年までの5年間に限っても約580件あり、被害総額は約54億円にのぼるという。
直近5年間でも被害が出ていることが報道されると、ネット上では《宗教法人にも課税せよ》という声が広まった。
《宗教法人が課税対象から除外される理由が理解できない》
《宗教団体で普通に利益があるなら課税はするべきではないでしょうか? 結局、組織票として大きいから政治家が強く提言できないなどしがらみの話だと思っています》
《今では、名ばかりの司法国家日本ですが、当たり前の対応をするつもりがあるなら、宗教法人の収入を課税対象にすることから》
宗教法人にも課税せよ 、という声が高まっていることに対して、宗教学者の島田裕巳氏がこう話す。
「旧統一教会は、非常に複雑でさまざまな事業体の連合みたいなもの。宗教法人としての旧統一教会はその一部ともいえるし、その中心ともいえるので、見極めが難しい。
実際に裁判で負けている事実もあるが、旧統一教会本体がこの被害額を生んでいるのか断定するのは難しいところもあります。
旧統一教会本体は2009年からコンプライアンスを重視する姿勢を見せている。だから、本体はそういうことに手を出していないと思うんです。ただ、そういうことに手を染めてきた人が依然としてやっている可能性はあります。
宗教法人に対する課税は、いままでもずっと言われてきたんですが、宗教法人そのものがまったく課税されていないわけではありません。優遇されてはいますが、収益事業に関しては課税されているし、職員は源泉徴収で課税されている。
まったく課税されていないという認識が世の中に広まりすぎているので、認識を正確に持つ必要があると思います。
霊感商法などによって得た収入は、宗教活動で入った収入にはなっていない可能性がある。ですから、宗教活動に課税しても、被害防止に結びつくとは限らないんです。
宗教法人が税制上、優遇されているのは、宗教法人が不動産を持っていて、それを維持できるようにするのが前提としてあります。たとえば伊勢神宮に固定資産税をかけたら、維持が全般的に難しくなってしまう。
今回の事件があまりにも衝撃的なことはわかりますが、もう少し冷静に議論すべきでしょう」
宗教法人の課税強化となれば、その影響は計り知れない。今回の事件の余波はどこまで広がるのかーー。
辛坊治郎氏も、問題を指摘している。
「とある宗教団体」……大手マスコミの“伏せる”報道姿勢に辛坊治郎 が苦言「信用されない」:ニッポン放送7/11Y!
■信教の自由の大切さとマインドコントロール
ヤフーコメントを見ると、信教の自由に制限をかけた方が良いとするコメントも見られるが、信教の自由は大切だ。
私達には、信教の自由が与えられている。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は、創立者である韓国の文鮮明氏こそがメシアであるとしているが、誰を救世主と信じても自由だ。どんな集会や活動に参加しても自由だ。
しかし同時に、どんな団体や宗教団体も、欺瞞(人の目をごまかし、だますこと)や騙した結果「家庭崩壊」を招くことやマインドコントロールなどは許されない。
一部の問題ある団体のために信教の自由が脅かされてはいけないが、宗教法人を名乗れば何をしても良いわけではない。
そこから、大きな悲劇が生まれることもあるのだ。
<実は身近な「洗脳」騒動 家族間やブラック企業でも 大事な人を守るポイントは>
■多額の寄付問題
一般に、寄付、献金したものを、後になって返してくれと言われても、返さない(返せない)のは当然だ。
ただし、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の多額献金問題は、これまでも何回も法的に争われ(通称「青春を返せ裁判」)、団体側が負けているケースもある。「日本において、宗教法人団体による勧誘・教化行為の違法性を認めた全国初の判決となった」とも言われている(ウィキペディア)。
生ぬるいがヤフーコメントを見ると、献金額に制限をかけろ といった意見も見られる。
しかし、億を超える多額な献金自体が悪いわけではない。そこに、違法な勧誘・教化があってコントロールして精神的に信じ込ませるかどうか、違法とは言えなくても道義的問題のあるマインドコントロールなどが行われていなかったか、それこそが問題である。
ただしそれを実証することは簡単ではないのだが。注目はされなかったが違法性を認める判決を出した裁判も多い。
■心ない攻撃・鋭い追及
ネガティブな報道がなされれば、世間の目は冷たくなる。「心ない電話」が殺到することもよくあることだ。
しかし、一般的に世間から「カルト宗教」と呼ばれるような団体であっても、末端の信者たちの多くは普通のまじめな人たちだ。また自由な宗教活動を妨害するのも違法だ。
たしかに、問題は指摘されている。
「全国霊感商法対策弁護士連絡会」は、そのホームページによると、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)による「『霊感商法被害の根絶』と『被害者の救済』を目的として1987年5月、全国の約300名の弁護士が賛同して結成された会」であり、毎年の「被害集計」も公開されている。
同会は、安倍晋三元首相に公開抗議文も出している。また昨年度の被害総額は3億3千万円、一昨年は9億1千万円であるとしている。
それでも、だからといって「心ない攻撃」が許されるわけではないだろう。「宗教弾圧」などと非難される行為も慎みたい。級統一教会に「爆弾を仕掛けるぞ」のような「宗教弾圧」は慎みたい。
その一方、疑惑を追及してきたメディアには絶好の機会とも言えるだろう。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)も、取材には真摯に応じると会見で述べている。
問題を解決し、より良い社会にしていくためには、人権を守りつつ、鋭い取材と報道を進めていくことが必要だろう。
近年は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題がマスコミで報道されることも少なくなっていた。歌手の桜田淳子さんの入信問題なども、今の学生は全く知らない。だが、様々な問題は指摘され続けている。私たちも関心をもち続けたい。今現在、再び見過ごして、忘れていって良い問題ではない。
VIDEO 統一教会はKCIAが作った。フレイザー報告書とCIAの関与。陰謀論ではない歴史的事実【金鍾泌、朴正煕、朴普煕、ジョン・マコーン、自民党、文鮮明、...
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
「文鮮明氏らは権力者たちを支配しようとしていました。信者に“組織が世界を牛耳っている”と信じ込ませるためです。そのために権力者たちのビデオを作成し、若者に見せるのです」
アレン・ウッド氏自身、脱会するまではこうした講演を通して洗脳されていったという。
1970年に日本武道館でおこなわれた統一教会と関連する政治団体「国際勝共連合」のイベント。ここでアレン・ウッド氏は司会を務めた。日本からは右翼の大物・笹川良一氏も出席。アレン・ウッド氏は笹川氏の発言が忘れられないと話す。「彼(笹川)は胸をたたきながら『私は文(鮮明)氏の犬だ』と言いました。驚くべき発言でした。日本で最強の右翼の人物が自分を文氏の下に位置づけたのです。あの時、『我々は世界を支配できる』『我々統一教会(現・統一家庭連合)は世界を統一できる』と思いました」さらに、文鮮明氏と深い関係にあったのが、安倍晋三氏の祖父・岸信介元総理だという。1982年、韓国で行われた合同結婚式には岸元総理が祝電を送っていた。
岸元総理祝電代読
「天を中心にとした理想と信念のもとに指導し、教育しておられる。私が文鮮明先生を心より尊敬する所以であります」
これはその2年後の1984年、岸元総理がレーガン大統領に送った親書だ。
文書(岸信介)
「本日、大統領にお願いをしたいと思います。文(鮮明)尊師は現在、不当に収監されています。あなたのご協力のもと、何としてでも、一刻も早く、彼が不当な収監から解放されるよう、お願いいたします」
実は、この親書が出されたとき、文氏はアメリカで脱税の罪で収監されていた。岸元総理がレーガン大統領に文氏の釈放を依頼する内容だったのだ。
文書(岸信介)
「文尊師は、自由の思想を掲げ、共産主義の誤りを正すことに人生をかけている、誠実な男だと私は理解しております。彼の存在は、現在も将来も自由と民主主義の維持にとって、貴重で不可欠です」
■反共産主義を掲げると…
結果的には、釈放には至らなかったが8年後の1992年。文氏はアメリカでの実刑後、初めて来日した。
このときに政府に働きかけをしたのが、自民党の金丸信副総裁(当時)だったという。さらに来日中に、中曽根元総理と会談を行っていた。
中曽根康弘元総理
「あの人(文鮮明氏)は統一教会、あるいは昔の勝共というような関係で、むしろ共産圏の中へくさびを入れていくと。そして自由世界の空気、光を入れていくと。そういうような一貫した方針でやられたんではないかと思いますね」
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏は1970年代、ベトナム戦争の終結後、反共産主義を掲げることで教団の影響力が増した と話す。
中でも共和党との関係は…
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
「レーガン大統領は教団の関連団体が発行するワシントン・タイムズ を見せながら『私が読んでいる新聞はこれだけだ』と言いました。文氏がオーナーの新聞です。政治的プロパガンダのための新聞で、政界に入り込もうとしていました。共和党の政治家を取り込むという点では大いに成功しました」
傘下にある新聞で歴代大統領への支持を表明した。さらに選挙運動においては…
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
「レーガン、ブッシュ親子、トランプ、その全員が統一教会の大々的な支援を受けました。信者が資金集めをし、全米各地で戸別訪問をして支持を広げました。父親のブッシュが『統一教会の信者等がいなければ、選挙での勝利はなかった』と発言していました」
■1回のスピーチで 100万ドル(約1億3千万円)
また大物政治家がイベントに出席したり、メッセージを送ったりする際には、多額の報酬が支払われていたことも証言した。
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
「ブッシュが大統領の任期を終えて、韓国に講演に行ったときは1回のスピーチにつき100万ドル(約1億3千万円) を支払いました。レーガンにもトランプにも1回100万ドル(約1億3千万円) 支払いました。これは凄いことです。なぜならこの金は洗脳されて奴隷となった日本の若者たちから巻き上げたものだったからです」
去年9月には、関連団体のイベントにトランプ前大統領もビデオメッセージを送るなど、共和党とのつながりは現在も続いているという。
選挙協力 や多額の報酬 によって日本やアメリカの政界とつながりを深めた旧統一教会。ウッド氏は…
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
「(文氏は)イデオロギーで心を掴めなければ金で買収するんだと言っていました」
金平茂紀キャスター
「普通の教会ではない?」
「普通の宗教法人ではない?」
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏
「教会ではありません。(統一教会は)政治団体であり、政治セクトであり、そのゴールは権力を握ることなのです。 文氏は言いました。『今は自分にあらがう人も多いが、将来は自分の言葉がほとんど法律のようになるだろうと』」
文鮮明氏は言いました。『近い将来、自分の言葉がほとんど法律のようになるだろう』と。 (報道特集2022年7月30日放送)
韓国ソウルのオリンピック・スタジアムで行われる「3万組国際合同祝福結婚式」
日本人女性・韓国人男性のカップルが多く生み出されており、結婚した日本人女性は韓国人の夫や家族に尽くすことが求められる。
統一教会 概説
文鮮明と妻の韓鶴子。
文鮮明は1920年1月6日、現在の日本統治時代の朝鮮である平安北道定州郡で出生した。文鮮明は日本統治下の朝鮮半島で過ごした自らの幼少期について、「強大国に踏みにじられる弱小民族の苦痛と悲しみがなんであるかを骨髄にしみるほど体験した」と後に語っている。曽祖父の代まで裕福な儒教家門だったが、15歳の時に兄弟が精神病を患い、それをきっかけに家族全員がプロテスタントの一派長老派キリスト教徒となる。1978年に韓国キリスト教会から取り消される。16歳の時に、祈祷中にイエス・キリストと霊通し、再臨主の使命を継承するよう召命を受け、最初は拒んだが、最終的に受け入れたという。さらに聖書を学び、祈りを唱えるうちに、さらなる啓示を受けたとされている。彼は正式に神学を学んではいないが、書堂で中国の古典を学び、仏教やその他の宗教に親しんでいた。
複数の学校を転々としつつ、教育を受ける。1934年には定州私立五山普通学校に編入。この学校は三・一独立運動で独立宣言書に署名した33名の抗日運動指導者の1人であった李昇薫が設立した学校であり、日本統治下でありながら日本語を教えていなかった。1935年には定州公立普通学校に転入。1938年に卒業する。卒業式では警察署長や郡守たちを前に「日本人はふろしきをまとめて出て行け」と演説を行い。地元の警察に「要注意人物」とされた。18歳の時に京城(現・ソウル特別市)の京城商工実務学校電気科に通い、電気工学を学んだ[。イエス教会の所属教会である明水台教会に通った。イエス教会とは、李龍道がイエスの親臨を主張する柳明花を通して得た啓示に従って、1933年6月に設立したもので、李は同年10月に死去した。よって両者に面識はない。文は同教会の講師を務め、イエス教会のリーダー許孝彬とも面会し、文の初婚時には許孝彬が主礼を引き受けるなど親しい関係となった。文はここで、「神の摂理」と「究極の真理」を会得したと語っており、李龍道を思想的なルーツであるとしている。
早稲田高等工学校在学中の文鮮明
1941年3月31日、日本留学のため京城を離れる、その動機として文は「大韓民国の日本統治下において、誰よりも愛国者としての道を知らなければなりませんでした」としている。京釜本線の急行「ひかり」で釜山に向かう。1941年4月1日、関釜連絡船に乗船、「怨讐の国」の地を踏む。日本到着後、「江本龍明」の日本名で早稲田高等工学校電気科に入学、淀橋区戸塚町(現在の新宿区西早稲田)に下宿する。学業の傍ら、造船所での石炭運びや運送業での労働を経験。滞在中、韓国人留学生の秘密結社を組織して、中国の重慶に移った大韓民国臨時政府の金九と連絡を取りながら抗日地下運動を展開する。警察の監視対象になり、月に1回は呼び出されることになり、収監されることもあった。
1943年10月、文は早稲田高等工学校を卒業、帰国する。1944年初頭に鹿島組の京城支店に電気技師として就職するが、10月には日本滞在中の抗日運動が発覚し、京畿道警察部に逮捕される。過酷な拷問を受け、地下運動の詳細と関係者についての証言を迫られたが、決して口を割ることはなかったとされる。1945年2月に釈放されたが拷問による体調不良が続き、文龍基の世話を受ける。日本の様々な団体の宗教を遍歴しながら、柳明花の信奉者のひとり白南柱の弟子である金百文が建てたイスラエル修道会で補助引導師になる。 文鮮明の著作『原理原本』(1952年発行)は、この金百文の著作『基督教根本原理』(1946年3月2日起草、1958年3月2日発行)の執筆中に文鮮明が盗作したという証言がある[。
1945年に強い宗教体験があり、これがのちの統一教会の源になったといわれている。 自らの思想「原理」を系統立ててまとめ、同年8月に「原理」による聖書解釈の説教で布教活動をスタートしたが、その教えはキリスト教主流派に受け入れられるものではなく、迫害を受けた。1945年10月、定州郭山支署収監事件が発生。金銭トラブルのため1週間ほど収監される。1946年5月27日、「天命」を受け、妻子を置いてソウルを離れ、ソ連軍占領下の平壌に向かう。現地で宗教団体を巡り、布教を開始。8月11日、宗教と称して詐欺を行ったとして大同保安所に逮捕される。共産主義者による激しい拷問を生き延び11月21日に釈放。キム・ジョンファという女性信者の家で集会を行い、集会では祈祷を行い、神の悲しい心情を思い昼夜問わず泣いたため、当時は「泣く教会」と呼ばれていた。礼拝は白い服で行われ、霊的な雰囲気の中で賛美歌が繰り返し歌われ、信者の多くが夢で神の声を聴いたり、啓示を受けたりしたという。
1948年2月に「社会秩序紊乱罪」で逮捕され、興南強制労働収容所で5年間の労働を言い渡された。肥料工場で過酷な強制労働に従事することになった。1950年6月に朝鮮戦争が勃発し、国連軍が19月に興南に達して囚人たちを開放。文は釜山に向かって弟子たちと再会し、ソウルへ、さらに釜山まで避難した。
1951年1月27日、釜山に到着する。乞食行為を行うなどの貧しい避難生活を送る。この頃から『原理原本』の執筆を開始する。8月頃から凡一洞に土壁の掘建て小屋を建てて再出発の準備をする。この場所は後に教団の聖地となる。1955年まで港湾労働者として働いた。1952年5月10日、教義書『原理原本』が完成する。「原理」の説教を始め、1953年1月から韓国各地を巡回する布教活動を開始する。
世界基督教統一神霊協会を設立、天才的痴漢文鮮明と噂される
1954年5月1日、「世界基督教統一神霊協会」(通称:統一教会、統一協会)を設立した。世界基督教統一神霊協会は原理運動とも呼ばれる。1954年に統一教会が礼拝と称して不道徳な性行為を行っているといううわさが敵対者によって広められ、官憲が文鮮明と4人の信者を逮捕。罪状には姦通罪も含まれていたが、ほどなく徴兵忌避以外のすべての罪状が取り除かれ、徴兵忌避も無罪となり3か月後に釈放された。
1955年、梨花女子大学の教員5名・学生14名が入信を理由に退職・退学させられ、文は不法監禁等を理由に検挙された。「血分け」と称して淫行が行われているのではないかという疑いも持たれたが、文の容疑は兵役法違反及び不法監禁であり、無罪となっている。1957年に全国に伝道師を派遣、1961年には朴正煕大統領の軍事独裁政権の下で、反共主義思想を展開し政府から庇護された。1958年に日本に布教、数年間でフランス、ドイツ、スペイン、イタリアにセンターを設立した。
1959年10月2日、日本において世界基督教統一神霊協会を設立した。日本の統一教会は1964年7月15日に宗教法人の認証を受け、翌16日に設立された。
1982年の合同結婚式
1960年3月16日、当時17歳の韓鶴子(ハン・ハクジャ)と結婚し、この時期以降「合同結婚式」を開始した。
1959年にアメリカに伝道師を送り、1965年に世界40か国を回って布教を行い、1月28日には日本に到着した。21年ぶりの来日だった。南平台の日本本部教会を訪問、その後全国の教会支部を回り、各地の信者からの歓迎を受ける。文鮮明は2月10日に三笠宮崇仁親王、笹川良一と会談。翌日にも笹川と会食。
先生は、日本の皇居を通り過ぎていく時に、国を失い、民族を失った恨(ハン)を抱いた孤独な男として、その皇居を見つめながら、今から二十年後には、天が韓民族を中心として勝利の旗を掲げる日が来るということをあらかじめ知って、神様に祈祷しました。「今は、日本が私たちの民族を迫害していますが、今度は反対に私が命令すれば、日本の若者が先生のために、世界のために立ち上がる日が来ます」と、そのように誓ったのです。それが二十年後の1965年に成し遂げられました。
— 文鮮明の発言
2月12日には日本を離れ、羽田から日航806便でアメリカに向かう。3月には崔奉春も渡米した。アメリカでは当初ほとんど関心を持たれず、12年ほど停滞していた。1966年に教典『原理講論』が完成。
1968年1月13日、下部組織として、「国際勝共連合」を韓国で設立。同年4月、日本でも同団体を設立した。
1982年にアメリカで脱税罪で18か月の実刑判決を受け服役したが、統一教会の普及の妨げにはならず、出所後も統一教会のトップであり続けた。
1989年7月4日、文は、安倍晋太郎が当時会長を務めていた派閥「清和政策研究会」(安倍派)を中心に日本の国会議員との関係強化を図るよう、韓国で信者に向かって語った。加えて、「国会内で教会をつくる」「そこで原理を教育することで、すべてのことが可能になる」「国会議員の秘書を教団から輩出する」と述べた。
発表された結婚相手に「あぁ……」と落胆する人も
元信者で、1992年の合同結婚式に参加したジャーナリストの多田文明氏によれば、結婚相手が発表される瞬間は悲喜交々(こもごも)だという。
「他の信者と共に、アベル(指導役の信者)に呼び出され、『結婚相手が決まりました』と写真を渡されました。本来、メシア(救世主)である文鮮明氏が決めた相手に対し、異を唱えることはサタン(悪魔)の心を持つことを意味する。とはいえ、皆、好みがありますから、『あぁ……』と落胆している人もいました」それでもマッチングを受け入れた信者は結婚式直前に渡韓。
1回の合同結婚式で日本人から200億円前後を集金
発表などによれば、日本人参加者は桜田が参加した1992年は約1万2000人、1995年は約2万4000人に上った。なぜ、これほどの日本人を招く必要があるのか。「多額のお金を得るためでしょう。日本の教区に所属する参加者は、航空券代やホテル代などとは別に、140万円の『祝福献金』を支払わなければなりません。21歳の私にはとても支払えず、分割払いにしてもらった記憶があります」(同前)
教団が日本人から得た献金は単純計算すると、92年は約168億円、95年は約336億円に及ぶ。他の年も踏まえると、教団は1回の合同結婚式だけで日本人から200億円前後を集金したことになる。「ただ、140万円は日本の教区に所属する信者の場合です。韓国の教区に所属していれば、日本の10分の1、約14万円の献金で済みます」(同前)「2004年に最高裁で勝訴が確定し、『文鮮明氏の選んだ相手を断れず、婚姻の自由を侵害する』とした合同結婚式への参加強要の違法性が認められました。それまで『何となくおかしい』と言われていた合同結婚式ですが、訴訟を通じて、参加強要の違法性も明らかになったのです」
だが以降も合同結婚式は行われてきた。1992年の式では桜田淳子らを広告塔として教勢の拡大を図ったが、近年は一般人でもその役割が求められている。2014年の合同結婚式を取材した記者が明かす。「報道エリアの前には、わざとらしく美男美女がズラリと並べられて、教団職員らが『どうぞ撮ってください!』と言っていた。異様な光景でした」
合同結婚式には「性とカネ」が付きまとう
合同結婚式は今年2022年4月にも、韓国の教団施設で開催されている。全世界で2100組が出席し、日本からも都内のホテルから中継で約100組の新郎新婦が参加。亡き文鮮明氏に代わり、妻の韓鶴子総裁が聖水式などを執り行っていた。統一教会に事実関係の確認を求めると、主に以下のように回答した。
「(「三日儀式」などの)各種儀式は、教義に基づいた神聖な宗教儀式であり、現在も行われています。
(最高裁判決について)祝福結婚式が『婚姻の自由を侵害し違法』であるとは考えていません。各判決は結婚の手続きをした後、両親や親族らから拉致監禁される中で信仰を破壊され、自らの意思で望んで受けた祝福も『受けさせられた』と主張することで婚姻無効が認められたものが大半です」
教団は世界平和統一家庭連合と名を変えたが、今でも合同結婚式には「性とカネ」が付き纏っている。
朝鮮半島の平安北道定州出身の文鮮明(1920年- 2012年) によって 、1945年に布教活動が始まった。その後1950年に朝鮮戦争が勃発、1952年に経典の「原理原本」の草稿が完成した。
1954年5月に韓国ソウルで、世界基督教統一神霊協会が創設された。 1965年に文鮮明一家と幹部たちは、アメリカに宗教・政治的情宣活動の拠点を移し、世界宣教・経済活動を拡大し巨大な統一運動傘下の組織を創設した。韓国の多くの少数派宗教団体とは異なり、朝鮮半島を超えて世界中に普及したという特異性を持つ。世界193か国に支部がある。
日本では、1958年6月に崔奉春(チェ・ボンチュン。日本名西川勝。)が来日し、統一教会を伝えた。1959年から1965年まで宣教が行われ、同年にアメリカ、イギリスでも布教が行われた。近年は東ヨーロッパと南アメリカで拡大している。
1964年7月16日、日本で宗教法人の認可を受けた。 初代会長になったのは元立正佼成会信者 の久保木修己 だった。同年、「原理研究会」が設立され全国の大学で学生伝道を開始。世界平和統一家庭連合の総裁は、文鮮明の妻である韓鶴子が就任している(2008年時点)。
1968年4月、文鮮明が岸信介 らの協力を得て反共産主義政治団体「国際勝共連合」を日本に設立した。「統一教会」は韓国で作られた新興宗教 です。文鮮明が教祖です。
「統一教会」にはその政治活動を行う「(国際)勝共連合」という組織がありました。その会長が安倍晋三の祖父である 岸信介 (安倍晋三の祖父)です。
その岸信介は昔「民主党」 という組織を作っていました。今の「立憲民主党」、「国民民主党」とは何のつながりもありません。
岸信介の「民主党」は「自由党」と合体して「自由民主党」となったのです。
だから、今の「自民党」は統一教会と繋がりがあります。小沢一郎=実父は済州島出身、母は在日朝鮮人、 菅直人=実母が済州島出身、以下民主党には大量にいます。
●鹿児島の田布施
小泉純也・・鹿児島の東加世田の朝鮮部落に生まれた。
旧姓は、鮫島という。
小泉純也とは、小泉純一郎の父である。
家は貧しく、小学校を卒業すると、
朝鮮銀行の茶汲み、呉服屋の丁稚、職工など職を転々とし、
後に代議士の書生となり、夜学に通わせてもらい、
昭和5年に日本大学法学部を卒業した。
しかし、昭和5年に日本大学の卒業名簿には、
鮫島姓は存在しない。
純也が、鮫島姓を名乗るようになった経緯は不明である。
その後、刺青大臣と渾名される小泉又次郎の娘・芳子と結婚し、
小泉又次郎の養嗣子となり、名を小泉純也と改めた。
高野山真言宗・鹿児島高野山・最福寺の住職、
池口恵観。元の名は、俗名・鮫島 正純(さめじま まさずみ)。
北朝鮮に本部を持つ朝鮮総連の大幹部である。
鮫島純也のいとこであると言う。
さて、小泉純也の出生地は、鹿児島の東加世田と述べたが、
ここは、元々は、「田布施」と呼ばれた土地であった。
鹿児島県阿多郡田布施村。
合併により金峰町となった後、現在は南さつま市となった。
●山口の田布施
そして、「田布施」という地名は、もう一つ存在する。
山口県熊毛郡田布施村。町制施行、周辺の村との合併を経て、
現在は田布施町と云う。
田布施とは、光市と柳井市に挟まれた朝鮮人部落の寒村であった。
なぜ朝鮮人部落の小さな寒村が、
近代日本に多大な影響力をもった人物を排出してきたのか?
明治維新以降、近代日本の指導者のうち、
山口の田布施の出身者は、あまりにも多い。
【山口の田布施出身者】
大室寅之助(明治天皇替え玉説?あり)
伊藤博文(初代総理大臣)
岸信介(安倍晋三・祖父/A級戦犯/CIA裏取り引き釈放/
(右翼の子分)児玉誉士夫・笹川良一)
佐藤栄作(岸の実弟/岸内閣時大蔵大臣)
松岡洋右(元外務大臣/満鉄総裁)
安倍源基(最後の内務大臣/初代特高警察部長/
赤狩りの安倍=小林多喜二の拷問死)
木戸幸一(最後の内大臣/天皇秘書『木戸日記』著者)
河上肇(京大教授マルクス経済学者)
鮎川義介(日産コンチェルン創始)
宮本顕治(戦前の非合法政党時代の日本共産党活動家)
北村サヨ(天照皇大神宮教の教祖(踊る宗教:聖地・石城山)/
岸信介巣鴨プリズン収監の際に総理になると予言/
自民党参議・北村経夫は孫)
弐キ参スケ(=2キ3スケ/満州利権、軍財官の5人の実力者者
=東條英機(とうじょうひでキ、離満前役職:関東軍参謀長)
星野直樹(ほしのなおキ、離満前役職:国務院総務長官)
鮎川義介(あいかわよしスケ、満業社長(満州重工業開発株式会社)
岸信介(きしのぶスケ、離満前役職:総務庁次長)
松岡洋右(まつおか ようスケ、離満前役職:満鉄総裁)
人はコンピューターのように記憶の一部を上書きしたり消去することは出来ない
VIDEO デニス・ブレア元米国国家情報長官・元米国太平洋軍司令官インタビュー:
2014年5月1日、SPFUSA(笹川平和財団米国)の会長に就任したデニス・ブレア氏は、米海軍にて太平洋軍司令官などを歴任し、退役後はオバマ政権において情報機関を統括する国家情報長官を務めたという経歴を持ちます。
民主党と言えば連合や電機労連などの組合がバックと言うだけで近代政党の体をなしていない。選挙の候補者選定に当たってもいい加減、かつ不透明で、このような反共カルト詐欺集団に関係する者が同党の議員にいても何の不思議もない。民主党は解党して左派系(旧社会党系)と右派系それぞれ新たな政党を立ち上げて、党の進むべき道(単に政権を取ると言うことではなくて)と政策一致を果たす責任があると思います。といっても、今の趨勢からすれば、連合の分裂なくして民主党の分裂もありえないですがね。情けないことに社会党時代から党員獲得と財政基盤を組合に頼り切ってきた左右の社会民主勢力。仮に政権をとっても昔の自民党ほどにも見識と信念のある人がいないのだから、こんな政党?に期待する人はどうかしています。
日本が韓国への 根強い「融和政策」がここにあるのだ。
旧統一教会に関係する個人や団体から、関連政治団体が献金を受け取っていた国会議員は<別表>の計5人。特に下村博文元文科相の場合、代表を務める政党支部が「授受」の双方に関わっていた。12年には旧統一教会の関連団体「世界女性平和連合」に会費として1万5000円を支出。逆に16年は教団の機関紙を発行する「世界日報社」から6万円の献金を受け取った。下村氏本人は13、14年に世界日報のインタビュー記事に登場していた。
自民党の閣僚級では萩生田光一経産相、井上信治前万博担当相、加藤勝信前官房長官が、ほかにも小田原潔氏、大岡敏孝氏、高木啓氏、高鳥修一氏、奥野信亮氏の各衆院議員と上野通子氏
参院議員が、それぞれ関連する政治団体から「会費」などの名目で旧統一協会の関連団体に1万~5万円を支出。立憲民主党の松木謙公衆院議員の関連政治団体も13年に世界女性平和連合に会費1万5000円を支払っていた。 国会議員と旧統一教会とのカネのやりとりに、どんな意図があるのか。鈴木エイト氏に聞いた。
「金額の多寡はそこまで大きくないかもしれませんが、統一教会としては、多くの国会議員と金銭上の関係があることのメリットは大きい。信者が献金ノルマや教団の社会的な評判に疑問を抱いたとしても『国会議員の先生とつながりがあるのだから信用できる』と思わせることができます。 国会議員側は、会費名目などのお金を支払っておくことで団体への信用を与える見返りに選挙の際に運動員を派遣してもらえる可能性もあります。資金のやりとりは双方共にメリットがあるのです」 政権を担う自民党が反社会的な特定の宗教団体と“ウィンウィン”の関係なら、世も末だ。日本経済は2032年以内に完全破綻する。
旧統一教会の〝合同結婚式〟問題「日本人妻の帰国支援を!」 帰国女性2人が外務省に要請
東スポWEB 2022/11/14
立憲民主党は14日、国会内で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の合同結婚式で韓国人と結婚した後、日本に帰国した同教団被害者の女性2人からヒアリングを行った。
1人目のふゆきさん(仮名、30代女性)は、母親が今でも熱心な旧統一教会の信者。ふゆきさんは2000年代に韓国で行われた合同結婚式で韓国人男性と結婚し、子どもを出産した。
韓国では郊外で夫と住んでいたが、旧統一教会の存在が近くになかったことで信仰心がなくなり、数年前、子どもと一緒に帰国したという。ふゆきさんは6つの要請の中で「韓国に残された7000人(推定)の日本人妻の帰国支援 」を強く訴えた。
「合同結婚式をして、韓国で暮らす日本人妻には、子どもがいるので、日本への帰国が困難です。パスポートを夫に取り上げられているケースもあります。自分は何とか子どもを連れて帰国できたが、帰国したくてもできない〝日本人妻〟は、約7000人の中に多数いるはず 」と話し、同ヒアリングに出席した外務省領事局の担当者に帰国支援の内容をこう説明した。
「帰国後の滞在施設を整備してほしい。帰国する日本人妻は、統一教会を脱会している場合が多いが、帰国(離婚)は、実家の親との絶縁を意味します。脱会して子どもを連れて帰しても、帰る実家や家がない。日本政府に韓国にいる統一教会の日本人妻を帰国させる気があるなら『子どもと一緒に、着のみ着のままで、日本に戻ってきても大丈夫ですよ』と言ってほしい」
2人目は冠木結心さん(仮名、信仰2世)。略歴は高校2年の時から旧統一教会のビデオセンターに通い、合同結婚式で2回の結婚(1995年、2002年)を経て、離婚し、2013年に脱会している。ふゆきさんと冠木さんは、外務省担当者に対し「何人くらい、統一教会で合同結婚式をした日本人が、今も韓国にいるのか 」と質問した。
同省領事局担当者は「人数につきましては実際問題に、私ども正確な数は把握していません。7000人という数は、私ども、網羅的に把握することが難しい状況です」とコメントした。
旧統一教会問題をめぐり、合同結婚式を挙げた後に韓国にいる日本人妻の人数を把握する考えはあるのか。「把握できるかどうかを踏まえて検討中です」(同省領事局担当者)
立憲の山井和則衆院議員は「(外務省に)人数を把握してもらわないと始まりません。来週の予算委員会で(政府と)議論になると思います」と語った。
旧統一教会の名称変更「全く関わっていない」下村元文科大臣
2022年7月21日(木) 18:37
これだけの証拠が挙がってきているのに、《本当なのか?》《また、いつもの雲隠れの手法じゃあないだろうな》《よく平気で嘘が着けるな?》《よく平気でフェイクが着けるな?》
《よく平気でプロパガンダを拡散するな?》《結局、偏った団体が好きなんだ?》《ほんとの言葉を言う勇気はないの?》
ネット上ではこんな声が広がっている。衆議院が2022年7月22日、自民党の下村博文前政調会長が新型コロナウイルスに感染し、自宅待機していると発表した からだ。
下村氏をめぐっては、安倍晋三元首相の銃撃事件のきっかけとなった「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の名称変更をめぐり、文科相だった下村氏の関与が指摘され、下村氏側は2022年7月11日、「大臣に伺いを立てることはしていない」などと全面否定する文書を公表。ところが、参院議員(任期は2022年7月25日まで)でジャーナリストの有田芳生氏の事務所が当時(2015年)、文科省とやりとりしたという文書によると、「本件について大臣に事前に説明いたしました」「『周辺事情』という意味で大臣にお話はしました」などと、下村氏側の説明と食い違うくだりが出てくるのだ。
有田氏もツイッターで、《下村博文コメントと私が2015年に公表した文書を比較してください。おかしいですねえ。》などと指摘している。
下村氏といえば、2017年7月の都議選直前に政治資金規正法違反の疑いが浮上。2013~14年にかけて、獣医学部新設をめぐる経緯で問題となった「加計学園」から下村氏の後援会「博友会」のパーティー券200万円を購入してもらったにもかかわらず、政治資金収支報告書に記載がない──と指摘された。下村氏は当時、「都議選後に説明する」などと話していたが、5年経った今(2022年)も説明がない。
このため、ネット上では今回の自宅待機についても、《ほとぼりが冷めるのを待っているのでは》《よっぽど説明したくないんだろうな》と冷ややかな意見が出ている。
ここはじっと我慢・・・国民に対しての本当の言葉 は決して発しない・・・
安倍派の池田議員を逮捕 パーティー券収入4800万円不記載の疑い
自民党の池田佳隆氏
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、東京地検特捜部は2024年1月7日、清和政策研究会(安倍派)からパーティー券収入のノルマ超過分約4800万円を受領しながら政治資金収支報告書に記載しなかったとして、安倍派所属の衆院議員、池田佳隆容疑者(57)=比例東海=を政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕した。最大派閥を舞台とした大規模な裏金作りの疑いは、現職国会議員が逮捕される事態に発展した。
特捜部は、池田議員の政策担当秘書で、政治団体「池田黎明会」の会計責任者も務める柿沼和宏容疑者(45)も逮捕した。
逮捕容疑は、池田議員と柿沼秘書は共謀して、2018~22年に派閥からパーティー券収入のノルマ超過分として計約4800万円の寄付を受けながら、池田黎明会の収支報告書に記載せず、虚偽の収入を記した収支報告書を総務相に提出したとしている。
安倍派では、ノルマ超過分のキックバック(還流)を派閥から受けながら収入として収支報告書に記載していない議員が数十人に上り、裏金の総額は5億円を超える可能性があるが、池田議員の不記載額は最高規模となる。
関係者によると、池田議員は逮捕前の任意の事情聴取に容疑を否認していたという。同法の不記載、虚偽記載は会計責任者を処罰対象としているが、特捜部は東京・永田町の衆院第2議員会館にある事務所など、池田議員の関係先を家宅捜索した結果、会計責任者との共謀を立証できると判断した。
池田議員は12年衆院選で愛知3区から出馬して初当選し、現在4期目。前回21年選挙は選挙区で敗れ、比例復活した。21年には副文部科学相を務めた。衆院議員になる前の06年から1年間は、日本青年会議所の会頭だった。【井口慎太郎、北村秀徳、岩本桜、山田豊】
日刊IWJガイド・非会員版「なんと、全国の警察組織の頂点に立つ国家公安委員長の二之湯智議員(自民党)が旧統一教会イベントの呼びかけ人! さらに国会議員122人が旧統一教会とズブズブの関係であると明らかに! そのうち98人が自民党議員!」2022.7.17号~No.3594号
文鮮明という「メシヤ」が「再臨した国」韓国に貢がされる「エバ国家」日本!? 自民党に深く浸透する統一教会の「正体」! ~岩上安身によるインタビュー 第897回 ゲスト 北海道大学大学院 櫻井義秀教授 2018.8.17
岩上安身は2018年8月17日16時30分より、東京都港区のIWJ事務所にて、『統一教会 日本宣教の戦略と韓日祝福』(北海道大学出版会、2010年)の共著者である北海道大学大学院の櫻井義秀教授にインタビューを行った。
櫻井教授によると、60年代から70年代にかけて統一教会の学生組織である原理研究会が反共セクトとして「大学校内で堂々と恣意的な布教活動を行なっていた」という。統一教会にしてみれば国立の大学生は素直に入信してくれる「良いカモ」だ。
インタビューでは、岩上安身が次のように口火を切った。
岩上「政治的な側面と、違法な霊感商法含めた巨大な経済活動を行う多国籍企業、コングロマリットの側面がある、統一教会の全貌を、様々な角度から解き明かした大著『統一教会』を物した、北海道大学大学院文学研究科及び文学部の教授、櫻井義秀先生にお話をうかがいます」
櫻井教授に、岩上は「ものすごい反日カルト。世界が韓国の下にひれ伏すと。原理研イコール勝共連合、それが裏表で統一教会」ではないかと投げかけた。
櫻井教授「どういった条件で宗教団体がカルト化するのかが、私のカルト研究なんです。カルトは元からではなく、ある時点から組織の性格、構造も変わって来る。どういう条件の時に変わって行くのか、事例研究をしながら考える」
1960年代における原理研究会の布教活動は社会問題にもなった。櫻井氏の著書でも「親泣かせの原理運動」(朝日新聞、1965年7月7日)をはじめ、統一教会に関する多くの報道がまとめられている。
インタビューでは、統一教会と自民党の関係についても切り込んだ。
文鮮明氏が1968年1月に韓国で、4月に日本で、「国際勝共連合」を創設した。日本の初代会長は「統一教会」の会長でもあった久保木修己氏、名誉会長は笹川良一氏(1972年、笹川氏は「反共運動から手を引く」と形だけの辞任)だった。笹川良一は、かつてアメリカ統一教会の場で「俺は統一教会の犬だ!ワッハッハー!」と言ったらしい。
「国際勝共連合」は、反共産主義運動を進める韓国の朴正煕(パク・チョンヒ)軍事クーデター政権の庇護を受けていたとされる。
久保木修己は自著『愛天愛国愛人 ─母性国家、日本のゆくえ─』(世界日報社、1996年)の中で、安倍元総理の祖父であり、A級戦犯の被疑者ながら起訴をまぬがれ、釈放後、総理の座にまでのぼりつめた岸信介氏と統一教会が深い関係にあったことを明らかにしている。
「そのころ、統一教会の本部は渋谷区南平台にあって、実は岸先生のお宅の隣でした。(中略)岸先生は、しばしば統一教会の本部や勝共連合の本部に足を運んでくださいました。(中略)岸先生に懇意にしていただいたことが、勝共運動を飛躍させる大きなきっかけになったことは間違いありません」。
また、2012年12月の政権交代で自民党が再び政権の座につくと、安倍晋三総理(当時)が国際勝共連合の機関誌「世界思想」2013年3月号、2013年9月号の表紙に登場した。統一教会と勝共連合から、安倍晋三氏がどれだけ期待をかけられていたか、よくわかる。
櫻井教授は、統一教会は純粋な宗教団体でもなく、多国籍企業なのだと指摘し、日本で資金を集めている、それを安倍氏が知っているのかが問題だと述べた。
「共産主義自体崩壊していくわけです。勝共運動は行き詰り、文鮮明が金正日と握手したり、久保木さんは梯子を外された状態。残ってるのは日本の使命、東アジアのために一生懸命やると。中心は韓国、北朝鮮含めて。
統一教会自体、多国籍企業なんですよ。宗教は一部門に過ぎない。『お金を出せ』(信者に対して献金を強く求めること)というのは日本でしかやらない。 中身を安倍首相が知っているのかいないのか、そこが問題」
その他、櫻井教授には、統一教会とブッシュ政権、レーガン政権の関係、米国内での影響力、文鮮明と統一教会の宗教団体としての性格やなどについてもお話しいただいた。
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統一教会とズブズブじゃないか 「反日カルト」と密だった自民・清和会 次々に暴かれる両者の関係 戦後政治の闇引きずり出す
政経2022年8月2日
安倍元首相射殺事件に端を発して、その背景にあった統一教会による政界汚染がクローズアップされ、自民党をはじめ政治家とのズブズブの癒着関係が芋づる式に明るみに出てきて世間を驚かせている。霊感商法や合同結婚式などが社会問題化した8、90年代以上に深く広く浸透しているのが実態で、とりわけ政界中枢を握ってきた自民党安倍派(清和会)では統一教会との二人三脚ともいえる関係ができあがっていたことが浮き彫りになっている。それは岸田政府が安倍氏の「国葬」にこだわることと無関係でないばかりか、自民党が進める改憲とも密接につながっており、戦後政治の黒々とした闇を見せつけている。本紙は座談会をもってこの間明らかになった統一教会による政界汚染の実態について論議した。
A 7月8日、安倍晋三が奈良で演説中に銃撃され、犯行に及んだ山上某がカルト宗教である統一教会(現・世界平和統一家庭連合)によって家庭が崩壊させられた恨みから、「最も影響力のあるシンパ」である安倍晋三を狙ったことを供述している。警察は犯人の「思い込み」によるものと発表したが、思い込みどころか、その後の調べでは、安倍晋三を筆頭に自民党とのズブズブの癒着関係が一般人が知り得ないところで出来上がっていたことが明るみに出ている。当初は「特定の宗教団体」と言葉を濁していたメディアも、統一教会について報じ始めたが、誰がどう見ても、この問題抜きにして安倍射殺の真相に迫ることなどできないのだ。
統一教会と国会議員との関係を挙げだしたらキリがない。全国霊感商法対策弁護士連絡会の弁護士やジャーナリストらが作成したリスト『統一教会と関わりを持った国会議員たち』に載った現職国会議員100人のうち、野党・無所属議員は10人程度で、残りはすべて自民党議員だ。主立ったものを挙げてみたい。
B 統一教会と同じく文鮮明と韓鶴子が創設した団体で、安倍元首相が在職中にたびたび動画メッセージを送っていたことで知られる天宙平和連合(UPF)。その各国会議員組織「世界平和国会議員連合」の日本支部である「日本・世界平和議員連合懇談会」の名誉会長になっていたのが細田博之・衆議院議長だ。安倍派の前身である細田派の領袖で、官房長官など党の要職を歴任してきた人物であり、自民党と統一教会との関係の深さを象徴している。
この議員連合は、家庭連合(統一教会)総会長が「国会議員たちに真の父母様(文鮮明と韓鶴子)の『み言』と理念、原理を教育し、彼らが天の願われる方向で政策を推進し、救国救世基盤を創るにおいて、先頭に立つようにします」といっているもので、文字通り統一教会を補完する議員組織だ。
2019年10月、UPFが名古屋で開いた国際会議では、「政治と宗教はひとつにならなければならない」などと宣言した韓鶴子総裁に対し、細田(当時・清和会会長)は「韓鶴子総裁の提唱によって実現した、この国際指導者会議の場はたいへん意義が深い」「誠におめでとうございます」と賛辞を送り、「今日の盛会を、会の内容を安倍総理に早速ご報告いたしたい」などとスピーチでのべていた。
同じく2019年9月の国際会議には、細田をはじめ、参院山口選挙区の江島潔(元下関市長)も登壇し、壇上でと韓鶴子総裁に直々に花束を贈呈。「祝電のみ」議員との差を見せつけた。
この会にも出席していた、「踊る宗教」こと天照皇大神宮教の教祖北村サヨの孫・北村経夫(参院山口、元産経新聞政治部長)の選挙応援を統一教会に依頼したのが安倍晋三だったことは有名だが、北村が比例候補として出馬した2013年の参院選直前に、「全国区の北村さんは、山口出身の政治家。天照皇大神宮教(「踊る宗教」とも)の北村サヨ教祖のお孫さんです。首相からじきじきにこの方を後援してほしいとの依頼があり、当落は上記の『踊る宗教』と当グループの組織票頼みですが、まだCランクで当選には遠い状況です。参院選後に当グループを国会で追及する運動が起こるとの情報があり、それを守ってもらうためにも、今選挙で北村候補を当選させることができるかどうか、組織の『死活問題』です」としていた統一教会の内部通達が出回っている。当時は安倍政権時代。この文章からも、選挙応援の見返りに統一教会を野放しにするという相互依存関係がうかがえる。
2021年6月に衆議院会館で開かれた「日本・世界平和議員連合会」の第一回総会では、参加した現役国会議員19人の全員が自民党。名誉会長に細田、会長に原田義昭(福岡5区、元環境大臣)、さらに逢沢一郎(岡山1区、元国対委員長)、御法川信英(秋田3区、元復興副大臣)、中村裕之(北海道3区、農水副大臣)、牧原秀樹(埼玉5区、元産業経済副大臣)など、安倍内閣で要職にあった議員らが名前を連ねている。
自民党の茂木敏充幹事長は、統一教会について「党と組織的関係がないことを確認した」などと主張しているが、同日に岸信夫防衛大臣(山口2区、安倍晋三実弟)が「電話作戦など選挙のお手伝いをいただいている」と公然と認めるなど、彼らにとっては切っても切れない長年にわたる同盟関係がある。
見返りに名称変更を承認 安倍政権下で実現 C 安倍派存続を力説している下村博文(東京11区)も、統一教会系のイベントにたびたび参加し、関連団体から献金も受けたり、パーティー券を買ってもらっていたことが明るみに出ているが、文科大臣時代の2015年8月、文化庁(文科省所管)は統一教会の「世界平和統一家庭連合」への名称変更を承認していた。統一教会は1997年から名称変更の承認を文化庁に求めてきたが、違法な霊感商法や合同結婚式が社会問題になっていたことを踏まえ、同庁は「教義など団体の実体に変化がないと名前は変えられない」として拒否を続けた。悪事を働いた宗教法人が名前を変えることでカモフラージュし、同じことをくり返すのを防ぐための一般的な措置だ。
2000円の壺が数百万円で壺を買わせる霊感商法で有罪判決が出たり、法外な献金強要による破産など問題だらけの新興宗教として名を馳せていた統一教会としては、名称変更によって市民権を回復することで信者を再統率し、布教活動がやりやすくなる。
2015年に統一教会から改称申請を受けた文化庁宗務課は、名称変更の「専決者」は文化部長であるものの、「(統一教会からの申請については)事前に大臣に説明」したと釈明。下村は「最終決裁は当時の文化部長」であり「(私は)まったく関わっていない」といい張っているが、「あり得ない。(大臣から)指示が出ている。最初の報告というのは、大臣の指示を仰いだということ。指示がなければ前例を踏襲しているはずだ」と97年当時、文化庁の担当課長だった前川喜平・元文科省事務次官が指摘している。
下村が代表の自民党東京第11区支部は、統一教会の機関紙『世界日報社』から献金を受け、後援会「博友会」の支援者名簿には統一教会関連団体の「世界戦略総合研究所」「世界日報社」「世界平和女性連合」などの会長や取締役、事務局長らが名前を連ねていることを『文春』が暴露している。選挙応援の見返りに改称承認で便宜を図った可能性が高い。これが統一教会の違法な布教活動を増長させたことはいうまでもない。
D さらには国家公安委員長の二之湯智(参院京都)は、統一教会系組織UPF(天宙平和連合)の「ピースロード」(サイクリングイベント)の実行委員長をつとめていたことが明らかになると、「平和の運動で名前を貸してほしいと言われて貸した」だけと釈明したが、2018年には壇上で実行委員長挨拶までしていたことが主催者団体のホームページに写真入りで記載されていた。反社会的組織を取り締まる側である国家公安委員長がみずから宗教団体の広告塔になっていたわけだ。
香川県で開催された同じイベントには、香川県実行委員長の平井卓也前デジタル大臣(衆院比例四国)、磯崎仁彦内閣官房副長官、三宅伸吾(参院香川)が参加し、「世界平和への道」と書かれたタスキをかけて記念写真に収まっていた。
山本朋広・元防衛副大臣(比例南関東)に至っては、2017年の統一教会のイベントで韓鶴子総裁に花束を手渡し、「私の母は私にとっての母でしかありませんが、マザームーン(韓鶴子総裁)は、今日お集まりの皆様にとっての母。皆様からマザームーンに対しての感謝の思いがマザームーンへ伝わる」「皆様には我々自民党に対し、大変大きなお力を頂いている」と礼賛。「総裁」でも「韓鶴子氏」でもなく、「マザームーン」とはかなりの入れ込みようだが、統一教会はアメリカでは文鮮明の名前を文字って「ムーニー」と呼ばれており、「マザームーン」は最大級の敬意を込めた呼称なのだという。もはや気持ち悪いの一言に尽きる。
安倍晋三の秘書官だった井上義行(参院比例)も、今年7月の参院選期間中に埼玉で統一教会による「出発式」を開いてもらい、「井上先生はもう食口(シック・教団用語で信者の意)になりました!」と紹介される異様な光景も映像が出回っている。自民・公明の推薦で沖縄県知事選に出る佐喜真淳(元宜野湾市長)も、台湾でおこなわれた統一教会の「記念式典」に出席して挨拶していた。
C その他、自民党では、菅義偉元首相(統一教会の北米大陸会長一行を官邸に招待)、麻生太郎前財務大臣(統一教会系の米国日刊紙『ワシントン・タイムズ』に全面意見広告掲載)、加藤勝信元官房長官(統一教会団体に会費を支出、イベントに出席)、高市早苗政調会長(UPFイベント「祖国郷土還元日本大会」に祝電)、武田良太元総務大臣(統一教会イベント「日韓トンネル」結成大会に出席)、山下貴司元法務大臣(イベントに参加や祝電)、萩生田光一経産大臣(統一教会イベント「祝福原理大復興会」で来賓祝辞)、稲田朋美元防衛大臣(世界平和連合福井県大会などで講演)……等々、数え上げればキリがない。維新や国民民主など野党議員も関係が取り沙汰されており、地方に支部を作って地方議員にも相当に食い込んでいる。
安倍射殺事件後、急いでブログやSNSから関連する記事や写真を削除してシラを切っているが、逆にネット上では拡散されている。
教団の主張と自民改憲草案 ウリ二つの両者
B このようなカルト宗教がこれほどまでに日本政界に浸透しているのは、歴史的に相当根深い背景があるし、今後さらに解明が進むと思われるが、要するに教団側からすれば権力に食い込むことによって組織が守られ、布教活動(壺売り等の違法な献金活動も含む)がやりやすくなり、政治家の側からすれば選挙における組織票や選挙スタッフがあてがわれ、資金源にもなる。そのためには信徒にもなれば「マザームーン」だの「真の父母様」だと真顔でいってのける。「モリカケ桜」とも通じる実利がともなったビジネス人脈のようでもある。
彼らは口を開けば「美しい国」とか「愛国心」を唱え、改憲を主張する自称保守の右翼政治家だが、それらをとり込んでいた統一教会は「韓国はアダムの国、日本をエバ(罪深い)の国」「植民地時代の原罪を償うため、日本人は先祖解怨(せんぞかいおん・先祖を苦しみから解放するという意味)をすべし」と、日本の信者から霊感商法や献金で何百億、何千億円も巻き上げていたのだから皮肉なものだ。韓国にある大理石でつくられた豪華な宮殿にも度肝を抜かれるが、右翼の言葉を借りれば「反日カルト」そのものではないか。
A 韓国で「統一」といえば、一般的には「南北統一」を思い浮かべるが、北朝鮮より先に日本の自民党がすっかり統一されているではないか……と思わざるを得ない光景だ。安倍晋三自身、徴用工問題で輸出規制までして嫌韓・反韓感情を前面に出していたが、キャッチフレーズの「美しい国」も日本統一教会の初代会長・久保木修己の教えなのだから。「日本を取り戻す」といいながら、売り飛ばしていないか? と。
自民党が全力で進めようとしている改憲の中身も、統一教会の政治団体「国際勝共連合」が提唱してきたものとウリ二つだ。
国際勝共連合は、共産主義に対抗する政治団体として1968年に文鮮明が創設し、日本では統一教会会長だった久保木が会長、「日本財団」創設者の笹川良一が名誉会長で、CIAエージェントだった岸信介や同じく戦後右翼のドンだった児玉誉士夫などの支援を受けて活動を始め、憲法改正を説き、スパイ防止法や緊急事態基本法の制定、日本版NSCの設置、集団的自衛権の行使容認、非核三原則の改廃、武器輸出三原則の改廃、防衛産業を成長戦略に盛込む、宇宙の軍事利用を促進するなど、安倍政府をはじめ歴代自民党政府がおし進めてきた内容と重なる主張をしてきた。
統一教会の機関紙『世界日報』では「軍の存在を認めない九条が諸悪の根源 」「憲法に国防義務を明示し、しかるべき軍事力を保持することを明示する 」ことを主張。自衛隊を「自衛軍」「国防軍」などと明記することを説いている。また「家族は社会の自然かつ基礎的単位」といい、憲法に「家族保護の文言」を加える必要性を説き、同性婚の合法化に反対している。
自民党改憲草案 をみても、緊急事態条項から自衛隊明記に至るまでそっくりで、家族や婚姻についての基本原則(憲法24条)にも「家族は社会の自然かつ基礎的な単位として尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない」など一言一句同じ文言が盛り込まれているからゾッとする。憲法をカルトの教典にするつもりなのか…と。
B 安倍晋三もかつて「夫婦別姓は家族の解体を意味する。家族から解放されなければ人間として自由になれないという左翼的かつ共産主義のドグマだ」(雑誌WiLL)と統一教会とまったく同じ主張を自ら披瀝していたし、UPFに送った動画メッセージでも「(統一教会の)家庭の価値を強調する点を高く評価します」みたいな挨拶をしていた。これが山上某のように、母親が教団に入り込んだおかげで数億円をむしりとられて破産し、家庭が崩壊した信者二世らの感情を逆なでしたことは想像に難くない。家庭を持ち投げて、他人の家庭を散々に壊しているのだから。
いきなり暴力で命を奪う行為は容認できないが、このようなカルトが規制も制裁もされず、しかも時の政権の庇護を受けてはびこったおかげで、失われた命、壊された家族もたくさんあるわけで、その意味では「因果応報」という見方をする人もいて当然だろうと端からみて思う。戦後77年の間、自民党が権力と金力にものをいわせて積み上げてきたドロドロとした闇世界の矛盾が、思わぬ形で爆発したともいえる。
あげくの果てには憲法にもカルトの教典を盛り込むというのでは、他人事とはいっておれないものがある。このさい徹底的な検証が必要だろう。
日米韓の政界人脈繋ぐ 親米保守の軸として
C モリカケ問題で「日本会議」などの神道系団体の政界癒着がクローズアップされたが、統一教会は国際宗教団体であって格が違う。日本政界との関係性も歴史的に根深く、まさに戦後政治の闇といえるものがある。それが明るみに引きずり出されている。
統一教会は1954年に文鮮明が韓国で創設し、すぐに日本でも布教活動を開始しているが、韓国では反共の軍事独裁政権を敷いていた朴正煕政権にとり入り、CIAをモデルにした韓国の諜報機関KCIAの初代長官・金鍾泌が信者拡大に貢献したことがCIAの内部報告書で明らかになっている。「金鍾泌はKCIAの長官として統一教会を組織化し、2万7000人の信者がいる同教会を政治的なツールとして使っていた」と。
B 朴正煕といえば、岸信介にとっては満州国時代の部下(元日本軍将校)で、戦後は8000万㌦の経済援助で日韓の戦後処理を解決したように見せかけ、主要事業であったソウル地下鉄や鉄鋼事業などでは三菱や丸紅などに資金を還流するなど日韓を股に掛けた癒着関係を築いてきた。ともに「国際勝共連合」草創期を支えた人物だ。
1972年に文鮮明は渡米し、以来アメリカでの活動を活発化させている。77年には米下院の国際情勢委員会で、民主党議員を中心に報告書がまとめられ、KCIAが文鮮明氏と結託して進めた韓国の影響工作に米議会の100人以上が関与したと指摘している。後にコリア・ゲート事件と呼ばれたものだ。
統一教会が日本で巻き上げた資金は、アメリカでの活動資金に使われたともいわれ、1976年~2010年までの間に日本からアメリカの統一教会に送金された資金は36億㌦にものぼると『ニューヨーク・タイムズ』が報じている。
アメリカでは旧統一教会のメディア企業「ニューズ・ワールド・コミュニケーションズ」がワシントンで創刊した日刊紙『ワシントン・タイムズ』が主要保守紙として定着しているし、数々の教団系列企業がビジネスを展開している。宗教団体というよりもビジネス企業体で、財界の一翼を為している状態だ。韓国でも同じだ。
米政界では主に共和党に食い込み、統一教会のイベントで幾度も講演しているジョージ・W・ブッシュ元大統領に至っては、1回の講演料が8万㌦以上だった可能性があると『ワシントン・ポスト』紙が報じている。つまりカネをバラ撒いて買収していたという関係で、昨年だけでも同様のイベントにマイク・ペンス前副大統領、マイク・ポンペオ前国務長官、マーク・エスパー元国防長官が登場。同じイベントに安倍晋三とともにメッセージを送っていたトランプ前大統領もイベントでスピーチするなど関係は密接だ。
A 岸や児玉などのA級戦犯がアメリカによって免罪され、戦後政治を司っていくうえで、戦前のような国家神道や天皇制による思想動員のかわりに、宗教(カルト)に投機して右派の軸を形成していった。遡れば、統一教会がアメリカでの活動を本格化させていた80年代初頭、文鮮明 がアメリカで脱税容疑で起訴され、懲役1年6カ月の実刑判決を受けて連邦刑務所に収監されたとき、元首相である岸信介が「彼(文鮮明)の存在は、現在そして将来にわたって、希少かつ貴重なものであり、自由と民主主義の維持にとって不可欠」「不当な拘禁から解放されるようお願いしたい」とする異例の嘆願書をレーガン大統領宛に出していたことさえある。安倍晋三と統一教会の関係でいえば、戦後から続く祖父からの三代にわたる盟友関係があり、これが「反共」を軸とする日・米・韓の政界人脈を繋ぐ媒体になっていたのだろう。「親米保守」を名乗る自民党政治家たちがこぞって統一教会に入り浸る根拠ともいえる。
G 日本では、京都・嵐山の旅館を買いとって「嵯峨亭 」と呼ばれる統一教会の議員秘書養成所までつくられていた というから、秘書を通じて議員をとり込んでいくシステムができあがっていたようだ。いずれにしても、昨今の「自民一強」や安倍派の肥大化、改憲推進など右傾化の流れの根底にあったものが、元首相射殺事件を契機に表舞台に引きずり出されてきた感がある。公明党も自民党もフタを開けてみれば、どいつもこいつも宗教ばっかりじゃないかといった惨憺たる状態だが、政治と宗教の癒着によって「政教分離原則」が無残なまでになし崩しにされている現状、それが民主主義そのものを形骸化させてきた実態についてさらにメスをいれることが必須といえる。山上殺人者を新民主主義の英雄にしてもいけないが、日本中に宗教法人の冠を被ったカルトがのさばり、日本が韓国のような、ある種の怨恨が渦巻くような国などになろうとは、誰も望んではいない。しかし着実にカルト化と非カルト化や貧困層と富裕層といった分断が起きている。新自由主義の岸田文雄総理は全議員にアンケートをして「自民党からは根絶する」と宣言したが政治家の本気が見えない。文鮮明氏は言いました。『近い将来、自分の言葉がほとんど(日本の)法律のようになるだろう 』と。
文鮮明氏は言いました。『近い将来、自分の言葉がほとんど法律のようになるだろう 』と。
「統一協会終息まで連帯」 日韓キリスト者が声明 元幹部が「合同結婚式」の実態語 る 1992年9月5日
日韓の教会、キリスト者で構成する日韓統一協会対策協議会は八月十八日午後、東京・西早稲田の早稲田奉仕園で記者会見を開き、統一協会(世界基督教統一神霊協会)の働きの終息まで、連帯することを決意する共同声明を発表した。
共同声明は、八月二十五日の統一協会の集団結婚式(国際合同結婚式)を憂慮した日韓のキリスト者が、東京で三日間協議したうえで、森山諭、兪虎潜(ユ・ホチゥン)両代表名で発表されたもので、「統一協会の反社会的、反倫理的活動の実態を日韓両国民に知らせ、今後統一協会の被害を受けないために、両国間において対策のために協力を深めること」及び、「両国間の友好・親善・信類関係を損なう統一協会の働きの終息まで連帯して行動するごとを決意」している。
同協議会に参加したのは韓国のプロテスタント教会のほとんどが加盟している韓国基督教総連合会の兪委員長ら韓国側代表と、日本基督教団や在日大韓基督教会、日本イエス・キリスト教団などの教職者が教派を超えて参加した日本側代表。
記者会見で兪氏は、統一協会を「政治、経済、文化活動を専門に行う団体で、韓国ではキリスト教団体とも宗教団体とも認められていない」と断じ、さらに集団結婚式については、信者集めのために結婚難の韓国農村青年が日本人女性との結婚を「エサ」に勧誘されていることを紹介したうえで、「韓国人女性が生活しようとしない韓国の農村で、豊かな日本の都市の若者が耐えられるはずがない」と指摘し、「集団結婚式は反社会的、反倫理的で家庭を破壊するもの。これを何とかやめさせなければならない」と訴え、「私たちが韓国からきたのは、日本の若い女性たちが将来に憂いを残さないように日本の教会の人たちと手を取り合うためだ」と語った。
また元統一協会中堅幹部で現在は文鲜明集団対策特别委員会委員の李大馥(リ・テボク)氏は、統一協会が集団結婚式の参加者を三万組と発表していることに言及し、「私の調査では今回の参加者は一万二千組程度で、過去十三回の集団結婚式の延べ参加者一万八千組を加えて三万組と言っているのではないか」と述べ、またその一万八千組の四〇%が離婚していること、さらに文鮮明教祖が四人以上の女性と結婚または婚外交涉を行い、少なくとも十七人の子供をもうけていることなどを明らかにして、「キリスト教ではもちろん、神の前で男女が一対一で結婚し生活するものだが、自分が再臨主だという文鮮明自身がその模範をむしろ示すべきだ。文鮮明でもそうなのだから、集団結婚をした者がどれだけ不幸になっているかは明らかだ。私もかつて経験(集団結婚しその後離婚)したが、どれだけ不幸だったかを考えると、八月二十五日の集団結婚式は耐えがたい思いだ」と語った。
この外、日本で統一協会からの救出活動を行っている船田武雄(イエス・キリスト京都聖徒教会)、村上密(アッセンブリー七条教会)、川崎経子(日基教団谷村教会)、横溝洋三(日基教団水戸中央教会)各牧師らも報告した。
VIDEO 検証15弾 教団幹部がラスベガスで“カジノ遊興”疑惑 旧統一教会の内部資料を独自入手【報道特集】|TBS NEWS DIG
韓鶴子総裁ら教団幹部がラスベガスでカジノに興じていたことがわかる資料や証言を独自入手。「VVIP(超重要人物)扱いだった」という遊興ぶりと、その資金源とは…■献金の使い道は…「カジノ」 使用金額は約34億円との記載も信者やその家族を苦しめる旧統一教会への献金。一体どのように使われているのか。教団の関連団体が公開した映像で、韓鶴子総裁は…韓鶴子総裁「先ほども言いましたが、このラスベガスでお父様が摂理をされたのは世界復帰のためです」「摂理」とは教団の教えを広める運動のこと。教団ではラスベガスは“サタンの街”と位置づけられている。地獄から天国につくりかえようという理由で信者を集め、文鮮明氏や韓鶴子氏らが教えを説く“ラスベガス摂理”が行われるという。教団の関連団体が発行する雑誌にも、ラスベガス摂理のリポートが掲載されていた。だがその実態は…報道特集が入手した、ラスベガスのカジノを経営する会社が作成した資料がある。その宛先には「 To: Hak J Han(韓鶴子様へ)」との記載が。韓鶴子氏と教団幹部11人が2008年~2011年の4年間で、カジノで使った金額や収支が記載されていた。今も教団の韓国教会に所属する古参の信者が取材に応じた。現役の古参信者「摂理とは関係ない所に使われたのです。ラスベガス摂理という名の下で韓鶴子総裁をはじめ幹部らが賭博に使ったのです。信者たちが汗と涙を流して捧げた献金なのです」資料によると合わせて約4280万ドル。2011年のレートで換算すると、日本円で約34億円もの金がカジノで使われていた。収支はマイナス。約652万ドル、日本円で5億2000万円もの巨額損失を出していた。膳場貴子キャスター「これだけのお金をカジノで使っているということは、ラスベガスでは凄いVIP待遇だったのでしょうね」現役の古参信者「VVIP(超重要人物)の扱いを受けていますね。VIPルームには専用の金庫まであると聞きました」アメリカで文鮮明一家の使用人だった元信者が取材に応じた。韓鶴子氏は頻繁にカジノへ通ったといい、特に好んでいたギャンブルがあるという。文鮮明一家の元使用人「スロットマシーンですね。あそこのスロットマシーンは換金率がいいとか、スロットマシーンの出が良いのはどこどこだとか、一発で当たると何千万というのがある。『私が行った日には当たったのよ』と聞いていた。異常に詳しかったです。何で詳しいのかなと、はっきり言って思っていました、真の父母がですね」そして教団ではカジノで使った金について、こんな心配がされていたという。現役の古参信者「韓鶴子総裁らが脱税に問われる恐れがあったのです」教団はカジノ側に明細書を発行してもらうなどしてアメリカの税務当局に申告、納税したという。■カジノの資金源は「日本人信者の献金」では、カジノの資金源は何なのだろうか。現役の古参信者「資金源は日本の信者の献金です」現役の古参信者が見せてくれたのは教団の内部文書、日本人信者らの献金の詳細が記された“ラスベガス献金リスト”だ。「LIST OF PERSONS FROM JAPAN TO LAS VEGAS(日本からラスベガスへ渡った人のリスト)」と題され、日本人信者らの名前と、出入国の年月日、献金額がドルで表記されている。年から2011年までの約3年間のもので、リストに名を連ねた信者らは1256人。献金の総額は約951万ドル、2011年のレートで換算すると日本円で約7億6000万円だ。この資料は、カジノの資金源が信者からの献金であることを示すために、教団がアメリカの税務当局に提出したものだという。このリストに名前が載っていた男性が取材に応じた。ラスベガス摂理に参加した元教会長「知らなかったですね。ギャンブルをしたことは」■「足りない場合はカード…借金で」統一教会の教会長だった男性。今は教団から離れているが、かつてラスベガスツアーに参加した1人だ。参加した信者たちはみな、多額の現金を持参したという。元教会長「現金を封筒で持っていく。封筒の中に入れてポケットやカバンに入れて直接、献金を持っていく」私たちが入手した“ラスベガス献金リスト”では、1人あたり平均7500ドルを献金したことになっている。当時のレートで100万円を超えない額になっていた。元教会長「税関に引っかからない程度の献金額ではなかったかと思う」膳場キャスター「献金額は自分で決めるんではなくて、教団からいくらというふうに指示される?」元教会長「はい」現金を移動させた記録が税関などに残らないことから、教団ではよく使われる献金手法だという。また教団関係者によると、金はラスベガスに建てられた「天和宮」という教団施設の大きな金庫に保管されたという。膳場キャスター「現地では何をしていたのですか。現地でしなければいけないプログラムや研修とかなかったんですか?」元教会長「そういうのはないです。
旧統一教会=国際勝共連合とは国際麻薬連合のことだった! 米国の著名な調査報道ジャーナリスト、ロバート・パリーによる旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の最暗部追及の調査報道シリーズ第1回(前編)! 文鮮明のダーク・サイドの核心! 麻薬と文鮮明の関係を追及! 2022.8.17
70年代の旧統一教会(現・世界平和統一教会)の米国での活動に関する調査では、米国下院のフレイザー委員会が1978年10月31日に連邦議会に提出した『韓国の対米関係に関する調査』(フレイザー報告書)が、旧統一教会調査の原点と言っていいものです。
このとき、ドナルド・フレイザー委員長の下で、韓国の影響力行使に関する議会調査のスタッフ・ディレクターを務めたロバート・B・ベッチャーが、このときの経験をもとに1980年に著した本が、『Gifts of deceit: Sun Myung Moon, Tongsun Park, and the Korean scandal(欺瞞の贈り物:文鮮明、朴東宣、コリアン・スキャンダル)』です。
この2つのテクストが、米国における旧統一教会調査の嚆矢と言えます。
ちなみに、ロバート・B・ベッチャーは、1984年に、自宅のあるセントラルパーク・ウエストのアパートの屋上から転落して死亡しています。44歳でした。
その後、90年代、2000年年代以降、AP通信やニューズウィーク誌に勤務し、George Polk AwardやI.F. Stone Medalを受賞した米国の著名な調査報道ジャーナリスト、ロバート・パリーが、世界的な視点から、自らのメディア、Consortium Newsを中心に、旧統一教会に関する調査報道活動を展開していきました。
Consortium News(2022年8月9日閲覧)
ロバート・パリーは、2018年に69歳で亡くなっています。
IWJは、ロバート・パリーの残した旧統一教会の最暗部に関する膨大な調査報道を、シリーズで、全文仮訳して、ご紹介していきます。
最初に、Consortium Newsのアーカイブの中にある、「文鮮明師のダーク・サイド」シリーズの中から「麻薬同盟」を2回に分けてご紹介します。
「文鮮明師のダーク・サイド」シリーズ(Consortium News、2022年8月9日閲覧)
以下から、「麻薬同盟」の前編になります。
Dark Side of Rev. Moon (Cont.): Drug Allies(Consortium News、1997年10月13日)
「115年前に制定されたペンドルトン法(※)と、それがホワイトハウスからの資金調達の電話をカバーするかどうかについての議論の中で、これより邪悪な政治と金の問題が気づかれないまま続いている。
つまり、文鮮明師の広大な影響力を持った買収工作のことである。クリントン政権は、文の気前の良さの恩恵を受けていたレーガン、ブッシュ両政権と同様、文のこの謎の数百万ドルの資金の出所には全く関心を示さない」
※ペンドルトン法とは、それまで選挙で勝った側が連邦公務員の官職を独占し、それに伴って猟官運動が横行していたが、ペンドルトン法によって、試験制による資格任用制度を確立したことで、連邦公務員任用制度が近代化された。
「我々の最近のシリーズ『文鮮明師のダーク・サイド』は、文の組織が、ジョージ・ブッシュ前大統領や右派の宗教指導者ジェリー・ファルウェルなどの主要な政治家への秘密の資金提供によって、どのように影響力を買っているかを記録している。
文はまた、ワシントン・タイムズのような費用のかかるメディアにも資金を提供している。文は信者たちに、米国は『サタンの収穫』であり、韓国を基盤とする神権政治の下に米国民を服従させると言いながら、この米国のネットワークを構築してきたのである。
また、このシリーズでは、文の組織がいまだに疑わしい財務活動を行っていることも明らかにされた。裁判記録によると、文の組織は資金洗浄を行い、息子のヒョージン氏(孝進・長男)のコカインなど文の家族のための個人的な贅沢品を購入するために資金を流用していることが判明した。このような金銭的な手口は、1982年に文が脱税で有罪判決を受けたときの犯罪を思い起こさせるものである。
しかし、この連載が始まって以来、文氏の国際的な政治的つながりについて、さらに厄介な事実が明るみに出てきた。もっとも気がかりなのは、文が豊富な資金を使って、アジアの組織犯罪やラテンアメリカの麻薬取引を行う極右勢力と、長年にわたってつながってきたことである。このような関係や、南米でのビジネスの深化は、米国政府が文の米国政治帝国の資金源を正確に把握する必要性があることを浮き彫りにしている。
文氏の代理人は、遠く離れた場所でどのように資金調達しているのか、公には明らかにしていない。しかし、武器や麻薬の違法取引で利益を得ているという度重なる疑惑には、怒りに満ちて反論している。
アルゼンチンの新聞『クラリン』による銃の売買に関する質問に対する典型的な回答として、文の代理人、リカルド・デセナはこう答えた。『私は麻薬や洗脳について言われている非難も野蛮さも断固として否定する。私たちの運動は、人種、国家、宗教の調和に応え、家庭が愛の学校であることを宣言している』[クラリン、1996年7月7日〕。]
しかし、麻薬に汚染されたギャングたちや、腐敗した右翼政治家たちとの文の関係の起源は、アジアにおける彼の統一教会の初期にさかのぼる。文の韓国を拠点とする教会は、イタリアの独裁者ベニート・ムッソリーニを『完璧なファシスト』と賞賛した日本のヤクザ犯罪組織のリーダー、笹川良一の支持を得て、1960年代初頭に日本へ重要な進出を果たしたのである。日本と韓国では、影のヤクザが麻薬の密輸、ギャンブル、売春で儲けを得ていた。
笹川は、日本の与党である自民党の裏のリーダーであったため、笹川のコネクションは文に転向と影響力をもたらした。国際的な場面では、笹川はアジア人民反共連合の設立に協力し、ヘロインにまみれた国民政府(中華民国)の指導部と韓国・日本・その他のアジアの右翼を結びつけていた。[詳しくは、デイビッド・E・カプランとアレック・デュブロの『ヤクザ』を参照]
1966年、アジア連合は、欧州の元ナチス、米国のあからさまな人種差別主義者、ラテンアメリカの『死の部隊』工作員、伝統的な保守派を加えて世界反共産主義連合に発展した。この2つの組織では、文の信者たちが重要な役割を果たし、CIAとも密接な関係を保っていた。
南米の麻薬
一方、第二次世界大戦後、南米はナチスの逃亡者と麻薬密輸業者の交差点になりつつあった。
リヨンの屠殺者と呼ばれたナチスの戦犯クラウス・バルビーは、ボリビアで諜報技術を売って生計を立て、他の元ナチスたちは麻薬の密売を行った。しばしば、一線を越えることもあった。
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後編では、文とコカイン・クーデターの関係など、さらにつっこんだ麻薬との関係が暴かれていきます。
IWJは、ロバート・パリーが残した旧統一教会に関する貴重な調査報道をシリーズでご紹介していきます。
■8月1日からIWJは、第13期のスタートを切りました! 第12期の収支は、残念ながら299万2676円のマイナスという結果となりました。正確な会計報告は2ヶ月後に監査を受けた上でご報告します。第13期も、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください!
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
第12期の収支につきましては、7月31日時点で、残念ながら299万2676円のマイナスとなりました。第12期最後の7月31日まで、ご寄付・カンパの呼びかけにこたえてくださった皆さまに、私、岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
第12期の最終的な収支につきましては、9月末までに経理が決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果は、この日刊IWJガイドやIWJのサイト上でご報告いたします。
第12期が仮に最終的に赤字となっても、休むことなく、IWJは8月1日より、新たな第13期のスタートを切っています。
今期も、IWJにとってはまだまだ険しい道のりが続くと思われます。
今期は、支出をさらに減らした緊縮予算にしますが、まだ、1年間を通じての経営計画が立てられていません。ですので、自ずとご寄付・カンパの目標額もまだ立てられていないのですが、スタート月の8月も半ばに差し掛かりましたので、現状をご報告いたします。
今期8月1日から12日までのご寄付額は42万2000円となっております。ご寄付いただきましたみなさま、厚く御礼申し上げます。
第10期の月間目標額は、450万円でした。第11期も、450万円でした。
前期の12期の月間目標額は、420万円で、途中4月から400万円に下げました。
今期は、さらなる支出の引き締めをして、ご寄付・カンパのお願いの目標額をもう少し下げようと考えています。目標を掲げても、未達が続き、結果として赤字になってしまうのはなんとしても避けたいと思います。私と経理を始めとするスタッフとのミーティングを重ねて、第13期の予算計画を立ててできるだけ早く月間の目標額を皆さまにお示ししたいと思います。
当面は、前期の400万より少し下回る目標額なのだろうなとお考えいただいて、ご寄付・カンパをお願いできればと存じます。よろしくお願いします
すでにお伝えしている通り、私、岩上安身は、キャッシュフローが足りなかったIWJに対して約1000万円を貸していますが、まだ全額返済されてはいません。
個人として、IWJを経済的、物理的に底支えするのは、もはや限界です。これ以上は、私、岩上安身個人の力だけではいかんともしがたい状況です。
どうかIWJ会員の皆さま全員のお力で、IWJをお支えください!
※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。
しかし、会員の数が足りなくなり、ご寄付が途絶えると、IWJは活動していけなくなってしまいます。
IWJは、市民の皆さま、お一人お一人が会員となっていただくことで、政治権力におもねり、広告スポンサーに牛耳られている記者クラブメディアとは一線を画して活動しています!
権力に不都合であっても、真実を追及し、権力の監視を行う「ウォッチドッグ」の役割を果たし続けることが可能になります。これも、民の皆さまのお支えがあってのことです。
ウクライナ紛争が勃発してからの約5ヶ月間、IWJは徹底的に「まとも」な「公正中立」に近い報道に徹してきました。そうしたところ、米国のプロパガンダ機関と化したほぼすべての新聞、雑誌、テレビ、そしてネットの大勢とも違う「スタンス」を取り続ける結果となりました。
その間の我々の報道を、他の米国のプロパガンダの走狗のような「報道」と比較していただければ、我々が独立メディアとしての使命をいかに果たしてきたか、ご理解いただけると存じます。
8月10日にアムネスティ・インターナショナルのレポートを仮訳して「号外」として出しました。御覧いただければおわかりになりますが、ウクライナへのロシア侵攻後、世界的(といっても欧米日が中心)に「ウクライナ=善・被害者、ロシア=悪・加害者」という偏ったキャンペーンが行われ、ウクライナ側のとってきた戦術が民間人を「人間の盾」とする非人道的な戦術であったことを批判できずにいた事実を明らかにしています。
こちらを、ぜひ御覧になってください。
【号外】国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが「ウクライナの戦闘戦術は市民を危険にさらす」との報告書を公表! ゼレンスキー大統領は「加害者と被害者を同じレベルに置く報告は容認できない」と猛反発! アムネスティのウクライナ支部トップは抗議の辞任! アムネスティ事務総長は「防衛する側にいるからといって、ウクライナ軍は国際人道法の尊重を免除されるわけではない」と言明! アムネスティが公開した報告書をIWJが全文仮訳! 2022.8.10
また、8月16日には、ゼレンスキー大統領による「原発から攻撃してくるロシア軍人はウクライナ軍の特別な標的」という重大発言をお伝えする号外を出しました。
【号外】ウクライナのザポリージャ原発砲撃をめぐり、ゼレンスキー大統領が「原発から攻撃してくるロシア軍人はウクライナ軍の特別な標的」と警告! 自国の原発に向けて攻撃するつもりか!? 2022.8.17
あわせて御覧ください。
ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましてはサポート会員へのアップグレードを、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料会員の皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします。
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IWJは、国民をないがしろにして、米国の「代理戦争」準備を進める政府と、そのプロパガンダ機関と成り果てたマスメディアに対して、これでいいのか! と声を上げ続けていきます!
自民党は、日本をウクライナと同様に、米国の「代理戦争」の道具にするために、大切な国民の主権を外国に譲り渡すことを平然と行おうとしています。
「売国」的な改憲勢力は、改憲による緊急事態条項の憲法への導入を狙っています。この緊急事態条項は、国民主権と議会制民主主義を根こそぎ奪うものです。その先には、終わりのないファシズムと、国民の声に一切耳を貸さない、問答無用の戦争が待ち受けています。
緊急事態条項が通ってしまえば、ウクライナと同じく、日本が米国の「代理戦争」の道具となり、戦場となることは避けられません。
また、安倍元総理が、統一教会の信者の息子である山上徹也容疑者に殺害されるという衝撃的な事件も、7月8日に起きました。
岸信介元総理から数えて安倍元総理まで3代にわたり、岸・安倍両家は、そして自民党は、韓国という外国発の反社反日カルトである統一教会=国際勝共連合とは、ずぶずぶの関係にありました。
「日本人が洗脳され、全財産が巻き上げられ」ようとも、「日本はサタンの国」であるとして、その日本人から財産を巻き上げるのは教義上許されるのだと正当化する犯罪的な反日カルトの活動を、警察が組織犯罪として摘発してこなかったのは、統一教会と自民党との深い癒着関係があったからです。
「保守」「愛国者」「ナショナリスト」を自認している自民党支持者らが、なぜ反日カルトを黙認し続けるのか、到底理解できません。
自民党が、「愛国者」政党ではないことだけは明らかですが、既存メディアも、「銃撃事件」と行き過ぎた献金の話は詳報するものの、統一教会の根本の教義や、自民党がなぜ反社反日カルトとずぶずぶの関係なのか、という根本的・本質的な問題にほとんど立ち入りません。
その統一教会が求める政策が、9条の改憲であり、緊急事態条項の創設であり、夫婦別姓反対であり、ジェンダーフリー反対であり、LGBT反対なのです。自民党の政策は、韓国発の反社反日カルトである統一教会の求める政策の焼き直しに過ぎません。
資金面でも、選挙の際のマンパワーの面でも、秘書などのスタッフの派遣などでも、統一教会に支えられてきた自民党は、政策面までも統一教会という外国の反日カルトの「使い走り」に成り下がっていると言っても過言ではありません。
そんな反社反日カルト集団の言いなりとなっている自民党の改憲を、果たして許していいのでしょうか!?
また、8月早々に、バイデン大統領と同じく民主党所属の議員であるナンシー・ペロシ米下院議員議長がアジア各国を歴訪するとして、旅程をすべて明らかにしないまま、台湾に向かいました。
これは、中国の「中国と台湾はひとつである」という主張に対する挑発であり、中国が行ってきた数々の警告を破るものです。米国が中国との間で「約束」してきた「中国はひとつ」というドクトリンを裏切るものでもあります。
中国軍と米軍が同時に台湾周辺に集まり、一触即発の状況となり、ペロシ氏が離台した4日から、台湾周辺で中国軍は大規模演習を始めました。
IWJはかねてより、米国が中国を敵視し、覇権交代を阻止するために戦争を仕掛ける可能性があること、集団的自衛権を認めてしまい、安保法制を成立させてしまった日本は、米国の対中戦争に自動的に参戦せざるをえなくなっていることについて、繰り返し警告してきました。会員の皆さまは、よく御存知の通りだと思います。
「戦場で勝って戦争に負けた」9.11以来の米国の対テロ戦争! その「見果てぬ夢」の続き・対中戦争における日米同盟の危険性! ~9.14岩上安身によるインタビュー 第1052回 ゲスト 元内閣官房副長官補・国際地政学研究所理事長柳澤協二氏 2021.9.14
ペロシ氏の訪台強行により、米国の対露「代理戦争」であるウクライナ紛争に引き続き、台湾と日本が、米国の対中「代理戦争」の「道具」として、そしてまたウクライナの国土と同じく「戦場」として使われる可能性が急激に高まってきました。
戦時の体制にない、平時の日本の国家体制を、一夜にして戦時独裁体制へと切り換える仕組みが、自民党の改憲4項目のひとつ緊急事態条項です。統一教会が、機関紙の『世界日報』等を通じて、熱心に自民党に吹き込んできた改憲条項でもあります。
日本と韓国の愛の子が次々に世代を繰り返す。
「合同結婚式」(信者は「祝福」と呼ぶ)と呼ばれる教団内婚制をとり、教祖のインスピレーションに従って信者同士で結婚する。小規模な閉鎖的コミュニティを除き、教団内婚制をとる巨大教団はほかには見られない。1990年代の前半に霊感商法や合同結婚式で話題になったが、この時代でさえもあまり信者を獲得できていなかった。この合同結婚式によって家庭を持った日本人の信者数は10000組を超え、2004年時点で統一教会による合同結婚式で韓国人男性と結婚して韓国で暮らす日本人女性信者数も7000人ほどいる。
2010年代には信者の高齢化が進み、若い信者が入ってこない状態で衰退傾倒になっている。
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス名誉教授であるアイリーン・バーカーは論文によると、1970年代に入信した信者たちは教団に残っているが、その後に入信者を増やすことには成功していないため、教団の高齢化が進んでいる。
2012年には開祖の文鮮明が死去し、妻の韓鶴子が組織全体の責任者となったが、「家庭連合幹部と母親韓鶴子女史が、後継権を奪い、韓鶴子女史が自ら教主となり、相続権を奪われた」と主張する七男の文亨進派と分裂した。七男の文亨進によって、サンクチュアリ教会が設立 された。文亨進が家族連合(韓鶴子率いる統一教会)との『統一マーク使用権訴訟』で勝訴している。サンクチュアリ教会の掲げる主張は統一教会とは異なり、「全能の神が与えた権利によって武器を持ち、民が互いと人類の繁栄を守ることのできる平和の警官、平和の兵士の王国」と銃賛美の宗教となっている。 文鮮明は1950年12月以降から韓国へ移住まで北朝鮮部分に住んでいた拷問を受けたこと、3年近くの興南監獄で多くの罪なき囚人たちが死んでいくのを見たことで反共思想になったと述べている。満40年10か月ぶりの北朝鮮訪問後の1991年12月7日に北京での声明文「北朝鮮から帰って」において、「北朝鮮に恨(ハン・恨み) が多いと言えば誰よりも多い人間です。」「過去40年の東西冷戦時代に誰よりも徹底した反共指導者であり、国際勝共連合の創始者として一生を勝共闘争に捧げてきたことは、世界がみな知っております」「冷戦時代の終焉とともに招来した平和の運勢を世界的に拡散させるために、私は「世界平和連合」を創設し、国際的平和運動を主導しています。」「統一祖国の明るい新世紀を迎える準備を急ぎましょう。」と冷戦崩壊後に対北朝鮮方針を転換した理由を述べている。
2012年9月3日に世界基督教統一神霊協会(統一教会)の創始者の文鮮明が死亡した際には、北朝鮮の金正恩第1書記は遺族に弔電を送り、「文鮮明先生は逝去したが、民族の和解と団結、国の統一と世界平和のために傾けた先生の努力と功績は末永く伝えられるだろう」との哀悼の意を表している。
2013年1月22日には北朝鮮と世界基督教統一神霊協会(統一教会)の合弁会社「平和自動車(Pyeonghwa Motors)」 の最高経営責任者(CEO)で、米国市民権を持つ朴相権へ追加投資を引き出すために、北朝鮮から平壌市の名誉市民証を授与されている。
諸問題との関連
宗教学者島薗進 は新宗教における「隔離型教団」の代表的な例として オウム真理教、エホバの証人、幸福会ヤマギシ会と共に統一教会 をあげている。
「霊的な子ども」を生み出すことと考えられていた「勧誘活動」と共に、「資金調達」はサタンの領域から神の領域への合法的な金銭の移動と考えられ重視された。勧誘活動と資金調達は、共に非常に儀式的な活動であり、 たとえその活動で敵意にさらされようと、愛を与え、多くの人に復帰に関わる機会を与える活動と考えられていた。多くの信者は、寄付した人がその行為の霊的意義を認識しているか否かに関わらず、神の領域へ資金を移動することで利益を得ると信じている。
合同結婚式も統一教会がカルト視される一因となっている。教団内婚制で世代が再生産されるため、ピークを越えたとはいえ教団の持続力は強い。教団内婚制も、カルト視されたりマインド・コントロール疑惑 が持ち上がる一因になっている。
日本では1992年には、歌手で女優の桜田淳子(当時34歳) 、元新体操選手の山崎浩子(やまさきひろこ、当時32歳)、元バドミントンの世界チャンピオンの徳田敦子(当時36歳)ら有名人が韓国ソウルのオリンピック・スタジアムで行われる「3万組国際合同祝福結婚式」(前年までに12回行われ、計2万組の夫婦が誕生していたとされる)に参加することが公になり、マスコミでスクープとして飛びつき、過熱気味な報道が繰り広げられた。 次第に霊感商法被害(聖書が2000万円、壺が200万円等々) や、見知らぬ異性同士が教祖のマッチングで結婚するのは不気味だ(韓国男性は17万円、日本女性は100万円~170万円支払い結婚。男尊女卑だ!) と、激しいバッシングに変わった。生まれた子供が成人してから会を脱退し用としても「親の鎖」から逃れられない仕組みになっている。日本と韓国の愛の子 が次々に世代を繰り返し、日本人が韓国人化しつつあるのだ。
1993年には前年の合同結婚式に参加した山崎が突如行方不明になり、統一教会側は拉致監禁であると記者発表してデモ行進を行った。1か月後、週刊文春の独占で山崎の動静が伝えられ、その後山崎はテレビで婚約破棄と脱会宣言した。1990年代以降、元信者が結婚無効を求める裁判も相次いでいる。
日本「エバ」論
日本のセミナー等で、『原理講論』で説かれる堕落の経緯と復帰の歴史を説明される際に、韓国はアダム国家、日本はエバ国家とされ、先に堕落したエバがアダムに侍ることは当然であると説かれている。朝鮮を植民地支配し民族の尊厳を踏みにじった日本はエバと同じであり、韓国に贖罪しなければならないとされているのである。合同結婚式では、日本人女性・韓国人男性のカップルが多く生み出されており、結婚した日本人女性は韓国人の夫や家族に尽くすことが求められる。 サタンと姦淫したエバである日本とアダムとされる韓国という構図で規定される。
「血分け」批判と諸見解
「血分け」および「韓国のキリスト教#特徴・批評」も参照
カトリック神学者のネメシェギ・ペトロは、神に陰陽説を当てはめるという考え方から性が過度に大きく扱われているが、性的乱交のような腐敗は今のところ見られないと述べている。櫻井義秀 は、統一教会の布教当初、血分けの疑惑が持ち上がったが、それは未確認のまま終わっていることを紹介している。
1955年の梨花女子大事件 の時も、「血分け」と称して淫行が行われているのではないかという疑いがもたれたが、文鮮明の容疑は兵役法違反及び不法監禁であり、無罪となっている。
韓国や中国、フランスでは、 統一教会は数ある異端の一つと認識されているが、単に宗教団体というよりある種の財閥と認識されている。日本ほど反社会的宗教団体とは見なされておらず、韓国ではむしろ、日本で「摂理」と呼ばれるキリスト教福音宣教会が教祖による女性信者への性的暴行などで社会問題となっている。
櫻井義秀は、文鮮明が初期の信者たちと「血統転換」をどのようにやったかは伝聞でしかないと述べており、統一教会の血分け疑惑に関して著書でさらなる論考はしていない。そして文鮮明が、北朝鮮の興南牢獄に収監され国連軍の進攻で解放された経験や「血分け」スキャンダル等の迫害を受けたことを受難として、メシアにふさわしい聖痕として教説化したことを指摘している。
ポリテクニック・サウスウェストの哲学科助教授・バーミンガム市のセリーオーク・カレッジ新宗教運動センター理事のジョージ・D・クリサイディス(英語版)は、統一教会は血分け教、セックス教であるという主張には裏付けがなく、想像の域を出ていないと述べ、次のように解説している。
統一教会の初期には、夜遅くまで講話が行われることがあり、その際は夜間外出禁止令のために信者たちは朝まで帰宅できなかったが、敵対者はこれを不道徳な性的行為、乱交パーティーであると批判し噂が広まった。官憲が1954年に文鮮明と信者四人を逮捕し、罪状には姦通罪も含まれていた。しばらくして徴兵拒否以外のすべての罪状は取り除かれ、徴兵拒否も無罪となり3か月後に釈放された。キリスト教主流派や統一教会の批判者は、統一教会は批判者が血分けと呼ぶ性の入会式を行っており、救世主的教祖が 女性の新入団者と性行為を行って女性を浄化し、その上で夫と性行為を行い夫の浄化と子孫の浄化を復帰するということを行っていると主張している。
しかし、クリサイディスは、統一教会がこれらを実践しているという情報は、いずれも間接的なものにとどまっており、統一教会と性の儀式を結びつける証言はごくわずかしかないとのべている。統一教会の信者であるユー・ヒョーウォン夫人は、歴史的に統一教会と関係のある聖主教で裸体儀式(楽園で人間が裸体であったことにちなむもので、性儀式ではない)が行われていたため、統一教会もその槍玉に挙げられると述べている。
ヨン・ポクチョンによる、文鮮明がキリスト教主流派から「血分け教」の開祖とも呼ばれる李龍道に出会い傾倒していたという証言は、年代が史実と合致しない。クリサイディスは、ユー夫人の見解の方がヨンの証言より問題が少ないと述べている。またクリサイディスは、現実問題として、教祖が合同結婚式に参加する8,000人もの花嫁と性交渉を行うことは不可能であると述べている。
クリサイディスは反カルト派や主流キリスト教の論者で、統一教会は血分け教、セックス教であると批判する論者は、「血」は実物なのか象徴なのか、性行為の相手は救世主である教祖なのか配偶者なのか、後者の場合、集会で行われるのか非公開であるのかを論じることもなく、出どころの不確かな引用、さらなる孫引きを行っていると述べている。
クリサイディスは、「血分け」(ピガルム)というハングルが存在するのだから、その言葉が指す何らかの宗教儀式(乱交パーティーではない)は朝鮮半島にあっただろうと推測することはできる[131]が、正確にどの新キリスト教集団が血分けを実践していたかはわからず、統一教会が行っていたことを裏付けるだけの証拠はないと述べている。
統一教会が元々「セックス教団だ」、「入会した女性信者は儀式と称する教祖との性行為を強いられる」、「血分け教である」、というバッシングは、1995年の文鮮明の逮捕に関する噂が元になっていると思われるが、その後の無罪放免になった顛末は無視されているという。
クリサイディスは、統一教会に血分けの疑惑がかかるのは、同会が婚姻外の性交渉を厳しく戒めていること、血統の復帰の過程は婚姻関係の中だけで「原理的」性交渉として行われること点から見ても筋が通っていないと論じている。クリサイディスは、このような主張が行われるのは、糾弾する側が悪意を持っているということか、より寛容に解釈するならば、血分けの実践と「祝福」(合同結婚式)の後の夫婦間の決められた手順の性行為を混同したのだろう、と述べている。
統一教会とキリスト教主流派
異端・カルト110番によると異端・カルトである。また日本カトリック司教団が1985年6月22日に出した世界基督教統一神霊協会に関する声明では、キリスト教ではなく、ましてやカトリックでもないことを示し、キリスト教一致運動としてのエキュメニズムの対象にもなり得ないことを明確に宣言とある。
キリスト教は世界中に布教されたが、その過程で様々に変質し、伝道する国の文化に順応してきた。世界の新宗教の多くはキリスト教の伝道活動の影響を受けて発生している。キリスト教の他文化への順応は、1世紀におけるヘレニズム化のように容認される場合もあれば、認められない場合もある。
キリスト教が土着の宗教と混合して生まれた宗教が、キリスト教の主流派から認められず、その宗教がキリスト教であると主張した場合、モルモン教のように主流の教会から異議を申し立てられたり、ラスタファリアンのように独立した宗教を形成することもあった[135]。
櫻井義秀は、統一教会は独特の聖書解釈が見られる『原論講論』を教典とし、教祖・文鮮明が再臨主であると主張していることから、キリスト教の主流派からは異端と見なされていると述べている。統一教会側は、キリスト教の主流ではないが、その教えは韓国に伝来したキリスト教の土着化による正当なものだと主張している。
文鮮明はプロテスタント的なキリスト教の影響を受けており、聖書の正典を知るために教会の伝承が必要であるとは考えない。しかし、キリスト教の最大会派であるカトリック教会では、エキュメニズムの対象にもなり得ないため、キリスト教ではない宗教であると宣言している。
ジョージ・D・クリサイディスは、統一教会を研究する際は、キリスト教の主流の信仰・実践と比較して「逸脱したキリスト教徒」とするのは単純に過ぎ、キリスト教だけでなく韓国の宗教と文化的背景を考慮し、韓国の伝統的な宗教とキリスト教宣教師の到来と活動の結果生まれた新キリスト教集団にルーツを探り研究する必要があると指摘している。独自の神学は仏教、儒教、道教、シャーマニズム等の土着の諸宗教の影響も受けている。
宗教社会学者のマーク・マリンズ(Mark R. Mullins)は日本のキリストの幕屋やイエス之御霊教会を「メイド・イン・ジャパンのキリスト教」と名付けて、キリスト教の土着化の例として欧米に紹介した。死者に戒を授け仏弟子とする日本の仏教が「仏教の土着化」であるなら、先祖に洗礼を授けることも「キリスト教の土着化」になるかもしれないが、これはバプテスマや自発的信仰を重視するプロテスタントとの根幹にかかわることであり、異論もある。
櫻井義秀 は、こうした日本のキリスト教のマイノリティ教派を土着化の事例として認めるならば、韓国におけるキリスト教系新宗教も土着化の事例に相当するかもしれないと述べてる。宗教社会学的には、どちらも外来宗教の土着化と見なせる。櫻井は、但し、十字架上のイエス・キリストの血による贖罪を最終的な救済として認めるか否かでキリスト教と異端を分けることは、教派の神学としてはあり得るだろうと述べている。統一教会は、イエス・キリストは霊的救済のみに成功し、肉的救済はメシヤに託されたとしており、十字架上のイエス・キリストの死を最終的な救済とは考えない。
統一教会は、アメリカの保守的な宗教指導者・政治的指導者たちと連携を築き、これによって社会的存在感を確固たるものにしてきた[139]。文鮮明は、アメリカのキリスト教根本主義者ジェリー・ファルエル牧師が設立した私立のクリスチャン大学であるリバティ大学が経済的危機に直面した際に多額の資金援助をするなど、多くの保守派の活動に援助を行った。
発生の背景には、1930年代の韓国のキリスト教における神秘主義的な運動があり、独立後の朝鮮戦争を経た1950年代以降の韓国において生まれた、新宗教運動の潮流の一つである。その神学は、仏教、儒教、道教、シャーマニズム、さらに韓国のキリスト教の影響を受けており、西洋的文脈になじまない信念も見られる。宗教的コミュニオンへの家族的没入が統一教会の実践的規律になっている。
統一教会は、国別に機能を特化させる戦略をとっており、櫻井義秀 は、「宗教的競争力のなさを、政治・経済部門の事業多角化とグローバルな事業展開で乗り切ったことが、統一教会を成長させた最大の戦略的要因である」と述べている。
韓国では、宗教としてはシャーマニスティックなキリスト教祈祷院のメガチャーチというようなものであるが、むしろ多様で巨大な複合企業体と認識されており、経済活動や社会事業を行い、結婚に悩む農村部では結婚相談所のような役割も果たしている。
統一教会は初期から政治・経済領域に事業を拡大し、政権との間に宗教活動を政治的に庇護してもらう関係を構築し、このやり方は韓国と日本で成功した。異端視される宗教がこのような戦略に成功することは非常に珍しい。アメリカでは、保守政治や信教の自由を擁護する活動を積極的に行っており、ウェールズ大学のサラ・ルイスは統一教会の宗教間対話と平和志向の促進を評価し、統一運動の関連組織の主要な目的のひとつに、「異なる信仰を持つ人びとが出会い、信仰のうちに調和を見出せるようにすることがある」と述べている。
アメリカ進出当初、活発な活動で欧米のメディア及び研究者の注目を集め、宗教社会学の古典的業績のかなりの部分が統一教会の研究で生み出された。日本では、脱会者の証言に軸を置く批判的な研究や、現役信者の証言による教団像の研究はあったが、調査の範囲は狭い[75]。研究者が統一教会と適切な距離を保つことの困難さ、統一教会から研究者へのコントロールの懸念もあり、総合的な調査研究は非常に少ない。
カトリックの聖職者の減少を憂慮していたザンビア出身の大司教エマニュエル・ミリンゴ(英語版)は、2001年に韓国人鍼灸医師マリア・スンと合同結婚式で結婚し破門されかかった。ミリンゴはスンと別れて静かに暮らしてたが、2006年にワシントンでスンと共にカトリック教会における聖職者妻帯の認可を求め、4人の妻帯司祭を司教に任命し、自動的に破門された。
プロテスタントの日本基督教団牧師・宗教研究者の石井智恵美は、キリスト教を名乗ることについては、正統派キリスト教による根強い批判が見られると述べている。
カトリック神学者のネメシェギ・ペトロは、統一教会はキリスト教、特にカトリック的キリスト教とは本質的に異なる宗教であり、キリスト教に属する諸教会・教団の再統合を目指すエキュメニカル運動の対象外であると述べている。また、統一教会はキリスト教との関係という点で、マニ教と非常によく似ているという。(マニ教はサーサーン朝ペルシャのマニ(3世紀)を開祖とする二元論的な宗教で、統一教会と異なり性を忌むべき悪と見なしていたが、イエスを高く評価し、開祖マニこそが最終的な真理をもたらすものであり、自説が宗教・哲学・科学全ての問題を理性的に解決する真理であると主張し、人類の最終的な唯一の宗教にならなければならないと考え、信徒は世界的な布教を行い、強固な宗教組織を作り、社会生活においても互いに連帯していた。)
ネメシェギは、人間と悪魔が性交できるといった神話的な思想は絶対に排除しなければならないものであり、原罪の教えは人間の悪魔化についての教えではなく、この世の一切の悪いことは神の意志に適うものではなく、神との調和を取り戻すことで、神の助けによってそれらの一切を取り除くことができるという希望を抱かせる教えであると述べている。統一教会は、イエスの復活を認めないからこそ、その死の理解が間違っているという。
またネメシェギは、次のように批判している。『原理講論』は文鮮明が受けたという啓示を根拠にしているが、啓示の客観的根拠は本書では述べられておらず、その教説には誤りが多く、実際に神の啓示であるとは思われず、文鮮明が啓示であると思い込んだのは、若い時からかかわっていた神霊主義的現象や、朝鮮半島のシャーマニズムの影響であったかもしれない。また陰陽論を神に当てはめるやり方は、キリスト教神学と哲学が初めから支持してきた神の絶対的超越性、独立、自己充足性、純一性、自由についての教説とは一致しておらず、神の絶対的超越性を十分理解できていないからこそ、被造世界にみられる特徴をそのまま神に当てはめてしまっているという。
キリスト教の主流派における公式の教会会議や委員会の中には、統一教会の統一思想に反対し、キリスト教であるという主張に異議を表明したり、危険性を警告するものもある。
1975年には、フランスのカトリック司教協議会が統一教会の危険性について警告書を出している。パナマの司教会議も、同一の立場から統一教会の実態について述べる司牧書簡を発表した。
1976年には、ニューヨーク大司教区が、アメリカのユダヤ系委員会、全米教会会議と共に、統一教会は反キリスト教的・反民主的であるという共同声明を出した。
神学者の宮本久雄は、原罪とは、狭義には人間の神との関係の破綻、神と人間との生命的な関係の虚無化を意味しており、従って本来は、モラル規範への単なる違反や男女の性的欲求とは直接関係がないと述べている。日本では、日本カトリック司教団がカトリック信者向けに、「私たちは、一つの人間家族をつくり上げることの意義を否定するものではありませんが、この世界基督教統一神霊協会がキリスト教ではなく、ましてやカトリックでもないことを示し、キリスト教一致運動としてのエキュメニズムの対象にもなり得ない」ことを宣言し、その教えはカトリックの教えと明確に相反するため、統一教会のいかなる運動や会合などにも関与しないように注意を喚起している。
プロテスタントの日本基督教団は、教団として統一教会対策に取り組んでおり[147]、ジャーナリストの米本和広は、日本基督教団は総会で「統一教会を潰す」という決議を採択したと述べている。
日本福音同盟は統一教会はキリスト教ではないと表明し、様々な姿と紛らわしい組織体を持ち、それらを通じて多くの人々を勧誘し「マインドコントロール」していると断じ、その活動に憂慮を示している。
統一教会の信者は「高額でエンドレスな献金要求」がされることが問題になっています。 また献金以外にも販売活動や募金活動も行わなければなりません。
そして集金されたお金は韓国本部に送られて文鮮明への献金になっている と言われています。恐ろしい集金システムですね。
それに韓国の統一教会では寄付についてはそこまで要求されることがなく多額の寄付に追われるのは、世界中の統一教会の中でも日本の信者だけだそうです。
立正佼成会(りっしょうこうせいかい) は、霊友会から派生した日蓮系・法華系の新宗教である。文化庁『宗教年鑑 令和3年版』における信者数は、2,220,381人。立正佼成会は、すでに末期症状です。 青年部はいないし、ここ20年くらいは新しい会員もほとんど入っていません。若い人たちは、佼成会に魅力を感じることがなくなり、得るものがありませんから、どんどん去っています。教会に出てきた若手には、どんどんお役をつけて苦しませますから、すぐに来なくなります。喜びもなく、希望も感じられず、無理難題のお役を強引につけますから逃げて当然です。そんな教団のあり方に嫌悪して辞めているのに、教団の役員は気にもとめず、同じ過ちを繰り返しています。もう歯止めがききません。教団本部も教会長もたるんでいて、自分の私利私欲しか考えていません。仏教徒のくせに不飲酒戒などまったく気にもせず、教会でお酒を飲んではしゃぐ役員もいます。 青年部育成などと唱えていますが、掛け声ばかりで実際は誰も具体的に動かないので、青年部が集まる気配がありません。末期症状です。昔は、法座が命だと言っていましたが、今では、まともな法座のできる支部長がいません。質問者の悩みなどどこかに置いてしまって、自分のことばかりを話します。 縁起も四諦も六波羅蜜もきちんと把握できていないから、実のある法座などできるはずがありません。法座ができないので、手取りも導きも結びもできない支部長ばかりになってしまいました。支部長は、主任の動きには気をつけているはずですから、主任に悩みがありそうなら、声をかけてケアをします。お役を引きたい、教会を辞めたいと思う程、主任が深く苦しみ悩んでいるのに、そのことに気がつかない時点で支部長は失格です。人格完成・世界平和などと口では偉そうに言うのに、目の前の人の辛さは見抜けないのです。 悩みがあれば、法座で出すのが本来の姿です。一般会員ではなく、主任さんクラスの人がこのような知恵袋で悩みを相談していることに、僕は大きなショックを受けました。主任でさえが、安心して法座で本音を語れないのなら、何のための佼成会なのかが分かりません。質問者さんを責めているのではなく、悩みを持っている信者さんを見過ごすような、支部長・教会長など失格だと思います。そのような酷い状態なのですから、一日も早く主任のお役を引き、立正佼成会が嫌ならば辞めたほうがいいと思います。
「統一教会」について中国政府「信者の血と汗を騙し取る邪教」と警告。
中国政府サイトが指摘する5つの危険性
2022年07月17日
安倍晋三元首相襲撃事件を機に、統一教会(15年に世界平和統一家庭連合に改称。本稿では統一教会と記述する)への関心が高まっている。共産主義に抵抗する姿勢を見せる統一教会について、中国政府はどう見ているのだろうか。
中国では信教の自由は憲法によって保障されているが、条文には「但し書き」が多い。
・中華人民共和国憲法 三十六条
中華人民共和国公民は、宗教信仰の自由を有する。
(中略)
何人も、宗教を利用して社会秩序を破壊してはならない。公民の身体・健康に損失を与えたり、国家の教育制度を妨害する活動を行ってはならない。宗教団体及び宗教事務は、外国勢力の支配を受けない。
実態として、伝統的な宗教はおおむね認められているものの、伝統宗教から派生した新興宗教については、多くの活動が制限されているようだ。中国では歴史的に、王朝終焉期には新興宗教と農民反乱が結びついて政権を転覆することが多く、新興宗教への警戒はとりわけ強いと見られる。
政府のカルト対策サイトの中身
2017年には、国務院(内閣府に相当)の「カルト問題防止処理室」が「中国反邪教網(中国反カルトネット)」を創設。中国国内外のカルト教団について危険性を指摘し、啓発を行っている。
中国反邪教網を見ると、統一教会は2017年時点ですでに危険視されており、5つの危険性を指摘していた。
1 性的な乱交
文鮮明は「血分け」の儀式として女性信徒とセックスをすることで、「血液が浄化される」としている。男性信徒は、「浄化された女性(=文鮮明と性交経験のある女性)」とセックスをすることで、純潔を得られるという。
「合同結婚式」についても、表現がより辛辣だった。
2 めちゃくちゃな結婚
1960年から信徒のために「祝福」と称して教会が指定した相手と強引に結婚させている。彼らの協議によると、結婚の唯一の目的は原罪のない子供を産み育て、「神の世界」を拡大させることにあるという。
教会内で仲間として認められるためには、大変な労力が必要となるらしい。
3 信徒に求める「献身」
「統一原理」を聞き、「修練界」に参加し、7日間の断食を行うことで、「食口(シック、仲間)」と認められる。40日間の「開拓伝道」を行い、無一文の状態となって人々に「統一原理」を説き、3人の信者を新たに入会させることで、「献身者」と認められる。
山上容疑者の一家が苦しめられた「献金」についても触れていた。
4 信者の血と汗を騙し取る
信者は直近3年間の収入をすべて寄付し、その後も収入の10分の1を教会に納めなくてはならない。過去の「罪」を償うためだという。文鮮明は大量の財産をビジネスに投資しており、一家はボロ儲けをしている。アメリカ・日本・韓国で合計26億ドルを所有しているという。
脱会は容易ではないという。
5 信者への洗脳
統一教会はキリスト教を歪曲・改造するだけでなく、東洋の神秘主義信仰も織り交ぜている。文鮮明は幼少期から超視能力があると自称しており、神や霊魂と交流ができるという。信者が教会からの離脱を試みると、「サタンに呪われる」などと言われ、脱会を阻止される。
洗脳された人への対処法も指南
また、「中国反邪教網」では、カルト宗教に洗脳された人と接する際の注意点として、以下の点を挙げている。
平等・公平な態度で接する。
洗脳されるに至った原因を十分に理解する。
順を追って、一歩ずつ進める。焦ってはいけない。
感情の変化に注意し、機を捉えて問題点を説明する。
洗脳を解いたあとは、きちんとした教育により、心理的空白の穴埋めをする
中国政府は統一教会を「邪教(=カルト)」と断定しており、完全に対立する立場であるため説明が明快である。また、洗脳を解く際の心構えも合理的な内容と思われる。
中国のように信教の自由を強く制限するのが良いとは思わないが、宗教団体の活動が社会規範から大きく逸脱する場合には、合理的な範囲での規制や管理も必要かもしれない。
「田舎のセックス教団」と見られていた旧統一教会の野望を40年前に見抜いていた、米「フレイザー報告書」の慧眼
2022.10.26
ついに山際経済再生相の更迭に踏み切った岸田内閣だが、旧統一教会問題の実態解明にむけてはまだまだ及び腰といえる。これとは対照的なのがアメリカだ。今から40年以上も前に政治と旧統一教会の関係が問題となったが、強い危機意識を持った連邦議会によって驚くほど精密な調査が行われていた。
旧統一教会調査の「日米差」
ここにきてようやく大臣がひとり”更迭”されたが、自民党によれば、旧統一教会と何らかの接点を持っていた自民党議員は党内379人中179人にものぼる。
本来ならば、カルト教団が与党自民党にいかに影響力を行使し、国政に干渉することがあったのかどうか、そして公正な民主主義が脅かされることはなかったのかなどにつき、きちんとした調査が必要なはずだ。
だが、この期に及んで自民党の岸田総理は「点検」という小手先の調査でお茶を濁そうとしているように見える。車の車検じゃあるまいし、部品の交換で済む話ではないだろう。
同じ「点検」でもアメリカの行った「点検」はMRIを使ったような精密検査、徹底した調査だった。じつは今から40年以上も前に、アメリカでも政治と旧統一教会の関係が問題となり、連邦議会によって民主主義の「精密検査」が実施されたのだ。
少々古い話なので、当時の時代背景を振り返っておこう。
ことの発端は韓国の朴正熙(パク・チョンヒ)政権がKCIA(朴政権時の中央情報機関)や実業家を使って、不正に米国の内政・外交に影響力を及ぼしているのではないかという疑い、いわゆる「コリアゲート疑惑」(1976年) が浮上したことだった。
ニクソン政権が在韓米軍の削減・撤退の方針を打ち出したのは1970年代初めのこと。そうなると北朝鮮への抑止がなくなってしまうことを危惧した韓国政府は米政界に働きかけ、その方針を撤回させようとした。
ニクソン大統領はコリアゲート疑惑、ウォーターゲート事件により失脚
その工作の重要な「実働部隊」となったのが、文鮮明率いる旧統一教会の関連組織だったのだ。
「コリアゲート疑惑」 の「点検」を担ったのは米下院の国際組織小委員会だった。民主党のフレイザー議員が委員長を務めたことから、「フレイザー委員会」とも呼ばれる。
その「フレイザー委員会」が1977年から1年半にわたり、11カ国、1563回の聞き取り、123回の召喚状、20回の聴聞会、37人の証言記録をもとに作成したのが「フレイザー報告」である。その量は膨大でじつに447ページにも及んだ。
危険な宗教カルトの本質を見抜く徹底ぶり
これを読んで驚くのは、文鮮明が作った旧統一教会関連組織の本質を見事に見抜き、米国の政治機関が強い危機意識を持って対処したことが余すことなく記述されていることだ。
「フレイザー報告書」は当時の旧統一教会がKCIAの方針で勢力を拡大し、海外の政治工作の手段として使われたと指摘している。たとえば、以下のような記述――。
「1961 年の(韓国の)軍事クーデター直後、首相などを歴任した政治家・金鐘泌(キムジョンピル)がKCIAを設立し、新政権のための政治基盤として掌握した。1963年2月付のCIA未精査報告書によると、金鐘泌がKCIA長官時代、旧統一教会を組織化し、政治の駒として使っていた」(フレイザー報告書・354ページ)
KCIAが旧統一教会を事実上、政治組織化したという表現に、教団側のスポークスマンは強く否定したとされる。
しかし、報告書には1962年にサンフランシスコ・ホテルの一室で教団の古参幹部と金鐘泌が秘密会合を開き、その席で金鐘泌が「旧統一教会の活動を政治的に支援するが、内密にしてほしい」と発言したという会合参加者の証言が記載されている。
こうして、それまで米国内で「田舎のセックス教団」(シカゴ・トリュビューン紙・1978年3月28日付)扱いされていた旧統一教会が、70年代になってKCAIが運営する国際的組織へと変貌したと、同報告書は分析している。
教祖の性癖から政治活動の特徴まで
旧統一教会の実態についての「点検」も綿密だ。1966年8月26日ソウル発の米国大使館極秘電報を公開し、そこに教団の実態がこう記されていたと報告している。
「(旧統一)教会は聖書を性的に解釈し、宗教的経験はセックスと相関関係にあると主張する。教会の指導者、文鮮明は性的行為の数々で逮捕歴があるが、教団スポークスマンは『逮捕は事実だが、起訴には至らなかった』と反論している」
また、教祖の性癖だけでなく、旧統一教会の政治活動の特徴についても教祖の文鮮明の発言を引用し、的確に分析している。まずは文発言から紹介しよう。
「われわれが全力疾走できないひとつの要因は、勝共イデオロギーに基づいてわれわれの運動を教会として宣言できないことにある。我々の哲学、統一思想が神学教義に基づいていることを人々に理解させる必要がある。でなければ、勝共運動を教会運動につなげられない」(339ページ)
「何事も政治的な表現で語ってはならない。『政治には関心がない。われわれは政治のためでなく、人道的動機でやっているのです』と説明しなければならない」(1974年当時、アメリカ政界工作として行った在韓米軍撤退反対デモの準備過程での信者向け発言)
その上で報告書はこう指摘する。
「免税団体が政治活動を制限されていることを十分に認識してか、文鮮明の機関(注・報告書では一連の統一教会関連組織をMoon Organizationと呼んでいる)のスポークスマンは政治活動を宗教的用語で説明することが多い」
旧統一教会関係者がしばしば政治性の強い、生々しい内容を宗教的メタファー(暗喩)として語ることが多いのは、政治的表現を使うことのリスクを教祖自身が把握していたからだと報告書は見る。
こうした分析に教団側は「われわれの共産主義思想や教義に対する感情は政治的感情ではなく、精神的・宗教的感情である。(中略)神に選ばれた国、韓国は共産主義の純粋な具現化としての北朝鮮に勝利しなければならない」(70年代に米国統一教会を主導したニール・サローネン氏・報告書339ページ)と反論したとされるが、これに対しても元信者の証言をもとにこうダメ押ししている。
「(統一教会は)教会などではなく、明確な党派性を持った明らかな政治組織だ。Moon Organizationの目標は政治だ」(元信者で宗教コンサルタントも務めるアラン・ウッド北テキサス州立大学教員)
工作チームには日本人女性信者も
70年代初頭から中頃にかけて、旧統一教会は米中間選挙でさまざまな活動を行っていたが、もっとも力を入れたのは、ニクソン大統領の弾劾阻止だった。ウォータ―ゲート事件(1972年) をきっかけにニクソン弾劾へと動いた議会と世論を何とか止めようと動いたのだ。
劇的な米中和解を実現し、「反共闘士」の看板を外してしまったニクソンをなぜ、教団が支援したのかと疑問に思うが、「フレイザー報告書」によれば、その狙いはアメリカ政治の流れを変えることで、教団に対する韓国政府の評価を高めることだった という。
報告書は旧統一教会のハニートラップまがいの工作についても赤裸々に明かしている。それによると1971年、文鮮明の肝入りで少人数の若い女性信者が集められ、特別PRチームが編成されたという。
その任務は、①議員やスタッフと親しくなり、②統一教会を理解させて否定的イメージを改善し、③議員やスタッフを韓国の支持者にする、の3つだ。それで、ある程度親しくなったらワシントン・ヒルトンのスィートルームで夕食を共にし、教団のPRビデオを見せるなど、詳細な手順が決められていたとされる。
当初、女性信者チームは複数の日本人信者を筆頭に8人態勢だったが、のちに20名(うち男性信者3名)に増員され、約3年間に連邦議員5名とそのスタッフ5~6名がスィートルームに招待された(342ページ)。
報告書には前出の米統一教会トップのニール・サローネンが「各々が文鮮明師がお作りになった別々の団体の所属であることを肝に銘じること」と発言し、アメリカのMoon Organizationが多様な個別団体の外見をとっていることの利点を強調したとの記述も見える。
これこそが旧統一教会の原型といえるだろう。日本でも旧統一教会は多くのタコ足団体を持つコングロマリットの体裁をとり、教団本体を巧妙に覆い隠している。
しかも、「フレイザー委員会」の徹底した調査でも、教団と接点を持つ議員がわずか数人どまりだったアメリカに比べ、日本は2年法定車検のような小手先の「点検」でさえ、数百人単位の政治家が旧統一教会と依存関係にあることがわかってしまった。その「汚染度」の差には呆然とするしかない。
委員会「報告書」の結論と、その後、米国政治が統一教会とどう向き合ったのかについては、
後編でお届する。
文/小西克哉 写真/AFLO
統一教会と昭和裏面史 岸信介&笹川良一と国際反共コネクション
2022年9/9(金)
<旧統一教会と政界の密接な関係が次々と露呈している。が、これは昨日今日に始まったことではない。昭和の時代から続く「関係」の源流を、軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏が取材。自身が目撃した衝撃の事実とともに明らかにする>
【画像】旧統一教会 ”濃厚接触議員”リスト
◆政界人脈の「原点」
昭和期に統一教会が日本で勢力を拡大した背景に、有力者の庇護があった。自民党右派政治家の岸信介と、大物右翼の笹川良一である。現在の自民党の一部議員などと繋がる政界人脈は、この時期の深い関係を起源としている。
統一教会は教祖・文鮮明が1954年に韓国で起こした教団だが、1961年にクーデターで韓国の全権を掴んだ朴正熙政権、とくに金鍾泌初代長官率いる秘密警察「韓国中央情報部」(KCIA)と手を組み、反共産主義を前面に押し出していった。当時の力関係からすると、反共運動を強化するためにKCIAが統一教会を手駒として使ったという図式になる。
当時は冷戦が激化していた時代だ。東アジア地域での反共陣営は当然ながら連携する。統一教会が最初に日本に入ってきたのは1958年だが、前述したように1961年に韓国で朴正熙が権力を握ると、その反共フロント組織として政治運動にシフトし、それにともなって日本の右翼陣営にも接近していった。日本で宗教法人として認定されるのは1964年、日韓で右翼団体「国際勝共連合」が設立されたのは1968年である。
そしてこの時、日本で統一教会の後ろ盾となったのが岸信介と笹川良一で、そこから自民党や民社党(当時)ら右派系政治家に人脈を築いていった。実力者の岸と笹川が任侠界の用語でいうところの“ケツ持ち”だったということは、昭和の日本では最強といってよかった。元首相の岸はもちろん自民党の実力者で、行政にも大きな発言力があったが、笹川の影響力はさらに抜きん出ていた。
笹川良一は公営ギャンブル「競艇」の巨大な寺銭利権を手にしており、さらに超大物右翼として右翼界から地下人脈にまで影響力を持った。ちなみに笹川と文鮮明は、やはり大物右翼の児玉誉士夫の代理らとともに1967年に山梨県本栖湖畔で会合を持ち、翌年の国際勝共連合創設時に笹川は同組織の名誉会長に就任している。
こうしたケツ持ちがいたことで、統一教会は日本での活動を進めていったのである。
◆その勢力は、世界に広まった
こうして統一教会は韓国ではKCIA、日本では自民党や右翼陣営と手を組んで勢力を拡大したが、その活動域は東アジアに留まらなかった。世界、とくに米国にも進出したのだ。
もっとも、そのコネクションには下地があった。冷戦初期の1954年にCIAの肝入りで日台韓で結成されていた反共団体「アジア人民反共連盟」(APACLE)という組織で、さらにその世界規模のコネクションとして1966年に結成された「世界反共連盟」(WACL)という組織もあった。WACLには世界中の反共組織が参加したが、いずれもCIAと米共和党右派を中心とする反共人脈だった。日本での事実上の世話人が笹川良一、台湾では蒋介石政権、韓国ではKCIAと統一教会だった。
統一教会はこうしたコネクションを使って、世界中の反共人脈と繋がった。とくにワシントンの米共和党右派、さらにそこに繋がるWACL米国支部との深い関係を築いた。このネットワークはCIAと連携し、東南アジア、中南米、中東、アフリカなどで反共ゲリラ支援を活発に行っていた。
◆ニカラグアの「武装ゲリラ」組織に日本人が
日本の統一教会・国際勝共連合も人脈的にそうしたネットワークにいたが、その1グループが80年代に中米で反共ゲリラ闘争に実際に参加していたのではないかと、筆者は推測している。当時、CIAの支援を受けて、中米ニカラグアのサンディニスタ左翼政権と戦っていた現地インディオ系武装ゲリラ「KISAN(ニカラグア沿岸先住民連合)」への参加である。
実は筆者は80年代後期にKISANの後継組織である「YATAMA」という反共ゲリラを長期従軍取材したことがあるのだが、そこで80年代中期に日本人のグループが来ていたという確かな情報を得た。
このグループは全体で十数人。基本的にはゲリラたちに空手を教える教官として来ていたが、うち何人かは現地でゲリラに従軍し、実戦に参加したこともあったという。とくに指揮官の「ムラタ大尉」は小火器の扱いに習熟していたことに加え、小隊規模の戦術にも豊富な知識があり、日本の元自衛官だったのだろうと現地のゲリラ幹部の間では信じられていた。
隊員の多くは短期滞在で帰国したとのことだが、唯一、「タケダ大尉」と名乗る人物だけは、半年以上もの長期間、現地に滞在し、ゲリラ兵だけでなく一般住民とも深く交流していた。かなり人懐こい人物だったらしく、タケダ大尉を慕う兵士や住民は多かった。
それ以外は短期滞在のためあまり強い印象は残していないが、女性も1人いた。名前はおそらく「カトウ」である。また、「ムトウ」と思しき名前の若手の人物が「自分は以前、アンゴラで戦った経験がある」と語っていたとの証言もあった。
◆完全に秘匿された存在だが
この日本人グループは、CIAやWACLと密接な関係にあった当時のステッドマン・ファゴットKISAN司令官が、ワシントンでのコネクションから招聘したとのことだった。反共ゲリラ支援なので、右翼団体であることは疑いないが、実はこのグループはこれまで一切、自らの情報を外部に漏らしていない。今日に至るまで完全な秘匿を守っており、その存在を確認したのは、筆者だけだ。
筆者はアフガニスタンやビルマ(現・ミャンマー)で反共ゲリラ支援をした日本人義勇兵のネットワークを知っているが、その主流は民族派系右翼周辺の人脈であり、自らの信念として行った反共ゲリラ支援活動を秘匿していない。その点、完全秘匿を貫いているこのニカラグア組のグループはかなり異質だ。
また、YATAMA司令官(当時)によると、この日本人グループは現地入りに際し、日本円換算で数百万円規模の支援金を持参したという。これもアフガニスタンやミャンマーでの個人単位での義勇兵参加とは違い、資金力のある組織的な背景が推測される。
当時、ワシントン政界の右翼陣営と強いコネクションがあった日本人の右翼人脈といえば、その筆頭は統一教会だ。仮にもキリスト教を名乗る教団であれば、イスラム社会のアフガニスタンなどではなく、キリスト教系が主流の中米という地域選定にも符合する。
また、このグループとは直接は関係ないが、赤報隊事件の際に元統一教会信者の元自衛官グループの存在が浮上したことがあり、その中の「イトウ」という人物にはアフリカでの義勇兵経験があったとの有力情報も未確認ながらある。
こうした人脈的な背景は、やはりワシントン右派を中心とする反共コネクションの介在を伺わせる。これらのことから、筆者はこの中米ゲリラ参加組の日本人グループが、統一教会·国際勝共連合に関係していた可能性を強く疑っている。
その後、90年代初期に冷戦構造は崩壊した。統一教会も北朝鮮と接近し、もはや国際的な反共ネットワークの要という存在でもない。日本でも1995年に後ろ盾だった笹川良一は死去している。
だが、この「教団」は昭和の冷戦期にこうした凄まじい国際的謀略の世界にいた。そしてそれは、この教団の特殊性を物語ってもいる。
黒井文太郎:1963年生まれ。軍事ジャーナリスト。モスクワ、ニューヨーク、カイロを拠点に紛争地を多数取材。特務機関、情報史も研究対象とし、昭和史関係の執筆も多い。「笹川良一と統一教会のタブー」を収録した新装版「謀略の昭和裏面史」(宝島社新書)が9月9日、発売になった。
取材・文・撮影:黒井文太郎
2022-07-10
サンクチュアリ協会の文亨進氏来日『カルト集団と過激な信仰』あらすじ・感想〜統一協会(教会)との関係【安倍元首相銃撃事件】
昨日2022年7月9日、安倍晋三元首相が遊説中に銃撃され、亡くなられてしまいました。
心からご冥福をお祈りいたします。
現在みなさまの心境はそれぞれかと思いますが、この事件がマスコミの印象操作で誰か(巨大な闇)の都合のいい方向に流されていくような気がしませんか?
日頃、陰謀論には興味がない私なのですが今回ばかりはそう思ってしまいます。
◇◇◇
以下、Amazonプライムビデオで数年前に見た番組の感想という形をとり、事件の山上容疑者が供述しているらしい<特定の宗教団体>の話を少ししていきたいと思います。
この作品の第五話に出てくる「世界平和統一聖殿」(サンクチュアリ協会[教会]) 。
この団体は「統一協会」(劇中では世界基督教統一神霊協会表記)の分派。
文鮮明が亡くなった後、七男の文亨進(ムン・ヒョンジン 劇中ではショーン・ムーン 米国生まれ)が自らが文鮮明の再臨主(後継者)だと信者を率いる団体です。
(※統一協会の名称は、1994年5月(日本では2015年8月)に「世界平和統一家庭連合」に変更されています)
◇◇◇
タイトルは「世界平和統一聖殿」ですが、山上容疑者が指す<特定の宗教団体>、つまり統一教会の成り立ちが紹介されており、合同結婚式の様子 や、信者が多額の参加料を支払わなければならない仕組みが描かれている ので興味のある方はぜひご覧ください。
◇◇◇
統一教会(現在の総裁は文鮮明の妻、韓鶴子)は宗教以外のビジネス でも急成長
し、政財界にも影響力があります。信者は日本と韓国がほとんどで、日本からの献金を韓国へ輸送し、韓国で財閥化した、というのが現状です。
結局、韓国では、食品、建設、不動産業、特にリゾート産業が強く財閥化しています。(統一グループ。勿論韓国以外でもビジネスを展開)
ヨン様でお馴染み「冬のソナタ」(2002年)に出てくるあのスキー場(龍平リゾート 別称:ドラゴンバレー)も同教団所有です。
下記新潮の有料記事に、文鮮明の死後後継者争いで揉めた件(骨肉の争い)、お金問題(多額の負債と凄い資産)、北朝鮮との関係が記載されています。いかに銭ゲバ かというのがよくわかるのでご一読ください。
話は戻ります。
山下容疑者の供述によると、母親が宗教にのめり込み一億の献金をし続け破産に追いやられ、兄弟が破産宣告を受け、本人も大学を辞めざるを得なく云々恨みが蓄積していたような感じで「もともとトップ(韓国が嫌いな安倍晋三)を殺そうとした」とのこと。
気になって調べてみると、6月26日の『異端・カルト110番』の記事を見つけました。
6月25日東京大会を皮切りに九州、関西、中部、北海道を縦断し、7月13日の「全日本歓迎特別集会in首都圏」まで2週間を超える日本大会を開催 する計画である。日本信者は60万人いて高額献金者がほとんどで、韓国信者は献金が抑えられていると、言われている。
Twitterで確認したところ、実際に今(2022年7月10日)日本に来て居るそうです、、、。
容疑者の「もともとトップを殺そうとした」という供述もあながち嘘ではないかもしれませんが、、、
サンクチュアリ協会は武装教団。
聖書(ヨハネの黙示録)の『鉄の杖』を『銃器』と解釈しているのか、文顕進の頭には銃弾が並んだ王冠が乗せられ、合同結婚式を挙げているウェディングドレス姿の新婦と新郎は銃器を抱えています。
子どもにまでも銃を持たせ使い方を指導している大変恐ろしい団体です。
◇◇◇
昨年、前述の映像でサンクチュアリ協会のこの様子を知り、すっかり武装集団のISやナチズムやBTSなどのイメージが記憶に刻まれ、今回の銃撃事件の犯人の様子を映像で見た私としては、素人が自分で銃器を作り数発で命中させることができるものなのか?
どこかで密かに特殊な訓練を積んだ人物なのではなかろうか?
と、頭の中が疑問符でいっぱいであれこれ結びつけてしまいましたが、私のようにそう思う人も大勢いると思います。
サンクチュアリ協会が今回の件でなにかをしたわけではないのに、すっかり印象操作をされています。
◇◇◇
統一協会と政治の繋がりその他諸々については、NHK党の黒川あつひこ氏が歌って踊らなくとも、 殆どの国民が気づいてい当たり前のことかと思うのですが、、、
それにしても、なぜ、今だったのか???
なぜ、安倍氏だったのか???
誰が本当の加害者なのか???
◇◇◇
〜以上、本日はここまでとなります。
考えて学び知ることも弔いのひとつかな?と思い書いてみました。
いつもの如く事実がメディアによって封印されませんように。
収入財産に見合わない高額の献金やお布施をむしり取る宗教が消滅しますように。
そういえば、韓国びいきの楽天の三木谷氏(三木谷さん自身も父上も創価学会だ)はどこへいったのでしょうか???
真の後継者は文信俊、文亨進の二人の馬鹿息子
シンプルに言うと寄付をすることで救われるしないと地獄に落ちるという教えですからしなければならないのでしょう。
しかし周りがいくら止めても信仰を持っているうちは止めないですし、自分のお金がなくなったとしても借金をしたりして親戚や知人と金銭トラブルになることも多いようです。
自分の親も統一教会員で、破産まではしていないが同じような状況にある。誰が何を言っても聞く耳持たない。
もう成人してから距離を置いているが、先日祖母が他界し、葬儀で親戚が、母が親戚からお金を借りたもらったと金銭トラブルが起きていたことが発覚。
母は親戚から縁を切られた。
実家に足を運ばなくなってから親戚付き合いもしていなかったが、恥すぎて自分ももう親戚と縁を切るしかないんだと、、
自分の親族親戚は誰もいなくなりました。
ヤフコメには↑のようなコメントがありました。
お金がなくなるだけではなく、借金をすることで親しい人から縁を切られて孤独になりより統一教会に負のループが起きるのではないかと思います。
半世紀前から国会で追及されていた「統一教会」 1970年代の「国会審議」
辺真一ジャーナリスト・コリア・レポート編集長
2022年7月17(日) 7:56
文鮮明氏は言いました。『近い将来、自分の言葉がほとんど法律のようになるだろう』と。
安倍晋三元首相が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に恨みを持つ犯人に銃撃、殺害されたことで旧統一教会に世間の関心の眼が向けられている。歴史を遡れば、統一協会及び原理運動については日本ではすでに1973年から1977年にかけて 国会で何度も取り上げられていた。
この時期は、東京に滞在していた韓国の野党指導者・金大中(キム・デジュン=元大統領)氏の拉致事件や駐韓米軍撤収阻止に向けた米国内での韓国中央情報部(KCIA)による不法活動が問題視されていた時期で米議会でも日本の国会でもKCIA絡みで統一教会が追及されていた。従って、当時を振り返れば、統一教会がどのような問題で世間の関心を集めていたかがわかる。幾つか、国会議事録からピックアップしてみる。
その1.1973年4月5日の衆議院内閣委員会
統一教会と国際勝共連合(1986年発足)と密接な関係のある「幸世物産」と「統一産業」が空気銃散弾銃1万5千丁を韓国から輸入しようとした事件が大きく取り上げられ、政府側は「幸世物産」と国際勝共連合とは極めて緊密な関係にある」と答弁していた。
その2.1976年5月21日の衆議院文教委員会
大学内における統一教原理研究会及びそれに反対する父母会の動きが取り上げられ、統一教会と「世界平和教授アカデミー」の関係についても質されていた。「世界平和教授アカデミー」は1974年に東京で23人の準備委員によって設立されたシンクタンクで、松下正寿元立教大総長を会長に約1千人が会員として名前を連ねていた。
その3.1976年10月21日の参議院外務委員会
統一教会側が日本で集めた金(77億円相当)を韓国に不正な方法で送金しようとした疑惑についてTBSニュースキャスター出身の田英夫議員(社会党)が追及していた。
その4.1977年2月7日の衆議院予算委員会
後に社会党委員長となった石橋正嗣議員が福田赳夫首相、海部俊樹文相、鳩山威一郎外相らに統一協会に反対する団体から出されていた「世界基督教統一神霊教会の日本に於ける不法活動を調査し、摘発し、処分し、禁止を求める請願書」を基に質問していた。海部文相は「同教会は現在、全国に400カ所の伝道所を儲けているところしかわかっていない」と応え、1974年5月に帝国ホテルで統一教会の教祖・文鮮明氏が主催した「希望の日晩餐会」に出席し、祝辞を述べたことについて問い質された福田首相は「キリスト教と言えば、愛を、人類愛を説くわけですので私の連帯と協調と全く相通じるものがあるわけです。それで、私は人間愛、助け合い、補い合い、そして責任の分かち合いこそが人間社会における最高の指導原理でなければならないことを力説したわけです」と答弁していた。福田首相は「アジアに偉大な指導者が現れる、その名は文鮮明、私はこのことをうかがいましてから久しいのですが、今日は待ちに待ったその文先生と席を同じくし、また高まいなるご教示にあずかりまして本当に今日はいい晩だと、気が晴れ晴れとしました」と文鮮明氏に最大の賛辞を送っていた。
その5.1977年3月22日の衆議院法務委員会
韓国で統一教会系の朝鮮人参メーカ「ー和製薬」が59億ウォンの脱税容疑で摘発(2月3日)された事件の翌月に開かれたこの日の法務委員会では横山利秋議員(社会党)が質問に立ち、韓国における集団結婚や同教会系による朝鮮人参茶販売、脱税疑惑などについて質していた。
その6.1977年4月6日の衆議院法務委員会
この日は統一教会の街頭カンパや集団結婚の他、▲原理運動教義の是非▲同運動の法に抵触する問題▲教育システムなどが取り上げられた。福田首相は「違法、不当あるいは人権に関するような問題は看過してはいけないと思っている」と答弁していた。この日は、日野市朗議員(社会党)が統一教会と勝共連動、統一産業との関係について集中的に質問をしていた。
その7.1977年4月20日の衆議院法務委員会
横山議員に加えて、社会党から二宮弘議員、それに共産党から正森成二議員も加わり、統一教会信徒らが米国と台湾に出向いて原理運動を行っていることや全国で行われている募金活動、ライフル銃の輸入問題を巡って政府を詰問していた。
その8.1977年5月25日の衆議院法務委員会
この日は野党議員だけでなく、与党・自民党からも宇都宮徳馬議員が質問に立った。野党議員は主に統一教会の入信者に対する「暴行事件」や大量の朝鮮人参販売をめぐって質疑したが、前年の衆議院選挙で国際勝共連合から組織的な選挙妨害を受けた宇都宮議員は自らの体験を基に以下のように国際勝共連合の実態について明かしていた。
「私の調べたところでは、勝共連合と統一教会は大体一体の団体である。つまり、統一教会というものがいろいろな下部団体を持っていて、例えば、世界日報というものもあります。それから統一産業という商事会社もありますけど、これは一つの集団がいろいろ分かれていて、それで統一産業から統一教会に行くとか、お互いに幹部の更迭なんかをしています。ですから国際勝共連合というのは中心の指導者は文鮮明(教祖)であり、そしてその成員も結局、統一教会の人たちで構成されています」
(参考資料:「統一教会」の全貌! 知られざる「対米・対日コネクション」)
■洗脳、マインドコントロールとは
洗脳は、もともと朝鮮戦争での捕虜収容所で、中国共産党によって行われた思想改造を指して使われた言葉でした。人を閉じ込め、自由を奪い、抵抗力を弱め、巧妙な賞罰を使いながら、学習と自己批判と告白の手法を重ねて、転向させるテクニックです。
一方、マインドコントロールは、洗脳のような暴力的な方法を使わず、相手に自分が操作されていると気づかせないようにしながら、思想や行動を都合よく誘導する手法です。
マインドコントロールの方が、露骨な違法行為をしていないだけに問題の指摘が難しく、支配されていると意識しにくかったり、警察なども手が出しにくかったりする面があります。研究者は、洗脳とマインドコントロールとを区別して考えますが、世間的には同じような意味で使いますね。今回は、この記事でもあまり区別しないで使うことにしましょう。
■身近に迫る洗脳、マインドコントロールの危険性
洗脳というと、オウム真理教、統一教会のことを思い浮かべる人も多いでしょう。これらを使う宗教団体をカルト(破壊的カルト)と呼ぶこともありますが、他にも医療カルト(特殊な健康法等)、心理カルト(悪質な自己啓発セミナー等)、経済カルト(マルチ商法等)などがあります。また、ブラック企業による洗脳的なマネジメントもあれば、ホストによる女性客のマインドコントロール的な接客もあるでしょう。
私が関わった医療カルトの例を紹介します。持病をかかえて悩んでいた女性が、民間療法の「先生」に出会いました。著名な大学教授と共同研究をしているとも称していましたが、言うことはめちゃくちゃ、その手法は非常に偏った食事や浣腸の多用でかえって健康を害すものでした。しかし、健康になることを切望する女性は先生を信じ続け、ますます不健康になり、親も巻き込まれて多額のお金も取られてしまいました。
結局、彼女はこの先生と結婚しました。夫婦になってしまうと、親も第三者もアプローチすることがとても難しくなってしまいます。
他にも、組織化されていない個人による被害を受ける人が大勢います。個々の加害者による被害者は少ないので、対象が有名人であったり、殺人などに発展したりしない限り、世間の目には触れにくいのです。
世に出た事件では、久留米看護師連続保険金殺人事件(2002)は、同僚の看護師らの心を操り支配して、それぞれの夫を殺害させた事件です(「黒い看護婦」新潮社)。また、尼崎連続変死事件(2012)では、一人の女が25年にわたって複数の家族を支配し、12人の死者行方不明者が出ました(「モンスター 尼崎連続殺人事件の真実」講談社)。
こうした事件に巻き込まれる人は、弱い人でしょうか。多くは、それまで立派に社会生活を営んでいた人たちです。加害者は、信頼関係を作りながら、被害者の些細な弱みにつけ込み、ときに強引にときに優しく、支配体制を築き上げます。事件化し、大きく報道されなくても、心と行動が支配されている人がいます。心が鎖でつながれて、支配から逃げられません。
このように、洗脳やマインドコントロールは決して私たちと遠い世界の話ではないのです。
■洗脳やマインドコントロールは段階的に進む
カルト組織が正体を隠して勧誘することはよくあります。まずは、勧誘したい相手をラブシャワーと呼ばれる大歓迎で迎え入れます。これが支配のスタートです。
先ほど例にあげたような、いわゆる「先生」による支配も、尊敬や憧れの対象=先生からかわいがられることを起点にして、そこから性的搾取や暴力、非常識な命令への絶対服従などが始まります。巧みな支配の中で、周囲からは仲良しにしか見えなくても、被害者は誰にも言えない秘密を抱えたまま苦しんでいることもあります。同様のことが、恋人や夫婦間で起こりえます。
歌手の辺見マリさんは、「拝み屋」に洗脳され、5億円を騙し取られ、借金を作り、娘でタレントの辺見えみりさんのお金にまで手をつけました(テレビ朝日「しくじり先生 俺みたいになるな!!」2015年9月14日放送分)。洗脳は次のように進んでいったと語っています。
「安心」:理解者、支援者だと安心させる。
「驚き」:占いを的中させたり、心の底を言い当てたりする(ただしトリックあり)。
「嫉妬」:他のメンバーを登場させ、互いに競わせたりする。
「囲い込み」:家族や社会から分断し、帰る場所をなくす。
ブラック企業では、過酷な仕事で疲労困憊させ、激しい叱責で人格を否定し、次に社長が語る夢や希望にコミットさせ、賞罰を使い分けながら他の社員との連帯感を強めさせます。このプロセスの中で洗脳されれば、社長を教祖のように信頼し、進んでサービス残業もするようになるのです。
また、マインドコントロールは、次の3段階で進むとされています。
「解凍」:これまでの人格を崩壊させる
「変革」:教え込みの過程
「再凍結」:新しい人格を作り上げ強化する過程
不安につけ込むのも、よくある方法です。病院から出てくる患者を狙っていた組織もありました。不安をあおるような占いを使うこともあります。不安を高め、そして救いがあると示し、そこにすがるようにさせるのです。「この世の終わり」を説くという手法もよく使われます。
■洗脳、マインドコントロールされやすい人:芸能人はなぜ洗脳されやすいか
大学内で活動していたある巨大カルトの信者に、どういう人に声をかけるのか聞いたことがあります。彼らの回答は、「一人で真面目そうに歩いている人」でした。家庭をまわって、もっと良い母、良い妻になりたいと思いませんかと勧誘している団体もあります。オウム真理教の医師団メンバーは、現在の医療に問題点を感じ、改革を望んでいるような人でした。
真面目で向上心がある人ほど、洗脳されやすいのです。さらに、優しく素直な人は要注意です。何事にも一生懸命になれる人は、カルトにものめり込みます。また不安が高いときには、ワナにかかりやすくなります。
芸能人は、実際にお会いすると真面目で一生懸命な方が多いです。人気商売ですから、浮き沈みはあり、不安もあるでしょう。さらに、恵まれない環境で育っていたり、強いコンプレックスを持っていたりする人もいます。このように洗脳されやすい特徴を持っている上に、財産を持っている人も多く、洗脳に成功すれば、広告塔になるのですから、狙われるのも当然でしょう。
■洗脳、マインドコントロールの被害にあわないために
洗脳やマインドコントロールの被害にあわないためには、他の人をだます犯罪の防止と同様に、まず事実を知ることです。世の中には、人を操る名人(マスターマニュピュレイター)がいるのです。その手法を事前に学んでおくことも、効果的です。
実際に出会ってしまったら、最初の段階で逃げましょう。おかしいと感じたら、相手との約束を破っても、「ノー」と言っても良いのです。一旦、引き込まれると、抜けられなくなってしまいます。家族が支配されていった事件でも、最初の段階で逃れた家族は事件に巻き込まれなかったと言われています。
「『悪運を払うために100万円の壺を買いなさい』などと言う占い師はインチキだと思って下さって結構です」と知り合いの占い師さんは語っていました。この世の終わりを説く終末思想は伝統宗教にもありますが、だから会社や学校を辞めろとか財産を寄付しろ、ではなく悪いことはやめて日々しっかり生きていこうと勧めています。
さて、家族や大切な人が洗脳されてしまった時はどうでしょうか。よくある失敗が、頭ごなしの否定です。そんなことをすると、尊敬する教祖様や占い師の先生を否定されたのですから怒るのは当然です。人間関係が悪くなれば、ますます相手の方に加担してしまいます。
まず、人間関係を良くしましょう。落ち着いて話し合い、本人が支配されていることに疑問を持てるような適切な質問をしましょう。家族や友人が、帰れる場所を用意して待ちましょう。ただしそのためには、十分に学ぶことが必要です。相手は非常に巧みです。ミイラ取りがミイラにならないように、くれぐれも注意しましょう。
オウム真理教や統一教会は、洗脳やマインドコントロールの手法を学んでいたと言われています。私達も、予防のためにその手法を学び、闘っていかなくてはなりません。
【この記事は、Yahoo!ニュース個人編集部とオーサーが内容に関して共同で企画し、オーサーが執筆したものです】
御布施(おふせ)
宗教団体への献金は強要もあったらしい。許せないのは票と箔付けを知らぬふりをして結び付けた政治家だ。本当に知らなかったとしたら国政をとても預けられない。しかも自民党のリーダーが差配していたとすればとんでもない話だ。本当に宗教を信じ献金した人は海外、特に韓国へ配られた献金と政治家に利用された。
「安倍は本来の敵ではない」山上容疑者が犯行直前に手紙か 母親“1億献金” 旧統一教会側「献金要求はない」
めざまし8
2022年7月18日
安倍元首相が銃撃された事件で、逮捕された容疑者の男が、事件前に送っていたとされる手紙の存在が明らかになりました。そこには、旧統一教会とのこれまでのいきさつが綴られ、安倍元総理について、「本来の敵ではないのです」などと書かれていました。
安倍元首相殺害示唆の手紙 応援演説場所周辺から投函か
山上徹也容疑者とみられる人物が書いた、安倍元首相殺害を示唆した手紙。送り先は、旧統一教会、現在の世界平和統一家庭連合を批判するブログを運営する、山陰地方のフリーライターの男性です。手紙には、自らの生い立ち、そして、これまでのいきさつが綴られていました。
山上容疑者が書いたとみられる手紙:
私と統一教会の因縁は約30年前に遡ります。
母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産…この経過と共に私の10代は過ぎ去りました。その間の経験は私の一生を歪ませ続けたと言って過言ではありません。
封筒の消印を見ると、差し出した場所は「岡山」。「岡山」といえば、事件前日、安倍元首相が応援演説を行った場所です。
この演説の約1時間前、会場近くの防犯カメラには、半袖姿にショルダーバッグを提げた山上容疑者とみられる男が映っていました。この周辺から殺害を示唆する手紙を送っていたのでしょうか。手紙には、銃に関する記載も。
山上容疑者が書いたとみられる手紙:
私は「喉から手が出るほど銃が欲しい」と書きましたが あの時からこれまで、銃の入手に費やして参りました。その様はまるで生活の全てを偽救世主のために投げ打つ統一教会員。方向は真逆でも、よく似たものでもありました。
旧統一教会を激しく批判「安倍は本来の敵ではない」
旧統一教会については次のように記しています。
山上容疑者が書いたとみられる手紙:
世界中の金と世界中の女は本来全て自分のものだと疑わず、その現実化に手段も結果も問わない自称現人神。私はそのような人間、それを現実に神と崇める集団、それが存在する社会、それらを「人類の恥」と書きましたが、今もそれは変わりません。苦々しくは思っていましたが、安倍は本来の敵ではないのです。あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません。
旧統一教会を厳しく批判する一方で、安倍元首相については「本来の敵ではない」と綴っていました。そして、手紙の最後には。
山上容疑者が書いたとみられる手紙:
安倍の死がもたらす政治的意味、結果、最早それを考える余裕は私にはありません。
伯父が明かす山上容疑者“凄絶人生”
「本来の敵ではない」としながらも、安倍元首相を追い回していた山上容疑者。事件の背景について、容疑者の伯父が語りました。
山上徹也容疑者の伯父:
(母親の旧統一)教会入会の時期です。平成10年(1998年)という話がありますね。平成3年(1991年)です
11日の会見で、旧統一教会側が明らかにした母親の入会時期は1998年。伯父によると、それより7年も前に、すでに入会していたというのです。山上容疑者が4歳のころ、父親が自殺。兄に小児がんが見つかるなどしたことがきっかけで、母親は入会したといいます。
母親の献金総額1億円超か 生活困窮…自殺未遂も
次に伯父が語ったのは、入会後の母親の献金の実態でした。
山上徹也容疑者の伯父:
入会とほぼ同時に2000万円、献金。さらにすぐ3000万円
入会後、すぐに合計5000万円もの献金を行ったという山上容疑者の母親。さらに、その後もエスカレートしていきます。
山上徹也容疑者の伯父:
そのあと3年後ぐらいに、現金で1000万円。合計6000万円ですね。その原資は(山上容疑者の父親の)保険金です。命の代償です。(その後母親の)お父さんから会社の事務所の土地を相続して2000万円。自宅の処分が2000万円。これが総計1億円なんですね。保険金と不動産でね。
亡くなった夫の保険金と、相続した不動産などを売却することで、母親は総額1億円以上もの献金を行ったというのです。伯父によると、この巨額の献金によって、家族の生活は破たん。捜査関係者によると、山上容疑者は、旧統一教会について、「20~30年前から恨みをもっていた」と供述していることも分かっています。
母親が1億円の献金をしたというのは、事実なのか。
めざまし8は改めて、旧統一教会側を取材しました。
旧統一教会側の回答:
母親の献金記録が存在せず、現在調査中です。献金が「高額」であるか否かも各個人によって異なる相対的なものであり、一律に回答することはできません
献金を行った母親は、2002年に破産。大学進学をあきらめた山上容疑者は、その年の8月、海上自衛隊に入隊します。しかし、山上容疑者の伯父によるとその3年後、自殺未遂をしていたといいます。
山上徹也容疑者の伯父:
平成17年1月に徹也が自殺未遂した理由ですけども、教会によって兄貴と妹が生活困窮してるわけですね。そこへ自分の死亡保険金を渡す。兄貴も妹もめちゃくちゃになってるんで、自分の命でそれを払うという感じですよね。(山上容疑者は)海自の事情聴取に述べているわけですよ「統一教会によって人生がめちゃくちゃになった」と
山上容疑者は、自らの命と引き換えに、2人に保険金を残そうとしたというのです。
母親の入信によって一変した山上容疑者と家族の生活。
母親は破産後も献金? それぞれの主張は
献金の実態について、旧統一教会側は、11日の会見でこう説明していました。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会) 田中富広会長:
本人の意思なくしては、高額献金もできませんので、それにおいては私たちも感謝して、志を受け止めております。
生活が破綻した信者への対応についてはこう述べていました。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会) 田中富広会長:
破綻されているということが、こちらで知っていた立場で、さらにそこに献金を願う、あるいは要求するということはありません。またそのように指導はしておりません。
しかし、伯父は、こう反論します。
山上徹也容疑者の伯父:
破産以降は、統一教会の田中さん、献金受けてませんと、真っ赤な嘘。破産後も行き続けてるとは本人(母親)言ってましたよ。「献金はしてるのか?」と聞いたら、今、あんまり
稼ぎがないので、額的には違うとは言ってましたね。それでも献金してるニュアンスだった
この点についても、改めて、旧統一教会側を取材しました。
旧統一教会側の回答:
山上容疑者の母親が2002年以降に実際にどのくらいの献金をされたのか、詳細は把握できていません。なお、当法人が信徒に対して献金を要求することはなく、我々は宗教法人であり信教の自由が保障されている限り、信徒は神に対する信仰と感謝に基づいて自主的に 献金を捧げています。
破産後の母親の献金額については、「詳細は把握できていない」という回答でした。母親の破産後、伯父は旧統一教会側に対し、献金の返還を要求。
山上徹也容疑者の伯父:
(旧統一教会側に)破産の内容を全部知らせた。それと献金の一覧、全部出せと。そしたら統一教会の方が5000万円で勘弁してくださいと言ってきた。
旧統一教会側は、2005年6月から2014年9月までに、月々30~40万円、合計5000万円を返金したというのです。この返金について、旧統一教会は。
旧統一教会側の回答:
5000万円が返金された経緯や金額が5000万円となった理由について、詳細は把握できていません
返済の事実は認めつつも、「詳細は把握できていない」と回答しました。
旧統一教会が声明文「トラブルがゼロになったという意味ではない」
また、11日の会見で田中会長から「2009年以降、コンプライアンスを徹底したことでトラブルはありません」という趣旨の発言がありましたが、これに対し全国霊感商法対策弁護士連絡会の山口広弁護士は「2009年以降『全く問題になっていません』と言っていますが全くの嘘です」と反論しました。
そして旧統一教会は17日、新たな声明文を報道機関宛てに発表しました。
その中で、「事実に反する内容や憶測に基づく報道が多い」と指摘。また、「2009年以降はトラブルが起きていない」との発言について、
「2009年のコンプライアンス宣言以降は信徒たちのコンプライアンス遵守の結果が大きく表れているという趣旨。それまでのようなトラブルがゼロになったという意味ではありません。その点は言葉不足で誤解を招いてしまったことを率直にお詫び申し上げます」という内容でした。
さらに、声明文の中で山上容疑者一家について、
「山上徹也容疑者の母親が救済を求めて当法人の信仰を持つに至ったにもかかわらず、結果として山上家庭にこのような悲劇が起きてしまったとするならば、
(中略)
当法人が十分に支えきれなかったことを率直に認めざるを得ません」ということも書かれていました。
(めざまし8 7月18日放送)
日本国の旧帝大(現・国立大学)に学生サークルを利用して、統一教会の信者を増やす計画が進む!
原理研究会(げんりけんきゅうかい、Collegiate Association for the Research of Principles、CARP)とは、 旧・統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の総裁、文鮮明が提唱する"統一原理”を研究する非営利団体。略して「原研」、「原理研」または英名の略称で「カープ」と呼ばれることも多い。 厳密には個々の大学にある原理研究会の連合体である。現在は、個々の大学または大学周辺地域の学生サークル活動として統一原理にある「為に生きる」という理念を基に、ボランティアなどの地域貢献活動、早起き会、清掃活動を行っている。
世界80か国で活動。日本では70の大学にあるとされる。
目的・方針
1972年10月に作成された内部文書『J・CARPニュース』によると、原理研究会の「第一回全国指導者研修会」で出された方針は以下の通りである。
基本方針 - 「毎年五百名の卒業生を出す。卒業後は全員十字軍へ」「一万二千名復帰。一人月一名復帰」「一年間で千二百名の教授復帰。百二十大学の総長への影響圏」「東大を中心とした自治会復帰。特に主要大学の自治会復帰」
スローガン - 「人や社会に希望をあたえよう」
2022年 『World CARP JAPAN』公式ホームページより
基本方針 - 「教育が人を作り 人が未来を作る」
大学生が世界平和のビジョンを描き、自らの人生の使命を見出せるように真理探究の機会を提供。
平和思想の研究と実践を通して、大学生の倫理観と道徳観を高め、世界を愛する心を育む。
青少年の退廃と家庭崩壊をもたらす利己的個人主義を克服し、“ために生きる文化”を定着させ、平和な世界の実現に寄与。
概略
世界大学原理研究会
世界的にまとめているのは1984年11月に発足した「世界大学原理研究会」(W-CARP / World CARP /World Collegiate Association for the Research of Principles)で、公式ウェブサイトでは自らを『W-CARP JAPANは、「志」をもった若者を育成し、輩出する人材育成団体』と説明している。
初代会長には文鮮明の長男で当時22歳だった文孝進が就任した。
全国大学連合原理研究会
日本においては1964年4月または1964年7月または1964年9月または1966年1月または1969年9月、統一教会の教祖、文鮮明が提唱する統一教会の教理“統一原理”を研究する団体として「全国大学連合原理研究会」 (Japan Carp 、略称・J-CARP )が発足し、全国の各大学の学サークルである「原理研究会」が加盟している。
日本の統一教会においては、「原理研究会」という別組織ができたことで学生がそちらに取られ、人材の低下や男性信者の比率が落ちたため[7]、1978年、教団内部に「学生部」が作られるようになった。
2009年9月8日、公式サイトが一新された。
アメリカ合衆国における原理研究会
アメリカでは 1971年暮れに統一教会が進出した後、1973年に原理研究会 (CARP) が設立され、若者の多くはこの原理研究会を通じて統一教会に入信した。
沿革
1964年4月[3]または1964年7月または1964年9月[5]または1966年1月[7]または1969年9月 - 統一原理を研究する団体として、日本において「全国大学連合原理研究会」 が発足。
1985年 - 創始者、文鮮明の長男、文孝進 が世界大学原理研究会 (W-CARP) の世界会長に就任。
1992年 - 文鮮明の三男、文顕進 が世界大学原理研究会の世界会長に就任。
2000年10月26日から11月9日 - 「CARPアカデミー訪韓セミナー」を開催。
2001年 - 統一教会副会長(当時)の徳野英治 がワールドカープ・ジャパン (World CARP Japan) の会長に就任。
8月上旬 - モンゴル国において、日韓蒙3ヶ国合同でPOP (Project for One Peace) と題した国際奉仕プロジェクトを開催。ワールドカープ・ジャパンから6名が参加。
9月4日から11日 - 「第7回日中青年学生友好訪中セミナー」を開催。日本、韓国、フィリピンの原理研究会メンバーと一般の参加者の計150名が参加。
2002年 - 統一教会元教育局長の松波孝幸 がワールドカープ・ジャパン会長に就任。
2006年 - 梶栗正義 がワールドカープ・ジャパン会長に就任。
2008年 - 文亨進が「世界大学原理研究会」の世界会長に就任。梶栗正建がワールドカープ・ジャパン会長就任。
統一教会との関係
実体として一体、とする主張の根拠となるもの
文鮮明自身がアメリカ上院公聴会で「世界の人々を独裁主義から解放するため、私は国際勝共連合を設立し、更に大学に原理研究会をつくった」と証言している[5]。
世界大学原理研究会の初代会長には文鮮明の長男文孝進が就任し、その後の会長も文鮮明の息子や統一教会の幹部ばかりである。
日本の全国大学連合原理研究会初代会長の太田洪量は1970年の合同結婚式に参加し、『世界日報』取締役である。
浅見定雄が入手した『信仰・理想・情熱━はばたく原研』と題する宣伝用のパンフレットには統一教会の教理解説書である『原理講論』はすべての原理研究会の会員が学ぶ基本テキストである旨が記されているという。
別組織、とする主張の根拠となるもの
いずれも当事者である統一教会・原理研の主張。
1977年4月11日 - 東京法務局が統一教会の本部で、総務部長、公報企画部長、部長に聴取した際に、統一教会側は「原理研究会は統一教会の下部組織ではなく、学生の自主的団体。百二十の大学に作られており、会員は約五千名。」、「年間三十億円ある資金はすべて信者の献金によるもの。」と説明した
『ムーニズム』という統一教会の運動を意味する題名の雑誌を発行していた中で、統一教会の教えである「統一原理」に対する統一教会に反対する牧師による反論を掲載していた。
2007年 - この時点においては「当法人とは別組織であり、それぞれ設立目的や趣旨、活動などが異なる団体です」と説明している。
公式サイトでは、原理研究会が統一原理を利用していることに対し、『「統一原理」は、宗教法人「世界基督教統一神霊協会(略称:統一教会)」 の教理解説書でもありますが、W-CARP JAPANとは、別の団体です。W-CARP JAPANは、統一原理を理念とした「人材育成団体」であり、非営利組織です。』と説明している。
大学における活動
主な活動は教義である「統一原理」の学習である。
一般的にはボランティアで街の清掃や大学案内などの活動を行っていると主張している。また学生新聞の発行を行うサークルを立ち上げている大学もある。近年では、これらに加え、SDGsを絡めた勧誘活動をしている。
医学生や看護学生に対しては「平和医学アカデミー」「医療奉仕団」 などの海外派遣も行っている。
大阪府箕面市では、旧統一教会と関連する団体が17年前から小学校で科学実験の講座を開いていたことがわかっています。市の教育委員会によりますと、団体は大阪大学の非公認サークル「阪大CARP」とみられるということですが、個人名で申請されていて旧統一教会との関係をうかがわせる情報はなかったとしています。大学としては、実体を隠したり嘘をついて勧誘したりすることは認められないという姿勢で、この問題に取り組んでいます
活動歴のあるCARP(原理研究会)
旧帝国大学
東京大学の『東京大学CARP』
京都大学の『京都カープ KYOTO CARP』
北海道大学の『北海道カープ』
東北大学の『東北大CARP』
名古屋大学の『名古屋大学CARP』
大阪大学の『阪大CARP』
九州大学の『九大カープ』
在東京私立大学
早稲田大学の『早稲田大学カープ』
慶應義塾大学の『慶應CARP』
明治大学の『明治カープ』
青山学院大学の『渋谷カープ』
中央大学の『中大カープ』
法政大学・東京理科大学などの『飯田橋CARP』
その他の国公立大学
岩手大学の『岩手CARP』
山形大学の『山形CARP』
筑波大学・茨城大学の『筑波大学CARP』
宇都宮大学の『栃木CARP』
群馬大学・高崎経済大学・群馬県立女子大学・前橋工科大学の『群馬CARP』
埼玉大学の『埼玉大学CARP』
千葉大学の『千葉CARP』
東京都立大学の『八王子CARP』
新潟大学の『新潟大学カープ』
富山大学の『富山大学CARP』
静岡大学(特に浜松キャンパス)の『静岡CARP』
金沢大学の『金沢CARP』
神戸大学の『神戸CARP』
岡山大学の『サークル岡山CARP』
広島大学の『広大CARP』
島根大学の『島根CARP』
鳥取大学の『鳥取CARP』
山口大学の『山口CARP』
佐賀大学の『佐賀CARP』
熊本大学の『熊大CARP』
その他私立大学
名城大学中京大学の『名成CARP』
近畿大学の『近大CARP(東大阪CARP)』
福岡大学の『福大CARP』
学生新聞
大阪大学の『大阪大学新聞』(横題字、通称「ヨコ新聞」。正規の新聞は縦題字の『大阪大学新聞』)
岡山大学の『岡大ジャーナル』
金沢大学の『金沢学生新聞』
岐阜大学の『岐阜学生新聞』
九州大学の『九大学生新聞』
京都大学の『京大学生新聞』
熊本大学の『熊大学生新聞』
慶應義塾大学の『慶應キャンパス新聞』
神戸大学の『神戸学生新聞』
埼玉大学の『埼玉学生新聞』
静岡大学の『静岡大学新聞』
千葉大学の『千葉大学生新聞』
中央大学の『中央キャンパス』
筑波大学の『筑波ジャーナル』
東京大学の『東大新報』
同志社大学の『同志社大学新聞』
東北大学の『東北大学生新聞』。通称「生(なま)新聞」。 東北大学が公認する正規の学生新聞は「東北大学新聞」である。
鳥取大学の『鳥大学生新聞』
名古屋大学の『名大ジャーナル』
新潟大学の『新大キャンパス』
日本大学の『日大学生新聞』
広島大学の『広島大学新聞』
北海道大学の『北大学生新聞』
明治大学の『明治学生新聞』
明治学院大学の『明治学院学生新聞』
山形大学の『山形大学生新聞』
山口大学の『山口大キャンパス』
立教大学の『立教学生新聞』
早稲田大学の『早稲田学生新聞』
指導者セミナー
1973年に文鮮明の提唱で始まり、有名大学の3、4年生、大学院生を対象に、渡航費無料、滞在費無料でアメリカに招待し、アメリカ各地を渡り歩く間に「ムーニズム」「統一思想」を吹き込んでつながりをつけ、教授や高級官僚に送り込もうというものである。
sac********さん
2012/4/14 23:02
9回答
こんばんは。カルトに詳しい方、回答お願いします。
大学1年なんですが、
原理研究会に勧誘されました…。
最初はスポーツをやったり、社会人に話を聞いたりすると聞いて、ノコノコ付いて
いきました。
でも、1人しかいないし、変だなー。と思っていたら、
説明で「統一原理」って出てきて、
統一教会だ!!ヤバイ!!((((;゜Д゜)))と気付きました。
ネットで調べたら、人格崩壊する。みたいに書かれているのですが、みんな普通の人でした。人格崩壊しても、パッと話したかんじは普通なんでしょうか?
あと、カルトの話 になったので、「カルトなんて、本当にあるんですかー?」って、聞いたら、「見たことないー」と普通に答えてくれました。
焦りそうなもんですけどね。
でも、親や知り合いにはスポーツとボランティアをやってるサークルと言って欲しいって、言われましたwww
ニコニコ笑って頷くのが、大変でした。
最後にメアドと電話番号を知られてしまった のですが、どうしましょう?
しつこいんですよね?
困っています。
変えるのも面倒なので、テキトーに断り、最後は無視も考えているのですが…、
それくらいでは振りきれませんか?
教えて下さい。
折りたたむ
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ベストアンサー
akanechance2006さん
2012/4/15 7:36
統一教会である事が分かって、本当に良かったですね。
質問者様が取られる対策で、
教会から離れられますから、大丈夫です。
振り切れます。
CARP(原理研究会)所属の学生信者さん も、
卒業時にどんな問題が起きるかを想定できていません。
接触してきた学生の多くは、
親に統一教会にいる事を話していませんから。
しかし正直なもので、
大学卒業時に、環境が変わる事を機会に、縁を切る学生は多いです。
親の反対もあれば、一生信仰を持つことに不安を感じる場合もあります。
以前は卒業後、献身制度(職に行かず、教会の公務に付く)が有りましたが、
普通に就職したり、実家に帰るなどして、消える学生信者は多くいました。
学生からエリートとして統一教会に残るパターンもありますが、
社会常識が皆無である為に、
年配信者さんや苦労を重ねた?信者さんとは上手くかみ合わず、
また、そこでしか生きられない人間にもなってしまいます。
以下、実話です。
東大生が卒業する時に、
普通に就職させた方が良い、
学歴(肩書き)も有って後々有効(勧誘に役立つ)であるとして、
献身 をさせない方針が出た事もありました。
しかし、夢中になった東大生は実家に帰って、
就職せずに統一教会に献身 する旨を伝えました。
・・・親は青天の霹靂、あっという間に学生は保護されて、離教に至りました。
教会に献身 するのが最も素晴らしいと言っていた当時、
他の大学の学生には献身 を強く勧めましたが、
東大生なんかは別の選択をさせ、
何とも、統一教会も学歴社会の色が濃くありました。
その東大生は、間違っていたので辞めます、の一言。
その変わり身の凄さが印象に残りますが、
今は立派に社会人として活躍されているようです。
学生時代はとても貴重です。
勉学はもちろんですが、
自由な時間も適度にあり、
目標に向けて有意義な生活を送ってください。
後悔しない学生生活を送られることを希望します。
ご両親を悲しませる事だけは、してはいけません。
統一教会に入ったら、
人格破壊(善悪判断麻痺、常識思考回路停止) 以上に、
確実に家庭破壊 にもつながります。
お金も愛情も注いだのに、
蓋を開けたら得体の知れないことに夢中になっている・・・。
そんな事にはならないようにしてください。
嘘をついて、親からお金を取るようになってしまいます。
現にありますから。
表の顔と裏の顔が違いすぎ、スイッチが入ると何をするかわかりません 。
最初は普通におしゃれや恋愛の話をしますが,だいぶ親しくなるとサークル感覚で会合に誘ってきます。
悩みごとは余程信頼出来る人にしか言わない方がいいですよ!
それと、個人情報を聞き出したがる人には特に注意を!
最初は広く浅く付き合い、「やたらと近づいてくる人には用心!」 くらいでちょうどいいですね。
いいお友達をつくり、楽しい充実した大学生活を送られますように!
sto********さん
2012/4/15 0:53
とある村にできた素晴らしい宗教があり、しかしその土着信仰から村では受け入れられず、悪魔崇拝だとか様々に悪い噂が流される。
宗教の受難劇にはよくある話です。
統一教会も創価学会も幸福の科学も自分が在籍している組織がカルトなどとは思って無いんです。
先の受難劇ではありませんが、村(社会)の批評はその実態を知らない部外者が「色眼鏡で見ているだけ」と思い込まされて、そう認識できないのです。
勘の良い信者なら「カルトの質問」で察知するでしょうから、しつこい勧誘も無いでしょうけど、KYならその限りではありません。
「信教の自由」は憲法で保証されてます。
個々がどの宗教を信じるのも自由と言う事です。
しかし、あくまでも個々であるのが前提でして、そこに他の信仰を侵害してよい理由は発生しません。
つまり「やらない自由」も同時進行である訳ですから、仮にあなたが特定の宗教に属して無くとも、しつこい場合は信教の自由への「侵害と受け取ります」と言えば、どこまでが侵害に値するかは温度差があるので、「私にとっては」として訴えると言えば引くでしょう。
これはどの宗教にも有効です。
sam********さん
2012/4/15 0:17
私も大学生の時に原理研究会に勧誘されました。そして卒業まで原理研究会に通いました。
卒業してから社会人になってからは統一教会に数年通っていましたけどね。
今はもうとっくにやめたので普通の人ですけど(笑)
原理研究会の人は確かに大体見た目も話し方も普通の人ばかりですよ。
敷いて言うなら普通の人よりも服装はダサかったり、世間のニュースや流行の芸能人や流行モノを知らなかったりする人が結構いますけどね苦笑
どのくらいしつこいかは人にも勧誘してくる人にもよるので何とも言えませんが、テキトーに断っても誘ってくるなら無視すれば大体はおさまります。(メール返信しない、電話は着信拒否、アパート等に尋ねてきても絶対玄関口に出ていかない・ ・・これくらい無視すれば。)
ここまですれば99パーセントはおさまります。
なぜならこれ以上しつこくやって大学の窓口にでも通報されたら原理研究会側も立場が危ういからです。
「あまりしつこいと大学当局に相談します」と一言言えばもう勧誘してこないでしょう。
ten********さん
2012/4/15 0:48(編集あり)
原理研究会は、統一教会の系列の学生組織です。
統一教会のことは、お聞きになったことがあると思います。
文鮮明氏を「再臨のキリスト」と崇め、壺や印鑑、珍味などを押し売りしたり、
歌手の桜田淳子さんが合同結婚式に参加したりしたことでも話題になりました。
とても問題の多いカルト教団 です。
キリスト教を名乗ってはいますが、根っこは韓国の土着宗教だそうです。
伝統的キリスト教からは異端とされています。
こういうところに関わると、非常に多額の献金を取られたり、またマインド・コントロールされ、自分自身の思考ができない、統一教会=原理研究会の忠実な僕(しもべ)となって働かされることとなります。
>あと、カルトの話になったので、「カルトなんて、本当にあるんですかー?」って、聞いたら、「見たことないー」と普通に答えてくれました。
>焦りそうなもんですけどね。
彼らも「カルト」なんて言われ慣れていますから、いちいちそんなことで驚いたりしません。
>変えるのも面倒なので、
その程度のことを面倒がっていたら、骨までしゃぶられますが?
>テキトーに断り、最後は無視も考えているのですが…、
>それくらいでは振りきれませんか?
無理だと思います。
あまりしつこくうるさいようなら、被害者団体に相談しましょう。
統一教会被害者家族の会
http://www12.ocn.ne.jp/~kazoku/
カルト被害を考える会
http://www.asahi-net.or.jp/~am6k-kzhr/
お近くのキリスト教会でも相談に乗ってくれます。
また、大学当局にも報告したほうがいいですね。
岸防衛相 “選挙の際 ボランティアで手伝ってもらった”
2022年7月26日 14時58分
安倍元総理大臣の実の弟の岸防衛大臣は、閣議のあとの記者会見で「旧統一教会の皆さんは、何人かは存じ上げている。おつきあいもあり、わたくしの選挙の際もお手伝いいただいた。電話作戦など、ボランティアでお手伝いいただいたケースはあると思う 」と述べました。
そのうえで「旧統一教会に手伝ってもらったというよりは、旧統一教会のメンバーに、ボランティアでお力をいただいたということだ。選挙なので、支援者を多く集めることは必要なことだと思っている 」と述べました。また、記者団が「今後の選挙でも手伝ってもらうのか」と質問したのに対し、岸大臣は「あくまでもボランティアベースなので、次の選挙でどうなるかは軽々にお答えはできない」と述べました。
末松文科相も “統一教会のパーティー券購入は常識的な範囲内” 2022年7月26日 14時58分
末松文部科学大臣は、先週2022年7月22日の記者会見で「旧統一教会や関係団体と特別な付き合いがあるという認識は全くない。選挙活動に関連する支援も受けていない。メッセージを送った事実もあろうかと思うし、パーティー券も購入した事実があると聞いているが、極めて常識的な範囲内のことで、やましいものは一切ない 」と述べました。
末松大臣の事務所によりますと、去年2021年とおととし2020年、それぞれ旧統一教会の関係者がパーティー券4万円分を購入していたということです。
結論:
国会議員(特に自民党)は国民の私的財産、権利などを守ってくれる、国民の代表なので、反社会的・カルト団体、 犯罪集団 である統一教会から、また、その関連団体から手を引くべきだと思います。
かつてのオーム真理教事件と同じ扱い「カルト認定」若しくは「解散」 で 良い。被害者の会は統一教会を訴えるべき。 国会議員は統一教会から完全離脱して中立の立場でいるべきだろう。便利な集団票に頼るな、ということだ。
反共、スシ、ライフル。統一教会とその分派はアメリカでどう広がったか?
2022年8/1(月) 6:00
当初は左派・共産主義への対抗勢力として米政界に近づいた旧統一教会。その役割が減退した1980年代以降、アメリカで教団の勢力拡大を担ったのは「スシ」と「日本人信者」だった! 『週刊プレイボーイ』で「挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが解説する。
■スシ戦略を支えた日本人の献金と労働
安倍晋三元総理の銃撃事件以降、自民党と旧統一教会の関係に注目が集まっています。
最初の契機は、旧統一教会の創設者・文鮮明(ムン・ソンミョン)が反共産主義の政治活動団体「国際勝共連合」を1968年に設立したこととされています。
実際、60年代から70年代の保守政界には、過激な革命思想や労働組合の拡大を抑え込むためならどんな勢力でも利用するという安直な考えもあったでしょう。さまざまな勢力や団体が(与野党問わず)政党に食い込もうとし、政治の側もそれを受け入れた時代でした。
一方、社会が豊かになった80年代には、人々は「思想」で人が動かない時代が到来。急進左派の活動はしぼみ、その対抗勢力と位置づけられていた(急進右派の)統一教会も政治的には"冷戦構造の残滓(ざんし)"に成り下がるかに見えました。その統一教会と自民党の間にどのような関係が続いていたのかについては、今後明らかにされていくことを期待します。
本稿で取り上げたいのは、アメリカにおける統一教会の拡大戦略です。米政界でも70年代までは保守の共和党が「反共」の統一教会を積極的に取り込んでいたのですが、その時代が終わった80年代以降はどのような方法で勢力拡大を図ったのでしょうか。
文鮮明は80年にニューヨークで演説し、「水産物で世界の食料問題を解決し、食の救世主になる」と宣言しました。大きな物語をぶち上げるのは実に"カルトっぽい"ですが、統一教会がすごいのは、実際にストラテジックに事業を回していく点にあります。
文鮮明が設立した食品商社「トゥルー・ワールド・フーズ」 は全米に生鮮魚介の流通網を構築し、同時にすしレストランを多店舗経営。流通から販売までグループで担うことで、都市部だけでなく田舎でもすしが食べられる環境を整備しました。アメリカで「スシ」が一般的な食事になった最大の理由に統一教会の存在を挙げる見方もある ほどです。
そして、このプロジェクトを支えたのが従順に寄付金を上納し、教団の手足として働く日本人信者たちである といわれています。
統一教会は日本で集めた献金(いわゆる霊感商法の売り上げも含まれるでしょう)をアメリカでのビジネスの原資 としつつ、優秀な信者たちに海を渡らせ、合同結婚式でアメリカ人とマッチングさせることで市民権を取得 させ、輸入、流通、店舗経営などの仕事に従事できる態勢を構築したのです。
文鮮明が「食の救世主」になるために寝る時間も惜しみ、薄給もしくは無給で献身的に働き続ける日本人の「勤勉の美徳」、教団の上意下達(かたつ)カルチャーを支える儒教精神、そしてカルトのマインドコントロール。
従業者の人件費や労働時間を気にする必要すらない垂直統合型の水産ビジネスが、資本主義市場で勝ちを収めるのはある意味、必然だったのかもしれません。
■日米でまったく別の顔を見せる七男
米ニューヨーク・タイムズが昨秋発表した特集記事「The Untold Story of Sushi in America」によれば現在、トゥルー・ワールド・フーズ社は全米のすしレストランの7、8割に食材を供給し、年間売り上げは500億円に及ぶそうです。
また、旧統一教会のビジネスは水産業だけでなく自動車、メディア、ワシントンポストなど多角的ビジネス展開で90年代、2000年代を通じて巨大化し、布教のエンジンとなっていきました。
一方、文鮮明が死去した2012年以降には教団に分派騒動が勃発。妻・韓鶴子(ハン・ハクチャ)が率いる本流の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)から分かれたのが、七男・文亨進(ムン・ヒョンジン /アメリカでの通称はショーン・ムーン )が設立した「サンクチュアリ教会」 です。
ショーンは銃を聖書に登場する「鉄の杖」であるとして自分を神格化し、合同結婚式にも銃の持参を呼びかけ、銃規制反対を訴えてNRA(全米ライフル協会)などの保守勢力に食い込んでいます。トランプ支持者とも結託し、昨年1月の連邦議会襲撃事件では議事堂前でショーン自ら生配信を行なっていました。
銃弾を連ねた金の王冠を頭にのせたショーンの姿は滑稽な印象さえあり、日本のネットでもイジられているようですが、彼はただの道化(ピエロ)ではありません。例えば、デジタルメディア「VICE(ヴァイス)」のインタビューでは非常に雄弁で、上院議員のような頭脳明晰(めいせき)さを見せています。
支持者へのメッセージは、Qアノン的な 陰謀論(世界を牛耳る影の政府だとか、新型コロナは生物兵器だとか)が満載ですが、思想の背景に対する基礎知識や警戒心がない人なら、ショーンのことを「ダイバーシティを体現するアジア系の優秀な若きリーダー」だと思っても無理はありません。
しかも、このショーンは銃器製造会社を経営する兄 と組み、ガンライツ(銃保持の権利)と極右思想をベースにして支持基盤をフランチャイズ化しようとしています。父・文鮮明がすしを利用したのと同様に、そこには明確な計画性、戦略的な視点があります。
さらに注目すべきは、ショーン自身のキャラクターの使い分けです。ちょうどこの6月から7月にかけて、ショーンは来日布教ツアー中でしたが、公開された動画を見る限り、彼が日本の信者に語りかける口調はまるで"説教オヤジ"。
母である韓鶴子と旧統一教会に対する恨み事ばかりの次元が低い演説で、アメリカで見せる切れ者の顔は一向に見せません。ただ、これは間違いなく意図してやっていること。おそらく、それぞれの国・地域で最も布教やマインドコントロールに適したキャラクターを演じ分けているのだと思います。
政財界や社会の特定層に食い込むことにかけては、旧統一教会 もサンクチュアリ教会 も非常に長(た)けています。「入信する人の気が知れない」とか、「無知だからだまされるんだ」といった声も聞こえてきますが、問題はそんなに単純ではないし、解決も容易ではない。そのことは強調しておいてもいいのではないかと思います。
●モーリー・ロバートソン(Morley Robertson)国際ジャーナリスト。ミュージシャン。1963年生まれ、米ニューヨーク出身。『スッキリ』(日テレ系)、『報道ランナー』(カンテレ)といったレギュラー番組などメディア出演多数。昨年はNHK大河ドラマ『青天を衝け』、TBS日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』への出演でも話題に!
モーリー・ロバートソン 旧統一教会とVIPをつなげる〝カネ〟の実態暴露「都度1000万円以上」
2022年8/27(土)
国際ジャーナリストでタレントのモーリー・ロバートソンが2022年8月27日、読売テレビ「あさパラS」に生出演。日米の政治家と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりついて解説した。